スパリゾートハワイアンズ旅行記1日目
2013年3月23日(土曜日)
今日から1泊2日で、お姉様方お二人とスパリゾートハワイアンズで大人の春休みである。
朝、起きて外に出てみたら意外と寒くなかったので、ダウンジャケットで出かける予定をGジャンに変更した。
お姉様方お二人とは、東京駅八重洲南口から徒歩5分くらいのところにある鍛冶橋駐車場に9時50分に待ち合わせしている。
スパリゾートハワイアンズでは、宿泊客のために都内近辺各地から無料の送迎バスを出している。とても便利だ。
東京駅に到着したのは9時30分くらいで余裕だと思っていたら、駅構内のお手洗いが大混雑している。仕方なく、改札を抜けた地下街でお手洗いを探し、結構いい時間になってしまった。
久しぶりに行った東京駅周辺は随分と変わっている。
鍛冶橋駐車場に着くと、バスが都合4台もいて驚いた。しかも満席である。
定刻10時に出発となり、首都高に乗る。首都高から見える隅田川沿いの桜は見事に満開で、その桜の下にいる人混みも凄い。
常磐道を北上するにつれ、桜の木にどんどんつぼみが増えていき、休憩を取った友部SAの桜は、ちらほらとしか咲いていなかった。
バスはその後も順調に走り、12時30分過ぎに常磐自動車道いわき湯本インターチェンジを降りた。スパリゾートハワイアンズはインターチェンジのすぐ目の前だ。予定通りの到着である。
この到着直前まで、スパリゾートハワイアンズは海沿いにあると思っていた。だって、「ハワイ」である。よく考えたら「元・炭鉱」でもあるけれど、そこはすっぽりと忘れてしまっていた。
到着後、まず宿泊するホテル・ハワイアンズでチェックインする。お部屋に入れるのは14時からで、宿泊カードを書き、食事等の説明を受けて手続き完了である。
その後、フロント近くにあるクロークに大きな荷物を預け、お昼ごはんにしようとウォーターパークに向かった。
常に28度に設定されているというウォーターパーク内は思ったよりも暑くない。
13時前というランチタイム、かつ、昨日から宿泊している人と今日から宿泊する人と両方が滞在する時間帯であるため、レストランや屋台の行列は長い。
プールサイドが靴及びビーサン禁止である一方、屋台が並んでいるスペースは土足の人と裸足の人が入り混じっていて、ちょっと気になった。
折角だからハワイっぽいものを食べようと相談がまとまり、ロコモコのお店に並んだ。ダブルサイズのロコモコ、フライドチキンとポテト、パイナップルジュースを3人でシェアする(1人1000円くらい)。
お昼をさくっと食べて、ウォーターパーク内のステージで13時30分から行われるフラのショーを見ようと計画していたけれど、どうも無理そうだ。
ステージに向いた席はもちろんのこと、その周辺の席はほぼ満席である。フラのショーは諦め、ステージから外れた休憩所でのんびりお昼ごはんをいただいた。
このロコモコは結構美味しい。パイナップルジュースもこの容器は容器として、紙パックから注いでいるところが見えたらしいけれども、何故か美味しく感じる。
お昼を食べ終わり、そろそろチェックインしようとホテルハワイアンズに戻る途中、フラ・ショーが見えたので、立ち止まって終わりまで見物した。
初めて見た。これがなかなか楽しい。しかも、ダンサーのお姉さん方は美人ぞろいだ。
そう言ったら、お姉さま方に「お姉さんって、あなたよりもずっと年下よ。」「美人に見えるのははつけまつげの効果だよ。」と口々に諭された。前者はそのとおり、後者はそんなに違うものかと思う。
お部屋は南2号館7階の和洋室だ。
和洋室になったのは嬉しいけれど、これが、かなり遠い。エレベーターで5階に上がり、南1号館を通り抜け、さらにエレベーターで7階に上がった一番奥である。
ベッドが2台置かれ、椅子2客とテーブルがあり、四畳半ほどの畳スペースがある。
