« 2014年12月 | トップページ | 2015年2月 »

2015.01.29

香港&クルーズ旅行記2日目その2

2014年8月17日(日曜日)


出航後7分経過 15時、スーパースターヴァーゴは出航した。  流石に紙テープで涙の別れが展開されるとは思っていなかったけれど、大きく汽笛が鳴らされるとか、それなりの情緒を期待していたら、もの凄く静かに出航して驚いた。
 クルーズ船は、ぐるっと回って向きを変え、香港島と九龍島との間を抜けて行く。
 最上階13階のデッキには結構たくさんの人が集まって、みんな写真を撮りまくっていた。
 8月の香港だからお天気をだいぶ心配していたので、青空が嬉しい。
 暑いけれど、クルーズ船は見た目よりスピードが出ているようで風が気持ちいい。


 最終日のガラ・ディナーは完全予約制だ。
 予約場所はリド劇場で、バルコニークラスの乗客は15時45分から予約が開始される。少し早めに行こうと15時半前に行ったら、すでにそこは長蛇の列だった。びっくりだ。私がもらった札は41番である。
 劇場に入ると、前方に四つのレストランの予約係がスタンバイしている。無料レストランのベラビスタ、有料レストランのノーブルハウス(中華)、侍(日本料理)とあと一つが思い出せない。インド料理だったか、イタリアンだったか、どっちだったろう。


リド劇場 5番きざみで番号が呼ばれ、呼ばれた人はお目当てのレストランの予約をするという流れである。
 客席で待っている間、レストランのお兄さんが「ワインをボトルでキープしない?」と勧誘に来たけれど、「私、一人だから飲みきれないわ。」とお断りする。キープすればどのレストランでも飲めるそうで、それなら3泊でワイン1本くらい空けられるけれど、1種類の飲み物しか飲めないのはつまらない。
 意外なことに、一番最初に予約が一杯になったのは日本料理のお店「侍」だった。
 そして、私の本当に一人前で有料レストランが全て満席になってしまった。ショックである。出足が本当にあと一歩、遅かったらしい。
 ベラビスタの予約(二回転するうち、早い時間帯)をお願いした。


 うろうろ歩きまわったのと、全く話せない英語を聞き取ろうと(それがたとえ数字だけであったとしても!)緊張していたせいで、何だか疲れてしまった。
 お部屋に戻り、ベッドに寝転んで休憩だ。
 寝転ぶと、エンジンの振動なのか、船自体の揺れなのか、とにかく「安定したところにいない」感じがする。
 明日の三亜でエクスカーションを申し込むかどうかまだ迷っていたので、お部屋のテレビで観光案内を眺めた。


 まだ迷いつつエクスカーション申込みのカウンターがあるグランド・ピアッツァに行く途中、パラッツィオ・イタリアンの入口にスタッフがいることに気がついた。
 ダイニングクレジットも1900ドルとたっぷりあることだし、だったら、ガラ・ディナー以外の2回の夕食は有料レストランでいただいてしまおうと、今日の夕食の予約ができるかどうか聞いてみる。最初は「今日は満席だけど、明日の夜なら」と言われたけれど、「そこを何とか!」と粘ったら、「遅くなってもいい?」と言われ、20時からの予約を受け付けてもらえた。
 無理を言って申し訳ない。


 何となく一安心してグランド・ピアッツァのソファで休憩していると、今度はチャイナドレスのお姉さんに捕まった。
 彼女はノーブルハウスのスタッフで、今度はあちらから夕食の予約の売り込みである。「一人なんだけど。」とか「スモールポーションってある?」とか「日本語のメニューが見たい。」などとワガママを言うと、半分呆れつつもリクエストに応えてくれる。
 話しているうちに、一人用の超豪華メニューがあることが判り、「高い!」と言うと、「そんなにダイニングクレジットがあるなら問題ないわ!」と言われてしまい、おっしゃるとおりと明日の夕食の予約をお願いした。


アイスクリーム これで夕食の予定が固まった。やりとりしているうちに三亜で出かけるのが面倒臭くなり、エクスカーションは申し込まないことに決める。
 一息入れたくなり、プールサイドにあるアイスクリームバーに行った。
 ハーバーシティ内にあるホテルも、スーパースターヴァーゴも、アイスクリームはメーヴェンピックが入っている。香港での流行りなんだろうか。
 キャラメルとかティラミスとか美味しそうなフレーバーがあって迷い、ストロベリーを注文した。


 昼食は無料のビュッフェレストランでいただいたので、ここで初めて「支払い」をした。
 お会計を頼むと、アクセスカードを求められる。ケースから出して渡すと伝票と一緒に戻って来て、サインして終了である。クレジットカードと使い方はほぼ同じだ。
 それにしても、このアイスクリームが40香港ドル(600円弱)もするなんて高いと思う。


タオルのウサギ アイスクリームを食べたせいか、日が落ちてきたためか、少し涼しくなってきた。
 夕日を眺めようとお部屋に戻ると、バスタオルでウサギが作られてベッドの上に置かれてあった。ちょっと嬉しい。
 バルコニーの椅子に陣取る。しかし、椅子に座ってしまうと手すりが邪魔で、手すりにもたれて立っている時間の方が長かったと思う。
 見渡す限り海と空しかないところに沈む夕日なんてなかなか見る機会がない。水平線ぎりぎりのところに雲がかかっていて、海に沈むところを最後まで見られなかったのが残念だ。


日の沈んだ後 日が沈んだ後のピンクの夕焼けも綺麗だった。
 何の船なのか、手前に見えている船がシルエットになってなかなか格好いい。
 本当に真っ暗になった19時半くらいまで、サンセット・ショーを堪能した。
 そして、暗くなった後も、漁をしている船なのか、明かりが点々と灯っているのが見えて、それはそれで格好良かった。上手く写真に撮れなかったのが残念である。


 夕食を予約したパラッツィオ・イタリアンというレストランにはドレスコードが(一応)ある。
 何故「一応」なのかというと、船内新聞の記述と船内放送によると、ドレスコードは「10歳以上の男性は襟付きのシャツ、長ズボン、つま先の覆われた靴にしてください」という内容で、女性については一切指定がなかったからだ。
 それでも一応、スパンコールのついた黒いカーディガンを羽織り、スポーツサンダルからバレエシューズに履き替えて、私としては「ドレスコードに気を使ったつもり」で出かけた。


パラッツィオ・イタリアン 予約の20時に行ってみると「あと10分くらい待って」と言われ、船内をぶらりと一周して、20時15分くらいにイタリアンレストランの「パラッツィオ・イタリアン」に入った。
 入ってみると、年配の日本人のカップルが一組いるだけで、本当に私のためだけに営業を延長しましたという風情だ。申し訳ないと同時に有り難い。


 20時も回っているし、美味しそうだったけれどコースでは重すぎる。
 日本語メニューを持ってきてもらい、アラカルトでスープとメインを頼んだ。
 ウエイターのお兄さんは「前菜は?」「サラダは?」と聞いてくれたけれど、多分、食べきれない。
 グラスワインの赤をお願いしたら、やっぱりここでも「ボトルにしたら?」と言われる。「一人じゃ飲みきれないから。」といつもの理由でパスさせてもらった。それに、数量限定と書かれたグラスワイン(カルヴィニ ソーヴェニヨンだった気がする)も飲んでみたい。


スープ 赤ワインを、トマトのフォカッチャと一緒にいただく。フォカッチャはサービスで、バルサミコ、チリとマヨネーズのソース(と説明されたパプリカっぽい香りがして辛くないソース)、オリーブオイルが付いていて、どれと合わせても美味しい。
 そして、茸とセロリのクリームスープがサーブされた。
 私はキノコのセロリも苦手なのにどうしてこのスープを選んでしまったのだろう。今さらながら謎だ。
 こってりぼってりとしたスープでなかなか美味しい。途中で、1mくらいありそうな黒胡椒の入れ物をもってウエイターのお兄さんが登場し、「いかがですか?」と言うのでお願いした。たっぷりめに入れてもらうと、味の印象が変わった。


 メインには、ラム肉のガーリックソース 野菜添えを選んだ。
 この野菜が、ポテトにキノコ、パプリカとなすとズッキーニと彩り豊かだ。
 こってりしたお料理に見えたけれど、意外とさっぱりしている。美味しい。
 食べにくいのがラムチョップの難点だけれど、他にお客さんもいないことだし、多少カチャカチャ音がしても許されるだろう。


チョコムース お腹がいっぱいになったけれど、デザートは別腹である。ドルチェもいただきたいしコーヒーも飲みたい。
 ダークチョコレートムースとコーヒーをオーダーした。
 このダークチョコレートムースが、濃くて美味しい。これだけ濃いチョコレートだったら、この華奢なグラスに入っていることも納得できる。


