熱海旅行記2日目
2010年5月4日(火曜日)
ホテル ミクラスの売りの一つは、「海からの日の出をお部屋から眺められる」ことである。ホテルのロビーには翌朝の日の出時刻を書いたホワイトボードも置いてあった。
目覚ましをかけるまでもなく、ちょうど日の出の30分前に目が覚めたので、お姉様お二方がいるお部屋にお邪魔して窓から外を覗いた。
まだ、暗い。
そして、暗いながらもどうも空の低い位置に雲がかかっているような感じがする。
日の出時刻まで30分粘ってみたけれど、水平線近くの雲が意外と厚かったようで、「普通に白々と明けていく夜」を眺めることになった。
残念。
そして、日の出を待ちつつ気になったのは、日の出前の真っ暗な時間帯に砂浜で花火をしていた若者のグループである。
彼らは徹夜で花火をしていたのだろうか。
花火をしているグループの隣には、バック宙の練習をしている若者グループもいた。謎である。
二度寝を決め込み、7時くらいに再び起き出した。
外を眺めると、「悪くない感じの薄曇りの空」が広がっている。
早速、3人で大浴場に向かった。
内湯と露天風呂の間は全面ガラス張りで、そのガラス張りの引き戸を全開できるようになっている。勝手に全開にして外を眺める。
露天に出て、海風に吹かれると本当に気持ちいい。
ジョナサンから見えるんじゃないか、植え込みをもうちょっと密にして高くすればいいんじゃないか、でもそうすると海が見えなくなるんじゃないかなどと、勝手なことを言い合った。
8時30分頃に朝食のレストランに向かった。
朝食はハーフビュッフェになっていて、温かいお料理はサーブされ、ジュースやバターにジャム、ハム、チーズ、サラダ、フルーツ、ヨーグルトなどはビュッフェ形式になっている。豪華な朝食で嬉しい。
旅先だとどうしてこうたくさんの朝食を食べられるのだろう。
梅ジャムはあまりにも鮮やかな緑色を怪しんだものの酸味もちょうど良くて美味しいし、葱(タマネギだったかも)のジャムはジャムというよりもバターで炒めましたという感じで目先が変わって楽しい。
サイトにも「朝食のジャムは販売していません」と書かれていた。ぜひ販売していただきたい。
朝食後、チェックアウトの11時までお部屋でのんびりおしゃべりをして、ホテルを満喫した。
お部屋に用意されていたワッフル地のパジャマが販売されていて、しかも、SALE中で8000円が6500円になっていた。お姉様のお一人が「前にも別のホテルで買ったパジャマを愛用していた」とお買い求めになったのに勇気を得て(?)、私も母の日のプレゼントとして購入した。
今年は、5月4日〜5日はこの熱海、8日〜9日は箱根に旅行する予定があったので、どちらかで母の日のプレゼントを見つけようとまだ用意していなかった。
これで一安心である。
11時にチェックアウトし、宿泊プランについていたカフェチケットを利用し、ロビー横にあったカフェでお茶をする。
ホテルの宿泊客だけでなく、ビーチに遊びに来たと思われる方々も次々に現れて、割とすぐ満席になった。明るくて、なかなか雰囲気のよいカフェである。
熱海で癒される旅にも満足し、さて、お昼を食べてお土産を買って帰ることにしましょうとタクシーで駅前に戻った。
昨日、熱海駅前をうろうろしていたときに「しらすとさくらえびの2色丼」といったメニューを出しているお店があって、気になっていたので、タクシーの運転手さんに「しらすが美味しいお店」を聞いてみる。
ところが、運転手さんの答えは「しらすねぇ。熱海はしらすじゃないからねぇ。」というつれないものだった。確かに、しらすといえば沼津あるいは江ノ島である。
しかも、昨日見かけた辺りに「しらすとさくらえびの2色丼」といったメニューが見当たらない。
あっさりと方針転換し、運転手さんお勧めのこばやしというお店に行った。階段に7〜8人が並んでいる。
定食ではなく懐石にすれば3階のお座敷にすぐに入れますという案内があったけれど、朝食も遅かったし、今さっきお茶をしてきたところだし、懐石が入る余地はない。そのまま待つことにした。
元々はしらすが食べたかった筈が、注文してみたら、しらすの2色丼(生のしらすとゆでたしらすの2色だった)を頼んだのはお一方だけで、私は旬だという真鯛のお刺身定食、もうひとりのお姉様は金目鯛の煮付け定食を頼んだ。
まあ、そんなものである。
真鯛のお刺身はぷりぷりと新鮮で、とても美味しかった。
この3人は熊野古道ツアーにそれぞれ一人参加していて知り合った。お姉様お二方は、そのときの添乗員さんと今もメール等でやりとりをされているらしい。
お姉様のお一人は、食べ終わった金目鯛の煮付けのお皿の写真を携帯で激写して、メールに添付して「これなーんだ」と送っていた。
「きっと、今頃は添乗でどっか外国にいるだろうから、このメールを見るのはきっと週明けだね。」とおっしゃっていた。
あとはお土産を買うだけである。
昨日目を付けていた干物屋さんに行って金目鯛の開きとしらうおを買う。しらうおは串に5匹を刺して干してあって、酒の肴っぽい感じだ。
私は帆立の緑茶煮を家と妹用に二つ買い、駅構内の売店でうめしょこらを購入した。
14時35分熱海始発の普通電車で帰途についた。
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