« 香港&クルーズ旅行記1日目その2 | トップページ | 香港&クルーズ旅行記2日目その2 »

2015.01.21

香港&クルーズ旅行記2日目その1

2014年8月17日(日曜日)


朝食 6時に一回目が覚めた後二度寝し、起きたら7時だった。
 早速、持参したコーヒーを淹れ、昨日購入したマンゴーパンケーキに昨日もらったパンダクッキーとウエルカムフルーツのバナナで朝食とした。
 何だか相変わらず野菜が少ない。今日の昼食には絶対に野菜を食べようと決心する。
 荷物を片付け、昨日の夜に洗った洗濯物がまだ生乾きな感じだったので干したままにして、散歩に出かけた。


 近くにある1881ヘリテージに行った。元々、香港の水上警察署だった建物などをリノベーションし、ホテルやブランドショップが揃う施設となっている。同潤会アパートを一部残した表参道ヒルズみたいな感じだ。
 内部には歴史的資料なども展示されているそうだけれど、8時半過ぎとまだ早かったせいか、何となく「中に入ってはいけません」という雰囲気で、入りそびれてしまった。
 そして、余りの暑さに早々に退散する。もう、本当に蒸し暑い。


 Watsonsが開店していたので、避暑も兼ねて飛び込んだ。
 お土産を物色し、タイガーバームや、ツバメの巣の成分が含まれている美容液、フェイスマスクを購入する。フェイスマスクがもっとたくさんあったらあるだけ全部購入したいくらいだったけれど、2個しかなかったのが残念だ。
 本日これから乗船予定のスーパースターヴァーゴがそこにいることを確認し、ゆるゆるとホテルに戻った。


シティスーパー ホテルに戻るためにハーバーシティを歩いている途中、うっかりレスポートサックのお店に入り、店員さんに「セールは今日までです!」と日本語で案内されて、ついショルダーバッグを購入した。
 シティスーパーに寄り道する。プライベートブランドらしい香辛料やエコバッグなどに心惹かれた。
 お茶のコーナーで見てみると、香港産のものはジャスミンティしかなかったので、こちらもパスした。
 暑いところをうろうろしたので喉が渇いていて、スイカジュースを飲んで一休みしてからホテルに戻った。


チェックイン ホテルに戻るとお部屋に日経新聞が届いていた。もちろん日本語である。何だか凄い。
 新聞はそのまま頂いて行くことにして、11時半にチェックアウトし、ハーバーシティ内をキャリーケースを転がしながらクルーズ船のターミナルに向かった。
 昨日「2階をずっと行けば大丈夫」と確認した筈が、途中で何故か3階に上がってしまい、キャリーケースを預ける場所が見つからないまま、クルーズ船のチェックインカウンターに到着した。
 周りを見回すとスーツケースを転がしている人もそこそこいたので、そのままチェックインの列に並ぶ。


 結構な混雑で、並んでからチェックインを終えるまで20分くらいかかったと思う。乗客は香港人が圧倒的に多いようで、外国人のブースは進みが早い。バルコニークラスだからということもあると思う。
 他の方の旅行記で「日本人は、日本人スタッフが対応してくれるようだ」という記述があって期待したけれど、私のところにはやってきてくれなかった。
 もっとも、チェックインといっても、予約票とパスポートを見せ、アクセスカードと何だかよく判らない紙を渡されただけであっという間だ。しゃべる必要もなかった。


グランド・ピアッツァ チェックインが終わると出国審査で、ここでパスポートは取り上げられる。
 キャリーケースを転がしながらこの坂を上るのはキツイ! と思いながら乗船口を上がり、荷物検査のためにX線を通した、と思う。
 グランド・ピアッツァと呼ばれるロビーに入る前、デッキでスーパースターヴァーゴのマスコット(名前はとうとう覚えられなかった)との記念写真をこなし、12時20分くらいに船内に入った。
 結構な広さのグランド・ピアッツァは既に人でいっぱいで、三人組のおじさん達が懐メロっぽい曲を演奏して歌い、スパークリングワインなどがサービスされている。もちろん頂いて一息つく。