 コーヒーに付いてきたチョコレートは、こっそりお持ち帰りすることにした。今思うと、別にこっそりしなくても、ウエイターのお兄さんに頼めば包んでもらえたような気がする。
 1時間半近くかけ、美味しい夕食をゆっくりいただいて満足である。
 ウエイターさんも、適度に放置し、適度に構ってくれて居心地が良かった。感謝である。


 22時からのマジックショーの開演20分前だったので、そのままリド劇場に向かった。
 劇場に行く途中、日本レストラン「侍」の前を通ったときに、その向かい側の壁に「NO CAMERA」という張り紙が出ている理由が判明した。プロカメラマンが撮った写真が並べて飾られていて、もちろん買うこともできる。
 乗船時にマスコットとともに撮った写真は、キーホルダーとセットで145ドルである。2000円って高い! とケチケチ精神が発揮され、結局買わなかった。


開演前 ザ・リドでの本日の出し物は、マジックショー「Dream with Vincent Vignaud」だ。
 客席の後ろ1/3くらいは空いている。20時からの回と2回上演なので、1回目を観た人が多かったのかも知れない。
 生でマジックショーを見るのは初めてだ。わくわくする。


 こうしたショーなどでは必ず英語と広東語の両方で前説があるらしい。お笑いコンビみたいな二人組が出てきて、まず最初に英語で、次に広東語で色々としゃべくっている。
 マジックショー自体の進行はすべて英語で、「全く何も判らない」ということはなかった。英語ができるということではなく、これが広東語オンリーだったら何一つ判らないままだったろうという意味である。


ポスター写真 マジックショーは、ダンスシーンも交えた大掛かりなマジック(マジシャンが入った箱を切っちゃったり、火のついた剣を差し込んだり、一瞬でアシスタントのお姉さんと入れ替わったり)と、観客を一人ステージに上げてコント風に進めるマジックとが交互に行われた。緩急の付いた構成である。
 定番といえば定番のマジックが多いけれど、いや、楽しい。
 後者の、アクロバティックではないマジックの方も、テーブルマジックのような「話術が命」みたいなものではなく、露出度の高い服のお姉さんと男性のお客さんの腕を組ませて「Where is wife?」と笑いを取るくらいで、私の語学力でも全く問題なく楽しめた。


 マジックのアシスタントを務めたお姉さまたちはみな美人でスタイルがよくて露出度の高いお洋服をお召しになっている。目の保養だわ、と喜べる感じの美しさだ。
 背景を画像で変えるなど、演出が全体的に華やかだ。大掛かりなマジックも結構たくさんある。種を見破ってやろうとじーっと凝視しても、なかなか判るものではない。
 かなり真剣にマジックを楽しんだ。満足である。


 1時間のマジックショーが終わると、最初の前説の二人が登場して、このまま有料のオトナの世界のショーになだれこもうじゃないかと宣伝し始めた。
 流石にそうしたショーを愛でる趣味はない。客席の後ろからぐるりと回り込む形で退散する。
 客席をざっと眺めたところ、そのまま残った人も結構いたようだ。23時はオトナの時間ということだろう。
 もちろん、この時間にカジノも開いているし、グランド・ピアッツァではイージーリスニングが流されてバータイムになっていた。
 船内のこうした催しは、2時までぎっしり詰まっている。


 お部屋に戻ると、明日の「STAR NAVIGATER」が届いていた。もちろん、日本語版である。
 シャワーを浴び、洗濯し、シャワー室内に洗濯紐を張って洗濯物を干す。
 お部屋にシャンプーはあるけどリンスはない。ドライヤーはついていて、でも持ち運びはできないので、ドレッサーの椅子を持ってきてそこに座り、STAR NAVIGATERを読みながら髪を乾かした。
 ベッドに横になると、それまではほとんど感じていなかった船の揺れやエンジンの振動が感じられ、「地震?」という感じで最初は慣れなかった。
 とはいうものの、船にそんなに強い方ではない私でも、今回のツアーで船酔いを心配したことは一回もなかった。


 クルーズ初日は終了である。
 0時半、就寝した。


 本日の歩数計 18154歩


 香港&クルーズ旅行記2日目その1 <- -> 香港&クルーズ旅行記3日目

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.01.21

香港&クルーズ旅行記2日目その1

2014年8月17日(日曜日)


朝食 6時に一回目が覚めた後二度寝し、起きたら7時だった。
 早速、持参したコーヒーを淹れ、昨日購入したマンゴーパンケーキに昨日もらったパンダクッキーとウエルカムフルーツのバナナで朝食とした。
 何だか相変わらず野菜が少ない。今日の昼食には絶対に野菜を食べようと決心する。
 荷物を片付け、昨日の夜に洗った洗濯物がまだ生乾きな感じだったので干したままにして、散歩に出かけた。


 近くにある1881ヘリテージに行った。元々、香港の水上警察署だった建物などをリノベーションし、ホテルやブランドショップが揃う施設となっている。同潤会アパートを一部残した表参道ヒルズみたいな感じだ。
 内部には歴史的資料なども展示されているそうだけれど、8時半過ぎとまだ早かったせいか、何となく「中に入ってはいけません」という雰囲気で、入りそびれてしまった。
 そして、余りの暑さに早々に退散する。もう、本当に蒸し暑い。


 Watsonsが開店していたので、避暑も兼ねて飛び込んだ。
 お土産を物色し、タイガーバームや、ツバメの巣の成分が含まれている美容液、フェイスマスクを購入する。フェイスマスクがもっとたくさんあったらあるだけ全部購入したいくらいだったけれど、2個しかなかったのが残念だ。
 本日これから乗船予定のスーパースターヴァーゴがそこにいることを確認し、ゆるゆるとホテルに戻った。


シティスーパー ホテルに戻るためにハーバーシティを歩いている途中、うっかりレスポートサックのお店に入り、店員さんに「セールは今日までです!」と日本語で案内されて、ついショルダーバッグを購入した。
 シティスーパーに寄り道する。プライベートブランドらしい香辛料やエコバッグなどに心惹かれた。
 お茶のコーナーで見てみると、香港産のものはジャスミンティしかなかったので、こちらもパスした。
 暑いところをうろうろしたので喉が渇いていて、スイカジュースを飲んで一休みしてからホテルに戻った。


チェックイン ホテルに戻るとお部屋に日経新聞が届いていた。もちろん日本語である。何だか凄い。
 新聞はそのまま頂いて行くことにして、11時半にチェックアウトし、ハーバーシティ内をキャリーケースを転がしながらクルーズ船のターミナルに向かった。
 昨日「2階をずっと行けば大丈夫」と確認した筈が、途中で何故か3階に上がってしまい、キャリーケースを預ける場所が見つからないまま、クルーズ船のチェックインカウンターに到着した。
 周りを見回すとスーツケースを転がしている人もそこそこいたので、そのままチェックインの列に並ぶ。


 結構な混雑で、並んでからチェックインを終えるまで20分くらいかかったと思う。乗客は香港人が圧倒的に多いようで、外国人のブースは進みが早い。バルコニークラスだからということもあると思う。
 他の方の旅行記で「日本人は、日本人スタッフが対応してくれるようだ」という記述があって期待したけれど、私のところにはやってきてくれなかった。
 もっとも、チェックインといっても、予約票とパスポートを見せ、アクセスカードと何だかよく判らない紙を渡されただけであっという間だ。しゃべる必要もなかった。


グランド・ピアッツァ チェックインが終わると出国審査で、ここでパスポートは取り上げられる。
 キャリーケースを転がしながらこの坂を上るのはキツイ! と思いながら乗船口を上がり、荷物検査のためにX線を通した、と思う。
 グランド・ピアッツァと呼ばれるロビーに入る前、デッキでスーパースターヴァーゴのマスコット(名前はとうとう覚えられなかった)との記念写真をこなし、12時20分くらいに船内に入った。
 結構な広さのグランド・ピアッツァは既に人でいっぱいで、三人組のおじさん達が懐メロっぽい曲を演奏して歌い、スパークリングワインなどがサービスされている。もちろん頂いて一息つく。


 寛ぐにはキャリーケースが邪魔だったので、荷物を置くべくお部屋に向かった。
 長い廊下を歩いて行くと、まだお掃除が途中のお部屋もあったけれど、私の部屋はすでにベッドメイク等も終わっていた。有り難い。
 バルコニークラスのお部屋である。


