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2013.11.30

那須旅行記2日目

2013年11月18日(月曜日)


 5時50分にかけていた目覚ましでぱっちり目が覚めた。夜中に一度も目が覚めずに熟睡した割りにだるい。「温泉は行かないでこのまま寝てようかな」と思ったけれど、母は行くと言うし、「やっぱり行く!」と跳ね起きて準備した。
 昨日の夕方行った湯遊天国は時間による男女入れ替え制だから、昨日とは違う湯に入れるだろうとそちらに向かった。
 教えてもらったとおりの通路を行こうとすると、自動ドアが閉まっていて反応しない。すごすご引き返そうとしたところ、ホテルの方が「今、開けようとしたところですから。」と開けてくださった。感謝である。


 昨日の夕方ほどの混雑ではないものの、脱衣場は「空いている」という感じではない。
 しかし、内湯も露天風呂も広いので、中に入ってしまえば湯船を一つ独占できてしまったりする。昨日の夕方のお風呂と比べると、質実剛健というか、地味めである。ここで甥っ子はどうはしゃいでいたのだろうと思うと可笑しい。
 3種類の温泉があるので、もちろん3種類とも堪能し、しかし、割と早めにさくっと上がった。
 昨日から温泉を堪能しすぎたのか、湯当たりしたのか、ちょっとふらっとした。


太陽の教会 昨日、結婚式が行われていた太陽の教会に寄り道する。しかし、もちろん扉は開いていない。岡本太郎作のオブジェが飾られていて、これが「太陽の教会」のネーミングの由来とみた。
 やはり朝風呂に行ったらしい義弟と行き会い、きっと甥っ子が相変わらず早起きで騒いでいるに違いないと、妹たちに相談して朝食時間を早めることにした。妹にも母にも笑われたけれど、昨夜の夕食をあれだけ食べた私だってお腹が空いたのだから、ごはんとパイナップルしか食べていない甥っ子のお腹が空くのも当然である。
 7時10分過ぎ、朝から元気な甥っ子の先導で、朝食に向かった。場所は昨日の夕食と同じ、万里である。


朝食 甥っ子は、夕食よりも食べられるものが多く、昨夜は忘れたらしいふりかけを妹が持ってきたのでご機嫌である。それでもやっぱり、ひたすらパイナップルを食べている。
 ホテルに泊まったときの朝食は概ね洋食を選ぶけれど、今回は中華メニューがあったので、中華朝ごはんにした。
 麺は、昨夜よりも今朝のほうがサッパリしたスープで、シャンツァイも入れ放題で美味しい。
 お茶も、朝は工芸茶のジャスミンティが用意されている。甥っ子は、この工芸茶に興味津々だ。
 またも、満腹するまで食べてしまった。


 今日は、りんどう湖ファミリー牧場に行くことになった。ちょうど食事を終わって部屋に戻る途中のポスターに乗り物券付きのチケット3000円を2000円に割引しますと書いてあったので、そちらを購入する。
 荷造りや身支度をして9時にチェックアウトし、車でりんどう湖ファミリー牧場に向かった。
 地図を見た感じよりも近く、20分も走ると到着した。空いている! 駐車場はガラガラである。オープンしたばかりの時間だし、何より今日は月曜日だ。数少ない、駐車場に停めてある車に突進しようとする甥っ子を押しとどめ、中に入った。
 広い。
 平日のためか、遊覧船は1日3便、普段は一周しているらしい汽車型のバスも今日は1区間だけの往復運転(その代わり無料)である。


園内の散歩道 そのバスに乗って湖沿いにメリーゴーランド前まで移動した。ワンちゃんたちをたくさん飼っている場所があり、物凄い勢いで跳ねて吼えて遊んでいる。
 甥っ子は、ガラスの向こうのワンちゃんよりは、すぐ近くで見られるウサギや金魚の方に興味を示す。もしかしたら、あまりにも跳ねまわるワンちゃん達がちょっと怖かったのかも知れない。
 歩き出そうとすると、甥っ子は「動けない。」と言いだして義弟に肩車をしてもらっている。おいおいと思いつつ、さらに奥の方に進むと、動物のいる広場があり、ちょっとした公園があり、ゴーカート乗り場があった。
 甥っ子は鯉やアヒル、白鳥に餌をあげたかったようだけれど、残念、どの餌の自動販売機も「売り切れ」と表示されている。
 甥っ子は、ちょっとアスレチックっぽい作りになっている滑り台に興味を移し、何回も繰り返して満喫していた。


 りんどう湖ファミリー牧場には「ジップライン」という乗り物がある。
 湖を渡るようにワイヤーが渡されて、そこを滑車で滑り降りてターザンごっこができる感じ、と書くと伝わるだろうか。妹には「行って来れば。」と言われたけれど、その言い方が微妙に呆れた感じだったので「これはオトナ気ないのか」と反省して自粛した。
 少年たちが次々と楽しんでいる。少年の体重では湖の反対側まで行き着くのが難しいらしい。反対側から係員の方が迎えに行くのと同時にワイヤーを下げて勢いがつくように調節していた。


