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2015.02.11

香港&クルーズ旅行記5・6日目

2014年8月20日(水曜日)


雨の香港 17時半になる前にパスポートを受け取った。
 受け取ったものの、この後どうすればいいのか何かアナウンスがあっただろうか。記憶にない。
 乗船したのがデッキ7だから、下船もデッキ7からだろうと階段を降りる。
 階段を降りると行列ができていて、行列があるから並べばいいだろうと列の最後尾に付いたら、ザ・リドの中をぐるっと回って船を下りることができた。
 並んでから下船まで、15分くらいだった。


 次はキャリーケースを受け取らねばならない。
  他の方の旅行記には外にそのまま並べられていたと書かれていたけれど、今日は結構な降りの雨である。まさか雨ざらしということはあるまい。
 バゲージクレームの看板を頼りに列に並ぶと、キャリーケースが並んでいる倉庫のような場所にたどり着けた。
 記憶が曖昧だけれど、荷物はデッキごとにまとめられていたと思う。
 自分のキャリーケースを無事に発見し、一応のチェックを受けて、ハーバーシティ内に戻った。 


 この時点で18時くらいになっていた。
 余裕があったらアクセサリーのお店を見に行こうと思っていたけれど、ハーバーシティ内は混雑しているし、キャリーケースを転がしながら移動するのも面倒だ。早めに九龍駅に行ってしまうことにした。
 直近の九龍駅行き無料シャトルバス乗り場はマルコ・ポーロホテルにある筈で、事前に下見もしたのに、雨に濡れず階段も使わずに行く方法が判らない。
 下見不足である。


 仕方なく、無料シャトルバス乗り場まで確実に行けるマルコ・ポーロ プリンスホテル(数日前に泊まったホテル)までハーバーシティを突っ切り、そこからバスに乗ることにした。
 最初からそうすれば、少なくとも迷ったり焦ったりすることはなかったのに間抜けである。
 しかし、幸い、私とバスが乗り場に同時に到着するタイミングで、待つことなしにバスに乗ることができた。ちょっと気分が浮上する。


 雨の日の夕方の割に特に渋滞することもなく、19時少し前に九龍駅に到着した。
 乗車のときも下車のときも、航空券をチェックされることはなかった。そういうズルをする人もほとんどいないからかも知れないし、私の場合キャリーケースを引きずっていかにも「これから飛行機に乗ります」という風情だったからかも知れない。
 まずは、邪魔なキャリーケースを手放すべく、インタウンチェックインである。


 どういう仕組みなのか今ひとつイメージできていなかったけれど、インタウンチェックイン用の改札があって、そこを入ると航空会社のカウンターが並んでいる。ここまで来てしまえば空港と一緒である。
 緊張していたのか疲れていたのか、マイレージカードを出し忘れたし、通路側席を指定し忘れたけれど、無事に搭乗券をもらい、荷物を預けることができた。


 私が乗る予定のJAL7010便は明日の1時発予定で、まだ6時間もある。
 時間を潰すべく、九龍駅に隣接しているエレメンツというショッピングモールに行った。
 このショッピングモールはスケートリンクがあったりして楽しいけれど、高級志向のお店が集まっているようで、私が気軽に入れそうな雰囲気ではない。ハーバーシティの方がずっと庶民的な雰囲気だしラインアップである。
 
パイナップルクッキー 気楽に入れそうな数少ないお店であるスーパーマーケットTHREESIXTYに行ったら、中のフードコートが日本食(丼もの)に席巻されていて驚いた。
 スパイスコーナーで「キャリーケースを預ける前なら買えたのに!」と思ったり、お茶コーナーで何だか美味しそう&高級そうな烏龍茶を前に買うべきかどうか悩んだり、インスタントのマンゴープリンの素を買うか考えたりした挙げ句、入口近くでおばさんが対人販売していたパイナップルクッキーを購入した。妹の好物がパイナップルケーキなので、多分、喜んでもらえるだろう。


 雨も小降りになってきたようだし、Sky100という展望台に上ることにした。
 20時まで受付で、本当にギリギリに行ったため受付のお姉さんは既にレジを閉め始めていたけれど、「一人なら。」とカード支払いにも対応してくれた。有り難い。168香港ドルである。約2500円弱で、日本と同じくらいのお値段設定だと思う。


