« 2015年1月 | トップページ | 2015年3月 »

2015.02.12

香港&クルーズ旅行記の入口を作る

香港出航 ここは香港&クルーズ旅行記への入口である。


 以下の日程をクリックすると、その日の旅行記に飛べるようになっている。


1日目その1 2014年8月16日(土曜日) 日本 −> 香港到着


1日目その2 2014年8月16日(土曜日) 香港(泊)


2日目その1 2014年8月17日(日曜日) クルーズ船乗船


2日目その2 2014年8月17日(日曜日) クルーズ船(泊)


3日目 2014年8月18日(月曜日) 三亜寄港 ・クルーズ船(泊)


4日目その1 2014年8月19日(火曜日) ハロン湾寄港


4日目その2 2014年8月19日(火曜日) ハロン湾寄港・クルーズ船(泊)


5日目その1 2014年8月20日(水曜日) クルーズ船下船


5・6日目 2014年8月20日(水曜日)・21日(木曜日) 香港 −> 日本帰国


 


その国の旅を終えて 100の質問 (香港クルーズ編)


その国の旅を終えて 100の質問 (ベトナム編)


 


持ち物リスト(香港&クルーズ編)


2014年08月 「香港&クルーズ」の写真

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.02.11

香港&クルーズ旅行記5・6日目

2014年8月20日(水曜日)


雨の香港 17時半になる前にパスポートを受け取った。
 受け取ったものの、この後どうすればいいのか何かアナウンスがあっただろうか。記憶にない。
 乗船したのがデッキ7だから、下船もデッキ7からだろうと階段を降りる。
 階段を降りると行列ができていて、行列があるから並べばいいだろうと列の最後尾に付いたら、ザ・リドの中をぐるっと回って船を下りることができた。
 並んでから下船まで、15分くらいだった。


 次はキャリーケースを受け取らねばならない。
  他の方の旅行記には外にそのまま並べられていたと書かれていたけれど、今日は結構な降りの雨である。まさか雨ざらしということはあるまい。
 バゲージクレームの看板を頼りに列に並ぶと、キャリーケースが並んでいる倉庫のような場所にたどり着けた。
 記憶が曖昧だけれど、荷物はデッキごとにまとめられていたと思う。
 自分のキャリーケースを無事に発見し、一応のチェックを受けて、ハーバーシティ内に戻った。 


 この時点で18時くらいになっていた。
 余裕があったらアクセサリーのお店を見に行こうと思っていたけれど、ハーバーシティ内は混雑しているし、キャリーケースを転がしながら移動するのも面倒だ。早めに九龍駅に行ってしまうことにした。
 直近の九龍駅行き無料シャトルバス乗り場はマルコ・ポーロホテルにある筈で、事前に下見もしたのに、雨に濡れず階段も使わずに行く方法が判らない。
 下見不足である。


 仕方なく、無料シャトルバス乗り場まで確実に行けるマルコ・ポーロ プリンスホテル(数日前に泊まったホテル)までハーバーシティを突っ切り、そこからバスに乗ることにした。
 最初からそうすれば、少なくとも迷ったり焦ったりすることはなかったのに間抜けである。
 しかし、幸い、私とバスが乗り場に同時に到着するタイミングで、待つことなしにバスに乗ることができた。ちょっと気分が浮上する。


 雨の日の夕方の割に特に渋滞することもなく、19時少し前に九龍駅に到着した。
 乗車のときも下車のときも、航空券をチェックされることはなかった。そういうズルをする人もほとんどいないからかも知れないし、私の場合キャリーケースを引きずっていかにも「これから飛行機に乗ります」という風情だったからかも知れない。
 まずは、邪魔なキャリーケースを手放すべく、インタウンチェックインである。


 どういう仕組みなのか今ひとつイメージできていなかったけれど、インタウンチェックイン用の改札があって、そこを入ると航空会社のカウンターが並んでいる。ここまで来てしまえば空港と一緒である。
 緊張していたのか疲れていたのか、マイレージカードを出し忘れたし、通路側席を指定し忘れたけれど、無事に搭乗券をもらい、荷物を預けることができた。


 私が乗る予定のJAL7010便は明日の1時発予定で、まだ6時間もある。
 時間を潰すべく、九龍駅に隣接しているエレメンツというショッピングモールに行った。
 このショッピングモールはスケートリンクがあったりして楽しいけれど、高級志向のお店が集まっているようで、私が気軽に入れそうな雰囲気ではない。ハーバーシティの方がずっと庶民的な雰囲気だしラインアップである。
 
パイナップルクッキー 気楽に入れそうな数少ないお店であるスーパーマーケットTHREESIXTYに行ったら、中のフードコートが日本食(丼もの)に席巻されていて驚いた。
 スパイスコーナーで「キャリーケースを預ける前なら買えたのに!」と思ったり、お茶コーナーで何だか美味しそう&高級そうな烏龍茶を前に買うべきかどうか悩んだり、インスタントのマンゴープリンの素を買うか考えたりした挙げ句、入口近くでおばさんが対人販売していたパイナップルクッキーを購入した。妹の好物がパイナップルケーキなので、多分、喜んでもらえるだろう。


 雨も小降りになってきたようだし、Sky100という展望台に上ることにした。
 20時まで受付で、本当にギリギリに行ったため受付のお姉さんは既にレジを閉め始めていたけれど、「一人なら。」とカード支払いにも対応してくれた。有り難い。168香港ドルである。約2500円弱で、日本と同じくらいのお値段設定だと思う。


エレベーター 何だかやたらと宇宙的なイメージのエレベーターは、流石に2011年にできたばかりということで早い。
 耳鳴りに悩まされることもなく、あっという間に展望台に到着した。
 まずは、シンフォニー オブ ザ ライツを見下ろす。音楽がないのが寂しいけれど、上から全体を俯瞰して見るのも楽しい。
 ガスっているかと心配したけれど、かなりクリアに見ることができた。


クルーズ船も つい3時間ほど前に降りた、スーパースター・ヴァーゴも上から見ることができる。
 23時の出航に備えてもうお客さんたちの乗船も始まっているだろうし、さっき別れたばかりの台湾からのおじさん達も乗船したに違いない。
 Sky100は360度の眺望が開けていて、団地群らしき黄色っぽい明かり一色しか見えない方角もある。
 香港島と九龍島を一目で見渡せるこの方向が見ていて一番楽しい。


