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2013.05.26

旅行社から問い合わせへの回答が届く(ハイダ・グアイ)

 説明会は私しか参加希望者がいなかったので開催しませんという連絡があったことを受けて、昨日(2013年5月22日)、旅行社の担当者さんに問い合わせメールを出した。

 すると、今日、添乗員さんから回答が届いた。
 基本的には、2週間前に送る旅のしおりを読んでね、というスタンスのようだ。アウトドアに日頃縁のない私としては、2週間前の連絡でそれから必要なものを買い集めるのは結構ホネだと思っているのだけれど、どうなんだろう。
 以下、質問とその答えである。

1 バンクーバー到着時(サンドスピットに行くまでの間)に両替が可能か。

 飛行機の遅れた場合を想定し、日本出発前にカナダドルに両替した方がよい。
 サンドスピットでは両替不可。
 再両替も可能なので、日本で1万円程度を両替してはどうか。

2 サンドスピット到着後の買出しの内容は?
  サンドスピットのスーパーでカードの使用は可能か。

 ボートツアー中は一切お店などがないので、ビールなどのアルコールを飲む場合に購入する程度。
 水は1人1日500ml1本程度を用意する。

 カードの使用可否は未確認だが、恐らく大丈夫。

3 ボートの座席下に収める荷物の防水対策として、大きなビニル袋に荷物を全て入れて、そのビニル袋ごと布製のバッグに入れるような形で問題ないか。

 問題ない。
 大きさ制限(40cm×40cm)に注意。
 詳細は旅のしおりに記載する。

4 ボートツアー中に使うもの(カメラ・双眼鏡等)を手元に置けるか。防水バッグ等の用意が必要か。

 手元に置く荷物は、小さくかつ防水バッグであることが望ましい。

5 ボートツアー中は青空トイレか。

 簡易トイレがあるところが中心だが、一部青空トイレとなる場合もある。

6 ボートツアー中、水筒が必要か。

 ペットボトルでも代用できるが、気温が15度前後のため、温かい飲み物が飲める水筒は便利。
 お湯はロッジなどでもらえる。
 ただし、ボート航行中はかなり強い風を受ける為、写真を撮ったり水を飲んだりすることは難しい。

7 歩行距離はどれくらいか。

 サンドスピットでのハイキング以外、長く歩くことはない。

8 帽子の用途は?

 防寒が基本。雨が降った場合は、レインコートのフードなどで対応。

9 キャビンやゲストハウスで洗濯は可能か。
  デジカメ等の充電は可能か。

 ボートツアー中の洗濯は難しい。
 デジカメなどの充電は可能。

 なお、ボートツアー中は、シャワーもあまりしっかりと浴びることはできない。

10 工事中の案内があったホットスプリング島の温泉の状況は?

 引き続き工事中だが、念のため水着は持参した方が良い。

11 サンドスピットのハイキングに必要なものは?

 簡単なハイキングなので、水筒やカメラなどをいれるデイバッグなどがあればよい。

12 虫除け対策は必要か。

 必要。
 日本の虫除けは余り効き目がないので、長袖などでもしっかりと対策をしたほうが良い。

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中米旅行の写真をアップする

 PHOTO ALBUMに2012年12月15日から24日まで、メキシコ・ホンジュラス・グアテマラ3ヶ国のマヤ遺跡を訪れたときの写真をアップした。
 厳選したつもりの36枚だけれど、もしかすると後になって差し替えをするかも知れない。

 コメントも入れようと思っていたのだけれど、あまりにも記憶が薄れていてあちこち調べないと特定できない写真もあり、それなら旅行記を書きながら整理した方が早そうだと見切って、タイトルに遺跡名を入れるだけの半端な状態で公開してしまった。

 アップした写真はこちら。
 どうぞ、見てやってください。

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2013.05.16

ツアー料金を支払う(ハイダ・グアイ)

 今日(2013年5月16日)、何の気なしに旅行社から1ヶ月以上前に届いていた日程表等を開いて真っ青になった。
 てっきり請求書はまだ届いておらず、送られて来たら旅行代金を振り込めばいいのだと思い込んでいたところ、実際は既に請求書は送られてきており、しかも、支払期限が5月10日と6日も前だったのだ。

