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2014.06.22

勝浦旅行記2日目

2014年6月16日(月曜日)


 日の出の時刻に目が覚めたけれど、窓の外を覗いたら、「海から上がる日の出」が見られなさそうだったので、そのままベッドに逆戻りした。
 お部屋の窓は真東を向いている訳ではなさそうだ。
 もう一度起きたのは7時過ぎで、テレビのニュースを見ながら支度をし、7時半過ぎに朝食に降りた。


朝食 やはり、お部屋に灯っていた電気は伊達ではなく、結構たくさんの人が朝食会場であるレストランに集っていた。自分のことを棚に上げて、この時期にみなさん何をしに御宿に来ているのだろうと思う。
 サヤンテラスの売りの一つが、「バスケットに朝食を詰めて、どこででも召し上がって頂いて結構です」という朝食だ。お部屋に持ち帰ってもいいし、レストラン内で食べてもいいし、海辺に持ち出してもOKである。
 テラスのデッキチェアで朝食をいただいた。


 日射しが強いけれど、パラソルでできた日陰にデッキチェアを移動させれば涼しい風が吹いて気持ちいい。
 りんごジュース、コーヒー、パン2種類(オーブントースターで温めることができる)、ハム、チーズ、鶏ささみの胡麻ソース和え、アボガドディップ、サーモン等々のサンドイッチ用の具をカップにつめ、フルーツカクテルにヨーグルトをかける。
 我ながら完璧な朝食である。
 最近の私の弱っている胃腸には若干多すぎたかしらと思いつつ、ゆっくりといただいた。


海 テラスで一休みし、ちょっとだけ砂浜を歩いた。サンダルが砂まみれになったのですぐに戻る。
 お部屋でさらに一休みし、9時過ぎにチェックアウトした。
 ここで精算したときに、パック料金がホテルで精算なら、昨日のランチは昨日のうちにテルムマラン・パシフィークで精算しなくちゃいけなかったことに気がついた。
 案内にはちゃんと「ホテルで精算」と書いてあったけれど、うっかりパック料金も含めて全てをテルムマラン・パシフィークで最後に精算すると思い込んでいた。
 なるほど、スタッフの方が怪訝な顔をしていたのにも納得である。今日の帰りにちゃんと払わなくては無銭飲食になってしまう。


 昨日のテルムマラン・パシフィークからホテルへの送りはテルムマラン・パシフィークのマイクロバスで、今日のホテルからテルムマラン・パシフィークへの送りはホテルの車だった。
 ほぼ海沿いを走って行く。ぼーっと海を眺める。
 送ってくださったスタッフの方に「意外と涼しくて驚きました。」と言うと、梅雨入りしが先週は蒸し暑かったけれど、お天気が良いと今頃が一番いいですね、という話だ。もちろん夏がピークシーズンだけれど、その分、道も渋滞して大変なことになるらしい。


 「テルムマラン・パシフィークっていいんですか?」と若干不思議そうに尋ねられたのが可笑しい。「リピーターもいらっしゃるし、ホテルと提携しているので一度体験してくださいとも言われるんですけど、泳げないんです。」と言われて驚いた。
 テルムマラン・パシフィークの話は置いておいて「地元の方じゃないんですか?」と聞いてみたら、「内房の出身で海沿いで育っているんですが。」と苦笑いしつつおっしゃる。
 テルムマラン・パシフィーク広報担当の気分になって、「泳げなくても全く大丈夫です。」、「基本的にプールの中を歩きます。」、「少し年配の男性が結構お一人でいらっしゃってました。」等と熱く語った。


 10時前にテルムマラン・パシフィークに到着した。受付で再びキャリーケースを預け、館内用バッグとロッカーキーをもらう。
 帰りの送迎バスの時間を尋ねると、乗ろうと思っていた特急にちょうどいい時間の送迎がない。特急の時間を勘違いしていたかしらと思いつつ、15時半発の送迎バスを予約した。明日も出勤だし、昨日の夜は結構ぐったりしたし、ちょっと勿体ないんじゃないかと思いつつ、早めに切り上げることにする。


 10時10分から、最初のプログラムである「バンジェ」が始まる。
 温海水のバスタブに浸かり、足先から肩まで移動するジェット水流で全身をマッサージするというプログラムである。ジェット水流でできた泡風呂、という感じだ。
 10分たったところでスタッフの方が様子を見に来てくれ、深呼吸をすると空気中にある水の細かい泡を体内に取り込むことができるので、エアロゾルと同じ効果がありますと教えてくれた。
 20分間、ゆったりと浸かる。20分は結構長い。


 そのままリラクゼーションルームで外から入る風の涼しさを感じつつ休憩し、11時からパッシブストレッチである。
 私が選んだ宿泊プランには、「グループトリートメント一つ」が含まれていたけれど、テルムマラン・パシフィークではこのグループトリートメントプログラムの見直し中で今は実施していない。代わりに、スタッフの方とマンツーマンのストレッチを10分に短縮して入れてくれたようだ。
 先ほど、バンジェを担当してくださったスタッフが、引き続き担当してくれる。


 用意されたTシャツと短パンを着て、ストレッチの開始である。
 「どこか重点的にやってもらいたいところがありますか?」と聞かれて、「肩、腰、背中です!」と即答する。「つまり上半身ですね。」と苦笑され、ストレッチが始まった。
 手首を持って引っ張ったり回したり肩をほぐすところから始まる。その手首を持つときにタオルで包むのが心配りだなぁと思う。
 肩に移ったところで、「凄い張ってますね。」と言われる。いつものことなので「そうみたいです。」と答える。
 「僅か10分ですが。」とスタッフの方が繰り返すのが不思議だった。どうやら、普通にプログラムとして実施するときは30分かけるようだ。


