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2011.05.03

ヨルダン・エジプト旅行記9・10日目

2010年9月26日(日曜日)

カイロの朝焼け 旅行9日目は本当に帰るだけだ。10時出発で朝寝坊もできたけれど、旅行中の習慣で6時過ぎには目が覚めた。
 テラスに出ると、ナイル川の向こう側の空がオレンジ色に変わりつつあった。きれいな朝焼けである。
 そして、しばらくぼーっと眺めていると、ついに日の出を迎えた。
 本当に申し訳ないくらいに無駄にナイルビューのお部屋である。
 おかげでいい夜景を眺め、いい朝を迎えることができた。

 シェラトンホテルの朝食ラウンジはこの日も混雑していて、一人でテーブルを使っていたためか、おかわりを取りに席を立って戻ると、すっかり片付けられてしまっていた。ちょっと悲しい。
 そのまま取ってきたデニッシュをお皿ごと部屋に持ち帰り、部屋で朝食の続きをいただいた。
 ツアーの方には、朝の時間を利用してスーパーマーケットにお買い物に行った方もいらしたようだ。私は交差点の交通量の多さと信号がないという事実に恐れをなして、お部屋で出発までのんびり過ごした。

 これまで散々酷使してきたウォーキングシューズは、とうとう穴が開いてしまっていた。荷造りをしながら最後まで逡巡し、ここまで履きつぶせば悔いはないと自分に言い聞かせ捨てて行くことにした。
 正直に言うと、荷物のあまりの多さに「もう捨てちゃって軽くしよう」と思ったということもある。
 靴を捨ててしまうと、私が持っている履き物はバレエシューズかビーチサンダルだけだ。飛行機に乗って帰るのにどちらが相応しいか、こちらも散々迷った挙げ句、ビーチサンダルで帰ることにした。

 11時過ぎに空港に到着した。
 あとは帰るだけというのが淋しい。
 ツアー客の特権でチェックインと出国審査が同時に行われ、いわゆる出国審査のブースは素通りである。
 出国審査を抜けてしまうとあとはボーディングタイムまでフリーで、お土産物屋などを冷やかす。前回の「空港でお土産を買うのは無謀」というイメージから、今回は「空港でお土産を買うことも可能」というイメージに修正された。

 流石に空港のお値段で、私がハン・ハリーリ市場で1枚50ポンドで購入したクッションカバーと同じものが、空港では18ドルで売られていた。かなり差が激しい。
 最後に余っていた10エジプトポンドでミントグリーンティーのティーバッグを購入した。
 時間を持て余し、14時過ぎに出発する便ではお腹が空くだろうと持って来たデニッシュをお昼ごはん代わりに食べたり、日記をつけたり、椅子に座ってぼーっとしたりしていた。

 空港のどこかのテレビで世界の天気予報が流れていて、東京の天気予報は雨、最高気温は19度と出ていた。
 いきなり凄い温度差だ、そして雨が降っているということは湿度も相当に高いんだろうな、などと思ってツアーの方にお伝えしたところ、「部下からメールが入りました。私の地元はさらに寒いそうです。」とおっしゃる方がいらした。旅行中もメールで仕事の指示を出したり、ずっと連絡を取り合っていらしたらしい。
 やっぱり私は携帯電話は持たないことにしよう、と改めて決心する。

エティハド航空 13時20分に搭乗が開始され、エティハド航空0654便は、私が寝ているうちに(恐らく定刻通り)離陸した。
 15時30分くらいに機内食が出された。お腹が空いていたこともあり、なかなか美味しい。
 私たちの乗った飛行機は、ほぼ定刻のアブダビ時間18時40分に到着した。

 間違いなく飛行機は定刻に着陸したにも関わらず、その後が大変だった。
 着陸後、飛行機はその場に停止してしまい、遙か向こうに見えるターミナルビルに向かおうとしない。
 英語のアナウンスをかなり適当に聞き取ったところでは、着陸の衝撃で**の調子がおかしくなってしまったためメカニックを呼んでいて、メカニックが来るまでに15分かかるらしい。
 もちろん、15分が経過しても、メカニックが到着したり、作業が行われたり、飛行機が動き出したりする気配はかけらもなかった。

 19時30分を回った頃、ようやく、空港の「はたらくくるま」に引っ張られ、我々の乗った飛行機はターミナルビルに向かって移動を開始した。
 外を眺めていると、移動速度は自転車並みのゆっくりさだったような気がする。
 離陸する飛行機を通すために時々停止し、そのたびに、機長から「このJourneyはまだまだ続くので、シートベルトを締めて座席に座っていてください。」とアナウンスが入る。Journeyって何だよとウンザリする。

 飛行機がターミナルビルに辿り着き、ドアが開けられたのは20時20分だった。成田行きのEY0878便の離陸まで2時間強しかない。
 行きに乗り継いだターミナルビルにはお店がほとんどなかったけれど、帰りに乗り継いだターミナルビルは免税店もお菓子などを売っているお店もたくさんあって、再び「お買い物60分一本勝負」に突入した。
 「ここでラクダのミルク入りチョコレートを買えるなら、ハン・ハリーリ市場で必死になって買うことはなかったな」などと思いつつ、あちこちを冷やかしていたら、あっという間に搭乗時刻となった。

 アブダビ空港を、予定の22時45分より少し遅れて離陸したエティハド航空は順調に飛行し、翌9月27日の13時25分、無事に成田空港に到着した。

 行きにキャリーケースをごろごろ転がしながら空港にやってくるのが意外に大変だったので、明日職場に持って行くお土産などを手荷物に移し、重いものは全てキャリーケースに詰め込んで空港宅配を依頼し、身軽になって成田空港を後にした。

<この日の服装>
 半袖Tシャツ、タオル地パーカ、ジーンズのスカート

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