 寛ぐにはキャリーケースが邪魔だったので、荷物を置くべくお部屋に向かった。
 長い廊下を歩いて行くと、まだお掃除が途中のお部屋もあったけれど、私の部屋はすでにベッドメイク等も終わっていた。有り難い。
 バルコニークラスのお部屋である。


船室バスルーム


 乗船のときにもらった書類をチェックする。エクスカーションに関する書類は特に重要だ。
 香港に来る前から、三亜でのエクスカーションに申し込むかどうかで迷っていた。
 三亜という土地にほとんど興味がないし、エクスカーションの案内を見ても、「地球の果て」という名前の美しいビーチとか、地元のスーパーでのショッピングとか、亜熱帯の森林公園とか、特に心惹かれない。
 唯一、「行ってもいいかな」と思ったのが、南山寺というお寺(高さ108mの観音菩薩像がある)を見学して、精進料理を食べるツアーだ。
 エクスカーションに参加しなかったとして、クルーズ初心者の私に「船内を楽しむ」ことが可能かどうかという問題もあって、なかなか悩ましい。


 船室は決して広くはないので、スーツケースを一々開け閉めするのは面倒だし、大体、邪魔である。
 お土産に購入したものなど、船内では絶対に使わないものだけをスーツケースに残し、あとの荷物をお部屋のクローゼットや引き出しに振り分けた。スーツケースはベッドの下に入れる。そのためにクルーズ船のベッドは高くなっているらしい。
 生乾きだった洗濯物を室内に干し、冷房を緩める。
 乗船のときにもらった船内新聞「STAR NAVIGATER」は中国語版で全く読めず、お部屋に日本語版があって安心した。日本語船内新聞を読んで初めて、無料の中華料理ビュッフェレストランが改装中で利用できないことを知った。「美味しい」という評判だったのでちょっとショックだ。


 アクセスカードをカードケースに入れて首にぶら下げる。
 アクセスカードは、パスポート代わりの身分証明証であり、ルームキーであり、クレジットカードを登録すれば船内のお財布代わりにもなる。カードという名前のとおり、定期券くらいの大きさである。
 お部屋に入って改めて確認したら、私のアクセスカードにはダイニングクレジットが1900香港ドル分も付いていた。
 ダイニングクレジットは、船内の有料レストランで食事をしたり、有料の飲み物の料金に充当することができる。バルコニークラス以上のお部屋についていることは知っていたものの、思っていたよりも高額だったので驚いた。


スパークリングワイン 一通りのチェックと片付けを終えてグランド・ピアッツァに戻り、図々しくもう一杯のスパークリングワインをいただいた。
 ちょうどエクスカーションの受付窓口が空いていたので、ハロン湾でのエクスカーションを申し込んだ。
 サンパンという小舟に乗り換えてハロン湾を「クローズアップする」というツアーに申し込んだら、担当のお姉さんに「第二希望は?」と聞かれ、ハロン湾巡り世界遺産にもなっているティエンクン洞の見学がセットになったツアーに申し込んだ。
 定員が1500名を軽く超える船で最少催行人数35名が集まらないなんて想像もしなかったけれど、どうやら担当のお姉さんは私の第一志望のツアーは催行中止になるだろうと見込んでいたらしい。


 「英語ツアーでいいのね?」と聞かれ、冗談半分で「日本語ツアーがあればその方がいいわ。」と答えたら、驚いたことに日本語ツアーの設定があった。
 ハロン湾では、クルーズ90分とボンダオマーケットでの買い物、地元レストランでの食事がセットになったツアーに日本語ガイドが付くという。一瞬、迷ったけれど、ヴェトナム料理をどうしても食べたい訳でもないし、それなら洞窟を見る方が楽しいかなと思い、希望はそのままにしておく。
 「エクスカーションの催行の有無は明日の夕方から21時頃までの間に確認してね。」と言われた。


 次に、フロントに立ち寄って、エクスプレスチェックアウトを登録した。
 アクセスカードにクレジットカード番号を登録しておけば、船内で使ったお金は全てカードで決済され、最終日にフロントで支払手続きをする必要がなくなるという便利な仕組みだ。