船室バスルーム


 乗船のときにもらった書類をチェックする。エクスカーションに関する書類は特に重要だ。
 香港に来る前から、三亜でのエクスカーションに申し込むかどうかで迷っていた。
 三亜という土地にほとんど興味がないし、エクスカーションの案内を見ても、「地球の果て」という名前の美しいビーチとか、地元のスーパーでのショッピングとか、亜熱帯の森林公園とか、特に心惹かれない。
 唯一、「行ってもいいかな」と思ったのが、南山寺というお寺(高さ108mの観音菩薩像がある)を見学して、精進料理を食べるツアーだ。
 エクスカーションに参加しなかったとして、クルーズ初心者の私に「船内を楽しむ」ことが可能かどうかという問題もあって、なかなか悩ましい。


 船室は決して広くはないので、スーツケースを一々開け閉めするのは面倒だし、大体、邪魔である。
 お土産に購入したものなど、船内では絶対に使わないものだけをスーツケースに残し、あとの荷物をお部屋のクローゼットや引き出しに振り分けた。スーツケースはベッドの下に入れる。そのためにクルーズ船のベッドは高くなっているらしい。
 生乾きだった洗濯物を室内に干し、冷房を緩める。
 乗船のときにもらった船内新聞「STAR NAVIGATER」は中国語版で全く読めず、お部屋に日本語版があって安心した。日本語船内新聞を読んで初めて、無料の中華料理ビュッフェレストランが改装中で利用できないことを知った。「美味しい」という評判だったのでちょっとショックだ。


 アクセスカードをカードケースに入れて首にぶら下げる。
 アクセスカードは、パスポート代わりの身分証明証であり、ルームキーであり、クレジットカードを登録すれば船内のお財布代わりにもなる。カードという名前のとおり、定期券くらいの大きさである。
 お部屋に入って改めて確認したら、私のアクセスカードにはダイニングクレジットが1900香港ドル分も付いていた。
 ダイニングクレジットは、船内の有料レストランで食事をしたり、有料の飲み物の料金に充当することができる。バルコニークラス以上のお部屋についていることは知っていたものの、思っていたよりも高額だったので驚いた。


スパークリングワイン 一通りのチェックと片付けを終えてグランド・ピアッツァに戻り、図々しくもう一杯のスパークリングワインをいただいた。
 ちょうどエクスカーションの受付窓口が空いていたので、ハロン湾でのエクスカーションを申し込んだ。
 サンパンという小舟に乗り換えてハロン湾を「クローズアップする」というツアーに申し込んだら、担当のお姉さんに「第二希望は?」と聞かれ、ハロン湾巡り世界遺産にもなっているティエンクン洞の見学がセットになったツアーに申し込んだ。
 定員が1500名を軽く超える船で最少催行人数35名が集まらないなんて想像もしなかったけれど、どうやら担当のお姉さんは私の第一志望のツアーは催行中止になるだろうと見込んでいたらしい。


 「英語ツアーでいいのね?」と聞かれ、冗談半分で「日本語ツアーがあればその方がいいわ。」と答えたら、驚いたことに日本語ツアーの設定があった。
 ハロン湾では、クルーズ90分とボンダオマーケットでの買い物、地元レストランでの食事がセットになったツアーに日本語ガイドが付くという。一瞬、迷ったけれど、ヴェトナム料理をどうしても食べたい訳でもないし、それなら洞窟を見る方が楽しいかなと思い、希望はそのままにしておく。
 「エクスカーションの催行の有無は明日の夕方から21時頃までの間に確認してね。」と言われた。


 次に、フロントに立ち寄って、エクスプレスチェックアウトを登録した。
 アクセスカードにクレジットカード番号を登録しておけば、船内で使ったお金は全てカードで決済され、最終日にフロントで支払手続きをする必要がなくなるという便利な仕組みだ。


 13時半も回ってお腹が空いたので、お昼ごはんを食べにメディタレニアンブッフェという無料レストランに行った。ビュッフェ形式なら野菜だけ選んで食べられそうだ。
 入口のお姉さんに指定された番号のテーブルに行ってみると、そのテーブルは大家族の方々で一杯だった。何のための指定なんだ! と空腹もあって腹を立てていたら、お隣のテーブルで食べていたご夫婦が「ここにどうぞ。」と言ってくださった。有り難い。
 入口でもらった「ここには人がいます」カードを席において、お料理を取りに行く。


昼食 レストランのあまりの人の多さに食欲がないような気がしてきて、とにかく野菜野菜と思いながらお料理を選ぶ。
 飲み物の選択肢が、インスタントコーヒーと紅茶しかないのが謎だ。香港発着のクルーズ船だから、烏龍茶くらいタダで飲めるだろうと思ってティーバッグを持って来なかったのは失敗だったらしい。
 流石に野菜中心の控えめな一皿では足りず、フルーツを山盛り一皿いただいて、本日のランチとした。


図書室 メディタレニアンブッフェがあるデッキ12には、図書室がある。
 落ち着ける感じで、かつ、人がほとんどいないのが良い。
 壁際に本棚が並んでいて、そのうちの一つに日本語の書籍が入っていた。棚には鍵がかかっていて、デッキ10のアクティビティセンターに行って鍵を借りないと本を読むことができない。この図書室で本を読んでいる人を見ることは一度もなかった。
 棚の中にある本のタイトルを順不同で拾ってみると、世界名作文学集っぽい本(「ジェイン・エア」や「赤と黒」など)、「ダイアナ妃の真実」、「わたしの心霊体験」、「失楽園」、「ペレストロイカ」、「すぐできる整体術」などなど節操がない。きっと乗客が置いていった本たちなのだろう。


 日本人乗客は、避難訓練に参加する代わりに14時半に始まる日本人スタッフによる説明会への出席が義務づけられている。会場は、デッキ12にあるギャラクシーオブザスターズだ。お酒が飲めてステージがあってスロットが並んでいるといったスペースである。
 数えてみたら、団体ツアーの方々も含めて60名くらい集まっていた。ざっと見たところ、一人で参加しているのは私だけだったようだ。そりゃそうか、と思う。
 日本語音声の避難時のためのビデオが上映され、説明役に立った日本人女性スタッフにアクセスカードに避難時の集合場所が書かれているので確認するようにと念を押された。
 私の集合場所はデッキ7のDである。


 今回のクルーズについている日本人スタッフは彼女一人で、対応可能な時間帯は8時から23時という話だった。
 その他、硬軟取り混ぜて説明のあった事項はこんな感じである。


・船内新聞の日本語版は彼女が英語版から毎日翻訳しており、大体、21時から22時くらいに翌日分が配布されること
・劇場は開演30分前にオープンすること
・船内に階段が3箇所あって一番前に赤、真ん中に青、後ろに緑の絨毯が敷かれていること
・エクスプレスチェックアウトを登録するとクレジットカードから300ドル分がデポジットでブロックされ、下船後2週間くらいで解除されること
・三亜では英語はほぼ全く通じないし、港から街までは離れているので観光したい人はエクスカーションに申し込むよう「強く」お勧めすること
 明日の三亜でのエクスカーションはツアーデスクが開いている21時まで申込みが必要なこと
・ダイニングクレジットの残額はレセプションで確認できること
・ハロン湾で下船するためには、チェックインのときに渡されたピンク色の紙(パスポート代わりになるランディングパスだったらしい)が必要になること


 説明が一通り終わったところで、いよいよ出航である。


 香港&クルーズ旅行記1日目その2 <- -> 香港&クルーズ旅行記2日目その2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.01.19

香港&クルーズ旅行記1日目その2

2014年8月16日(土曜日)


点一龍入口 ホテルの部屋に戻って荷物を置き、少し整理をしたらもう18時である。今日は、シンフォニー・オブ・ライツの時間帯にアクア・ルナを予約してある。満腹で舟に揺られるのも辛そうだし、早めに夕食を食べに出た。
 ホテルの近くにある筈の点一龍という飲茶専門店に行こうと思っていたら、探すまでもなくホテルの正面玄関を出たところにお店があった。
 本当に目の前である。
 覗いて見ると、まだ時間が早いせいかガラガラで、これなら一人でも入りやすいしゆっくりできそうだ。
 こちらで夕食をいただくことにした。


小籠包鮑のパイ


海老の春巻き 飲茶らしくお茶を頼むという手もあったけれど、気分はビールだったので、生ビールを頼んだ。何故かカールスバーグである。流行っているんだろうか。
 店内を見回すと、数組いたお客さんの中でアルコールを頼んだのは私だけだった。
 何しろ一人なので食べられる量は限られる。小籠包と、鮑のパイ(これが絶品!)、ガーリックの効いた海老の春巻きと3品でお腹がいっぱいになった。