 展望台にはお土産物屋さんもあって、Sky100のTシャツなどのグッズも売っている。雲のアプリケが付いたなかなか可愛いTシャツを買うかどうか迷い、サイズがちょっと大きすぎたので甥っ子のお土産にするのは見送った。正確に言うと、ぐるぐる展望台を周りながら迷っていたら、展望台よりも先にお店が閉店してしまった。
 トミカが大好きな甥っ子のお土産に、ここで売っていた香港タクシーのミニカーを買うかどうか迷ったけれど、こちらも買わず仕舞いである。
 閉館の21時まで夜景を満喫した。


 展望台から降りてくると、エレメンツの中のお店もかなり閉まっていた。開いているのはレストランやカフェくらいだ。
 香港空港のラウンジはかなりいいという話を聞いていて、夕ごはんはそこで食べようと思っていたので、空港に向かい、22時前に到着した。


 空港でパンダクッキーを探したけれど見つからず、クッキー缶が二つ入ったリュックの重さに耐えかね、早々に出国審査を抜けた。
 出国審査を抜けたすぐのところのラウンジは、どうも混雑していそうである。
 まだゲートナンバーが出ていなかったけれど、時間もあるし、もし違ったら戻って来ればいいだろうとプラザプレミアのウエストラウンジまで移動した。
 その移動の途中、JAL7040便のゲートが62番と表示され、ウエストラウンジから近いことが判った。ラッキーである。


ヌードル 食べ物飲み物が充実しているし、テーブル席もソファ席も十分にあるという贅沢なラウンジだ。
 ヌードルバーもあるし、温かい点心なども並んでいる。
 温かいものが食べたかったので、カレー風味の魚団子のヌードルをいただく。烏龍茶のティーバッグがあって、しかも陸羽茶室のものなのも嬉しい。


 ゆっくり夕食をいただき、その後は「ここで寝過ごすわけにはいかない」とコーヒーを飲みながら本を読んで出発までの時間を過ごした。
 このラウンジを利用することができるから、1時発の飛行機で帰るという無茶な旅程を組めたと言える。


 本日の歩数計 17919歩


 


2014年8月21日(木曜日)


 日付が変わってすぐ、ゲート前に移動した。
 飛行機は、定刻通り1時の出発である。「夜のフライトなんだから、いくら何でも眠れるだろう」と思っていたけれど、寝過ごしちゃいけないとがぶ飲みしていたコーヒーのせいか、全く眠くならない。困ったものである。
 それでも、1〜2時間くらいはうとうとできたと思う。


 到着前にアナウンスがあった。
 何かと思ったら「富士山が綺麗に見えています」と言う。
 なるほど、これがあるからチェックインカウンターのお姉さんは窓側A席をくれたんだなと納得し、写真を撮りまくる。空の青と雲の白の中に、富士山の青が浮かんで綺麗だ。
 一見の価値のある富士山だった。


 飛行機は定刻通り6時25分に成田空港に到着した。
 朝早いし、電車もそんなに混雑していないだろうし、洗濯したいし、キャリーケースは自分で持って帰るつもりだったけれど、念のため空港宅配の窓口に寄ってみたら「今日中にお届けできます。」と言う。それならばと宅配を頼んだ。
 成田空港から乗った電車は東京が近づくにつれて混み始め、キャリーケースを送ったのは正解だったと思う。


 午前中のうちに我が家に無事に帰り着き、久々の「海外個人旅行」は終わった。
 無事にかつ楽しんで旅行できて、大満足である。


 香港&クルーズ旅行記5日目その1 <-

| | コメント (0) | トラックバック (0)

香港&クルーズ旅行記5日目その1

2014年8月20日(水曜日)


 お部屋にあったミネラルウォーターと電気ポットでお湯を沸かしてコーヒーを入れ、初日の夕食で出たチョコレートと一緒に「おめざ」にした。
 6時半では、もう既に日は昇っている。
 バルコニーの椅子に座ってのんびり空と海を眺めるなんて贅沢な時間だ。


モーニングコーヒー空と海


 風に当たってお腹も空いたことだし朝食を食べに行こうと廊下に出たら、部屋のドアにクルーズ中の支払い明細が届いていた。
 初日の案内では「3日目の夜に届きます」と言われ、昨夜届いていなかったのでわざわざレセプションまでもらいに行ったけれど、3日目の夜というよりも4日目の朝になってしまうようだ。
 それはそれとして、昨日の夜からずっと何だか船の揺れが大きくなっているような気がする。お天気が悪くなるのだろうか。


朝食 クルーズは今日の17時までだ。
 そして、私のダイニングクレジットにはかなり余裕がある。それなら中華っぽい温かいものを食べようと、朝食はブルーラグーンに行き、フィッシュヘッドヌードルスープとジャスミンティをいただいた。
 香港発着のクルーズ船なのに、ブッフェにもお部屋のお茶セットにも烏龍茶やジャスミンティがない。「あるに違いない」と持って来なかったため、ここのところ「中国茶が飲みたい」と思い続けていたので、メニューにあったジャスミンティを喜々として頼む。ティーバッグだけれど、ポットで出てくるのが嬉しい。


 朝食をいただいた後、お部屋に戻って、荷造りをした。
 キャリーケースの中味を全部出してしまっているので、逆に荷造りが意外と簡単だ。もう一回、最初から詰め直せばいい。
 忘れ物がないか確認しつつ、一つずつ引き出しの中味をベッドの上に開け、荷造りをする。
 部屋のあまりの凄さに「Don't disturb」の札を出す。もっとも、最終日は下船までお部屋のお掃除はなかったようだ。


ビンゴ 荷造りの目処がついたので、11時からデッキ12のギャラクシー・オブ・ザ・スターで行われるビンゴゲームに参加した。
 初ギャンブルである。
 ザ・リドで行われていたビンゴは参加する人も少なくてちょっと寂しい感じだったけれど、会場が狭いこともあって、そこそこ人が集まって盛り上がっている。
 入口で3ゲーム分のカードを80香港ドルで購入し(3ゲーム分が最低単位になっている)、英語と中国語で数字が読み上げられるのを聞きながら○を付けて行く。


 私はこの手のもので当たったことがほとんどなくて、今回も全く期待していなかった。
 それでどうやらぼんやりしていたらしく、「ビンゴ!」と叫んだ女性が大喜びでステージに向かって行くのを見つつ自分のカードを見ていたら、何と、ビンゴになっていたので驚いた。
 近くにいたスタッフの女の子に思わず「これ、ビンゴよね?」と聞いてしまう。
 私を含めて3人が同時にビンゴだったらしい。
 「3人で賞金840ドルをシェアする? それともジャンケンで1位を決める?」と司会の女の子達に聞かれ、香港人らしい二人が「シェアしましょ!」とにっこり笑い、そういうことになった。


