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2012.07.16

オーロラ(イエローナイフ)旅行記6・7日目

2012年3月25日(日曜日)

ノースバンクーバーの夜明け 4時過ぎに起き出し、何だか小腹が空いたような気がして、soy joyの最後の1本とコーヒーを淹れて飲んだ。これだけ睡眠時間がめちゃくちゃだと、社会復帰できるかかなり不安である。
 この日は、完全に体内時計が狂っていたようで、ほとんど眠れていない。
 本を読んだり、旅行記を書いたり、寝ようとしてみたり、外を見て日の出を確認したり、連続して眠ったのは2時間もなかったと思う。

 7時過ぎに完全に起き出して、荷造りを始めた。
 来るときには余裕だったし、そんなにたくさんの買い物をしたつもりもないのに、どうしてこんなにフタが閉まらなくなるのか。そして、重くなるのか。謎である。
 7時30分にモーニングコールが来た。イエローナイフでは添乗員さん直々だったけれど、バンクーバーではホテルの録音アナウンスである。

朝食42階から

 朝食は8時に揃って食べてくださいという案内があったので、8時少し前に42階に出向くと、ほとんどの方がすでに食べ始めていた。
 42階のそのレストランは私たちのツアーだけの貸切で、一画だけが開かれていた。
 久しぶりの朝食が嬉しい。イエローナイフでは毎日ブランチだったので、このツアー中、朝食っぽいごはんは初めてである。
 お天気も良く、42階からの眺めはとても綺麗で、1周して眺めを満喫した。

 バゲージダウンが10時、集合11時である。
 添乗員さんからお散歩をお勧めされたこともあって、とっとと荷物を整理してドア外に出し、9時過ぎにお散歩に出発した。目的地はスタンレーパークである。

スタンレーパーク入り口 日曜日の朝ということからジョギングする人が多いのは何となく判る。それにしては、同じユニホームを着ている人が多い。マラソン大会なのか、ジョギング大会なのか、そういったものが開かれる感じだ。みんな、同じ方向を目指して歩いたり走ったりしている。
 気になって追いかけてみようかとも思ったし、ゴールデンゲートブリッジが見えるところまでぐるっと回り込んで歩こうかと思ったけれど、集合時間に遅れてはいけない。
 海沿いにホテルの方に戻った。

ノースバンクーバーを望むノースバンクーバーを望む

 途中、同じツアーの方とすれ違ったり、イエローナイフとバンクーバーでは時差があることを思い出してカメラの時計を慌てて直したりしつつ、のんびり歩く。
 スタンレーパークにはヨットハーバーがあるし、カナダプレイスに近づくと今度は水上飛行機がたくさん浮かんでいる。海が青くて遠くに見える山々は雪を被っていて、青空が広がっている。
 本当にいいところだなー、とぼんやり歩く。
 カナダプレイスまで歩いてしまい、そこからロブソン通りまで上がって、11時少し前にホテルに戻った。週末だからか、11時前では開いているお店はちらほらしかなく、最後のショッピングが出来なかったのが少し心残りである。

 ホテルの部屋に機内持ち込み用のバッグを置き去りにしていたので取りに行き、ホテルのロビーに中学生なのかスポーツで来ていたのだろう少年少女の団体がいるのを見て「あの子たちより早く空港に行きたいので。」と添乗員さんが焦る中、空港に向けて出発した。
 そのドタバタでホテルの部屋のカードキーをうっかり持ち帰ってしまったのは私である。申し訳ない。
 出発は私たちの方が早かったけれど、どこかで抜かれたらしい。空港に到着したら、少年少女たちがバスから荷物を降ろしているところだった。

 ところが、一発逆転というのはあるものである。
 行きの飛行機の遅れの原因がストライキ(による機材回しの失敗)だと知った添乗員さんは、その後、しつこくしつこく「今度遅れたら承知しないから!」というファックスをエアカナダに入れていたそうだ。「ここで私たちが予約している飛行機を飛ばさないようなことがあったら違約金がいくらかかるか判っているんでしょうね!」 というレターだったらしい。

 それがかなりの効果を発揮したようで、空港ビルに入ってもの凄い早さでチェックインカウンターを目指していたところに、空港職員の人が寄ってきて「おまえたちはJTBのツアーか?」と尋ねられた。
 違うんだけど、でも多分あなたが探しているのは私達、と思ったものの、それを説明する語学力は私にはない。「先頭の彼女に言って!」と添乗員さんを示して先に走ってもらった。
 やはり彼らに探されていたのは私たちで、そのまま裏口のようなところに連れて行かれた。機内預け荷物をX線検査に通し、チェックインもその場で終了、搭乗券まで渡されて、あっという間に手続きが完了した。

 出国審査らしい出国審査はなく、セキュリティ検査を抜ければOKである。
 ところがこのセキュリティ検査で何が引っかかったのか、私は脇に呼ばれて透明の円筒形(直径は1m以上あったと思う)に入り、手を上げてぐるっと回るように言われた。これが噂のボディスキャナーか? とかなりイヤな感じがしたけれど、やけに事務的にこなす空港職員の前に私はあっさりと言われたとおりにする。
 担当官はパソコンの画面のようなものを見ていたけれど、私にはその映像は見えず、噂のボディスキャナーがどこまで「見えて」しまうのか、確認できなかった。

機内食 免税店で家と妹一家へのお土産にスモークサーモンを購入し、余ったカナダドルでナッツとお水を買って、13時5分発のエアカナダで帰路についた。
 どう考えても昼間に搭乗したこの復路ではヒマだったに違いないのに、何故だか旅行記を書いていない。メモも書いていないので、何をしていたのか既に記憶の彼方である。あまり寝ていなかったので、最初の機内食でワインをいただいて爆睡していたのかも知れない。わざわざツアーの方に通路側の席に交換していただいたのに、甲斐のないことである。

 翌2012年3月26日15時過ぎに成田空港に着陸し、無事に家に帰り着いた。

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