エレベーター 何だかやたらと宇宙的なイメージのエレベーターは、流石に2011年にできたばかりということで早い。
 耳鳴りに悩まされることもなく、あっという間に展望台に到着した。
 まずは、シンフォニー オブ ザ ライツを見下ろす。音楽がないのが寂しいけれど、上から全体を俯瞰して見るのも楽しい。
 ガスっているかと心配したけれど、かなりクリアに見ることができた。


クルーズ船も つい3時間ほど前に降りた、スーパースター・ヴァーゴも上から見ることができる。
 23時の出航に備えてもうお客さんたちの乗船も始まっているだろうし、さっき別れたばかりの台湾からのおじさん達も乗船したに違いない。
 Sky100は360度の眺望が開けていて、団地群らしき黄色っぽい明かり一色しか見えない方角もある。
 香港島と九龍島を一目で見渡せるこの方向が見ていて一番楽しい。


 展望台にはお土産物屋さんもあって、Sky100のTシャツなどのグッズも売っている。雲のアプリケが付いたなかなか可愛いTシャツを買うかどうか迷い、サイズがちょっと大きすぎたので甥っ子のお土産にするのは見送った。正確に言うと、ぐるぐる展望台を周りながら迷っていたら、展望台よりも先にお店が閉店してしまった。
 トミカが大好きな甥っ子のお土産に、ここで売っていた香港タクシーのミニカーを買うかどうか迷ったけれど、こちらも買わず仕舞いである。
 閉館の21時まで夜景を満喫した。


 展望台から降りてくると、エレメンツの中のお店もかなり閉まっていた。開いているのはレストランやカフェくらいだ。
 香港空港のラウンジはかなりいいという話を聞いていて、夕ごはんはそこで食べようと思っていたので、空港に向かい、22時前に到着した。


 空港でパンダクッキーを探したけれど見つからず、クッキー缶が二つ入ったリュックの重さに耐えかね、早々に出国審査を抜けた。
 出国審査を抜けたすぐのところのラウンジは、どうも混雑していそうである。
 まだゲートナンバーが出ていなかったけれど、時間もあるし、もし違ったら戻って来ればいいだろうとプラザプレミアのウエストラウンジまで移動した。
 その移動の途中、JAL7040便のゲートが62番と表示され、ウエストラウンジから近いことが判った。ラッキーである。


ヌードル 食べ物飲み物が充実しているし、テーブル席もソファ席も十分にあるという贅沢なラウンジだ。
 ヌードルバーもあるし、温かい点心なども並んでいる。
 温かいものが食べたかったので、カレー風味の魚団子のヌードルをいただく。烏龍茶のティーバッグがあって、しかも陸羽茶室のものなのも嬉しい。


 ゆっくり夕食をいただき、その後は「ここで寝過ごすわけにはいかない」とコーヒーを飲みながら本を読んで出発までの時間を過ごした。
 このラウンジを利用することができるから、1時発の飛行機で帰るという無茶な旅程を組めたと言える。


 本日の歩数計 17919歩


 


2014年8月21日(木曜日)


 日付が変わってすぐ、ゲート前に移動した。
 飛行機は、定刻通り1時の出発である。「夜のフライトなんだから、いくら何でも眠れるだろう」と思っていたけれど、寝過ごしちゃいけないとがぶ飲みしていたコーヒーのせいか、全く眠くならない。困ったものである。
 それでも、1〜2時間くらいはうとうとできたと思う。


 到着前にアナウンスがあった。
 何かと思ったら「富士山が綺麗に見えています」と言う。
 なるほど、これがあるからチェックインカウンターのお姉さんは窓側A席をくれたんだなと納得し、写真を撮りまくる。空の青と雲の白の中に、富士山の青が浮かんで綺麗だ。
 一見の価値のある富士山だった。


 飛行機は定刻通り6時25分に成田空港に到着した。
 朝早いし、電車もそんなに混雑していないだろうし、洗濯したいし、キャリーケースは自分で持って帰るつもりだったけれど、念のため空港宅配の窓口に寄ってみたら「今日中にお届けできます。」と言う。それならばと宅配を頼んだ。
 成田空港から乗った電車は東京が近づくにつれて混み始め、キャリーケースを送ったのは正解だったと思う。


 午前中のうちに我が家に無事に帰り着き、久々の「海外個人旅行」は終わった。
 無事にかつ楽しんで旅行できて、大満足である。


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