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2014.10.22

630000アクセス達成!

 今日(2014年10月22日)、どなたかが620000アクセス目を踏んでくださった。
 少しペースが落ち着いて来た感じである。
 これまでの経過は以下のとおりである。

 スタート 2004年9月1日
 10000アクセス 2005年7月17日
 50000アクセス 2006年11月22日
100000アクセス 2008年6月15日
150000アクセス 2009年2月21日
200000アクセス 2009年11月30日
250000アクセス 2010年9月16日
300000アクセス 2011年5月26日
350000アクセス 2012年2月8日
400000アクセス 2012年9月3日
450000アクセス 2013年2月19日
500000アクセス 2013年8月14日
550000アクセス 2014年1月14日
600000アクセス 2014年7月7日

610000アクセス 2014年8月10日
620000アクセス 2014年9月9日
630000アクセス 2014年10月22日

 こうして続けていられるのは、遊びに来て、読んでくださる方のおかげです。
 ありがとうございます。
 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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2014.10.13

北斗星旅行記1日目その2

2014年10月3日(金曜日)


 北海道伝統美術工芸村までの送迎バスは14時に旭川ワシントンホテル前を出る。駅からワシントンホテルが見えたので余裕だと思っていたら、何と、駅から見えるワシントンホテルは「藤田ワシントンホテル」で、旭川ワシントンホテルは少し離れたところにあるらしい。
 慌てて探しまくり、何とか14時少し前にバスを見つけることができた。
 私が乗り込んだら出発したから、お待たせしてしまっていたようだ。申し訳ない。


雪の美術館 10分くらいでバスは北海道伝統美術工芸村に到着した。運転手さんに「帰りのバスには乗らないの?」と聞かれた。残念ながら、優佳良織体験を申し込んであるので、帰りの最終15時40分発の送迎バスには間に合わない。
 体験は15時から申し込んであり、その前に雪の美術館か国際染織美術館かどちらか一方だけなら見学する時間がある。ちょっと考えて、雪の美術館に向かった。


雪の美術館ロビー雪の美術館螺旋階段 雪の美術館では、館内の装飾がいずれも雪をモチーフとしているそうだ。
 ロビーは白で統一され、壁には優佳良織のタペストリーが飾られている。雪の結晶のモチーフも随所で使われている。
 螺旋階段も六角形になっていて雪の結晶をイメージさせる。階段の途中にも優佳良織の小さなタペストリーが飾られていた。
 いかにも女の子が好きそうな意匠である。ここ雪の美術館では結婚式もできるらしい。


氷の芸術氷の芸術 階段を降りると、マイナス15度に冷やされた中で氷の芸術が眠っていた。
 偶然できあがったものではなく、デザイン画を描き、それに基いて作られたという。
 部屋の温度は15度で、温度差30度でも曇らないガラスは特別製だ。しかし、ガラスの向こうはマイナス15度の世界な訳で、そこはことなく冷気が漂い出しているような気がする。
 寒い。
 でも、一切の色を廃した白い氷の世界は上品で好ましい。


雪の結晶の部屋 雪の結晶の写真で飾られた部屋は写真撮影スポットになっていて、次々と若い女の子たちがやってきては写真を撮っていた。
 「アナと雪の女王」のイメージのお部屋としてちょっとした有名スポットになっているらしい。
 飛行機の小さなスクリーンでしか見ていないこともあって、私は今ひとつこの「アナと雪の女王のイメージ」がピンと来なかったけれど、フォトジェニックであることは間違いない。
 続いて、雪に関するお勉強ビデオが見られるお部屋があり、ミニシアターでは雪に関する映像が流れている。


ホール あまり綺麗に写真が撮れなかったけれど、地下の一番奥にはチャペルとしても使えそうなホールがあり、天井には大きな青空の油絵が描かれていた。
 「北の空」というタイトルのこの絵は2万8000号だそうだ。想像もつかない大きさである。
 ホールを囲むように、スーベニアショップやカフェ、写真館などが並んでいる。写真館では、ドレスを選んで「お姫様」な写真を撮ってもらえる。女の子は好きそうだよなぁと思う。
 時間があったらこちらでランチかお茶でもと思っていたけれど、そんな余裕はどこにもなかった。