 恐らく、本来はオーダーシートに書き込んで注文するタイプのお店だと思う。空いていたし、私が一人でかつ物慣れない雰囲気を発散させていたためか、店員さんの中でもチーフらしい女性が直接オーダーを取りに来てくれた。有り難い。
 お会計は、ビールも入れて約200香港ドルだった。


香港バス ゆっくりのんびり夕食をいただいて、アクア・ルナの乗船場に向かう。外の暑さを避け、ハーバーシティの中を通って行く。
 夏のバーゲンセールが開催されていて、普段ほとんどお買い物をしない私にも目の毒だ。なかなか楽しい。


 スターフェリー乗り場前を通ってアクア・ルナの乗船場に向かう途中、香港の二階建てバスのチョロQを売っているブースというか、新聞の販売スタンドというか、そういう感じのお店があった。甥っ子へのお土産に購入する。
 バスが色々あって、最初は色で選んで購入し、よく見ると干支の絵と年の表示があったので、甥っ子の生まれ年のものに交換をお願いしたら、売場のお姉さんは笑顔で対応してくれた。


 そんな道草もしつつ、アクア・ルナの乗船場であるピア1に向かう。しばらくうろうろしていると、スタッフがやってきて名前をチェックし、人々を並ばせ始めた。
 印刷してきた予約票を渡して名前をチェックしてもらい、列に並ぶ。
 並んでいるところからも、香港の夕景を見ることができる。暮れて行く空の色が段々濃くなり、その分、夜景が浮かび上がってきて綺麗だ。


アクア・ルナ そうこうしているうちに、前のクルーズからアクア・ルナが帰ってきた。
 何だかびっくりするくらい揺れている。高低差が50cmくらいはある感じの大きな揺れだ。あんなに揺れる船に乗れるんだろうか、大丈夫なんだろうかと心配になる。
 これだけ揺れていたら、乗り降りにも時間がかかって時間通り(19時30分予定)の出航は無理なんじゃないかと心配になったけれど、意外とスムーズに進んでいるようだ。アルコールは諦め、大人しくオレンジジュースを頼んだ。


ICC シンフォニー・オブ・ライツは、九龍側は少し地味なのかもしれない。
 しかし、ICCのビルは、シンフォニー・オブ・ライツの間中ずっと、文字や絵柄をビルの側面に動画を描き出し続けていて楽しい。
 遊園地の様子が描かれたり、サファリっぽい絵が動いたりしていたこともあったと思う。
 アクア・ルナの船内にはシンフォニー・オブ・ライツの音声もしっかり流れているから、置いてけぼりにならずに夜景のショーを楽しむことができる。音楽やアナウンスが聞こえるか聞こえないかで、シンフォニー・オブ・ライツの楽しさは大きく変わると思う。


九龍の夜景九龍の夜景


 香港島の夜景をほとんど真下から見上げたり、海上からならではの香港の夜景を満喫し、アクア・ルナのクルーズは1時間弱で終了した。
 このクルーズは、昼間よりも夜の方がお値段が高く、夜の中でもシンフォニー・オブ・ライツの時間帯が一番高い。それだけの価値があったと思う。
 帰りの船中から、大混雑のスター・オブ・アヴェニューの様子が見えて、私はこんなにゆっくりゆったりのんびり夜景を満喫したんだぞと優越感に浸った。


ペニンシュラホテル アクア・ルナを降りて、マッサージのお店に向かう。どこで道路を渡ればいいのかよく判らない。信号や横断歩道らしきものが見当たらない。
 もしかすると、スターフェリー乗り場まで戻ってぐるっと回るのが正解だったかも知れないけれど、それはいかにも遠回りである。
 周りにも同じことを考えたらしい人が多かったのをいいことに、ペニンシュラホテルの前辺りで横断した。


 足健に到着したのは予約した21時の10分前くらいで、時間まで足湯で待っていて、と(多分)言われた。時間までは悪気なく放置される。足湯には漢方系の何かが入っていたようだ。
 その後、声がかかってお部屋に案内され、全身マッサージが始まった。
 担当は年配の女性で、受付の女性に「先生」と呼ばれ、指名客をたくさん抱えている、いかにもプロという感じの方だ。片言の日本語で指示してもらい、うつぶせになるとマッサージが開始された。
 「腰と首が弱い。」と言われて「肩ではなく?」と聞き返したら、首と肩は一緒だ、という答えだった。


 45分の全身マッサージは足踏みコミで、「弱い」と言われた首や腰を中心にやってくれたようだ。
 痛気持ちいいという感じで、「痛い」ことも結構あり、マッサージを受けながら寝ちゃうということはない。しかし、終わったらかなり上半身が楽になっていた。
 「ふーっ。」と溜息をついたら、マッサージ師さんに「私の方がふー、だよ。」と言われてしまった。相当に凝っていて力が必要だったらしい。
 代謝が悪いと言われ、汗っかきで代謝の良さには自信があったので驚いた。


 その後、場所を移して足つぼマッサージが始まった。
 こちらの方が痛くて、痛いと思うから力が入るのか、「力を抜け。」と何度も言われ、パンパンと足の裏を軽くはたかれる。
 力を抜くのも難しい。
 しかも、一度など足つぼマッサージを受けながら足の裏がつってしまい、「うわぁ! 待って、待って!」と叫んでしまった。一体何をしに行ったんだかという感じだ。マッサージ師さんは「判るよ。」と私の叫びをいなし、さささっと治してくれた。


 時間目一杯(というよりも、少しオーバー気味に)念入りにやってもらって、かなり楽になった。満足である。
 足つぼマッサージをしてくれた人が2回も変わったり、足つぼマッサージの間、目の前の壁にかかっているテレビでドラマをやっていて、マッサージ師さん達が、私の足よりもそのドラマに気を取られているようだったのが、若干気になるけれど、楽になったのでいいだろう。
 足つぼマッサージをしてもらっているときに「痛い!」と叫んだら、「ここは胃だ。」と言われた。食べ過ぎを反省する。


 足健の近くにあったコンビニでお水を買い、23時頃にホテルに戻った。都会のホテルって素晴らしいと思う。特に治安が悪いという感じもしない。この時間まで一人で出歩いた感じでは、場所を選べば問題なさそうである。
 何だか喉が渇いてお腹もちょっと空いたので、紅茶を淹れ、夕方にもらったパンダクッキーで一休みする。
 夜食にするつもりで購入したマンゴーパンケーキは、明日の朝食に変更である。
 お風呂に入って、洗濯し、髪を乾かし、日付の変わった0時半ころ就寝した。


 本日の歩数計 20346歩


 香港&クルーズ旅行記1日目その1 <- -> 香港&クルーズ旅行記2日目その1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

香港&クルーズ旅行記1日目その1

2014年8月16日(土曜日)


 今回は、久々の個人旅行である。ツアーではなく海外に行くのは何年ぶりだろう。
 久々に個人手配で旅行に行くからこそ3泊4日のクルーズ旅行にし、その出発地として香港を選んだ。
 キャリーケースは空港宅配で送ってある。6時半過ぎに身軽に自宅を出て、出発の1時間半前には羽田空港国際線ターミナルに到着した。羽田空港の国際線ターミナルは小さいし、事前にJALのサイトからWebチェックインしてあるので、そんなに急いで行く必要はない。


スカイラウンジアネックス 国際線ターミナルの江戸小路も流石に9時前だと閉まっているお店が多い。少しうろうろしただけで、8時半過ぎに荷物も預けて出国した。
 休憩しようと利用したスカイラウンジアネックスでは、早朝だけ簡単なパンが提供されている。
 時間帯のせいか空いていたし、外が見える大きな窓があって飛行機も眺めることができた。しばしぼーっとする。


 羽田10時発のJAL29便は、ほぼ定刻通りに出発したと思う。
 オンデマンドの映画の中に「アナと雪の女王」があったので、いい機会だと思って見る。
 画面も小さいし、イヤホンで聴いているから「歌の上手さ」を堪能できるところまで行かないものの、とりあえずストーリーとキャラは何となく理解出来た。


機内食 出発後、1時間くらいで機内食が出た。「和みの彩り空膳」という名前のお弁当っぽい機内食でお品書きがついている。
 鰆の西京焼きと人参茶飯とか、切り干し大根とインゲン豆とか、やっぱりメニューがお弁当風だ。
 お腹は空いていなかったけれど、食べ始めると意外とパクパクと食べられた。この後配られたハーゲンダッツのマンゴーアイスクリームもペロリといただいた。
 これから香港で食べまくる予定なのに、到着前からこんなに食べていいものだろうか。