 すでに申込金は振り込んであるし、その後「申込みを取り消しました」といった通知は来ていないので大丈夫だとは思うけれど、それにしても恐ろしすぎる。
 督促くらいしてくれればいいのにと勝手な怒りを覚えてしまった。

 慌てて旅行代金の残金の一部の振込手続きをした。
 この期に及んで「一部」なのは、私が自分で口座に設定した1回の振込限度額を超えていたからである。結局、料金払い込み完了は週明けになってしまう。本当に申し訳ない。
 お詫びと共にこの旨を担当者の方にメールで入れておいた。

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2013.05.12

プロフィール写真を変える(中米3ヶ国)

 2012年12月15日から24日まで、メキシコ、ホンジュラス、グアテマラのマヤ遺跡を訪ねる旅に行って来た。

 もう半年近くたとうとしているけれど、やっと、プロフィール写真を変えた。
 この写真は、マヤ長期暦が新しく始まる日に訪れたティカル遺跡である。
 すでに何号神殿だったかすら識別できないのだけれど、ジャングルから頭だけピョコンと飛び出しているピラミッドがティカルっぽいと思う。

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2013.05.04

470000アクセス達成!

 昨日(2013年5月3日)、どなたかが470000アクセス目を踏んでくださっていた。

 これまでの経過は以下のとおりである。

 スタート 2004年9月1日
 10000アクセス 2005年7月17日
 50000アクセス 2006年11月22日
100000アクセス 2008年6月15日
150000アクセス 2009年2月21日
200000アクセス 2009年11月30日
250000アクセス 2010年9月16日
300000アクセス 2011年5月26日
350000アクセス 2012年2月8日
400000アクセス 2012年9月3日

410000アクセス 2012年10月7日
420000アクセス 2012年11月13日
430000アクセス 2012年12月21日
440000アクセス 2013年1月20日
450000アクセス 2013年2月19日

460000アクセス 2013年3月27日
470000アクセス 2013年5月3日

 こうして続けていられるのは、遊びに来て、読んでくださる方のおかげです。
 ありがとうございます。
 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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2013.05.03

吉野山旅行記の入口を作る

奥千本 ここは、母と出かけた吉野山旅行記の入口である。
 この1泊2日の旅行にかかった費用は、一人分約58200円だった。ここには、交通費、宿泊費、食事代、拝観料が含まれているが、お土産代や御朱印は含まれていない。

 以下の日程をクリックすると、その日の旅行記に飛べるようになっている。

1日目 2013年4月14日(日曜日)

2日目その1 2013年4月15日(月曜日)

2日目その2 2013年4月15日(月曜日)

 

持ち物リスト(吉野山編)

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吉野山旅行記2日目その2

2013年4月15日(月曜日)


 余裕があるつもりが、竹林院前に戻った時点で10時半だった。あと1時間しかない。
 お昼ごはんは柿の葉寿司を買ってバスの中で食べることにし、この1時間で吉水神社と蔵王堂の見学をすることにした。
 まずは、吉水神社である。ここも世界遺産に登録されている。拝観料400円を支払って中に入る。


 吉野山は日本史のあちこちで舞台になり、有名人がいた場所なんだなと、ミーハーな感想を持つ。
 後醍醐天皇が鎮座していたのも吉野山だし、義経と静御前も吉野山に逃げ込んでいる(そういえば、義経千本桜という歌舞伎の演目があったような気がする)。秀吉といえば「醍醐の花見」が有名な一方で、吉野山でもお花見をしたらしい。
 吉水神社にはこれらの方々縁の品々が多数伝わっていて、普通に展示されているのに驚いてしまった。贅沢この上ない。


 義経と静御前の衣装とか、蝉丸が持っていた琵琶とか、狩野派の屏風とか、水戸光圀直筆の書とか、何というか、アイドルが目の前にいるのと同じくらいのお宝だ。
 後醍醐天皇の玉座とか、義経潜居の間とか、「あの有名人がここにいた」というお部屋のしつらえもある。それが、こんな地味な(というのも失礼だけれど)神社に山とある。本当に侮れない。


