箱根旅行記(2010)2日目
2010年5月8日(土曜日)から1泊2日で、職場のお姉様方と箱根に行って来た。
「オヤジじゃない箱根」がそのテーマ(?)である。
熱海1泊2日に引き続き、もの凄くのんびりゆったりした旅行になった。
2010年5月9日(日曜日)
7時くらいに起き出して、朝風呂に出かけた。
昨日は真っ暗でよく判らなかったけれど、露天風呂から芦ノ湖が少しだけ見える。やはり、露天風呂は明るいときに周りの景色を眺めながら入るのが楽しい。
「熱海のお湯と比べてどう?」と聞かれる。残念ながら、私にはお湯の違いが判るような鼻や肌の感覚はない。
朝食は、なだ万での和食とレストラン ル・トリアノンでの洋食とから選ぶことができる。
「なだ万の朝食も気になるよね〜。」と言いつつ、「でも、両方のレストランに行ってみたいよね。」と9時前にレストラン ル・トリアノンに向かった。
レストランでは窓際の席に案内してもらい、ふと外を見ると、芦ノ湖の向こうに富士山が見えていた。
給仕の方に「ちょっと見てきていいですか?」と声をかけ、芦の湖畔に出た。レストランからすぐ外に出ることができる。
富士山を見ることができて満足である。
朝食はハーフビュッフェだった。
温かいものはサーブされ、サラダやヨーグルト、パンやシリアルなどはビュッフェ形式でご自由にどうぞ、という形である。
旅先で、しかも洋食の朝食を食べると、何故か突然に健啖家になるのはどうしてなんだろう。
これだけの朝食をぺろりといただいた。
ホテルのチェックアウトは11時である。
お腹いっぱいの朝食をいただいたし、チェックアウトぎりぎりまでお部屋でのんびりし、そのまま駒ヶ岳ロープウエイに向かった。
歩いて行けて便利である。
荷物をコインロッカーに預け、ホテルに置いてあった割引券を使って往復1050円のところを950円でチケットを購入する。
山頂駅に着いて、箱根元宮神社まで歩き、お参りした。
箱根元宮神社は修復工事中だ。
この時期のお昼近い時間だと富士山を見ることは難しいかなと思っていたら、駒ヶ岳山頂まで行くと、雲の間から富士山頂だけがちょこっとのぞいているのが見えた。
薄い雲から雪を被った富士山頂がのぞいている姿は、富士山が空に浮かんでいるようで、ちょっといい感じだ。
ロープウエイに乗る前に、お約束で富士山のポスターというか立て看板の前で写真撮影をしていた。
帰りには写真ができていて、それを購入することができる。
この商売って儲かるのかしらと常々思っていたところ、私たちの場合、4人中二人が購入したので、やっぱり商売として成立しているからこそ続いているんだと納得した。
私は自分が写真を撮るのは好きだけれど写るのはあまり好きではないので、ほとんど購入したことがない。
ロープウエイを降りて来て、4人で割ればバス代とそんなに大きく違うことはあるまいとタクシーでポーラ美術館に向かった。
タクシーの運転手さんによると、やはり今年のつつじは遅いらしい。
山の上ホテルでもほとんど咲いていなかったし、仙石原まで降りて来てやっと満開という感じだ。
旅行に出る前日くらいに、「ところで、箱根で何をするんだっけ?」と聞いたら、「ポーラ美術館に行くんだよ。」という答えだった。
この箱根旅行の最大の目的地に着いたときには、13時近くになっていた。
私は、ポーラ美術館に来るのは初めてだ。
仙石原に来たこと自体が初めてのような気がする。
「ポーラ美術館の日本画 杉山寧 不朽の名作<水>を中心に」という企画展が開催されていた。
多分、ホテルにあった割引券を使って1700円で入館できたと思う。
日本画と言われてもまるでピンと来ず、横山大観は美術か日本史の教科書で名前は見たことがあるな、杉山寧は知らないわ、東山魁夷ってずっと「ひがしやまかい」って名前だと思っていたのよね、平山郁夫のシルクロードの絵は好き、という感じなのは私くらいだったようだ。
絵の感想を語ろうとすると、「この絵が欲しいわ。」「この絵は(うちに飾るには)大きすぎるなぁ。」などという下世話なことになってしまう。
せっかく、名画を鑑賞しているのに、絵に造詣の深いお姉様方にも、そして絵にも、その作者にも、申し訳ない限りだ。
ポーラ美術館はそんな私でも楽しめる、センスのいい美術館だった。
私ですら「ここには一流の、ある一定の趣味に基づいて集められたコレクションがある」ということが判る。
企画展も楽しかったし、ポーラ美術館だけあってお化粧道具やガラス工芸の常設展もあり、そちらも楽しかった。ぜひお化粧道具やガラス工芸中心の企画展を開催して欲しいと思う。
一通り巡ると、14時30分を過ぎていた。
流石にお腹もぺこぺこで、美術館に併設されていたレストランでランチをいただく。
白い内装で統一された、窓の外には緑が広がる、なかなか雰囲気のいいレストランである。
私は、シーフードカレー(1470円)を頼んだ。辛口で辛すぎない、ヒットな感じのカレーだった。
ここへ来るときに乗ったタクシーの運転手さんに、帰りは道が混むかも知れないので、ここから強羅の駅にバスで出て、そこから箱根登山電車に乗った方がいいとアドバイスをいただいていた。
ポーラ美術館を出たときにはすでに15時30分を回っていて、あとは帰るだけである。
箱根観光施設めぐりバスにsuicaで乗れることに驚きつつ、強羅駅に向かった。
箱根登山電車で到着した箱根湯本駅は、2008年に来たときは工事中だったけれど、その工事も終わり、立派な駅舎に生まれ変わっていた。
お土産物屋も割と何でも揃っている感じである。ここで慌てて職場で配るお土産を購入する。
17時4分発のロマンスカーのチケットを押さえ、最後にお土産をがーっと衝動買いし、帰路についた。
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