香港&クルーズ旅行記1日目その2
2014年8月16日(土曜日)
ホテルの部屋に戻って荷物を置き、少し整理をしたらもう18時である。今日は、シンフォニー・オブ・ライツの時間帯にアクア・ルナを予約してある。満腹で舟に揺られるのも辛そうだし、早めに夕食を食べに出た。
ホテルの近くにある筈の点一龍という飲茶専門店に行こうと思っていたら、探すまでもなくホテルの正面玄関を出たところにお店があった。
本当に目の前である。
覗いて見ると、まだ時間が早いせいかガラガラで、これなら一人でも入りやすいしゆっくりできそうだ。
こちらで夕食をいただくことにした。
飲茶らしくお茶を頼むという手もあったけれど、気分はビールだったので、生ビールを頼んだ。何故かカールスバーグである。流行っているんだろうか。
店内を見回すと、数組いたお客さんの中でアルコールを頼んだのは私だけだった。
何しろ一人なので食べられる量は限られる。小籠包と、鮑のパイ(これが絶品!)、ガーリックの効いた海老の春巻きと3品でお腹がいっぱいになった。
恐らく、本来はオーダーシートに書き込んで注文するタイプのお店だと思う。空いていたし、私が一人でかつ物慣れない雰囲気を発散させていたためか、店員さんの中でもチーフらしい女性が直接オーダーを取りに来てくれた。有り難い。
お会計は、ビールも入れて約200香港ドルだった。
ゆっくりのんびり夕食をいただいて、アクア・ルナの乗船場に向かう。外の暑さを避け、ハーバーシティの中を通って行く。
夏のバーゲンセールが開催されていて、普段ほとんどお買い物をしない私にも目の毒だ。なかなか楽しい。
スターフェリー乗り場前を通ってアクア・ルナの乗船場に向かう途中、香港の二階建てバスのチョロQを売っているブースというか、新聞の販売スタンドというか、そういう感じのお店があった。甥っ子へのお土産に購入する。
バスが色々あって、最初は色で選んで購入し、よく見ると干支の絵と年の表示があったので、甥っ子の生まれ年のものに交換をお願いしたら、売場のお姉さんは笑顔で対応してくれた。
そんな道草もしつつ、アクア・ルナの乗船場であるピア1に向かう。しばらくうろうろしていると、スタッフがやってきて名前をチェックし、人々を並ばせ始めた。
印刷してきた予約票を渡して名前をチェックしてもらい、列に並ぶ。
並んでいるところからも、香港の夕景を見ることができる。暮れて行く空の色が段々濃くなり、その分、夜景が浮かび上がってきて綺麗だ。
そうこうしているうちに、前のクルーズからアクア・ルナが帰ってきた。
何だかびっくりするくらい揺れている。高低差が50cmくらいはある感じの大きな揺れだ。あんなに揺れる船に乗れるんだろうか、大丈夫なんだろうかと心配になる。
これだけ揺れていたら、乗り降りにも時間がかかって時間通り(19時30分予定)の出航は無理なんじゃないかと心配になったけれど、意外とスムーズに進んでいるようだ。アルコールは諦め、大人しくオレンジジュースを頼んだ。
シンフォニー・オブ・ライツは、九龍側は少し地味なのかもしれない。
しかし、ICCのビルは、シンフォニー・オブ・ライツの間中ずっと、文字や絵柄をビルの側面に動画を描き出し続けていて楽しい。
遊園地の様子が描かれたり、サファリっぽい絵が動いたりしていたこともあったと思う。
アクア・ルナの船内にはシンフォニー・オブ・ライツの音声もしっかり流れているから、置いてけぼりにならずに夜景のショーを楽しむことができる。音楽やアナウンスが聞こえるか聞こえないかで、シンフォニー・オブ・ライツの楽しさは大きく変わると思う。
香港島の夜景をほとんど真下から見上げたり、海上からならではの香港の夜景を満喫し、アクア・ルナのクルーズは1時間弱で終了した。
このクルーズは、昼間よりも夜の方がお値段が高く、夜の中でもシンフォニー・オブ・ライツの時間帯が一番高い。それだけの価値があったと思う。
帰りの船中から、大混雑のスター・オブ・アヴェニューの様子が見えて、私はこんなにゆっくりゆったりのんびり夜景を満喫したんだぞと優越感に浸った。
アクア・ルナを降りて、マッサージのお店に向かう。どこで道路を渡ればいいのかよく判らない。信号や横断歩道らしきものが見当たらない。
もしかすると、スターフェリー乗り場まで戻ってぐるっと回るのが正解だったかも知れないけれど、それはいかにも遠回りである。
周りにも同じことを考えたらしい人が多かったのをいいことに、ペニンシュラホテルの前辺りで横断した。
足健に到着したのは予約した21時の10分前くらいで、時間まで足湯で待っていて、と(多分)言われた。時間までは悪気なく放置される。足湯には漢方系の何かが入っていたようだ。
その後、声がかかってお部屋に案内され、全身マッサージが始まった。
担当は年配の女性で、受付の女性に「先生」と呼ばれ、指名客をたくさん抱えている、いかにもプロという感じの方だ。片言の日本語で指示してもらい、うつぶせになるとマッサージが開始された。
「腰と首が弱い。」と言われて「肩ではなく?」と聞き返したら、首と肩は一緒だ、という答えだった。
45分の全身マッサージは足踏みコミで、「弱い」と言われた首や腰を中心にやってくれたようだ。
痛気持ちいいという感じで、「痛い」ことも結構あり、マッサージを受けながら寝ちゃうということはない。しかし、終わったらかなり上半身が楽になっていた。
「ふーっ。」と溜息をついたら、マッサージ師さんに「私の方がふー、だよ。」と言われてしまった。相当に凝っていて力が必要だったらしい。
代謝が悪いと言われ、汗っかきで代謝の良さには自信があったので驚いた。
その後、場所を移して足つぼマッサージが始まった。
こちらの方が痛くて、痛いと思うから力が入るのか、「力を抜け。」と何度も言われ、パンパンと足の裏を軽くはたかれる。
力を抜くのも難しい。
しかも、一度など足つぼマッサージを受けながら足の裏がつってしまい、「うわぁ! 待って、待って!」と叫んでしまった。一体何をしに行ったんだかという感じだ。マッサージ師さんは「判るよ。」と私の叫びをいなし、さささっと治してくれた。
時間目一杯(というよりも、少しオーバー気味に)念入りにやってもらって、かなり楽になった。満足である。
足つぼマッサージをしてくれた人が2回も変わったり、足つぼマッサージの間、目の前の壁にかかっているテレビでドラマをやっていて、マッサージ師さん達が、私の足よりもそのドラマに気を取られているようだったのが、若干気になるけれど、楽になったのでいいだろう。
足つぼマッサージをしてもらっているときに「痛い!」と叫んだら、「ここは胃だ。」と言われた。食べ過ぎを反省する。
足健の近くにあったコンビニでお水を買い、23時頃にホテルに戻った。都会のホテルって素晴らしいと思う。特に治安が悪いという感じもしない。この時間まで一人で出歩いた感じでは、場所を選べば問題なさそうである。
何だか喉が渇いてお腹もちょっと空いたので、紅茶を淹れ、夕方にもらったパンダクッキーで一休みする。
夜食にするつもりで購入したマンゴーパンケーキは、明日の朝食に変更である。
お風呂に入って、洗濯し、髪を乾かし、日付の変わった0時半ころ就寝した。
本日の歩数計 20346歩
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