蔵王堂 また、吉水神社からは「一目千本」と中千本と下千本を一望である。また、お庭から望む蔵王堂の眺めがなかなか良い。
 もう何度も何度も何度でもしつこく書く。桜が満開であればさぞや、という景色である。
 また、蔵王堂を望む場所には、邪気祓所がある。後醍醐天皇も朝夕必ずこの北闕門に立ち京都の空を仰ぎながら「九字」を切ったそうだ。五芒星等が刻まれた石の上に乗って九字を切るよう説明書きもあった。結構複雑で、私はあっという間に挫折した。


 ご朱印をお願いすると、現在、こちらには勝手神社のご神体もいらしているので二つで600円ですと言われる。行っていない(というか、不審火で焼け落ちてしまいまだ再建されていない)勝手神社のご朱印をいただいても・・・と思ったけれど、再建費用の一部になるのならと思い直した。
 この宮司さんがなかなか楽しい方で、ご朱印帳の話になり「伊勢神宮で買い求め、お寺さんも神社さんもまぜこぜに頂いてます。」と言うと、「それでいいんです。それでこそ日本の(和の、だったかも)心です。」とおっしゃっていた。


 吉水神社を後にして、蔵王堂に向かう。正式には、金峯山寺蔵王堂である。この1泊2日の中で、蔵王堂はもう3回目だ。
 宿坊のお姉さんに、蔵王堂を通り過ぎて少し行ったところにあるお店のお餅が美味しいと教えてもらったけれど、すでに筋肉痛の兆しバッチリの私の足には辛い距離で、行くのは諦めた。ちょっと心残りである。


 お餅はパスし、蔵王堂の秘仏本尊蔵王権現の特別公開に向かった。こちらは1000円で、日本でも珍しいという青い権現様を間近に見ることができる。さらに間近に、一人ひとり障子の衝立で区切られた場所で拝むこともできるようだ。しかし、なかなか列が進まず、集合時刻に遅刻しそうになって諦めた。
 それにしても凄い。
 色が塗られていると、単純な私などはそれだけで安っぽいようにも思えてしまうけれど、その思い込みを破壊して余りある迫力だ。


 ここで母と二手に別れ、母にはお昼ごはんとお土産を買うよう頼み、私は宿坊に荷物を取りに向かった。蔵王堂から集合場所の操車場までは平らな道を歩いて行けばいいけれど、宿坊に寄るには急坂を上らなくてはならない。これがかなりキツイ。
 急いで坂を上がると、息は切れるし筋肉痛には響くし大汗をかくし、もう大変である。宿坊に戻ったときには11時30分くらいで、まずお手洗いをお借りし、ストッキングとボディウォーマーを脱いで薄着になった。奥千本ならともかく、この周辺を急いで歩き回るには暑すぎだ。


 二人分の荷物を持って、操車場に向かう。
 その途中で「でんでん」という葛のお店に寄り、賞味期限は今日中だという葛餅を購入した。試食に出ていた葛餅が冷たくてつるんとしていて美味しかったのだ。
 購入したのはカップに入った食べ切りサイズである。「常温で大丈夫ですか?」と聞くと、冷蔵庫に入れると白くなり固くなってしまうので、常温保存が鉄則だとおっしゃる。今日の帰り道でのおやつである。


 操車場に着くとバスが待っていた。すでに「長くここに居すぎる」と注意を受けていたそうで、慌ててみなで乗り込み、大野寺に向けて出発する。
 昨日とはバスも運転手さんもバスガイドさんも異なっている。それで、みな、このバスではないのではないかと乗るのを躊躇していたらしい。
 ちょっと驚いたのは、バスの中でお昼を食べている人が他にほとんどいなかったことだ。みなさん、この短時間にお昼ごはんまで済ませていらしたらしい。


柿の葉寿司 申し訳ないことながら、母と私は、バスの車内で柿の葉寿司をいただいた。
 吉水神社に曲がる角にある醍予というお店の柿の葉寿司である。柿の葉っぱが本物で、ごはんも美味しく、鯖と鮭の塩加減も丁度良く、なかなかのヒットだった。
 お寿司と一緒にいただくには、朝、水筒に作った熱いほうじ茶もいい感じである。