 13時半も回ってお腹が空いたので、お昼ごはんを食べにメディタレニアンブッフェという無料レストランに行った。ビュッフェ形式なら野菜だけ選んで食べられそうだ。
 入口のお姉さんに指定された番号のテーブルに行ってみると、そのテーブルは大家族の方々で一杯だった。何のための指定なんだ! と空腹もあって腹を立てていたら、お隣のテーブルで食べていたご夫婦が「ここにどうぞ。」と言ってくださった。有り難い。
 入口でもらった「ここには人がいます」カードを席において、お料理を取りに行く。


昼食 レストランのあまりの人の多さに食欲がないような気がしてきて、とにかく野菜野菜と思いながらお料理を選ぶ。
 飲み物の選択肢が、インスタントコーヒーと紅茶しかないのが謎だ。香港発着のクルーズ船だから、烏龍茶くらいタダで飲めるだろうと思ってティーバッグを持って来なかったのは失敗だったらしい。
 流石に野菜中心の控えめな一皿では足りず、フルーツを山盛り一皿いただいて、本日のランチとした。


図書室 メディタレニアンブッフェがあるデッキ12には、図書室がある。
 落ち着ける感じで、かつ、人がほとんどいないのが良い。
 壁際に本棚が並んでいて、そのうちの一つに日本語の書籍が入っていた。棚には鍵がかかっていて、デッキ10のアクティビティセンターに行って鍵を借りないと本を読むことができない。この図書室で本を読んでいる人を見ることは一度もなかった。
 棚の中にある本のタイトルを順不同で拾ってみると、世界名作文学集っぽい本(「ジェイン・エア」や「赤と黒」など)、「ダイアナ妃の真実」、「わたしの心霊体験」、「失楽園」、「ペレストロイカ」、「すぐできる整体術」などなど節操がない。きっと乗客が置いていった本たちなのだろう。


 日本人乗客は、避難訓練に参加する代わりに14時半に始まる日本人スタッフによる説明会への出席が義務づけられている。会場は、デッキ12にあるギャラクシーオブザスターズだ。お酒が飲めてステージがあってスロットが並んでいるといったスペースである。
 数えてみたら、団体ツアーの方々も含めて60名くらい集まっていた。ざっと見たところ、一人で参加しているのは私だけだったようだ。そりゃそうか、と思う。
 日本語音声の避難時のためのビデオが上映され、説明役に立った日本人女性スタッフにアクセスカードに避難時の集合場所が書かれているので確認するようにと念を押された。
 私の集合場所はデッキ7のDである。


 今回のクルーズについている日本人スタッフは彼女一人で、対応可能な時間帯は8時から23時という話だった。
 その他、硬軟取り混ぜて説明のあった事項はこんな感じである。


・船内新聞の日本語版は彼女が英語版から毎日翻訳しており、大体、21時から22時くらいに翌日分が配布されること
・劇場は開演30分前にオープンすること
・船内に階段が3箇所あって一番前に赤、真ん中に青、後ろに緑の絨毯が敷かれていること
・エクスプレスチェックアウトを登録するとクレジットカードから300ドル分がデポジットでブロックされ、下船後2週間くらいで解除されること
・三亜では英語はほぼ全く通じないし、港から街までは離れているので観光したい人はエクスカーションに申し込むよう「強く」お勧めすること
 明日の三亜でのエクスカーションはツアーデスクが開いている21時まで申込みが必要なこと
・ダイニングクレジットの残額はレセプションで確認できること
・ハロン湾で下船するためには、チェックインのときに渡されたピンク色の紙(パスポート代わりになるランディングパスだったらしい)が必要になること


 説明が一通り終わったところで、いよいよ出航である。


 香港&クルーズ旅行記1日目その2 <- -> 香港&クルーズ旅行記2日目その2

|

« 香港&クルーズ旅行記1日目その2 | トップページ | 香港&クルーズ旅行記2日目その2 »

旅行・地域」カテゴリの記事

*201408香港&クルーズの始末」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 香港&クルーズ旅行記2日目その1:

« 香港&クルーズ旅行記1日目その2 | トップページ | 香港&クルーズ旅行記2日目その2 »