優佳良織の雪だるま 15時に優佳良織工芸館に行き、受付をお願いして体験料を支払う。
 工芸館のロビーに機織り機が一台置かれていて、まさかここで体験する訳じゃないよねと思っていると、担当の方がお迎えに来てくださった。体験は、別の建物(優佳良織を実際に制作している建物)で行われる。
 雨がまた強くなっていたのでお話を聞くと、ここ数日、旭川は「晴れ、突然にわか雨」というお天気だったらしい。そして、今日明日で来た私は正しく「雨をめがけて」来たようなものだということも、また本当らしい。


体験教室 3階にある教室に入ると、そこには体験用の織機がずらっと並べられていた。
 50台くらいある。壮観である。
 そして、それぞれに異なる色の縦糸がすでにセットされていて、好きな織機(縦糸)を選んでくださいと言われる。
 優柔不断な私にはかなりの難問だけれど、担当の方(普段は織り子さんをしていらっしゃる)は、あっさりと「みなさんすぐに決められますよ。」とおっしゃる。
 オレンジ系とで迷った末、生成りっぽい白を基調にピンクなど何色かまざった糸がセットされている織機を選んだ。


織始め 織り始めの生成りの横糸は1cmくらいすでに織られていて、その続きから始める。
 初心者の私は、基本、平織りで、左から横糸(いわゆる「杼」だ。体験なのでそこまで立派なものではない)を入れるときは1と3と書かれたペダルを押し、右から横糸を入れるときは2と4と書かれたペダルを押す。その繰り返しだ。
 横糸は、端っこの折り返しのところは丁寧に指で押さえ、そこから斜めに伸ばして筬で奥から手前に向けて押さえるのがポイントである。


 「派手に、クレージーキルトみたいに」と思ってまず最初の色替えで赤とピンクを組み合わせた糸を選んだ。
 色を変えるときには、前に織っていた横糸を1/3くらいだけ通してあとは上へ抜き、次の糸を同じ向きに端っこから斜めに入れて、筬で押さえる。それだけでほつれてこないから不思議だ。
 この2番目に入れた赤い糸がやけに派手に思えて、そこから先は地味に押さえる。


作成途中 せっかくならたくさん色替えをしようとか、できるだけ丁寧にやろうとか、そんなことを考えつつゆっくりゆっくり織っていたら、長さ15cmほどのミニセンターができあがるまでに1時間近くかかった。流石にここまでゆっくり作業をすると肩こりにもならない。
 左右対称にする場合、どの糸を使ったのか判らなくならないように、糸を切らずにそのままに置いておくのがポイントだ。
 最後は生成りの糸で端っこをかがるようにし、織機からハサミで切り離す。
 アイロンをかけて完成だ。


 織りながらお話をお聞きしたところによると、プロが織るときには締切があるし、製図があるし、ほとんど鬼気迫るようにして織るらしい。優佳良織は全て(毛糸を紡ぎ、染め、織り、製品にするまで)手作りで、かつ、すべて分業体制だそうだ。意外とシステマティックだなぁと思う。


 地味になったなぁ、もっと派手派手にするつもりだったのにと呟いていたら、先生から、「これは私は上品と言いますね。」と言っていただけた。ありがとうございます、と思う。
 この体験をするために大洗からフェリーで北海道に来て、1時間半の体験後、そのままフェリーでトンボ帰りをした若い女性もいたそうだ。ある種の聖地になっているのかしらと思う。


完成品 高校生などは、もの凄い勢いと集中力であっという間に織り上げてしまうらしい。
 「これだけ丁寧にやれば綺麗に仕上がるわね。」とおっしゃっていたのは、多分、前半部分にアクセントがあって、言い換えると「随分トロかったわね。」ということだろう。申し訳ない。
 しかし、ゆっくり作業した甲斐があって、前に織の体験教室に行ったときは端っこの処理が甘くて浮いてしまい、気になっていたけれど、今回はそんなこともなく綺麗に仕上がった。満足である。