 機内で香港の入国カードが配られた。
 ツアーでは、入国カードも旅行社から記入済みのものをもらったり、添乗員さんが書いてくれたりすることが多かったから、自分でもらって自分で書くのは久しぶりだ。
 何だか新鮮だわ! と思いながら、ガイドブックの「記入例」を見てせっせと書き込んだ。


 香港には現地時間の13時過ぎに到着した。気温32度で、日本とそう変わらない感じだ。
 入国審査も多少並んだもののスムーズに終了した。
 銀行の両替窓口が並んだ一角にATMがあり、国際キャッシュカードを使って、日本の銀行口座から現地通貨を降ろすことにした。初チャレンジである。
 この英語の意味が判らない〜、適当に選んで大丈夫なのか? などと思いながら、念のためプリントアウトして行った手順書を見つつ操作し、何とか無事に500香港ドルを手にすることができた。
 このときのレートは1香港ドルが13円強だった。


 市内に向かうためエアポートシャトルの切符をクレジットカードで買おうとしたら、pin入力で何故か弾かれてしまった。
 何度か試して上手く行かず、窓口のお兄さんに「別のカードないの?」と言われ、もう1枚持っていたカードで無事に決済はできた。
 しかし、出発前に暗証番号や限度額は確認したし、大体、キャッシングはできたのに何故? と私の頭は大混乱である。今回の旅行は、ほとんど現金を持ってきていないし、クルーズ船ではクレジットカード決済が断然便利なので、カードが使えないのは本当に困る。


エアポートエクスプレス 大混乱しつつ、いつまでも空港で混乱していてもどうにもならないので、14時10分発のエアポートエクスプレスで九龍駅に向かった。
 エアポートエクスプレスは結構お高い(九龍駅までの往復で160香港ドル)ので、あまり利用者はいないらしい。ガラガラである。
 渋滞がなくて早く、車内も広いし快適だ。トンネルが少なく、窓から景色が眺められるのも嬉しい。
 20分余りで九龍駅に到着した。


 九龍駅からは、各方面別に無料のシャトルバスが運行されている。巡回するホテル名がバス停に書かれていて判りやすい。
 シャトルバスを利用して、本日の宿であるマルコポーロ・香港ホテルに向かった。九龍駅から割と近く、15分ほどで到着する。
 楽天トラベルで予約してあることを伝えると、禁煙かつバスタブつきの部屋を指定した筈が、どちらかしか用意できないから選べとフロントのお姉さんに言われた。
 禁煙ルームでなくても、もの凄くたばこ臭かったら変えてもらえばいいやとバスタブ付きをお願いする。
 wi-fiのパスワードを教えてもらい、チェックイン終了である。


バスルームお茶セット


ホテルの部屋 食事なしで1泊30000円近くもするのだから当たり前だけれど、快適なお部屋である。香港のホテルとは思えないほど広い。
 バスタブの他にシャワーブースもあり、宿泊者は私一人なのにタオル類も3セットずつある。海外のホテルで歯磨きセットが用意されているのを見たのは初めてだ。


 お茶セットのカップも可愛い。これは、この後のクルーズ船内でも思ったけれど、何故こうやって用意されているお茶の中に烏龍茶が含まれていないのだろう。香港では一番ポピュラーの飲み物ではないんだろうか。
 お水が2本と果物が置かれ、デスクの引き出しに日本人スタッフからのメッセージが入っていた。困ったことがあったら呼んでくださいと書いてある。親切だ。


 荷物を少し整理して、早速出かけた。
 このホテルを利用した理由は、明日乗船するスーパースター・ヴァーゴが停泊するフェリーターミナルに直結しているハーバーシティ内に立地していることに尽きる。夏の香港だから雨に降られる可能性は高いし、タクシーを使うにしても雨が降ったらやっぱり大変である。
 フェリーターミナルまで雨に濡れずに歩いて行けるホテルがあるのなら、その利便性を尊び、お値段が高くても目をつぶろうじゃないかと思った。


 ハーバーシティ内にホテルは3軒あり、フェリーターミナルやスターフェリー乗り場に近い方がお値段が高い。そこはお値段を考慮し、マルコ・ポーロホテルはフェリーターミナルとは反対側の端にある。どういうルートで行けば楽で早いのかを確認すべく、まず偵察だ。
 下見の結果、ホテルロビーとハーバーシティ2階が直結しており、そこからひたすら真っ直ぐ反対側の端を目指せばフェリーターミナルに行けることが判明した。
 その途中、ATMがあったので試してみると、先ほど使えなかったカードでキャッシングすることができた。一安心である。


 クルーズ船は既に入港していて、香港の人達がパシャパシャと写真を撮っていた。そんなに珍しいのか? 4日おきに香港に戻ってきているのでは? と思う。もしかしたら、明日乗船する予定の人たちだったのかも知れない。
 そのまま外に出て、今日の夜の乗船を予約してあるアクア・ルナの乗り場であるピア1を探したけれどよく判らなかった。乗船時刻が近くなったら並ぶ人もいるだろうし、大体の位置が判ればいいだろう。


オマケのバッグ ハーバーシティの向かい側にあるJCBプラザに行き、マッサージの予約をお願いした。JCBプラザを通すと割引になる。
 スタッフのお姉さんにこの近くで何軒かの候補を挙げてもらい、足健というお店の足つぼ45分+全身45分の90分コースを21時から予約した。トータル90分で300香港ドルならまぁまぁではないだろうか。
 ポーチなど色々入っている籠を示されて「どれか一つお選びください。」と言ってもらい、このバッグをいただいた。JCBプラザ利用特典である。


 もらった地図を見ると「足健」の近くに奇華餅家があるらしい。お店の場所の確認を兼ねて、職場へのお土産を買いに行く。
 一番人気だというパンダクッキーのセットは残念ながら売り切れていた。色々と迷った末、職場へのお土産としてアーモンドクッキーを選んだ。なかなか美味しそうである。
 パンダクッキーを3枚、オマケでもらえたのも嬉しい。


 今日はたまたま晴れているけれど、明日も晴れるか判らないし、最終日は夕方に香港に戻ってきて夜中に出国する。
 動けるうちに動いておこうと、ペニンシュラ・ホテルのペニンシュラ・ブティックに向かった。
 日本人のお客さんで大盛況である。
 家へのお土産にアフタヌーンティーでも供されているという紅茶を買い、自分用にペニンシュラ・ベアの模様のトートバッグを購入した。JCBカードで購入すると1割引になる。


 ハーバーシティ内のシティ・スーパーを覗き、発記甜品のマンゴーパンケーキを夜食用に買った。
 注文したら、別の場所にあるレジに行って支払いをし、その伝票を持ってお店に戻って商品と交換という、なかなか判りにくいシステムだ。うろうろきょろきょろしていたら、お店のお姉さんが身振り手振りで説明してくれた。
 荷物が多く重くなってきたので、一度、ホテルのお部屋に戻った。


-> 香港&クルーズ旅行記1日目その2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.01.12

西伊豆旅行記の入口を作る

富士山 ここは、年始に出かけた西伊豆旅行記への入口である。
 母と二人、美味しいものを食べて温泉に浸かって、ついでに西伊豆の海に沈む夕日と、あと富士山が眺められるといいねぇというのんびり旅だ。

 この1泊2日の旅行にかかった費用は、一人分約38500円だった。
 ここには、交通費、ホテル代、食事代等が含まれているが、お土産代は含まれていない。

 以下の日程の日付部分をクリックすると、その日の旅行記に飛べるようになっている。

1日目 2015年1月1日(木曜日)

2日目 2015年1月2日(金曜日)

 

持ち物リスト(西伊豆編)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

西伊豆旅行記2日目

2015年1月2日(金曜日)


朝一番 一度、2時過ぎに目が覚めたものの、その後は爆睡して7時くらいに目が覚めた。外を見ると、西伊豆の海の上の空がピンクに染まっている。
 朝風呂に行ったところ、昨日よりもずっと波も風も穏やかである。露天風呂も風は吹いているものの弱く、湯温も昨日より高くなっていて、ゆっくり浸かることができた。
 もっとも、「のぼせやすい」温泉であることは変わらず、15分くらいで退散する。
 湯上りのお水も少し多めにいただいた。


 8時に箱根駅伝往路がスタートした。その号砲を見届け、かなり大きな集団で走っていることを確認してから朝食に行った。
 流石に満室というだけあって、朝食場所のレストランは混んでいる。スタッフの方が空いているテーブルにすぐ案内してくれた。有難い。