 3人同時にビンゴになるとは想定していなかったらしく、その後の手続きに少し時間がかかったけれど、1等賞の証明らしきメモをもらい、名前とクルーズカードをチェックしてもらった。
 1〜2時間後くらいにレセプションに行けば賞金が貰えるから、と言われ、ビンゴは終了である。
 1等賞になって賞金も貰えたから言うと、ビンゴはなかなか楽しいゲームである。


 ビンゴで調子に乗った私は、折角だからクルーズ船を満喫しようと、最後にもう一度プールに行った。
 12時のランチタイムで空いていることを期待したら、かなり混んでいる。しかも、風が冷たくて寒い。
 それでも果敢に吹きさらしの階段に並んでウォータースライダーを楽しんでいる方々も多い。
 軟弱者の私は、ジャグジーに浸かった。温かい。
 30分も浸かっていたらついに雨が降り出し、それを潮に退散した。


 急激に天候は悪化して、お部屋に戻ってシャワーを浴び、水着を軽く洗って干した頃には、外は真っ暗、雷まで鳴り始めていた。
 しかも、かなり強い降りの雨である。
 何だか深刻そうな放送が入ったけれど聞き取れず、「13時からバーゲンセールをやるから、買い物を楽しんでね!」という楽しげな放送は聞き取れた。セールの放送が入るくらいだから、最初の放送も大した内容ではなかったのだろうと決め、お昼ごはんを食べに行く。周りに人がいた方が、緊急のときでも安心だ。


 デッキ13にあるタベルナという有料レストランはまだ行ったことがなかったので、クルーズ船での最後のお食事はここに決めた。
 プールサイド上にあるので吹きさらしではあるけれど、屋根があるので雨の心配はない。


昼食 クラブハウスサンドとスイカジュースを頼んだら、山盛りのポテトが付いてきて驚いた。
 そして、もっと驚いたのが、雨の降りが更に強くなって、タベルナのテーブルが置いてある辺りにどんどん水が流れてきたことだ。水深2cmくらいにはなったと思う。
 スタッフのお兄さんも半ば呆れて、苦笑しつつ水を掻いている。
 私が陣どったテーブルは幸運なことに水が流れてこなかったので、ゆっくりお昼をいただいた。
 とても食べきれずにポテトを残してしまった。その私に「アイスクリームはどう?」と聞いてくるお兄さんの根性はなかなかである。


 キャリーケースは15時までに廊下に出しておく必要がある。
 14時過ぎに部屋に戻って歯磨きをし、最後の荷造りをする。流石に水着は乾かなかったので、もう一度できるだけタオルで水分を取ってジップロックに入れて持ち帰る。
 ビンゴの賞金を受け取ろうとレセプションに行ってメモを見せたところ、何故か担当のお兄さんが片言の日本語で「チョットマッテ。」と言う。何だろう? と思っていたら、日本語が分かるスタッフを連れて来てくれた。
 彼の説明によると、私はエクスプレスチェックアウトを登録してあるので、クレジットカードから引き落とされる金額と、先ほどのビンゴの賞金を相殺してくれるらしい。


 15時からギャレーツアーに参加した。集合場所はレセプション前だ。
 お部屋を空けなくてはいけないので、持ち歩く荷物がちょっと多くなっているのが鬱陶しい。
 ギャレーツアー参加者は5人だ。まさかこんなに少ないとは思わなかった。
 5人が揃ったところでスタッフのお姉さんに連れられ、ベラ・ビスタに向かった。ところが、どうもツアーが始まる様子がない。ギャレーツアーのスタッフなんていなさそうだし、厨房のスタッフはみんな忙しそうに片付けていて、ギャレーツアーなんてやってる場合じゃない、という風情である。
 ここまで我々を案内してきてくれたスタッフのお姉さんも焦っている。


 少しして、副料理長だというシェフがやってきた。
 香港のご家族から「子供がいるので広東語で案内して。」というリクエストが出て、うーむ、そうしたら私には何も判らないぞと思っていたら、スタッフのお姉さんも「ジャパニーズがいるから。」と困惑している。
 結局、ギャレーのスタッフが二人、英語と広東語でそれぞれ案内してくれることになった。


ギャレーツアーギャレーツアー


 イギリス在住の香港人だという女性と私の二人を案内してくれたのは、マレーシア人だという副料理長さんだ。料理長さん(ドイツ人だと聞いたような記憶があるけど、定かでない。とにかくヨーロッパの国の人だった)は、今は休暇で家に帰っているそうだ。
 クルーズのスタッフは、5ヶ月ぶっ続けで働いて1ヶ月休みというサイクルだという。
 今日の17時に香港に入港する予定のこの船は、その後、23時に再び出航の予定で、その間、スタッフはちょっとは香港に上陸できるけど「でも、香港は物価も高いし、あんまり外には行かない。」と言う。


 こうした質問はほとんど香港人の女性が発してくれたものだ。私には思いついた質問をする英語力はない。
 でも、香港人の女性も副料理長さんも私の英語力を察してゆっくり話してくれたし(メモを必死で取っていたら「取材記者のようだ」と笑われた)、話されている内容の辛うじて半分くらいは聞き取れたと思う。


 ギャレーツアーと銘打っているけれど、ベラ・ビスタ併設のこの厨房で料理をすることはほとんどないらしい。
 レストラン隣のこの場所は、あくまでも「盛りつけ」「最後の仕上げ」をする場所だ。
 実際の「cooking」は、デッキ3の厨房で行われ、そちらに30人のシェフと47人の助手がいる。このギャレーでは、7人がデコレーションを担当しているという。
 インド料理だけは、ベジタリアン対応のため、インド人のシェフだけで作っているという。


スープ鍋とオーブン クルーズ船内は、火気厳禁だ。
 エンジンの熱でお湯を沸かし、その熱(スチーム)を調理に使っている。
 実際、鍋の形にくぼんだ火口があって、そこに触っても全く熱くない。でも、そこに水を入れた鍋を置くと、みるみるうちにお湯が沸く。スチームというよりは、振動のような気もする。
 いずれにしても、火がなくても十分な火力があることは間違いない。
 このときも、夕食に備えて、200リットルからのスープの仕込みが行われている最中だった。


 クルーズ船で食中毒が出ることはほとんどないそうだ。レストラン関連のスタッフは1ヶ月ごとにチェックを受けているという。
 (それにしても、私は食中毒という単語を知らないのにどうしてこんな内容を聞き取っているのか、全く謎だ。)