 16時過ぎに体験が終わり、優佳良織工芸館に戻って見学する。体験料に工芸館の入場料も含まれている。
 工芸館には、ほとんど「絵」のような作品がたくさん飾られている。
 タペストリーもあれば、お洋服に仕立てられているものもある。図柄としては、伝統的な紋様っぽいものあり、一枚の絵のように仕立てられたものあり(ミズバショウや、白鳥、流氷などが織り込まれている)、バラエティ豊かだ。
 中でも、薬師寺に納められたという幟が圧巻で、本当に大迫力である。
 展示数はそれほど多くないけれど、ゆっくり、ガラスなしで見られて良かった。
 糸を紡ぐ機械や、織機、毛糸などが展示されているのも面白い。


 工芸館には販売室も併設されていた。興味はあるものの、如何せんお高い。
 早々に退散し、受付で高砂台というバス停16時58分発のバスがあると教えてもらい、そのバスで駅に戻ることにした。雨がかなり強く降っていたので、レインパンツを履き、バス停で待つことを考えてダウンジャケットを羽織って歩き始める。
 ところが、バス停に到着してみると、時刻表に16時58分というバスが載っていなかった。うーん、これだと、結構な雨の中20分以上待つことになるなぁと思っていたら、17時前にちゃんとバスがやってきた。
 未だにどういうことだったのかよく判らない。


 一条7丁目というバス停が旭川駅最寄りだと運転手さんに教えてもらい、駅に戻った。
 18時15分発の電車まで時間があったので、友人に北海道土産を送り、妹と甥っ子へのプレゼントを探す。
 構内のカフェでお茶をしようかとも思っていたものの、お土産について考え始めるとなかなか厄介で、あっという間に1時間が過ぎた。
 上川行きの1両編成の電車は、高校生で一杯だった。通学電車なのだろう。大体30分くらいかかることは調べてあって、ここで乗り過ごしたらどうにもならないと、かなり緊張して電車に揺られた。


 当麻駅に着くと、本日の宿であるいちいの宿の方がお迎えに来てくださっていた。駅から宿までは車ですぐである。
 先にお風呂で温まりますかという質問に「とってもお腹が空いています!」と即答し、すぐにお食事にしていただいた。


前菜お刺身


 この日は、他に若いご夫婦が2組泊まっていたようだ。
 一組のご夫婦はだいぶ夕食が進んでいて、もう一組の方とほぼ同時のスタートになった。
 前菜の牡丹海老も、お刺身も美味しい。ホッキ貝は冷凍ではなく生だという。そう言われると歯触りが違うような気がする。我ながら単純だ。
 前菜の付け合わせのほおずきが甘酸っぱく、意外な美味しさに驚いた。
 ご主人お勧めのイタリアワインの白とよく合っている。


ビーフシチュー パンをくりぬいてカニのクリームグラタンを入れたお料理が出て、黒毛和牛のビーフシチューが続いた。
 このお肉が本当に柔らかくてびっくりである。
 ご主人曰く「シチューにするようなお肉じゃない」そうだけれど、そのお肉を5時間かけて大鍋で煮込んだというから、美味しいに決まっている。


天ぷらごはんとお味噌汁


 ここで和風に変わって熱々の天ぷらが出てきて(カニと海老と南瓜だった)、じゃこと野沢菜のごはんとカニの味噌汁と続く。
 お味噌汁にはインカのめざめというジャガイモが入っていて、サツマイモかもという感じの甘さで驚く。
 ごはんの量もちょうど良くて、ペロリと平らげた。我ながら凄い食欲である。


 デザートはもちろん別腹で、旭山動物園と旭川空港(だったと思う)でしか食べられないというクレームブリュレが供された。
 「プリンとの違いが今ひとつ判らなくて。」と正直なことを言ってしまったら、「クレームブリュレは卵の黄身しか使わない。」と教えてくださった。なるほど、そういうことだったのかと思う。
 卵の味の濃いクレームブリュレは、プリンと違ってカラメルソースがない分、卵そのものの味がよく判る。
 食後には、コーヒーかハーブティを選べる。
 大満足の夕食だった。