朝食 朝食ビュッフェでは洋食を選ぶことが断然多い母と私も、おせちの数々もビュッフェに並んでいたし、お雑煮も用意されていたので、今回ばかりは「お正月料理」の和朝食にする。
 お雑煮を頼んだら「ごはんはいかがですか?」と聞かれた。お雑煮に入っているお餅が割と小さめだからだろう。普段、ビュッフェと言われるとたくさん食べてしまうから、その小ささが嬉しい。。
 お雑煮の他、蒲鉾に伊達巻、昆布巻きに田作り、きんぴらごぼうに黒豆に青菜のお浸しなどを少しずついただいて、お皿がいっぱいになった。
 何となく食べたくなって湯豆腐も追加する。


 お雑煮に入っているお餅は紅白でおめでたく、なるとは羊の絵が描かれた絵馬の形になっていてなかなか楽しい。
 2015年のお正月料理は、これで大満足である。
 さらに「伊豆名物」だったか「伊豆特産物」と書かれていたところてんもいただく。
 母は「薄い」と文句を言いつつコーヒーを飲んでいる。
 ドリップパックを持参しているし、お部屋には電気ポットもある。レストランは相変わらず大賑わいで待つ人もいそうな気配だったので、お部屋で改めてコーヒーを淹れていただくことにした。
 部屋に戻って、荷造りをしたり、歯磨きもしたりしながら、チェックアウト時刻である10時までお部屋で箱根駅伝を見た。


干潮時刻ころ ロビーのホワイトボードには今日の日の入りや干潮時刻が書かれていて、1月2日の干潮時刻は9時23分ということだ。そのときの様子を見逃す訳には行かない。
 また、洞窟めぐり遊覧船は欠航、駿河湾フェリーは出航という情報も表示されている。
 ホテルのお部屋でぎりぎりまでのんびりして、11時8分堂ヶ島発のバスで土肥港へ行くことに決めた。12時土肥港発の駿河湾フェリーに乗って富士山を見ようという計画である。


ミニ遊歩道ミニ遊歩道 10時にチェックアウトし、私はホテルのミニ遊歩道を辿って海際まで下りてみた。母はロビーでお留守番である。
 ロビーからも三四郎岩が眺められるし、お土産物屋さんもある。「行く?」と聞く前に「あなたは写真を撮るんでしょ、ここで待ってるわ。」と言われた。
 ロビーから海側に出て少し行くと、海の上に突き出した岩まで下りて行くことができた。海面が近い。
 昨日に比べて波は穏やかで白波も見えないとはいえ、やはり岩に波が直接打ち寄せているところは迫力である。渦を見ていると吸い込まれるような気分になるのも怖くて、早々に退散した。


 


 ロビーに戻ると、母がお土産物屋さんで何やら交渉中だった。
 お店のおばさんは、「私が71歳で最年少の海女だから」とおっしゃり、鯵の干物と金目鯛の干物を熱烈にお勧めしてくる。曰く「千葉の漁師さんがこんな立派な鯵は見たことないって買って行く。」とのことだ。
 鯵の干物が5尾入って1500円、金目鯛の干物が2尾入って2000円、2箱ずつ買えばオマケもつけてくれると言われて母はあっさりと陥落し、クール宅急便で送ってもらうことになった。
 ついでに、昨日到着したときにいただいたお茶菓子のお饅頭も購入して送る。
 さらに、母は、「送ってもらって荷物にならなくなったから。」と追加でお仏壇にお供えする日本酒の小瓶も購入していた。


亀岩 10時半近くに宿を出て、バス停まで3分ほど、下り坂なのですぐに到着する。
 小学生男子っぽい二人組がどんどん海に突き出した岩の方に歩いて行くのにつられ、私もついて行くと、昨日、ずっと上り階段が続くのを見て諦めた「亀岩」の展望所に到着した。なるほど、ここへ出てくるのかと思う。
 どの岩をどう見れば「亀」なのかはよく判らないけれど、なかなかいい眺めだ。


 戻るよりは早いだろうと、そのまま天窓洞に抜ける。昨日よりもやはり波も音も穏やかだ。
 天窓洞はすり鉢状の底が抜けた感じなので、ここに直接日光が射しこむ時間帯は短そうだなと思う。やはり、冬よりは、春から夏にかけてのアトラクションなのだろう。
 母が前にツアーで堂ヶ島に来たときは、遊覧船に乗るか、「らんの里堂ヶ島」に行くか選べ、蘭を見に行ったからまだ遊覧船には乗ったことがないそうだ。いつか遊覧船再チャレンジに来てもいいかなぁと思う。


 そうこうしているうちにバスの時間となり、修善寺行き各駅停車のバスに乗った。
 昨日乗ってきた特急バスはバス停を抜かすだけではなく、バス路線自体をショートカットしていたらしい。特急バスでは通らなかった、生活道路っぽい道にバスは入り込んで行く。
 昨日も今日も渋滞の気配は全くない。バスの運行は順調だ。


 土肥に近づくと、車窓から富士山が見えた。
 昨日は雲に覆われて全く姿を現さなかった富士山が、ばっちり大きく見えている。波もかなり穏やかで白波も見えず、今日、駿河湾フェリーに乗ることにして大正解だ。
 土肥港バス停到着からカーフェリー出発まで13分の乗り継ぎ時間しかないので、バスが遅れたらどうしようとちょっと不安だったけれど、バスは時間通りに到着した。バスからすでに到着しているカーフェリーが見えている。


 歩いて港まで下りて行くと、係のおじさんが、入口にある建物の方を指さす。そこでチケットを買えということのようだ。
 窓口の方に「このフェリーに乗るんですか?」と聞かれて「乗ります!」と元気よく宣言する。
 車の方はもちろん台数制限があって、キャンセル待ちの状態になっている。徒歩での乗船に制限はなさそうだ。そして、車よりも先に乗り込むことができたので、船の右側の富士山が見える(だろう)席を確保することができた。
 椅子のコーナーの中央正面にテレビが設置されていて、箱根駅伝を音なしで放映している。


県道223号 母を座席に残し、私はもちろんデッキに出て、富士山を狙い続ける。
 駿河湾フェリーは県道223号に指定されていて、カーフェリーの中に標識も立っている。
 富士山には微妙に雲がかかっているけれど、意外と頂上は見えたりする。あの雲がもう少し動けば! とシャッターチャンスを待ちながらデッキに立っていると、風で手先が冷えてくる。
 あまりに冷えてくると船室に戻ってお茶を飲み、あまりにも寒すぎてお腹が空いたような気もして栗最中を食べ、また外に出て富士山を眺め、放送が入ったので三保の松原を見たりして、1時間5分の船旅はあっという間だった。
 お天気が良くて、波も静かで、本当に良かった。


富士山富士山


富士山三保の松原


駿河湾フェリー 清水港からJR清水駅まではシャトルバスが出ている。もちろん、有難く利用させていただく。
 エスパルスプラザ、東清水駅を経由して、JR清水駅には13時半過ぎに到着した。程よくお腹も空いてきて、今日のお昼は駅近くの清水魚市場 河岸の市 まぐろ館でいただこうと計画している。いちば館という海産物を売っているところはお休みだけれど、お寿司屋さんやお魚料理のお店が集まったまぐろ館は営業していることはチェック済みだ。
 シャトルバスがまぐろ館の前を通ったので、迷うことなくたどり着くことができた。


 駐車場の車の数が多すぎやしないかと思いつつまぐろ館に入ると、やはり大混雑していた。地元の方にも人気の施設らしい。お正月だし、家族そろって外食という方も多いのだろう。まだ営業を始めていないお店もあって、余計に待つ人が多くなっているのだと思う。
 たまに並ばずに入れそうなお店もあったけれど、ここは混雑していて人気のお店で食べたいところだ。
 1階と2階をうろうろし、2階にあった清水まぐろ館海山というお店に決めた。


 店頭にウェイティングリストがあって、そこに名前を書いたのが14時前、10番目くらいだった。
 お店は入口から見えるよりも広く、名前を書いても他のお店に入った方もいらしたようでリストは進み、20分くらいでお店に入ることができた。
 二人とも「清水握り」(2000円)を頼んだ。マグロの赤身が2貫、トロが2貫、生さくらえびの軍艦巻きと生しらすの軍艦巻きのセットである。
 席について、お茶をいただきつつ待つ。お店は大混雑で、お店に入ってからの待ち時間も長い。
 周りの方が食べている、舟盛りのお刺身定食や天丼、天然マグロの大トロ丼などがどれも美味しそうに見えてますますお腹が空いてくる。


清水握り ついにやってきた握りは、甘エビのお味噌汁とデザートにオレンジがついていた。
 お寿司6貫じゃぁ足らないかもと思ったのは大間違いで、マグロのネタがとにかく大きい。普通に我が家の近くのお寿司屋さんで食べるお寿司の3倍くらいの大きさにざっくりという感じで切ってある。
 生さくらえびも生しらすも、軍艦から溢れている。
 お腹いっぱいになった。