 来年、スタークルーズでは、スーパースター・ヴァーゴ(この船)の2倍のサイズの新造船が就航する予定で、そちらの船は乗客定員もほぼ2倍、そしてレストランが20軒用意されるという。
 説明してくれた副料理長さんは、この仕事を16年続けていて、もしかしたらそちらの船に移ることになるかも知れないと言っていた。だったら出世ってことになるんだろうなぁと思う。
 その新しい船の処女航海は、2016年半ばに予定されているということだった。
 そんなお話を聞きつつ、ギャレーを一周し、16時前にツアーは終了した。結構、楽しかった。


フェアエルパーティー デッキ12のギャラクシーオブザスターズで15時45分からクルーズスタッフとのフェアエルパーティーが行われている。行ってみると、すでにダンスで盛り上がっていた。
 結構な数の乗客も参加して、なかなか楽しそうである。一緒に踊る勇気はなかったので、楽しそうな様子を写真に撮って参加した気分になった。
 ダンスタイムが終わって外を見ると大雨で、すでに香港島のセントラルが見える辺りまで来ていた。
 17時にクルーズ船が香港に到着して、キャリーケースを持ったままどうしようかと考え込んでしまう。


 雨を眺めながらこれからの予定を考えていたら、声をかけてきたおじさんがいた。
 この船に知り合いはいないぞと思って見たら、日の出を見にデッキ13に行ったときに、毎回「そのサンダルじゃ転ぶぞ。」と身振り手振りで話しかけてくれたおじさんである。
 お仲間と一緒にビールを飲んでいたらしい。
 おじさんのお友達の方が日本語をしゃべる方で、何となくおしゃべりタイムになった。おつまみのナッツまでいただいてしまう。


 彼らはご夫婦二組で、台湾から来たそうだ。
 飛行機で香港まで来てこのクルーズ船に乗り、今日は一度船を下りて再び乗り込み、香港発着台湾へのクルーズに参加して高雄まで船で帰ると言う。なるほど、そういう楽しみ方もあるのだ。目から鱗である。
 マカオはいい、日月潭もいいぞとお勧めしてもらう。いずれもベストシーズンは秋だそうだ。台湾に来たら連絡してねと連絡先もいただいた。


 事情通らしいおじさんたちの話によると、スーパースター・ヴァーゴが3泊4日のこうしたクルーズを行うのは今年9月までで、その後は、スーパースター・パイセスと同じように、1泊2日のカジノツアーに従事することになるそうだ。
 なるほど、来年の超大型船就航の話と繋がる。
 3泊4日で観光クルーズ船を走らせるよりも、1泊2日で外洋に出て徹夜でカジノを楽しむツアーを開催した方が人気もあるし儲かると聞いて、ちょっとショックな気もした。


 香港在住の人は16時半にザ・リドに集合、香港以外の人はギャラクシーオブザスターズに17時集合で、私は16時前からギャラクシーオブザスターズにいたけれど、おじさんたちとおしゃべりしていて、パスポート返却の列に並びそびれてしまった。
 そのことに気がついて、おじさん達と慌ただしくお別れし、パスポート返却のためのナンバーカードをもらいに行く。20分くらい待って、無事にパスポートを返してもらうことができた。
 あとは、下船するだけである。


 香港&クルーズ旅行記4日目その2 <- -> 香港&クルーズ旅行記5・6日目

| | コメント (0) | トラックバック (0)

650000アクセス達成!

 昨日(2015年2月10日)、どなたかが650000アクセス目を踏んでくださった。
 少しペースアップした感じだ。時期もあって、イエローナイフにオーロラを見に行ったときの持ち物リストへのアクセスが多い。少しでも参考になっているといいのだけれどと思う。
 これまでの経過は以下のとおりである。

 スタート 2004年9月1日
 10000アクセス 2005年7月17日
 50000アクセス 2006年11月22日
100000アクセス 2008年6月15日
150000アクセス 2009年2月21日
200000アクセス 2009年11月30日
250000アクセス 2010年9月16日
300000アクセス 2011年5月26日
350000アクセス 2012年2月8日
400000アクセス 2012年9月3日
450000アクセス 2013年2月19日
500000アクセス 2013年8月14日
550000アクセス 2014年1月14日
600000アクセス 2014年7月7日

610000アクセス 2014年8月10日
620000アクセス 2014年9月9日
630000アクセス 2014年10月22日
640000アクセス 2014年12月24日
650000アクセス 2015年2月10日

 こうして続けていられるのは、遊びに来て、読んでくださる方のおかげです。
 ありがとうございます。
 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.02.08

香港&クルーズ旅行記4日目その2

2014年8月19日(火曜日)


 12時45分くらいに観光船が港に到着した。
 クルーズ船の乗客にとってはベトナム初上陸である。
 港のすぐそばに観光バスが用意されていて、全員で乗り込む。ほぼ満席で、私はインドからいらした女性の隣に座らせてもらった。
 最初に行ったのは、真珠のお店である。
 ガイドさんは「トイレ休憩」と説明したけれど、このトイレ休憩が長い。


 真剣に真珠を買おうという人はともかく、私のように興味のない人間には30分近い時間は果てしなく長い。座るところもないから尚更だ。
 1ベトナムドンがいくらなのかも調べてないし、クレジットカードも持ってきていないし(多少の米ドルは持っていた)、そもそも買い物のしようがない。
 船で同じテーブルだったマレーシアから来た奥様は「淡水パールだわ、物が良くない。」とおっしゃっていた。


マーケット 真珠のお店から10分くらいバスで移動し、マーケットに着いた。
 お土産物屋さんが集まった感じで、小さなスーパーマーケットが併設されている。
 ガイドさんに「暑くて長時間はいられないから、15分くらいで出るよ。」と言われ、そのつもりで見て回る。
 ベトナム刺繍のポーチやアオザイ、その他色々と売っていたけれど、値札が全くない。小心者なので、相場を調べてきていないお買い物は怖くて手が出せない。
 コーヒーを売っている屋台があって、「豆で買える?」と聞いたら「粉だけだ。」と言われ、購入は断念した。
 ガイドさんは、ガイド仲間とお茶タイムに突入してなかなか切り上げようとせず、結局、マーケットを出発したのは14時過ぎだった。


 ガイドさんは「ハロン湾のベストシーズンは秋だからまた秋に来て。」と言い、「希望者はヴェトナム料理のレストランに案内するよ。」と言って応じた10人くらいを連れて行った。他の面々はクルーズ船に戻るテンダーボート乗り場にほど近い場所で解散である。
 船内時間の15時までにクルーズ船に戻る必要がある。
 ビーチ沿いのホテルのどこかでお茶をしようかとも思ったけれど、一人だし、船に戻ればタダでお茶もできるしというケチケチ精神が発揮され、私はそのまま真っ直ぐクルーズ船に戻ることにした。
 港からクルーズ船まで、クルーズ船のテンダーボートがピストン輸送してくれる。