まずは作戦会議だ。お茶を入れ、お茶菓子をいただく。
先ほど物凄い混雑振りを目撃していたプールは避け、水着着用のスパ施設スプリングパークとスパガーデンパレオに行ってみようということになった。スパガーデンパレオは屋外施設なので、夕方になる前の方がいいだろうと意見が一致する。
水着に着替え、部屋に備え付けの(私はロビーで大きいサイズのものをもらった)ムームーを着て、これまた備え付けの上着を羽織る。
最後はお風呂に入ろうと、着替えも持つ。お部屋のタオルを持ち、お部屋備え付けのスリッパ(というかサンダル)を履いて出発である。
宿泊する場合、チェックインしてしまえば、必要なものは(水着以外)ほとんどお部屋に揃っている。
ホテルハワイアンズのチェックインは14時で、その前にプールや温泉を利用したいという希望がないなら、今回私たちが持参したタオルやビーチサンダルは必要ない。
ウィルポートやモノリスタワーは無料送迎バスの到着時間とチェックイン時間が近接しているので、そちらに宿泊すればさらに問題はなくなる。
ムームーは宿泊施設によって柄が違う。
私の好みでいうと、ムームーの色柄はホテルハワイアンズの強烈なオレンジがそれらしくて一番いいと思う。その代わり、上着(どのホテルもクリーム色というか黄色である)のデザインがハッピみたいでどうもカッコよくない。
ホテルハワイアンズのロビーに戻り、そこからウォーターパークを通り抜け、スプリングパークに向かった。
スプリングパークに着いて、3人揃ってうーんと唸ってしまった。混雑しているし、何というか「ぜひ利用しよう!」という気持ちが今ひとつ湧いてこない。
そのままさらにスパガーデンパレオに行くと、流石に外は寒い。何しろ3月下旬の福島県である。
一際混雑している一角は、どうやら「温度高め」のジャグジーのようだ。
「どうしようか?」と顔を見合わせ、「別にいいかな?」と言い合い、結局、水着に着替えたものの、水着を濡らすことはないまま、「江戸情話与市」という露天風呂に向かった。
この露天風呂は世界最大で、ギネスブックにも載っている。
しかし、何というか「世界最大」という感じがしない。これくらいの大きさの露天風呂は結構あるんじゃなかろうか。ちょっと謎である。
「江戸時代の雰囲気を味わってください」ということで、洗い場はなく、掛け湯をしてお風呂に入る。
江戸情話与市にあるロッカーは無料で、そのためか「ロッカーの鍵を外に持ち出さないでください」という注意書きが張り出されていた。
また、「必ずタオルを持って入ってください」と注意がある。湯上りに体を拭いてからロッカーのある辺りに戻ってもらいたいという趣旨のようだ。
世界一かどうかはともかく、露天風呂は広くて、お湯もよく、そしてウォーターパークやスプリングパークほど混雑していなくて、かなり気持ちいい。
春休み期間だから家族連れが多く、その家族連れは、みんな一緒に楽しめて子供の満足度の高い水着ゾーンに集中したのだろう。露天風呂には、子供はほとんどいなかったと思う。
ここで私が一番気に入ったのは蒸し風呂である。
私は長湯好きだけれどサウナは苦手でほとんど利用することはない。けれど、この蒸し風呂は呼吸も楽だし、人の出入りが割とあるので温度もそれほど高くないし、季節ごとに体によい植物を蒸している。いい感じである。
春はよもぎ蒸しで、蒸気の吹き出し口の上にざるが置かれ、ざるの中にかなり蒸されて茶色くなったよもぎが盛られていた。
いかにも効きそうである。
露天風呂とよもぎの蒸し風呂を堪能して、上がったのは17時くらいだった。
お部屋に戻りがてら、あちこちにあるお土産物屋さんを冷やかす。露天風呂の前には和風小物が並んでいたり、お土産物屋さんはあちこちにあるので、見て歩くのも楽しい。