 15時9分発の電車に間に合いそうだと清水駅に急ぎ足で戻り、みどりの窓口に行ったところ、上り新幹線の指定席は全部売り切れですと言われた。
 今朝の段階では、そこそこ余裕があったのに、どうやら名古屋と新大阪間の積雪で東海道新幹線に遅れが出ていることもあって、帰省客の出足が早くなったようだ。
 これはもう仕方がないと静岡駅に戻って新幹線自由席で帰ることにした。


 静岡駅では乗ろうと思っていたひかりの1本前のこだまがあと20分で来ますとアナウンスが入っている。
 ひかりの自由席の乗車率が90%、こだまの自由席の乗車率が70%という表示が新幹線乗換口に出ていたこともあって、すぐ来るこだまに乗ることにした。
 しかし、ホーム上は結構な行列である。
 自由席も満席で、静岡駅で乗り込んだ人はほとんどが通路かデッキに立つとになったようだ。
 三島駅や熱海駅でもちらほら降りる人はいたもののちらほらで、結局、母と私が座れたのは小田原駅だった。小田原で乗り換える人が結構多いらしい。


ハンバーグ弁当 ミラコロで来てよかったね、荷物持ったまま立っているのは大変だったよね、と言いつつ二人並んで座り、東京までうとうとする。
 東京駅に到着したのは17時過ぎだった。
 家に帰ってごはんを作るつもりは母も(もちろん私も!)なく、新幹線乗換口から出たところのお店にたいめいけんの洋食弁当があったので、母はオムライスのお弁当を、私はハンバーグ弁当を選んで、帰途についた。


 西伊豆旅行記1日目 <-

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.01.10

西伊豆旅行記1日目

2015年1月1日(木曜日)

 数日にわたってチェックしたところ、堂ヶ島の遊覧船は欠航していることの方が断然多い。
 そういうことならば、早く到着しようと焦る必要もない。
 また、1月1日よりも2日の方がお天気が良さそうだったので、行きは修善寺まで特急踊り子号で行ってそこからバス、帰りは土肥港までバスで行ってそこからカーフェリーで清水港へ行き、静岡から新幹線で帰ってくる旅程を組んだ。
 出発前日の夜にえきねっとで調べたら、10時30分東京発の特急踊り子号はまだ指定席に余裕があったので、始発から乗れば座れるだろうと自由席で行くことにする。

 元日の朝からピザを食べ、東京駅でお弁当を買おうと少し早めに家を出た。
 母が腕と肩が痛いと言うので、荷物を担がなくて済むようミラコロに二人分の荷物を詰め込んで、私が転がした。私は力任せに方向転換したり持ち上げたりしてしまうので、手首が痛くなるのが困りものである。
 自宅最寄駅の券売機で切符と自由席特急券を買おうとしたところ、何故かプープーと音がして切符もクレジットカードも出てこない。「次の上り電車に乗りたいんですけど!」と思ったけれど、駅員さんの奮闘空しく、1本遅い電車で行くことになった。

 東京駅はかなり混雑していた。みんな一体どこへ行くんだ(あるいはどこから帰ってきたんだ)と、自分たちのことは棚に上げて驚く。
 当然のことながら、駅構内の駅弁屋 祭も混雑していたのでミラコロを引きずって入ることは断念し、実演厨房で作られていた黒毛和牛三昧というお弁当(1260円)を購入した。ほのかに温かい。
 お魚は今日の夜にたくさんいただけるだろうというヨミで、お昼は肉食である。

 踊り子号は、途中の熱海で下田行きと修善寺行きに分かれるらしい。修善寺行きの自由席車両を探すのに若干手間取った。乗ってみたらがらがらで、車両に10人も乗客はいなかったと思う。東海道線を利用する人は、ほとんど所要時間も変わらないので、1本後の快速アクティを待っているようだ。
 富士山が見えるとしたら進行方向右側だよねとそちらの席を選ぶ。しかし、三島から伊豆箱根登山鉄道線に入ったので今回は車窓から富士山を見ることはできなかった。

黒毛和牛三昧 「雲が広がってきた!」「晴れた!」と一喜一憂しながら電車に揺られる。
 熱海駅で切り離しが行われた12時前頃からお弁当を食べ始めた。
 母と旅行に出ると、不思議とこういう「お肉満載」という感じのお弁当を選ぶことが多い。「ごはんが多いよ」と言いつつ完食した。母もごはんを三口分くらい残しただけだ。
 ペットボトルのお茶を買うとどんどん冷めてしまうので、水筒に熱いほうじ茶を作ってきたのも成功ポイントである。

 12時半過ぎに修善寺駅に到着した。駅を出たところにある東海バスの案内所に行くと、堂ヶ島を通る松崎行きの特急バスが13時1分にある。その15分くらい前に各停のバスもあるけれど、到着時刻は変わらない。
 時間に余裕があるので、修善寺温泉街に寄り道し、修禅寺で初詣をしてから行こうかと母に提案してみたら、一言「面倒くさい。」と言われて断念し、堂ヶ島までのバス切符(2030円)を購入した。

 バスが土肥に差しかかった辺りで、車窓から海が見えるようになった。
 見事な白波である。よっぽど風が強く、波が高いらしい。恋人岬の辺りからは富士山が見えていい筈だけれど、推定富士山の方向は厚い雲に覆われている。
 特急バスは、14時16分に堂ヶ島に到着した。到着する直前、本日の宿である堂ヶ島アクーユ三四郎の目の前を通り過ぎるのを確認できたから、道に迷う心配もない。

天窓洞 本日の宿の場所を確認できて安心したのと、チェックイン時刻である15時まで少し時間があったのと、いったん宿に入ってしまったらとても再び外に出る元気は出なさそうだったので、宿に向かう前に天窓洞だけ見学した。
 海はかなりの荒れ方で、海際の遊歩道には波が打ち寄せ、水たまりができているくらいだ。念のため見てみたら、案の定、遊覧船は欠航である。

 遊歩道の始まりらしきところを少し歩き、階段ではミラコロを持ち上げて、天窓洞を上から覗き込む。
 覗き込む前から波の音がザブンザバンと凄かったし、覗き込んで洞窟めぐりの遊覧船が欠航になっている理由がもの凄くよく判った。
 狭いところだし、かなり高い波が打ち寄せ、そして帰っている。とてもじゃないけれど、船に乗ってあそこにいたくはない。

 説明板によると、この辺りは白い凝灰岩からできており、海水によって浸食されてできたトンネルが網の目のように繋がっているそうだ。
 地盤は大丈夫か、という感じもする。
 そして、天窓洞は天然記念物に指定されているということだった。

三四郎岩

三四郎岩 しばらく天窓洞を楽しみ、そこから先はずっと階段が続きそうだったので、母に荷物番を頼んで上ってみる。展望所があって三四郎岩を眺めることができた。
 なかなかの眺望である。
 しかし、考えてみればホテルのお部屋からも三四郎岩やトンボロ現象は見える筈だ。だとしたら、こんな寒い場所にずっといる必要はない。
 一応、交代で母にも見に行ってもらい、そろそろ時間もいい頃かと宿に向かった。

 緩い坂道を上ること数分でホテルに到着した。
 寒い中だったせいか、敷地に足を踏み入れた瞬間、ホテルの方が玄関から飛び出して来られ、荷物を受け取って運んでくださってびっくりした。
 チェックインし、クーポンを渡してお部屋に案内してもらう。3階だ。
 お部屋係の方に夕食時間と飲み物を尋ねられ、「17時半は昨日から連泊の方で埋まってしまいました。」と言われてちょっと驚いた。早い時間を希望する人が多いらしい。
 そんなに早くなくていいですと19時からでお願いした。

窓からの眺め 窓から外を眺めると、三四郎岩と海岸の間に白く波が立っているラインがある。今頃が干潮で、これから「道ができる」のかと期待して聞いてみると、トンボロ現象は春以降にならないと見られず、今の時期は干潮になっても三四郎岩とこちらが陸続きになることはないそうだ。
 また、「西伊豆ってもっと暖かいと思っていました。」と言うと、「冬は寒いですね。雪はほとんど降りませんが風が強いので。」というお答えだ。
 現地に来ないと判らないものである。