 お食事のときに伺ったところ、連泊の場合、2日目の夕食は牛と豚のしゃぶしゃぶで、3日目の夕食はステーキになるらしい。
 そちらもぜひいただいてみたいものである。
 また、クレームブリュレに使った卵で明日の朝食には卵焼きを出しますというお話で、そちらも楽しみだ。


お部屋 1時間かけたお夕食後は、お部屋で一休みである。
 このお部屋が広い。
 この写真だと判らないけれど、ベッドの足もとには、もう1台横向きにベッドを置けそうな空間がある。
 薔薇の生花が飾ってあり、ソファセットもあって快適だ。アジア大会の男子バレーボール決勝をテレビで見ながら、ソファセットに陣取って絵はがきを書いた。


 バレーボールは残念ながら負けてしまい、その負けを見届けてからお風呂に行った。
 こちらの宿は温泉ではない代わり、薔薇風呂が「売り」である。入浴剤の入った濃いめのピンクのお湯に、薔薇の花が60〜70輪も浮かべてある。
 このお風呂に貸し切り状態で浸かれるなんて優雅だ。
 露天風呂もあり、こちらは緑茶の湯になっているらしいけれど、暗くて判らない。空には雲が広がって星は見えなかったけれど、雨は降っておらず、このまま明日までお天気が持ってくれればなぁと思う。
 1時間近く、薔薇のお風呂を堪能した。


サッポロクラシック 多分、飲む機会は今しかなかろうと、廊下にあった自動販売機でサッポロクラシックを購入して、お部屋で飲んだ。
 前は、「生ビールの缶ビールって変だろう!」と思っていたけれど、少し前にキリンビールの工場見学に行ったとき、「生」というのは酵母による発酵を止めるための加熱処理をしていないという意味だと教わった。だから、缶ビールの生ビールももちろん「あり」である。
 でも、正直に言って、味の違いはよく判らない。
 味の違いはよく判らないけれど、流石にお風呂上がりのビールの効きはよく、朝が早かったこともあって、23時に就寝した。


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北斗星旅行記1日目その1

2014年10月3日(金曜日)


 旭川空港から旭山動物園に直行するバスは、この時期、1日一便しかなく、その出発は10時である。
 10時のバスに乗るためには、9時30分に旭川空港に到着するJAL便に乗るしかなく、そのJAL便は7時50分に羽田空港を離陸する。バスでの移動になるので、搭乗口には15分前くらいには到着したい。
 そこから逆算すると、我が家の最寄りのバス停から出る始発バスに乗っても間に合わない。順調に行けばギリギリで間に合うけれど、ミラコロを持って行くつもりだからいざというときに走れない。それが不安だ。


 そんな訳で、4時半に起床し、準備を確認したところで電話してタクシーに迎えに来てもらった。
 前日夜に電話したら、予約は受け付けていないので当日電話してください、配車までは大体15分くらいを見てください、という話だった。
 5分くらいでタクシーは到着し、乗ろうと思っていた1本前の電車に乗ることができた。
 そして、電車に乗ってからsuicaを忘れたことに気がついた。これでは、乗り換えのとき精算が必要になる。ギリギリにしなくて良かったと胸をなで下ろした。


羽田空港のラウンジ 羽田空港には6時40分くらいに到着できた。
 Webチェックインを済ませてあったので、そのままセキュリティチェックに向かう。ミラコロのポケットに空っぽの携帯マグを突っ込んでおいたら、係の方に「水筒を持っていますか?」「中を開けて見せてください」と言われた。国内線の場合、持ち込みは可能だけどチェックはされるのね、と学習する。
 朝食代わりにフルーチェを食べただけだったので、エアポートラウンジに向かった。
 早朝だけは簡単なパンが用意されると聞いていたので、朝ごはん代わりにいただいた。北海道仕様でヒートテックなど着て暑かったので、牛乳とアイスコーヒーでアイスカフェオレを作って飲む。美味しい。