 テンダーボートはクルーズ船デッキ3に横付けされた。
 クルーズカードを見せ、ヴェトナムのランディングパスが回収され、手にアルコールをシュッと吹き付けられて消毒も完了、ツアーのシールも回収されて、エクスカーションは終了した。
 お部屋に戻ると、タオルアートがさらに増えていた。何だか嬉しくなって写真を撮る。
 あまりの蒸し暑さに冷たいものが欲しくなり、プールサイドのアイスクリームバーに行ったけれどプールは大混雑で、しかもプールに入らずにいるには暑すぎたので退散し、まだ行っていなかったブルーラグーンというお店でおやつタイムを取った。


アイスカフェオレ ブルーラグーンは、グランドピアッツァから伸びる通路にあるお店で、通路の片側に厨房が、片側にテーブルと椅子が並んでいる。確か、東南アジア料理と銘打っていたと思う。麺類や海南鶏飯などの軽い食事と、あとデザート類が食べられる。
 冷たくて甘いアイスカフェオレとアイスクリームという凄い組み合わせのおやつを平らげてやっと人心地ついた。
 アイスカフェオレが甘くてシャーベットのようになっていて美味しい。500円でも許す、という感じだ。


テンダーボート お部屋に戻ってバルコニーから外を眺めていたら、ちょうど、テンダーボートを収納しているところだった。
 テンダーボートは全く乗り心地のいいものではなかったけれど、非常用なのだから仕方がない。
 いざというときこれだけの数で本当に足りるのかしら、収納にこれだけ時間がかかるということは、避難にもかなり時間がかかるってことじゃないかしらなどと思いつつ、収納の様子が面白くてずっと観察する。
 クルーズ船は、テンダーボートを収納するとすぐ、16時に出航した。
 またもや、静かな出発である。バルコニーにいなかったら気がつかなかったと思う。


 クルーズ船はこれから外洋に向かうので、例えばハロン湾の日帰りクルーズでは行けない場所も通る。
 見逃す訳には行かない。
 バルコニーに貼り付いたり、バルコニーにいたのでは片側だけしか見られないじゃないかとデッキ13に行ったり、ハロン湾の景色を堪能する。


ハロン湾


 クルーズ船は、出航から1時間くらいかけて、ハロン湾を抜けて行った。
 途中、17時前くらいから雨が降り出した。
 そして、ハロン湾を抜けた途端、黒い雲が切れた。何だかなぁという感じである。


ハロン湾ハロン湾


ハロン湾ハロン湾


ハロン湾ハロン湾


ハロン湾ハロン湾


 ハロン湾の景色を満喫していたらあっという間に時間がたっていた。
 ガラ・ディナーはファーストシーティングで予約してあり、その前に、18時からグランドピアッツアでスタッフによるガラ・ファッションショーが開催される。それは見ておかねばならないだろう。
 シャワーを浴び、ちょっとだけおしゃれする。といっても、スーパースターヴァーゴのドレスコードはかなり緩いということが判明したので、タートルネックの薄手のシャツに黒のフレンチスリーブのワンピースを重ね、少し派手目のタイツにしたくらいだ。足もとはバレエシューズ、バッグをサテン地のものに変えて完了だ。


ファッションショー スタッフによるファッションショーをスパークリングワイン片手に楽しむ。
 15分くらいのものだったけれど、なかなか楽しい。
 少ない人数で早替わりのように色々な衣裳が披露されたから、舞台裏は相当大変だったに違いない。


 ファッションショーに続いて、キャプテンズ・ガラ・カクテルになった。
 要するに、キャプテン達との記念撮影タイムである。
 キッズプログラムの子ども達との記念撮影後、真っ先に手を挙げた勇気ある人々何組かと写真撮影し、キャプテン達は引き上げる。
 その後、クルーズ船各部門のチーフが集まり、キャプテンによって紹介され、ガラ・カクテルは終了となった。


 19時からガラディナーである。
 ベラビスタにほとんど行くことがなかったので、うっかり迷ってしまった。間抜けである。
 時間に遅れて指定された席に着いたところ、何故か大きな円卓(8人テーブル)だった。
 周りに人が来る気配もない。相席の設定はしていないということだろう。どう考えてもおかしい。
 この人は偉そうだという感じのスタッフに声を掛けると、多少の時間はかかったものの「窓際のお席はいかがですか。」と案内された。もちろん、その方が有り難い。


前菜とワインと海 プリフィクスのコースだったので日本語メニューをもらい、吟味する。
 散々考えた末、前菜にSeafood with Avocado Ceviche、スープにDouble Boiled Beef Consomme、メインにGriled Salmon Fillet and Glazed Scallopを頼んだ。
 白ワインもいただく。
 ピアノ演奏も入って、なかなかいい雰囲気だ。
 キャプテンズ・テーブルも用意されていて、恐らくは常連の方などが招待され、キャプテンとテーブルを囲んでいた。


メインディッシュデザート


 私のスタートが遅かったこともあって、窓際のテーブルで一人で食べていた方々がそそくさと食べ、あっという間に退散するのを目にした。「ここでしか食べられないから仕方なく来てるけど、お祭り騒ぎは好きじゃないんです。」という風情だ。
 逆に、10人くらいのグループが二つのテーブルに分かれ、お互いのテーブルにちょっかいを出し合いながら食事を楽しんでいる様子も目にした。それぞれだ。


ショータイム ちょうどメインディッシュを食べ終えた20時頃、ショータイムがあった。
 大勢のスタッフが、フランベされたケーキと旗を持って登場してレストラン内を練り歩き、音楽が鳴り、ウエイターやウエイトレスも全員参加で踊り出す。
 私のテーブルのサーブをしてくれていた女の子と目が合うと、少し照れくさそうに笑っていた。可愛い。
 そうして一度派手に登場し、切り分けられて再登場したのがデザートのアラスカというアイスクリームケーキだ。これにコーヒーをいただいて、1時間ちょっとのディナータイムが終了した。


 部屋に戻ると船内新聞が届いていた。明日のスケジュールを確認する。
 レストランがちょっと寒かったのでカーディガンを羽織り、バレエシューズで何度もコケそうになったのでサンダルに履き替える。
 キャプテンズ・ガラ・カクテルのセカンドステージに寄り道してスパークリングワインをご馳走になってから、ザ・リドに向かった。ガラ・ショーは21時開始で、30分前から行列ができている。