遊覧船から 遊覧船に乗って入口まで戻る。
 湖の上を走るのはなかなか気持ちいい。お天気もいいから遠くの山の稜線も見えているし、その手前には紅葉も僅かに残っている。
 再び汽車型のバスに乗ってメリーゴーランド前まで行った。甥っ子は、この汽車型のバスを気に入った一方、メリーゴーランドには乗ると言わない。微妙にリアルな馬などが怖いのかも知れない。
 休憩しようと、ジャージー牛乳を使ったソフトクリームなどを提供している「みどりちゃんのジャージーミルク館」に入った。


おやつ 甥っ子は「チョコがいい!」と叫んでいる。何かと思ったら、チョコのジェラートがあったらしい。
 母と私は最初は飲み物だけのつもりだったけれど、妹や義弟、もちろん甥っ子が美味しそうに食べているのを見たら食べたくなり、1500円分ついていた乗り物券が使えたし、なめらかプリンを追加で購入して食べた。
 「なめらかプリン」と言うほどなめらかじゃなかったような気がする。「原材料は牛乳と卵と砂糖です」という感じのしっかりしたプリンで美味しかった。


 甥っ子が「ゴーカート!」と言い、また同じ道を辿って行くと、今度は餌の自動販売機が稼動していた。一つ買うと、もなかの入れ物に餌が入っていて、入れ物自体も鯉や白鳥にあげることができる。
 甥っ子は嬉々として餌を湖に投げ入れていた。


ゴーカート 次はゴーカートである。
 これが結構、長いコースで、義弟と甥っ子が乗ったゴーカートはあっという間に見えなくなり、ずっと見えないままだ。かなり遠くまで行ったらしいし、ある程度コースに起伏があるので見通しがよくない。
 その中で「ここがフォトポイント」という看板があり、ゴール直前の急カーブでスピードを落とさざるを得ないゴーカートを格好良く取ることができそうだ。妹と母と3人で二人を待ち受け、妹と二人で何枚もシャッターを切った。
 最近はカメラに背を向ける甥っ子も、ご機嫌でそんなことは思いつかなかったらしく、笑顔で手を振ってくれた。


紅葉 このまま一周した方が歩く距離が短いようだったので、ぶらぶら歩いて入場ゲートに戻った。
 甥っ子は相変わらず「動けない。」と言い張って、肩車である。
 入場したときに5人でクリスマスの飾りつけの前で撮ってもらった写真を買い、残った乗り物券でお土産でも買おうとお店を覗くと開店前のようだ。正面入口に回って確認したところ、お土産物屋の開店は13時だった。まだ12時なので、1時間近くある。流石にそこまで待つ気にはなれず、4人で総額500円ほどを余らせてしまった。
 でも、十分元は取っている。


 だいぶ車は増えたけれど人がいなかったのをいいことに、駐車場で堂々と甥っ子のオムツを替え、お昼ごはんを食べようと那須塩原駅方面に向かった。
 甥っ子は相変わらず「おうどん屋さんを探してください!」と叫んでいる。とろんとした目で眠そうにしつつ、「CDをかけてください!」と叫んで、歌を歌ったりしている。
 黒磯駅前を通り過ぎ、那須塩原駅も通り過ぎたところで、国道沿いに「手打ちそば、うどん」とのぼりを立てたかめやに入った。


うどん 座敷の席にしてもらい、ミニうどんがあったので甥っ子はそれに決定である。
 大人は、母が蕎麦屋といえば定番のかも南蛮そばを選び、私と義弟は(名前は忘れたけれど)胡麻ダレで食べるうどん、妹は同じく蕎麦というラインアップだ。
 うどんと蕎麦だと私は蕎麦の方が好きだけれど、胡麻と合うのはうどんのような気がする。
 果たして、太くて腰の強いうどんと胡麻ダレは合っていて、なかなか美味しい。母が食べた蕎麦の汁はちょっと辛めだったらしく、甥っ子が食べているうどんもみるみるお醤油色に染まって行く。
 甥っ子は「ミニ」では足りなかったようで、義弟と私とでうどんを甥っ子の丼に1本ずつ次々と移す。旺盛な食欲である。


 お腹一杯食べ、那須塩原駅東口まで送ってもらい、13時半過ぎに解散した。
 別れ際、甥っ子に「おばあちゃんちに行くって言ってなかった?」と声をかけて手を出すと、素直に私に抱っこされに来た。抱っこしてもらいたいだけだったかも知れないけれど、「おばあちゃんちに行く?」と聞くと「行く。」と言い、「お父さんとお母さんいないよ? いいの?」と聞くと「うん。」と頷く。
 これは大変だと、慌てて甥っ子を妹に返した。


 次の東京行き新幹線まで1時間近くある。指定席の状況を見ると余裕があったので、これなら大丈夫だろうと自由席特急券と乗車券を購入する。えきねっとで購入した指定券よりも二人分で500円近く高いのが釈然としない。
 時間を潰せる場所でもないかと駅前を見回す。お腹がいっぱいだし喫茶店に入ろうという感じでもない。
 西口1階にあったNASUのラスク屋さんでおやつ兼お土産にラスクを買い(全種類の試食が用意されていたけ。お腹がいっぱいで試せなかったのが心残りだ)、あとは待合室でのんびりと待った。


 14時半発の「やまびこ」に乗って大宮まで戻り、そこからさらに電車を乗り継いで、17時くらいに無事に自宅に帰り着いた。


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