磨崖仏 1時間くらいで大野寺に到着した。今日の山くだりは順調である。
 大野寺は、伝承では681年に役小角によって草創され、824年に空海が堂を建立して「慈尊院弥勒寺」と称したらしい。吉野山の帰りに立ち寄るに相応しいお寺だ。
 お寺の川を挟んだ反対側には、磨崖仏が刻まれている。線を彫った感じで、それにしても川原から垂直に立つ崖によく刻んだものである。1207年から制作が開始され、足かけ3年で後鳥羽上皇臨席のもと開眼供養が行われたというから相当に由緒正しい仏様である。


大野寺の桜 もっとも、このお寺に立ち寄ったのは、桜を見るためである。近くにある又兵衛桜はもう完全に葉桜になってしまっているそうだけれど、こちらのお寺の枝垂桜はまだちらほらと花が残っている。
 45分の自由時間となったものの、お寺の周りには駐車場とお手洗い以外、何もない。私はその時間を利用して御朱印をいただいたけれど、母など時間を持て余していたようだ。水を買いたいと聞いたところ、5分くらい離れたところにある駅の近くまで行かないとないと言われたという。
 そのためか、バスガイドさんが車内で冷たい水を配ってくれて、かなり生き返った思いがした。
 吉野山からこちら、本当に意外なくらい、飲み物を買う機会・場所がない。


 13時半くらいに大野寺を後にし、一路名古屋駅に向かった。
 高速に乗る手前、関ドライブインで45分の休憩&お土産買い物タイムがあった。
 まずは母と店内のカフェに行き、コーヒーフロートで一息つく。それでも足りなくて、350mlのペットボトルを二人で一気飲みして、やっと喉の渇きを癒せた気分になった。
 松坂ハムの生ハムと真珠漬本舗のはまぐりふっくら煮を買い求め、あとはドライブインの前にあったベンチというよりは縁台のような場所に陣取って、焼きたてのおせんべいをおやつ代わりにいただいた。


 順調にバスは走り、予定より早く16時半くらいに名古屋駅に到着した。
 帰りの新幹線の時間まで1時間半もある。
 名古屋駅構内にベンチがないことは学習していたので、帰りはどこかその辺のカフェにでも入って時間を潰そうと思ったけれど、関ドライブインを出発してから1時間もたっていないので、お腹はかぽかぽである。
 重い荷物を持ってうろうろするのは辛いので、できる限りの荷物をコインロッカーに預け、夕食にするお弁当を物色しに高島屋の地下に向かった。


 夕ごはんは地雷也の天むす弁当にしようと決め、でもまだ時間は激しく余る。高島屋で開催されているキルト展にでも行こうとしたら、最終日だったらしく早めに終わってしまっている。
 結局、デパートの中をうろうろし、母がスカーフを購入した。名古屋でわざわざ買わなくても良かったのではと思うけど、でも、明るい色目の結構いい感じのスカーフだ。
 時間ギリギリだったり新幹線に乗れなかったりするのは大問題だけれど、ここまで時間が余っても困ってしまう。ツアーの他の方々はどうやって時間を潰していたのだろう。


天むす弁当 新幹線に乗り込んで19時過ぎに天むす弁当を食べ、吉野山で買った葛もちをデザートにいただく。
 天むすには、黒米はあまり合わないようだ。
 葛もちは美味しくて、葛もちを作るセット(のようなもの)も購入してくればよかったと思う。
 新横浜、品川とツアーの方々が次々と降りて行き、私たちは帰りは東京駅まで乗って、流れ解散となった。


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吉野山旅行記2日目その1

2013年4月15日(月曜日)


 珍しく熟睡し、母が6時にセットした目覚ましで起き出した。
 窓から外を見ると、もうすっかり日は上っている。そして、谷の向こうを散歩している人の姿が見える。昨夜、私が途中まで歩いた五郎茶屋の脇を抜けて如意輪寺に続く道だろう。
 桜が咲いているならともかく、そうでないならそこまで遠出をするのはちょっと億劫だ。かといって、朝はお風呂に入れる訳ではないし、7時半の朝食時間まで時間がある。近場に散歩に出た。