 飛行機の中では飲み物サービスのとき以外瀑睡し、旭川の気温は9度だという機長アナウンスで目が覚めた。
 9度って、真冬の感覚である。
 しかも、9時25分に到着すると、午前中はもつのではないかという私の期待に反してすでに雨が降り始めていた。寒さ倍増である。
 荷物からレインパンツとウィンドブレーカを引っ張り出して着込み、ロビーの券売機で旭山動物園行きのバスチケットを購入した。


 10時発の旭山動物園行きのバスの乗客は10人くらいだった。所要35分の予定が、ノンストップで快調に走ったおかげか、10分ほど早く到着した。
 かなり本格的に雨が降っている。バス停から旭山動物園の正門まで道路を渡ってすぐなのが有り難い。チケットを購入し、入口すぐそばのコインロッカーにミラコロを預けた。
 傘の貸出もあったけれど、バス停からここまでの間に折りたたみ傘を広げていたので、そのまま使うことにする。


手乗り鴨フラミンゴ 入口で「もぐもぐタイム」のスケジュールを確認したところ、ホームページ記載のとおりの予定らしい。
 10時45分から始まるペンギンのもぐもぐタイムに間に合うようにぶらぶら歩き始める。入って右手すぐにフラミンゴがいる。フラミンゴといえば行川アイランドだよなぁと思い出す。ピンクが鮮やかだ。


 金網で覆われた大きなケージのようなところが「ととりの村」で、その名のとおり鳥たちがいるらしい。
 水槽に水を張っているスタッフの方がいて、「何をしているんですか?」と尋ねたら、親からはぐれてしまった鴨がいたのでスタッフで保護し、もう親元には戻せないので人に慣れさせる訓練をし、来園者に説明をするときに活躍して貰うことになったというお話だった。
 「撫でても大丈夫?」と聞いたら「怒ると思います。」という返事だったので写真だけ撮らせていただき、ペンギン館に向かう。


ペンギン 雨の平日の午前中である。そんなに人もいるまいと思っていたらとんでもない。ペンギン館の前は、すでに黒山の人だかりとなっていた。びっくりである。
 途中、放送で「お時間に余裕のある方は午後の回を・・・」と言っていたから、動物園は午前中の来園者が多いのかも知れない。
 隙間から見ようとしたり、後方にある踏み台に乗ったりしたけれど、雨で傘を差している人が多いのでなかなか上手く見えない。
 建物内に入ると、屋外の様子は判らないけれどペンギンは見られるし、放送も聞こえるのでそのままそこで見学した。


泳ぐペンギン ペンギンは、海が荒れ、餌が減っていて、あと50年くらいで野生のものは絶滅してしまうだろうと言われているそうだ。そんなこととは知らなかった。
 旭山動物園には4種類のペンギンがいて、その中で一番大きいペンギンが「王様ペンギン」である。よく名前を聞く「皇帝ペンギン」とは別のペンギンで、皇帝ペンギンよりちょっと小さい。
 日本の動物園で多く飼育されているフンボルトペンギンは、実は、ペルーなどにいるペンギンである。地球のちょうど裏側だから日本と気候が似ていて、そのためにフンボルトペンギンは日本で飼育しやすいという。
 ペンギンといえば南極のイメージだけど、実際はそうではないらしい。
 そういえば、ガラパゴス諸島に行った方から、赤道直下のガラパゴスにもペンギンがいたというお話を聞いたばかりだなぁと思い出した。


羽が生え替わる 中に、もこもこした羽(というか、毛に見える)を生やしたペンギンがいて、病気? と思っていたら、ちょうど外にも同じようなペンギンがいたらしく、スタッフの方の説明があった。
 このペンギンは、ちょうど羽が生え替わる時期に当たっているという。
 ペンギンの羽には防水性があって身体を守っているけれど、1年くらいでその防水性能が落ちてしまうので、年に1回生え替わるという。
 生え替わっている最中のペンギンは羽による防水機能がないため水中に入ることができず、水中に入れないので餌を獲ることもできず、生え替わりが終わるまで地上で何も食べずに過ごす。
 何だか壮絶だ。


