ハイダ・グアイ旅行記7・8日目
2013年6月19日(水曜日)
前日、スタンレーパークでのトーテムポール見学まで怒濤のバンクーバー観光をこなし、ホテルに入れたのは23時くらいだった。遅くともお昼にはバンクーバーに到着できるつもりで立てた観光計画を、17時半過ぎに到着して詰め込んだら、それくらいの時間になってしまっても仕方がない。
バンクーバーでの宿は、エンパイア・ランドマーク・ホテルである。
昨夜、部屋に入って電気のスイッチを入れたのに明かりがつかず、真っ暗だった。おかしいとカードキーを差すスリットを探したけれど見つからない。バスルームやメインの明かりは点くので、どうやら入口の照明の蛍光灯が切れてしまっているようだ。どうせ一晩だけだし、もうあとは寝るだけだしいいかと思ったけれど、ちょうどその場に残っていた添乗員さんがホテルのメンテナンスを呼んでくれた。
しかし、メンテナンスのおじさんが蛍光灯を交換してもやはり明かりは点かない。「いつまで滞在するの?」と聞かれたので「明日まで。」と苦笑しつつ返すと「だったら、いいよね。」とおっしゃる。「もちろん!」と返し、15分余のメンテナンスの方の努力は報われずに終わった。
蛍光灯を交換しても点かなかったから、多分、グローだと思う。
そんなやりとりもあり、昨夜、ベッドに入れたのは1時を回ってからだった。
添乗員さんは、スーツケースの重量オーバーに懲りたようで、「もうお買い物は空港だけにしてください。」と釘を刺し、その代わり予定よりも早めて8時半にホテルを出発するよう前日のうちに現地ツアー会社と調整していた。
5時半に起き、朝食前に大方の荷造りを済ませる。
6時半過ぎにバウチャーを持って朝食会場である最上階に行くと、ツアーの方はどなたもいなかった。もっと早かったのかもっと遅かったのかどちらだろう。
ビュッフェ形式の朝食で、窓際のテーブルに陣取って、久々の「一人の朝食」である。
しかし、出発前にスーパーに行こうと思っているので、バゲージダウンが8時であることを考えるとそれほど余裕はない。そそくさと朝食を終えて部屋に戻った。
ホテルの前の坂を少し下った道の反対側にWHOLE FOODS MARKETがある。8時少し前に到着すると、どうやら開店準備中で、時間どおりにオープンするようだ。有り難い。
このスーパーはデリが美味しいことでも有名で、デリが目当てなのか、コーヒーを片手に持った、いかにもキャリアウーマンな感じの人が車でキキッと乗り付けてやはり開店を待っている。
開店と同時に入店し、職場へのお土産を見繕って15分ほどでホテルに戻った。
できればスーパーで購入したものをスーツケースに詰めてしまいたかったけれど、ホテルを出る前に廊下に出しておいた私のスーツケースは、すでに集められて車に積み込まれてしまっていた。
9時過ぎ、空港に到着した。
チェックインの前に、ビル・リードの作品「ハイダ・グワイの精神、ジェード・カヌー」を見学する。今回のツアーで、ここが最後の「見学場所」である。
その後、セキュリティチェックを抜けて一度解散となった。ゲート再集合まで2時間もある。ここで2時間を過ごすなら、もうちょっとゆっくりスーパーでお買い物したかったなぁと思う。
他にやることもなく、暇に任せてくまなくお店をチェックする。
USA便専用のエリアがあって、そちらに私が欲しかったハイダのアクセサリを扱っているお店がある。「あっちに行ってもいい?」と聞いたら、警備のおじさんに「そのチケットでは行けない。」と止められてしまったので仕方がない。散々探し回り、普通のお土産物屋さんでやっと見つけた、ワタリガラスをモチーフにした錫合金のペンダントトップを購入した。
ハイダ関連のお土産は、サンドスピットの空港が一番充実していたと思う。
歩き回って喉も渇いたので、プライオリティパスを使ってラウンジに入り、ジュースを飲んで休憩した。
こうした「ちょっとした休憩」を気軽に、しかも無料でできるのがプライオリティパスのいいところだ。
今回の旅行でカナダドルの現金を使う機会はほとんどなく、最後は空港の売店でサーモンに全額をつぎ込んだ。それならば別にカフェでお茶しても全く問題ないのについ貧乏性になってしまう。
エアカナダ3便は、定刻通り12時10分に出発した。
添乗員さんが「こちらで用意するので受け取らないでください。」と言っていた税関申告書を、やはり、受け取ろうとした方がいらしたので慌てて止める。別に受け取っても構わないけれど、次に「どう書くの?」という話になるのは目に見えている。
− 以下、日本時間 −
2013年6月20日(木曜日)
6時過ぎに最初の機内食が供された。ビーフは牛丼で、チキンはパスタだという。それにサラダとチョコケーキが付いた。
日本時間だと朝食の時間だけれど、メニューとしては夕食という感じだ。
添乗員さんだけ少し離れた席にいたので、結果として、私がメニューを周りの方に説明し、ついでに注文も取る羽目になった。何だかなぁと思うけれど、仕方がない。
13時頃に2回目の機内食が供された。私たちの少し前の列で片方のメニューが終了してしまったため、問答無用でやきとり丼とフルーツというメニューの機内食が配られる。2食続けて同じようなものを食べているなぁと思ったけれど、注文取りが必要ないのは有り難い。
最初は「成田空港に到着したら流れ解散です。」と言われていたけれど、預入荷物を受け取るところで再集合がかかった。スーツケースを自宅へ送るために多少の詰め替えもしたかったので、国内線に乗り換える方々にお付き合いする。
成田空港からの車を予約していた方が、日付変更線を超えることを計算に入れておらず1日前に予約してしまったとそちらもてんやわんやである。本来業務ではないだろうに添乗員さんはそちらの確認と再予約、手配に大わらわだ。
私はどこまでお付き合いすればいいのだろうと思いつつ、みなさんが国内線乗り継ぎのチェックインに並んだところで失礼させていただき、無事に帰宅した。
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