朝の眺め


桜本坊 お隣の桜本坊では、枝垂桜(夢桜という美しい名前がついている)はもう終わってしまっていたけれど、八重桜が濃いピンクの花を咲かせている。
 丁度朝のお勤めの時間だったらしい。真言なのか声明なのか、とにかく朗々とした声が響いている。まるで合唱のようだ。
 桜本坊は天武天皇により建立され、現在は修験の根本道場であるという。その場合は、あの声は何に当たるのだろう。


 次に、竹林院に向かった。
 先ほどの桜本坊と同様、竹林院も宿坊を併設している。聖徳太子が開き、空海が入ったという縁起にあふれる寺院だ。
 回遊式庭園の群芳園が大和三庭園の一つに数えられるからか、「お寺」という印象が薄い。
 人はいないものの庭園の入口は開かれ、「入園料300円」と箱が用意されていたので、お庭を散歩させてもらうことにした。


竹林院の庭竹林院からの眺め


 群芳園は千利休が造園したと伝えられている。
 もう散ってしまった桜の花びらが池に浮かんでいる。もう本当にしつこいようだけれど、これが満開の桜に彩られていればさぞや、という感じである。
 池の後ろに築山があり、東屋がある。遠くには、どこだか判らない町並みまで見える見晴らしのよさだ。
 お庭としての良さというのは今ひとつよく判らなかいなりに、なかなかの気持ち良さだった。
 そういえば、西行の歌碑があったらしい。完全に見落としていた。どこにあったのだろう。


朝食 宿坊に戻ると、ちょうど、朝ごはんの時間だった。何となく、みなさん、前日の夕食のときと同じ場所に座っている。
 奥千本まで上がろうという方も多かったようで、そそくさと頂く。
 添乗員さんから、使わない荷物は宿坊に預けられること、11時40分までに宿坊に荷物を各自取りに来て、バス操車場に11時50分には集まるよう、念を押された。確かにこれから4時間も野放しでは、添乗員さんとしても心配なんだろうなと思う。


クジャク 8時過ぎには宿坊を出て、お庭に回ってご住職にご朱印をいただく。
 「住職の方ってやっぱりお習字をされたりするんですか?」とお聞きしたところ、「いやぁ。」と笑っていらした。自然に身につくものということなんだろう。
 「今の人は筆なんか使わないでしょう。」とおっしゃる。そのとおりである。私など、筆ペンすら満足に使えた試したない。


 私がご朱印をいただいている間、玄関前で孔雀が羽を広げていたらしく、盛り上がっていた。
 ご住職のお話では、屋根の修理を頼んだ人に「飼わないか?」と言われて、それで飼い始めてもう15年くらいになるそうだ。専用の小屋を作ったりしなければならないけれど、餌は鶏の餌で大丈夫、というお話だった。


 奥千本に行くバスの発着場まで行くと、すでに2台のマイクロバスが待っていた。始発は8時30分だ。宿坊の方がおっしゃっていたように、満員になれば早めに出発させてしまうらしい。
 料金400円を窓口で支払っている間に1台目が出発し、2台目に乗ることができた。補助席も含めてあっという間に満席になって8時15分に出発する。
 くねくねとした山道を上がるにつれて、1本2本と桜の咲いている木が見え隠れする。
 15分くらいで奥千本に到着した。バスを降りると、何本かの桜に囲まれるのが嬉しい。咲いているではないか。


金峯神社金峯神社桜 バスを降りたところから、真っ直ぐ急坂が伸びていて、そのとっつきに金峯神社がある。
 この坂がキツイ。滅茶苦茶にキツイ。タクシーが横を上って行くのが恨めしい。
 金峯神社は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部だ。こう言っては何だけれど、パッと見た感じは、とても世界遺産とは思えない廃屋と見まがうような建物である。


義経の蹴抜けの塔 そして、この金峯神社を左に回りこんで行ったところに、「義経の蹴抜けの塔」がある。
 「すぐそこ」とわざわざ看板に書いてあるところが心憎い。確かに、下り坂に回り込んでいく感じになるし、ここまでの急坂でヘトヘトだし、そう書いてなかったら私は間違いなく行かなかったと思う。