 これで本日のプログラムは終了である。あとはアクアトニックプールを満喫し、ランチを食べ、帰るだけだ。
 アクアトニックプールを巡り始めて少しすると、スタッフから「アウフグースを行います。」というアナウンスがあった。それは行かなければと移動する。今日の香りはグレープフルーツだ。
 昨日の16時と同じか少し多いくらいの方がいる。女性が多い。ウィークデイ会員になって通っている方が多いようだ。プールもそうだし、日曜日である昨日よりも人が多いくらいだ。


 昨日、今日とアクアトニックプールで歩き、プログラムを受けている効果か、昨日よりも断然発汗が早い。身体がやっとタラソテラピーの効果を顕し始めているのかも知れない。
 自分の腕を見て、玉のような汗とはこのことだと思う。
 もっとも、バスタオルを扇ぐスタッフの方の方は、玉どころではなく、滝のような汗だ。この暑い中で身体を使っているのだからその体力には驚嘆する。「今日は、16時の回も私がやります。」と言っているのを聞いて、さらに驚いた。


 フィットネスプールが空いていたので、スイミングキャップを借りて久々に泳いだ。
 すっかり忘れていたけれど、このプールに満たされているのは海水である。水の中で目を開けようものならとんでもない目に遭う。クロールで泳ぎ始めて危険に気付き、平泳ぎに切り替えた。
 平泳ぎなんて久しぶりだし、そもそも得意でない。一往復しただけで、「股関節を使った!」という気分になり、満足した。
 本格的に泳ごうと思ったら、ゴーグルが必要である。


サラダランチ アクアトニックプールをもう一周し、切りが良かったのでカフェでランチをいただいた。
 昨日の反省を元に、バスローブの下にバスタオルを巻く。やはりこの方が快適だ。
 「2日続けてのご利用ありがとうございます。」と言われたから、多分、1泊2日で利用する人よりも、1dayプランで利用する人の方が多いのだろう。そういえば、昨日の駅からの送迎で一緒だった女性二人組も今日は見かけていない。


 迷わずサラダランチをお願いすると、山盛りサラダが現れて驚いた。
 「マウンテンサラダ」とどこかに書いてあったものの、マウンテン過ぎである。カフェの方は「でも、みなさんペロリとお召し上がりになります。」と言う。
 食べても食べてもなくならない。生野菜も多く、昨日のお魚ランチよりも食べ応えがあるくらいだ。
 ゆっくりいただき、今日も食後にハーブティをお願いしたところ、ジンジャー等が入った燃焼系のハーブティだった。スパイシーで美味しい。


 リラクゼーションルームで食後の休憩をとっても良かったけれど、今朝、プールを通らずにアクアトニックプールの外のテラスに行けることが判明したので、テラスのデッキチェアで休んだ。
 アクアトニックプールに人っ子一人いないことに驚いた。多分、ウィークデイ会員の方は、午前中に来ることが多いのだと思う。
 ひさしのお陰で直射日光が当たらないデッキチェアを確保し、いい風に吹かれつつ、30分くらいお昼寝した。極楽である。


 貧乏性の私は30分もすると目が覚めて「よーし、プールだ!」と張り切ってしまう。リラクゼーションとははるか遠く離れたところにいるような気がする。これも性分だ。
 14時くらいから、最後の仕上げに、アクアトニックプールを巡り始めた。
 途中で年配の男性がいらっしゃるまでは広いプールを独り占め状態だった。贅沢かつ申し訳ないことである。
 昨日のツアーで教わったことを思い出しつつ、ゆっくり2周巡ったところで時間となった。


 14時半過ぎにプールから上がり、身支度を調える。
 水着の脱水機があったり、シャワーブースにはシャンプー・リンス・ボディソープが備え付けられていたり、化粧水やドライヤーはパウダールームにあるし、私のように「気にしない」タイプの人間ならほとんど手ぶらで来ても大丈夫というところが素晴らしい。
 時間に余裕をみてあるし、スペース的にも余裕があるので、のんびりできる。


 フロントでロッカーキー返し、精算をお願いすると、やはり今日の分のランチしか計上されていないようだ。昨日、精算してもらい忘れてしまったのでと自己申告して、2日分のランチを精算してもらう。
 ショップも併設されていて、フランス産**の化粧水等々が並んでいる。海藻のバスクリームに心惹かれたけれど、残念ながら普通サイズのボトルは売り切れてしまっていた。1回分のミニボトルならあったけれど、コストパフォーマンスがいきなり悪くなるような気がして購入を見送る。


 15時半発の送迎バスは、何人ものスタッフのお見送りを受けて出発した。7〜8人は乗っていたと思うけれど、何だか申し訳ないような気分になってしまう。
 15分くらいで勝浦駅に到着した。駅前をぐるりと見回しても、干物をメインにするお土産物屋さんしか見当たらない。母から「干物は買ってあるからいらない。」と出発前に釘を刺されていたので、本当にお土産を何一つ買わない旅行になった。我ながら、珍しいことである。


 15時59分発の特急わかしおに乗り、行きの反省に基いてポメラは使わず、持参していた文庫本などをのんびり読む。
 車で来る人もいると受付のスタッフの方が言っていたけれど、せっかくタラソテラピーでほぐれても2時間運転して帰るのはかなり大変そうだなぁと思う。
 今の時期だから自由席で問題なく座れるけれど、夏になったらとても無理なんだろうなという気がする。
 途中下車して電車を乗り継ぎ、18時過ぎくらいに自宅に到着した。


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