ガラショー 本日のガラ・ショーは、「Stone of Atlantis」というタイトルが付けられていた。
 早めに並んだ甲斐があって、前から6列目で見られたのが嬉しい。
 中国雑伎団のようなリオのカーニバルのような、ディズニーシーのリトル・マーメイドシアターのような、アフリカのような少林寺拳法のような、様々なアクロバティックなショーが次々と登場する。
 目を見張り、驚き、大拍手する、の連続だった。
 流石に最後の夜、ガラ・ショーということで、派手で大がかりで「本物」という感じで楽しめた。


 船内ではガラ・ショーが終了した22時以降も、BINGO大会があり、カジノが開かれ、ミュージックタイムがあちこちで開催されている。
 しかし、眠い。
 レセプションで請求書をもらって支払い内容の確認だけして、23時頃にはベッドに入った。


 本日の歩数計 8327歩


 香港&クルーズ旅行記4日目その1 <- -> 香港&クルーズ旅行記5日目その1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.02.07

香港&クルーズ旅行記4日目その1

2014年8月19日(火曜日)


 6時前に目が覚めた。
 そして、外を見たら、日の出なんてとんでもない! という感じで、雷が光っている。
 私の足の日焼け度は悪化する一方で、しかも足だけでなく肩や背中までひりひりしている。縫い目のあるお洋服は勘弁してください、という感じのひりひり度だ。


ハロン湾 雨にも雷にも負けずひたすら窓の外を見ていたら、やがて雷は光らなくなり、朝焼けが雲の隙間から見え、その朝日に照らされてハロン湾の景色が浮かび上がってきた。
 綺麗だ。
 何とかこのまま天候が回復してくれないかなぁと祈りながら、シャッターを切り続ける。
 やがて、ポツンポツンとしかなかった島が、続くようになってきた。


ハロン湾ハロン湾


 それまでは朝焼けの色だけで太陽は見えていなかったけれど、やがて太陽の白い光が見えてきた。
 水平線からではなく雲の間からではあったけれど、ハロン湾の日の出である。


メディタレニアン・ビュッフェ 今日はエクスカーションを申し込んであるので8時半に集合場所に行かなければならない。
 7時前、メディタレニアン・ビュッフェに行った。ビュッフェには、ウエスタンスタイルとチャイニーズスタイルと両方の朝食が用意されていて、チャイニーズスタイルの朝食を選ぶ。
 意外と空いているなと思って席についたら、7時を過ぎた途端に大行列ができた。早めに行動して正解だったようである。


ハロン湾と船 漁をしているのか、カラフルな船がクルーズ船の近くまでやってきていた。
 その向こうには、もちろんハロン湾の景観が広がっている。
 これでお天気が良かったら言うことなしだけれど、雨が降らず、風も吹かず、無事にエクスカーションが実施されるのだから贅沢を言っては罰が当たる。
 バルコニーに出ると、ちょうど私のお部屋のある側に船(こういう、平らな船のことを何と呼ぶのだろう)が横付けされ、蛍光イエローのベストを着た人たちが作業していた。


ハロン湾クルーズ船 見ていると、横付けした船に向かって観光船が次々とやってきては舳先を固定する。
 その様子が結構面白くて、集合時間近くになるまでずっと眺めていた。
 エクスカーションはコースがいくつもあって、そのコースごとに集合時刻が指定されている。私が第2希望で申し込んだ「Cave Tour」という名前の、ハロン湾クルーズと鍾乳洞見学、マーケットでの買い物を組み合わせたツアーの集合時刻は8時45分である。


 集合時刻にザ・リドに行くと、飲み物を渡され、ツアーごとにまとまって客席に座らされた。
 ツアーごとに色違いのワッペンが配られ、結構な長さの待ち時間の間に見回していたところ、日本語ツアーもありますと言われた「Cruise & Land Tour(ハロン湾のクルーズとお買い物をし、地元レストランでヴェトナム料理を食べるツアー)」、「Titop Island Tour(ハロン湾クルーズ後、ソビエト連邦のTitop宇宙飛行士が訪れた場所で427段の石段を登り切ると360度のパノラマが広がる、らしい。)」の三つが催行されたようだ。
 6種類用意されたエクスカーションのうち3コース、催行率50%だ。


 参加者が断然多いのはCruise & Land Tourで、出発時刻をずらして時間差で催行しているようだ。英語ツアーと中国語ツアーの両方が開催されるとはいえ、かなりの人気である。
 待っている間に注意事項のアナウンスがあって、ドリアンとランブータンとマンゴスチンは持ち込めませんと言われる。それ以外のナマモノは持ち込み可ということなんだろうか。
 結局、私の割り振られたツアーのボートが出発したのは9時40分だった。


 ボートの中は自由席で、同じテーブルにお一人だけ日本人の方がいらっしゃった。奥様は韓国の方のようで、あとマレーシアからいらしたという年配のご夫婦と5人のテーブルだ。
 最初に英語ガイドさんからツアーの概要について説明があった。
 クルーズ船の中では香港時間が標準時で、当然、クルーズ船でもらった案内も香港時間で書かれている。しかし、どうやらガイドさんが最初に説明した時間はベトナム時間で、そこには時差があったらしい。
 マレーシアからいらしたご主人がそこを丁寧に何度も確認してくださって、その後はガイドさんも香港時間での案内に切り替えてくれた。


霞むハロン湾 英語ガイドなので、私が聞き取れかつメモできる内容などたかが知れている。
 ハロン湾には日本の援助で橋が掛けられたこと(日本のODA特別円借款により建設されたクアルク海峡に架かる橋梁のことらしい)、ハロン湾には3000以上の島があること、ハロン湾は二度にわたって世界遺産に登録されたこと(1994年に、類を見ない美しい風景として初めて登録され、2000年に地質的にも価値があり、地球の歴史として重要であると拡張して登録された)、ハロン湾は深く海洋資源(特に魚)が豊富で釣り船も多く出ていることなどである。
 何故ハロン湾と呼ばれるようになったかとか、この地に残る伝説とか、そういう話もあったと思うけれど、私の聞き取り能力ではお手上げである。


大混雑 みんな、風も通らずに暑い1階のテーブル席になど座っておらず、2階のデッキに上がって眺めを楽しむ。
 観光船は、真っ直ぐティエンクン洞に向かっている。
 どんな感じなのかと思っていたら、島の一つ、その入り江のようになっているところに船が入って行った。
 そこには同じような観光船がたくさんいて、船着き場はいっぱいで、一部の船は二重に留めてしまい、前に留まっている船を通路代わりに上陸している人も見える。
 とにかく凄い混雑ぶりだ。