 寒い風が吹き付ける中を歩いたので、とりあえずは一服だ。
 用意されていた「三四郎餅」という宿オリジナルのみかん味の餡が入ったお餅っぽいお饅頭が美味しい。ついでに、持参していた栗最中もいただく、
 オーシャンビューで目の前に三四郎岩がある。いい眺めだ。風は強いけれど空の雲はだいぶ消えていて、水平線ぎりぎりは雲があるものの、途中までは夕日が拝めそうである。
 お部屋係の方が「お風呂は早めに行ってくださいね。混みますから。」と強調していたし、実際、ホテル入口に「満室」の表示もあったので、早めにお風呂に行くことにした。

 16時前にお風呂に入るなんて、いつも旅行では歩き回る我々母子にしては珍しいパターンである。
 早い時間にもかかわらず、確かに意外と人がいる。
 露天風呂に何故か人がおらず、行ってもすぐに戻ってくる人ばかりだったので、試しに外に出てみて理由はすぐに判った。寒い。
 海に向けて開けた露天風呂は眺望抜群で、そして西風も絶好調に吹いている。そのためか湯温がかなり下がっている。横殴りの湯気なんて初めて見た。
 流石の私も寒さに耐えられず、早々に内風呂に戻り、そうすると意外と簡単にのぼせてしまい、30分くらいであがった。無念である。

夕日 16時44分とか45分くらいが日没予定時刻だ。お部屋に配られるテレビ番組表の紙に日没と干潮の時刻が書いてあって親切である。聞かれることも多いのだろう。
 もちろん、ベランダに出て夕日と三四郎岩の写真を撮りまくる。オーシャンビューのお部屋のベランダだから、西風がビュービュー吹きつけている。寒くて凍えそうだ。
 せっかく温泉で温まったのに、あっという間に冷えてしまった。指先も冷たい。

日没直前 水平線近くは雲が厚くて、太陽は割と早いうちに雲の中に隠れた。
 諦めよくお部屋に入ると、余計に寒さが沁みてくる。ガタガタ震えるくらいだったので、一人で再び温泉に向かった。
 バスタオルと浴衣が2枚ずつ用意されていて、何回もお風呂に入るときに有り難い。こういうところにかなり気の利いているホテルで、例えば、大浴場にも洗顔フォームなどが何種類も用意されていたし、脱衣場の籠が入れてある棚にはルームキーを入れるカギ付きのケースも付けられている。
 17時過ぎに行った温泉は確かに先ほどよりずっと混雑していて、内風呂でささっと温まった。

 夕食は18時半からでもよかったねー、暇だねー、と母と言い合いつつテレビで「笑点」を見ているうちに時間になった。ほどよくお腹も空いている。
 母は生ビール、私は日本酒の冷酒をもらう。
 お部屋でいただいた夕食はとにかく豪華で本当にびっくりしてしまう。
 舟盛りのお刺身あり、鮑の踊り焼きあり、お品書きはこんな感じである。

20150101_190831_2食前酒
 にごりワイン
先付
 鮟肝・河豚白子・松露・柚子卸し・貝割れ菜・旨出し餡
前菜
 常節大成煮、有頭海老黄身寿し、河豚昆布〆押し寿し、梅花サーモン・烏賊雲丹かんざし・菊蕪阿茶羅漬・ロコ貝塩辛
造里
 伊勢海老姿造り・本鮪・カンパチ・さざえ・菊烏賊・甘海老・本山葵
多喜合わせ
 蕪鋳込み・梅花にんじん・牛蒡将軍・真蛸旨煮・筍・金針菜・振りゆず・旨出汁
鮑強肴
 鮑踊り焼
蒸し物
 茶碗蒸し(むき海老・舞茸・銀杏・栗麩・三つ葉)
温物
 鉄板焼き(牛・ブロッコリー・エリンギ・玉葱・細人参・卸しポン酢・葉葱)
洋皿
 シーフードサラダ(海老華造り・紋甲烏賊・蛸焼霜・鮑酒蒸し・ホワイトセロリ・紫玉葱・ラディッシュ・チャービル)
寿の物
 ズワイ蟹錦糸巻・鱈子砧巻・カリフラワー・末広大根・花穂・土佐酢
釜飯御飯
 桜海老釜飯
香の物
 季節の香り
椀物
 伊勢海老
水菓子
 メロン・スイカ・シャーベット

 2時間近くかけて夕食をいただいた。
 お味噌汁をお願いする電話をフロントに入れたとタイミングがどうやらとても忙しい時間に当たってしまったようで、お部屋の係の方に連絡が行かなかったらしい。そこで時間がちょっと空いたため、満腹度が上がって完食できなかったのが勿体ないし悔しい。桜海老の釜飯は、それくらい美味しかった。

 夕食を片付けていただくのと同時にお布団も敷いてもらって、母などはもう半分お布団に入って寝る態勢である。
 夕食後ものんびりごろごろとテレビを見る。
 TOKIOと嵐の番組を見ながら紅白歌合戦を思い出しつつ、母と「嵐のMC力って高いよねー。」「仕切りが上手いよねー。」と言い合う。
 紅白歌合戦では、紅組司会の吉高由里子が気の毒なくらいだったし、有働アナウンサーの出番もほとんどなかったような印象だったから、余計だ。

 22時過ぎ、お腹も落ち着いてきたし、そろそろ空いたのではなかろうかと本日3回目の温泉に行った。
 夕食にお酒を飲んでしまうと夕食後の温泉はなしということが多い母も行くと言う。
 行ってみたら、夕方と同じくらいの混み方で、満室というのはこういうことかと思い、みなさんは何時ごろに就寝される予定なんだろうと余計なことを考える。
 今回は、最初から露天風呂に出るつもりはなく、内湯で温まった。
 母が夕方にうっかり持ち帰ってしまった、大浴場で脱いだスリッパ等につけておくと番号札も無事に返すことができ、一安心だ。

 お風呂に入って体も暖まり、落ち着いたところで就寝した。23時は過ぎていたと思う。
 この時間に寝れば自然に目が覚めるでしょう、早起きしなくちゃいけないということでもないしと、目覚ましもかけずに眠る。
 2時ごろにふと目が覚めて外を見てみたら、海に向いているお部屋なのでその方向には明かりがほとんどなく、満天の星空を眺めることができた。
 流星群の頃に来るのも楽しそうだなぁと半分寝ぼけて思いながら、再びお布団にくるまった。

-> 西伊豆旅行記2日目

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.01.02

無事、帰宅する(西伊豆)

 2015年1月1日から1泊2日で、母と西伊豆旅行に行ってきた。

 色々と考えた末、行きは修善寺まで踊り子で行き、そこからバスで堂ヶ島に向かった。
 宿は、堂ヶ島アクーユ三四郎という、三四郎岩が目の前に見える宿で、抜群の眺望である。ただし、宿の方のお話によると、今の季節は干潮時にもトンボロ現象は確認できず、3月以降ということだった。
 また、堂ヶ島の遊覧船も、冬の間は西風が強くて波が高いため欠航になることが多いという。

 もう本当に西風が強くて、露天風呂好きの私が露天風呂に入っていられないくらいの強風、横殴りの湯気なんてものを初めて見てしまった。
 でも、水平線近くは雲があったけれど夕日も眺めることができたし、お食事も美味しく、温泉も1泊2日の間に4回も入って堪能した。

 2日目は、土肥港までバスで出て、カーフェリーで清水港に行き、船中から富士山を堪能した。
 JR清水駅近くのまぐろ館で美味しいお寿司をいただき、帰りだけ、東海道新幹線が遅れたためか、新幹線が大混雑で指定席を取れず、自由席も満席で通路まで人がいる状態で、静岡ー小田原間は立ちっぱなしだった。こういうときにミラコロの威力が発揮されるというものである。

 というわけで、なかなか充実したお正月温泉旅行となった。

 ちなみに、今回の旅行にかかった費用は一人分38500円だった。ここには交通費、宿代、食事代が含まれているが、お土産代は含まれていない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.01.01

西伊豆旅行に出発する

 今日(2015年1月1日)から1泊2日で母と西伊豆に行ってくる。
 年末に妹と甥っ子2人が我が家に滞在して振り回され、3日から再び妹と甥っ子2人が数日滞在する予定になっているので、束の間の骨休めである。

 西伊豆で夕日を見たいというのは前々から言っていたのだけれど、何もお正月に日の出ではなく夕日を見に行かなくてもいいんじゃないかという気はしなくもない。しかも、今日夕方の天気予報は曇りだ。
 でも、東伊豆よりは西伊豆の方が渋滞もなさそうだし、お宿も比較的取りやすかったので、温泉を楽しんで来ようと思う。

 せっかくお正月なので、富士山を見たいなぁと思っている。

 一応作成した持ち物リストは以下に。

続きを読む "西伊豆旅行に出発する"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2014年12月 | トップページ | 2015年2月 »