 説明が終わった後もペンギンの餌やりは続きますというアナウンスを聞きつつ、この調子では11時からのホッキョクグマのもぐもぐタイムも混雑するに違いないと、早めにホッキョクグマ館に向かった。
 すでに長蛇の列となっていた。
 アナウンスによると、ホッキョクグマのもぐもぐタイムは3回に分けて行い、今並んでいる人は2回目にギリギリ入れるか、3回目になるかといった辺りらしい。
 屋根のあるところに並べたのでそのまま待つことにした。持参した携帯マグのコーヒーの温かさが有り難い。
 何とか11時10分開始のもぐもぐタイム2回目に滑り込むことができた。


ホッキョクグマホッキョクグマ


 動物園でホッキョクグマに与えている餌はニシンなどのお魚だけれど、野生のホッキョクグマの餌は主にアザラシだそうだ。そう聞くと、何だかホッキョクグマの獰猛さが突然生々しく迫ってくる感じがする。
 ホッキョクグマの顔が長いのは、息継ぎしやすくするため、体型が全体として下ぶくれなのは、泳ぐためである。


 ホッキョクグマは相当ゆっくりにしか泳ぐことができない一方で、ホッキョクグマの餌であるところのアザラシは相当に素早く、ホッキョクグマが海中で捕まえることはほぼできない。アザラシが息継ぎのために陸地というか氷上に上がって来たところを待ち伏せして、それでようやくホッキョクグマは餌にありつくことができる。
 地球温暖化で氷が溶けてきているので、ホッキョクグマの餌場は減少している。こちらも種の保存の危機が迫っている。


ホッキョクグマホッキョクグマ もぐもぐタイムに出てきていたホッキョクグマも行ったり来たり泳ぎ、外にいたこちらのホッキョクグマも左右に行ったり来たりを繰り返し、ときどき遠吠えのようなポーズを取っていた。
 やはり自然そのものの環境ではないから、ストレスがたまっているのかしらと思う。
 でも、見飽きない。
 うろうろする様子をずっと眺めていた。


アムールトラアムールトラ アザラシのもぐもぐタイムは11時30分からで、少しだけ時間の余裕がある。
 別に無理して特等席で見なくてもいいかしらと思い、先にもうじゅう館に行った。
 とはいうものの、やっぱりココロはもぐもぐタイムに飛んでいたらしい。もうじゅう館には、ライオン、クロヒョウ、アムールヒョウ、ユキヒョウなどもいたらしいのに、私はヒグマとこのアムールトラしか見ていない。
 ライオンたちはどこにいたのだろう?
 アムールトラは「流石、猫科の動物」という感じで、何だか仕草が可愛らしかった。雌かどうかは判らないけれど、顔も美人さんだと思う。


 


泳ぐアザラシ餌を貰うアザラシ


チューブを泳ぐアザラシ アザラシのもぐもぐタイムも大混雑で、地上にはとても居場所がなく、屋内から見学し、説明を聞いた。
 スタッフの方は「餌をもらうためにほとんど皆、上に上がっているのであまり泳がないかも知れません。」と言っていたけれど、チューブを泳ぐアザラシも見られて満足である。
 アザラシの毛並みは、毛が生え替わってもずっと一生変わらない。そして、一体一体全て異なる毛並み(模様)になっている。もっとも、スタッフの方も毛並みで個体識別をしている訳ではなくて、顔で見分けていると言う。
 「みなさんも、1日、ここでアザラシを観察していたら見分けが付くようになります。」と言われた。
 しかし、残念ながら、1日アザラシを見ている時間はない。


 13時のバスで旭川駅に向かいたかったので、あと1時間半しかないのに、まだ正門に近い一角しか見ていない。
 この後はもう本当に駆け足で回った。
 旭山動物園は展示に工夫が凝らされていて、説明などもかなり丁寧に張り出してあったりするので、じっくり読んだら相当楽しそうだけれど、仕方がない。
 半日では全然時間が足らなかった。