 観光船が接岸して上陸し、ガイドさんについて歩いて行く。
 鍾乳洞の入口は階段を上った結構高い位置にあり、振り返るとこんな景色が見えるくらいの位置まで上がって行く。
 蒸し暑いし、結構きつい。
 足腰に自信のある人が行きましょう、といった注意書きがあるのも納得である。


 鍾乳洞に入れば涼しいだろうと思っていた。だって、日本で鍾乳洞に行けば、そこは大体涼しいではないか。割と最近、静岡県にある竜ヶ岩洞に行ったときも、夏だというのに震えるくらい寒かったことを覚えている。
 ところが、このティエンクン洞は暑かった。
 外よりもよっぽど暑い。そして、湿度が高い。入った瞬間からダラダラと汗が流れ始めた。


 事前に行った方の感想をネットで読んでいたら、カラフルなライトアップ(こんなのとか、こんなのとか)に賛否両論あった。自分が実際に眺めて、なるほどと思う。鍾乳洞の内部は、赤や青や緑に、派手派手にライトアップされている。


鍾乳洞鍾乳洞


鍾乳洞鍾乳洞


 10時半から正味30分の見学中、とにかく蒸し暑くて、髪の毛がぺっとりとしてしまった。
 実際はそんなに涼しい訳ではなかったと思うけれど、結構高い位置にあった出口をでたところで風に吹かれただけでほっとしたくらいだ。
 実際、眺めも良い。


ティエンクン洞出発 11時過ぎ、観光船は再びクルーズに出発した。
 最初の席に戻ってテーブルを囲み、水を飲んだりして小休止だ。観光船の中で冷たい飲み物も売っていて、飛ぶように売れている。


 マレーシアのご夫婦に、次は日本の北海道に行きたいんだと話しかけられた。行くなら何月がいい? とおっしゃる。難しい質問である。
 富良野ってところがあって、ラベンダーの花畑が綺麗だからぜひ7月に行って、と答えたら、富良野ってのは街の名前なのかと聞かれてハタと困った。富良野市があったと思うけれど、私が言いたいのはそういうことではない。
 結局、同じテーブルの日本人の方にこれこれこういうことを伝えたいんですと助けを求め、説明していただいた。


果物売りの神業 ふと窓の外を見ると、小さな船がもの凄いテクニックでこの観光船に寄せてきていた。
 船には、果物を綺麗に積んでいる。
 マレーシアのご夫婦の旦那様がモンキーバナナを買っている。ちょっと美味しそうだし楽しそうだと思ったけれど、私は勇気が出ずにパスした。船内には、結構、果物を買っている人がいたと思う。
 大いに汗をかいた後だということを考えたら、このタイミングで寄ってくる彼らは商売上手である。


 観光船は、ハロン湾クルーズを続けている。
 こんな景色とか、こんな景色の間を縫うように進んで行く。
 再び観光船の2階のデッキに上がって、眺めを堪能した。


ハロン湾ハロン湾


サンパンボート 浮島みたいなところに観光船が集まっているなぁと目を凝らしたら、そこはサンパンボート乗り場のようだった。
 私が第1希望で申し込んだツアーでは、恐らく、ここで手こぎの小さなボートに乗り換えて、水面すれすれのところに開いた岩のトンネルに乗り入れて行くのだろう。
 手こぎボートで乗り出して行く人がたくさんいて、羨ましいぞと思う。
 どうしてみんなあのツアーに魅力を感じないのか、不思議だ。もっと人気があっても良さそうなものだ。


鶏岩へ 峡谷を抜け、船は広々としたところへ出た。
 見通しが良くなって、同じような観光船が一点に向かっていることが判る。何やら観光ポイントがあるに違いない。
 そこは鶏岩だった。
 2羽の鶏が接吻しているようにも見えるし、「闘鶏岩」とも言われるように、飛び上がって闘っているようにも見える。
 何というか、絶妙な造形だ。


 スナック 鶏岩を見て、ハロン湾クルーズの見どころは一通り回りました、という感じのようだ。
 1階のテーブル席に戻るように促され、12時少し前にヴェトナム料理の軽食が供された。
 火は通っているし大丈夫だろうとがっつくように食べる。結構、美味しい。ペロリと平らげた。
 食べている間におしゃべりしたところ、マレーシアのご夫婦は、桜の時期に京都、名古屋、伊豆、箱根、大阪と東京に行ったとおっしゃる。私の英語力では定かではなかったけれど、一度に回ったのではなさそうだった。仮に2回に分けて行ったとしても、結構な旅程になりそうだ。


 香港&クルーズ旅行記3日目 <- -> 香港&クルーズ旅行記4日目その2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.02.02

香港&クルーズ旅行記3日目

2014年8月18日(月曜日)

 3時半に一回目が覚めただけで、朝まで熟睡できた。
 6時に目が覚める。
 STAR NAVIGATER情報で、今日の日の出が6時20分だったことを思い出し、デッキ13に日の出を見に出かけた。
 パジャマにしていたTシャツとスパッツの上に長袖シャツを羽織ってスカートを履いただけ、足元はビーサンである。

朝日 雲が水平線を覆っていて、海から上る朝日は拝めそうにない。
 そして、意外なくらい涼しい。クルーズ船が相当にスピードを出しているのか、風が強くて冷たい。
 ちょうどデッキの掃除をしているスタッフがいて、ジェット水流ですべてを洗い流してやる、という感じの豪快な掃除が何だか可笑しい。しかし、おかげでデッキの床がびしょぬれで、ビーサンでは滑りそうで怖くて仕方がない。台湾から来たというおじさんに足もとを指さされて笑われてしまった。
 デッキ10にある子供用プールを見下ろして船尾方向を見ると、クルーズ船の航跡と朝日を見ることができた。

アーリーバード 1時間くらい「日の出待ち」「朝日待ち」をした。
 デッキ12のギャラクシー・オブ・ザ・スターズに「Early Bird」といって早起きの人用に軽い朝食が用意されていた。オレンジジュースをいただく。
 このギャラクシー・オブ・ザ・スターズには、ニセもののブリッジがあり舵を握ることができる。まぁ、気分である。
 そして、その舵の近くの螺旋階段を下ると、本物の操舵室を見ることができる。
 もちろんそこに舵はなく、コンソールが並んでいるだけの空間だ。
 それにしてもキャプテン達の後ろ姿が格好いい。