お酒のコーナーもあれば、お酒のつまみにしたいような乾き物のコーナーもあるところが商売上手である。東北一円のお土産を集めた一角もある。
もちろん、ハワイ直送(?)のお土産を集めたコーナーもあって、とにかく手広い。気がついたら1時間以上もうろうろしていた。
18時過ぎに部屋に一旦戻り、夜になって少し冷えてきたのでそれぞれスパッツを履いたり、ボディウォーマー(つまりは腹巻である)を装着したり、靴下を履いたり防寒対策をして、ぱっと見たところ季節感があるのかないのか判らない格好で夕食に出かけた。
夕食はビュッフェレストランで、18時30分からと時間指定されている。夜のフラ・ショーに間に合うスケジュールになっているのだろう。
この時期は「あわびとイチゴのフェア」が開催され、レストランに入ると一人一枚のあわびステーキ交換用のチケットが手渡された。
部屋番号を伝え、席に案内してもらう。
まずは、私はアロハな感じ(笑)のカクテルを、お姉さま方二人は健康に良さそうなトロピカルジュースを頼み、「最初にあわびだよね。」とシェフがその場で焼いてくれるコーナーに向かった。
ビュッフェはなかなか充実していて、それぞれに食べたいものを捕獲して、乾杯した。
あわびは、柔らかくてなかなか美味しかった。これは空腹だけが為せるワザではないと思う。
その他、天ぷらも揚げたてが食べられるし、デザートもかなり充実していて、お腹が一杯になるまで何往復もした。まるで子供である。
昼間の反省を活かし、20時30分から始まるフラ・ショーを目がけ、20時には席を確保すべくウォーターパークに向かった。
少なくとも無料送迎バスの人の分、昼間よりは観客が少ないはずなのに、30分前でも結構な席の埋まり方である。
以前に来たことがあるというお姉さまによると、このステージはかなり小さくなっているし、客席もだいぶ狭くなった印象だという。東日本大震災の後、規模縮小して再スタートしたのかも知れない。そう思って見ると、2階を支える柱が増やされているようにも見える。
やっぱり目玉は目玉で、このフラ・ショーはとても楽しかった。
迫力である。
昼間の明るい光の下でのフラも良かったけれど、夜にスポットライトを浴びてのショーも素敵だ。
映画「フラガール」で見覚えのある衣装や踊りもあるし、被災地支援の歌と踊りもあり、男性のダンサーによる火を用いた踊りもあって、そちらも迫力満点だ。
1時間以上のステージを食いつかんばかりにして楽しんだ。
大満足である。
お部屋に戻って、何故かテレビを見てしまい、23時過ぎになってから、本館にあるお風呂に行った。南2号館にもお風呂はあるけれど、先ほど覗いたところ、小さかったし、外も見えなかったので遠出する。
子供たちはもう眠い時間だろうし空いているだろうと思ったら、これがとんでもない。意外と混んでいて驚いた。もちろん、ここのお湯も温泉である。
露天風呂がない代わりに大きなガラス窓があって、開放感がある。
日付も変わった頃、自販機でチューハイを買い、持ち込んだお菓子を少しだけ開けて宴会だ。
そういえばクチコミで「隣の部屋の話し声が筒抜け」等々と書いてあって不安だったけれど、ドアの開け閉めの音や廊下での話し声はそこそこ聞こえたけれど、お隣の部屋の音はほとんど気にならない。
NHKの爆笑オンエアバトルという番組のスペシャルバージョンが放送されていて、3人してそれを見る。
トーナメント方式で、年間だか半期だかのチャンピオンを決めるという回だ。今ひとつ納得のゆかない結果で(3人がイチ押しだったコンビが優勝しなかった)、二人してテレビに文句を言いまくる。文句を言っていたのが二人だったのは、もうお一方はすでに就寝の体制に入っていたからだ。
そんなこんなで、テレビと電気を消したときには1時を回っていた。
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