オオカミエゾシカ


 もうじゅう館の隣に、オオカミの森とエゾシカの森がある。
 オオカミは木の下にうずくまって丸くなっていた。といっても、別に特に雨が苦手とか雨が嫌いという訳ではないらしい。
 お隣のエゾシカの森にいるエゾシカは、逆にいかにも「雨がイヤなんです」という風情で、屋根のあるところからなかなか出てこようとせず、夫婦でうずくまっていた。雨が小やみになると立派な角を持つ雄がその辺を歩き始める。
 雌を誘いに戻っても、雌の方はやけにつれない感じで、結局屋根のある場所にとっとと戻っていたのが可笑しい。


テナガザルチンパンジー タンチョウヅル、シマフクロウと北海道ならではという感じのする鳥を眺めた後、レッサーパンダを経て、チンパンジーの森に到達した。
 チンパンジーは外に出ていなかった。なかなか楽しそうな遊び道具が揃っていたのに残念である。しかし、子供のチンパンジーもいて、親にじゃれかかっているのが可愛い。


 もの凄い叫び声が気になって、オランウータンではなくテナガザルを見に行った。旭山動物園の中で一番ウルサかったのは、このテナガザルだと思う。ホエザルみたいな感じだ。
 テナガザルだけあって、長い手足を活かして色々な「ワザ」を見せてくれるのが楽しい。いかにもアクロバットな動きを楽しんだ。


 ちょうどこの辺りで12時になり、東門に近かったので、モグモグテラスにお昼を食べに行こうかと一瞬迷って見上げると、その東門までは相当な急坂だった。
 しかも、その急坂を上って行く人が結構いる。正にお昼どきだし、この急坂を上がって行ってもの凄く混雑していたらきっとショックに違いない。混雑していたら時間を取られそうだと考え直し、モグモグテラスはパスした。
 そして、お昼ごはんをどうしようと考えながら歩いていて、すぐ隣にいたはずのカピバラを見逃したのが心残りである。


 くもざる・かぴばら館からキリンやカバがいる辺りまでは、妙に裏道っぽい坂を下って行く。
 こども牧場などはあるものの、こちら側はあまり動物がいない。これならさる山経由で少し戻る感じでかば館やきりん舎に行った方が良かったかも知れない。
 どちらにしても、お天気さえ良ければ,下りの気持ちいい散歩道だと思う。


キリン キリンはどこだろう、場所が移ったとどこかの看板にあったけど道を間違えたか? と思った頃、きりんの顔が目に入った。
 キリンの首ではなくキリンの顔が目に入るのは、きりん舎が道路よりも深く掘られているからだ。もちろん、きりんと同じ高さの地面から見上げることもできる。
 キリンの顔が近い。
 その代わり足が見えていないので、その背の高さは実感できず、何だか不思議な感じがする。


カバ お隣にあるかば館に入ると、水槽の中でかばがのんびり寝そべったり、ちょっと歩くような泳ぐような動作をしたりしていた。
 それにしてもデカイ。
 普段はあんまり気にしてないというか、意識していないけれど、カバって本当に大きい動物だ。
 身体の大きさに比較して随分と足が短く、そして華奢に感じられるのは、水中で過ごす時間が多いからかも知れない。


スープカレー キリンとカバを見た後は、西門を経由して、正門近くまで戻った。
 12時30分発のバスで旭川駅まで戻っても良かったけれど、何だかそれも慌ただしいし、お土産も見たかったので、旭山動物園くらぶ正門shopでスープカレーを注文し、お隣の無料休憩所でお昼ごはんにいただく。
 休憩所は暖房も効いて暖かかった。そして、空いているのも有難い。


 食べ始めてすぐ、突然、雨が強くなった。ザーザー降りと言ってもいいくらいの雨である。
 少し離れたところで昼食をされていたご夫婦が「せっかく遠くから来たのにね。」とおっしゃってくださり、「でも、屋根のある場所にいるときで良かったです。」とお返事する。
 本当に、外を歩いているときだったら、かなり大変だったと思う。
 コーヒーも飲んでゆっくり温まった。