 こちらは大正年間に再建されたものらしい。
 ここに隠れていた源義経が、屋根を蹴破って逃げたという伝説を持つ。吉野は確かに義経に縁の深い地ではあるけれど、ここまで来ると、一体どこまでが事実でどこからが伝承なのか、見当もつかない。


 金峯神社にもう一度戻り、周りの方が今度は右脇から伸びる坂道を上がり始めるのにつられて、母と私もそちらに向けて歩き始めた。30分弱くらい歩いたところに西行が庵を結んだという西行庵がある。
 しかし、これまた結構な坂道である。
 どれくらいの坂道かというと、脇に階段が作られているくらいの急坂だ。
 昨日の夜に筋肉痛の兆しを感じてお風呂でかなり一生懸命マッサージをしたものの、そんな予防措置は既に何の意味も持たなくなっている感じがする。
 それでもがんばって歩いたのは、すれ違う人に「奥の桜は満開ですよ!」と言ってもらえたからだ。


つづら折りの崖から 15分くらい歩くと、崖に九十九折の道というか階段というかを無理やりにつけた(でも崖側に手すりもついている)ところに出た。
 そこから下は、満開の桜である。
 奥千本は桜の本数が少なく、かつ、今現在、谷の片側が禿山状態になっているので「一面の」という訳にはなかなか行かないけれど、でも、満開の桜だ。


桜桜


 西行庵のある、少し広場の様になっているところが「奥千本」だった。
 思わずあっちを向いたりこっちを向いたり、写真を撮りまくる。
 パノラマ機能を使いすぎたのか、替え電池を持ってこなかったコンデジの電池がなくなる。デジイチの電池もなくなり、こちらは替えの電池を持ってきていたので交換する。


 そして、更に桜の写真を撮る。昨日からの欲求不満解消! である。
 桜にばかり気を取られ、うっかり、西行庵そのものを見るのをすっかり忘れてしまった。
 見た母によると、庵の中には西行の像が安置されていたそうだ。母は「お隣の人が、こんなに狭いところにいて、お手洗いはどうしたのかしらと言っているのが可笑しかった。」と笑っていた。それくらいの狭さだったらしい。


苔清水 今降りてきた崖を再び上って帰るか、反対側に続く崖沿いの道を帰るか迷いつつ、とりあえず坂の途中にあった泉を目指した。西行が「とくとくと落つる岩間の苔清水汲みほすほどもなき住居かな」と詠んだことからとくとくの泉とも呼ばれている苔清水がある。
 順番に並んで飲むと、冷たくて美味しいお水だった。うっかり、水筒には熱いお茶を入れてきてしまったので、水の冷たさがありがたい。流石に奥千本といえど、坂道を上り下りしていれば薄手のダウンを着ていては暑いし、汗も流れる。


 苔清水から少し上がれば反対側の崖の桜が綺麗に見えそうだったので、写真を撮るべくもう少し上ってみる。すると、やっぱりこれは見ておかなくてはという景色だったので、母を呼んで二人並んで堪能する。
 ここまで上がったらこっちから帰ろうと、少し遠回りになることは判っていたけれど、そのまま進む。
 上りきった広場のようなところには、背の高い桜(だと思うけれど違うだろうか)が何本かあり、また、反対側の斜面を埋める満開の桜が美しい。やはりこちらに回ってきて良かったと思う。


奥千本奥千本


奥千本奥千本


 この後は、アップダウンはあるものの、木々の中の土の道だったので結構気持ちよく30分弱歩き、10時くらいに金峯神社下のバス乗り場に着いた。
 様子から推すに、30分に1本という時刻表は有名無実化しているらしい。
 歩いて下っても良かったけれど、1時間かかるというし、上千本の桜も期待できない感じだったし、吉水神社や蔵王堂の見学をしたかったので、バスで降りてしまうことにした。
 あとで添乗員さんにお聞きしたところでは、上千本の桜も思ったよりも綺麗に見られたというお話だった。


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