 雨足が弱くなったのを見計らって休憩所を出た。
 正門近くの売店でいくつかお土産を買い、13時のバスに間に合うようにロッカーからミラコロを出してバス停に向かう。バスが時間どおりに来るのが有り難い。
 道路も空いていて、旭川駅まで30分くらいで到着した。
 駅のコインロッカーにミラコロを預け、郵便局があったので、動物園で購入した絵はがきを出そうと切手を買う。切手も、持って来ようと思っていたのに忘れてしまったものの一つだ。


-> 北斗星旅行記1日目その2

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2014.10.05

無事、帰宅する(北斗星)

 2014年10月3日(金)から2泊3日で、寝台特急北斗星に乗る旅をしてきた。
 前々から乗りたかったのだけれど、人気があってチケットを押さえるのが大変という話を聞いて、チャレンジすることなく来てしまっていた。しかし、2015年度中の廃止も噂される中、これは今のうちに乗っておかなくてはと思ったのだ。
 幸い、上りのロイヤルと取ることができたところから、旅計画は始まった。

 3日の早い便で旭川空港に飛び、旭山動物園を見学し、北海道伝統美術工芸村の雪の美術館を見学し、優佳良織の体験をして、泊まりは当麻の宿、翌日は宿のプランで層雲峡黒岳まで紅葉を見に連れて行ってもらい、札幌に移動して札幌17時12分発の北斗星で今朝、上野駅に戻ってきた。

 ほとんど雨を求めて旅行したようになってしまったけれど、我ながら上手いこと強い雨を回避して旅程を組んであり、何より北斗星を満喫できた旅になった。満喫しすぎて、持参した文庫本などほとんど読まなかったくらいである。
 それにしても、北海道は寒い! 薄手のダウンジャケットを持って行って正解である。

 交通費だけでもの凄いことになったのでできれば考えたくないのだけれど、この2泊3日の旅行にかかった費用は、約100000円だった。ここには、交通費、ホテル代、食事代、入館料、体験料等が含まれているけれど、(自分用も含めて)お土産代は含まれていない。

 また、初日の万歩計は14665歩、2日目は7769歩、3日目に至っては1268だった。思ったよりも歩いていないなぁという印象である。

 一応出発前に作った持ち物リストは以下に。

続きを読む "無事、帰宅する(北斗星)"

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北斗星旅行記2・3日目(引っ越しました)

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 北斗星旅行記は引っ越しました。
 以下のリンクからご覧ください。

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 1日目その1 2014年10月3日(金曜日)

 1日目その2 2014年10月3日(金曜日)

 2日目その1 2014年10月4日(土曜日)

 2・3日目 2014年10月4日(土曜日)・5日(日曜日)

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2014.10.04

北斗星旅行記2日目その1(引っ越しました)

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 北斗星旅行記は引っ越しました。
 以下のリンクからご覧ください。

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 1日目その1 2014年10月3日(金曜日)

 1日目その2 2014年10月3日(金曜日)

 2日目その1 2014年10月4日(土曜日)

 2・3日目 2014年10月4日(土曜日)・5日(日曜日)

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2014.10.03

北斗星旅行記1日目その2(引っ越しました)

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 北斗星旅行記は引っ越しました。
 以下のリンクからご覧ください。

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 1日目その1 2014年10月3日(金曜日)

 1日目その2 2014年10月3日(金曜日)

 2日目その1 2014年10月4日(土曜日)

 2・3日目 2014年10月4日(土曜日)・5日(日曜日)

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北斗星旅行記1日目その1(引っ越しました)

*****

 北斗星旅行記は引っ越しました。
 以下のリンクからご覧ください。

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 1日目その1 2014年10月3日(金曜日)

 1日目その2 2014年10月3日(金曜日)

 2日目その1 2014年10月4日(土曜日)

 2・3日目 2014年10月4日(土曜日)・5日(日曜日)

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