 お部屋に戻って再度ベッドにもぐりこみ、8時半まで朝寝を決め込んだ。
 お部屋を軽く片付けて、9時にベラ・ビスタに朝食に行く。ベラ・ビスタは無料レストランでかつ、船内で一番大きいレストランである。ビュッフェ式ではなく、朝食もちゃんとサーブしてくれるのが嬉しい。
 三亜で下船する人はもっと早く朝食を食べたようで混雑はピークを過ぎ、船尾の窓際の4人席を独り占めできた。嬉しい。なかなか贅沢な気分である。

朝食 「スペシャルメニュー」はパスして、チーズオムレツとベーコンとベークドトマトを頼んだ。
 パンとフルーツ、ヨーグルトはビュッフェ式になっている。コーヒーは、インスタントの味だ。
 控えめにするはずが、気が付くとお腹いっぱい食べていた。要反省である。
 お部屋に戻ったらお掃除中だったのでデッキ12の図書室に行き、窓際のテーブルでのんびり日記を書いた。

 10時くらいになると、三亜の景色が見え始めた。
 何というか、変な景色である。
 フェリーターミナルから街の中心部まで徒歩20分くらいという話で、それはどうやら「橋を渡って20分」ということらしい。
 そして、フェリーターミナル周辺にあるのは、「お化け煙突」みたいな(推定)リゾートマンションのみである。この半端に未来的なマンション群が何とも言えない妙な雰囲気を醸し出している。

三亜フェリーターミナル クルーズ船のスピードがゆっくりになり、徐々にフェリーターミナルに近いて接岸するまで、一部始終を眺めた。
 これが結構面白い。
 11時には接岸が完了し、エクスカーションを申し込んだ方々が出発して行った。

 話のタネに一歩くらい下船してみようかしら、下船の事務手続きに参加してみようかしらと思ったけれど、14時までに降りて15時半以降に乗船と1時間半も船の外にいなくてはならないと聞いて諦めた。
 本当にフェリーターミナルの周辺には何もなさそうだったし、中国語しか通じないと言われたし、街中ならともかくほとんど歩く人もいないような橋を渡って20分歩くのは苦行以外の何物でもない。

 遅い時間にたっぷりと朝食を食べたのでお腹は全く空いていない。船内がガラガラになったのでプールで泳ぐことにした。
 水着に着替え、ラッシュガードを羽織る。バスタオルはプールサイドに用意されているので持参する必要はない。簡単な布の袋に、アクセスカードと冷たい水を入れたマグ、文庫本、髪をまとめるゴムとバレッタを入れて出かける。
 デッキ12のプールに行くと、見事に人がいなかった。
 常に私を含めて3人くらいだったと思う。
 のんびりと平泳ぎで往復し、大の字になってプールに浮かぶ。
 深さ15cmくらいのエリアがあって、そこに足を投げ出して座る。

 いつの間にかピーカンの空になっていて、太陽はあくまでも熱く、プールの水は冷たく、なかなか気持ちがいい。
 このプールにはウォータースライダーもあって、チューブの一部が船外に張り出し、しかも透明になっているというのが売りである。ほとんど人がいないから、ウォータースライダーだってやりたい放題だ。
 いい年齢をしてどうなのかと自分にツッコミを入れつつ、結局、5回も滑りまくった。
 これが楽しい。
 寝転がって滑った方がスピードが出るけれど背骨が痛いとか、透明な部分は一瞬で通り過ぎてしまうのでスリルを味わう暇もないとか、色々楽しい。
 人生初のウォータースライダーを満喫した。

 ウォータースライダーは12時半くらいで休憩に入り(この日はその後再開することはなかった、残念である)、泳いだり浮かんだりするのに疲れると、デッキチェアを日陰に動かして寝転がって本を読んだ。
 「クルーズ船に乗っても本を読む暇なんてなかった」という記述を旅行記などで読んだけれど、私はしっかり読む暇があるなぁなどとどうでもいいことを考える。
 のんびり読書していたら、スタッフが来てデッキチェアを片付け始めた。今日は18時からプールサイドでバーベキューパーティがあるので、その準備らしい。それにしても、14時から準備を始めなくても良さそうなものである。

 片付けが始まってしまうと落ち着かない。最後にと思い、ジャグジーに浸かって体をほぐす。
 カンカン照りで暑い上に、ジャグジーはほぼ「ぬるめのお風呂」といった湯温で、いくら温泉好きお風呂好きの私といえど、そうそう長風呂はできない。のぼせてしまう。
 14時くらいに撤収した。
 お部屋に戻ってシャワーを浴び、水着を洗濯して干す。
 プールで「がんばって泳いじゃう」なんて、どうやってもリゾートやクルーズ船に向いていないとしみじみ思う。ここでのんびりエステでも体験してみようと思えないところが私である。

アフタヌーンティ お昼ごはんをまだ食べていないけれど、今日の夕食は超豪華中華コース料理だし、この時間からあまり重いものをいただくのもどうかと思う。
 15時から開始されるメディタニラン・ブッフェのアフタヌーンティーをいただくことにした。
 行ってみると、昨日の「パラッツォ・イタリア」のウエイターの彼がいる。「どうしてここにいるの?」と聞くと「助っ人だよ。」という答えが返ってきた。なるほどである。

 アフタヌーンティでもやはり飲み物はティーバッグの紅茶かインスタントコーヒーで、「中国茶」という選択肢がない。不思議だ。
 セーブしよう、軽くいただこうと思っていた筈が意外と美味しくて、レモンと胡麻のケーキと紅茶をお代わりした。

図書室 15時半から始まるギャラクシー・オブ・ザ・スターズで折り紙教室覗いたら、見事に人がいなかった。スタッフだけという感じで、スタッフの若いお姉さん二人と3人で折り紙というのもどうかと思い、そのまま引き返す。
 ギャラクシー・オブ・ザ・スターズの片隅のティーコーナーは、いつ行っても人がいない。カウンターに声をかければスタッフが来てくれそうだけれど、そこまでの積極性も持てない。
 図書室の雑誌のラックのようなところに数独やクロスワードパズルが置いてあった。クロスワードは無理(というか面倒臭い)けど、数独はついハマってしまう。

 ムキになってプールで遊んでいたためか疲れが出て、三亜でのエクスカーションから人が戻り始めた16時くらいにお部屋のベッドに倒れ込んだ。お昼寝だ。
 プールも、「日射しを浴びる」ことも、結構体力を消耗する。
 そして、寝て起きたら体中が真っ赤になってヒリヒリしていた。特に両足の膝上のあたりがまるで火傷のようだ。油断して日焼け止めの塗り直しを一切しなかった報いである。

出航 お昼寝から目覚めたら、クルーズ船は出航していた。
 空が赤く染まっている。
 今日の夕食の予約を20時からにしたのは、食事前に夕陽を眺めたかったからだ。
 お部屋のバルコニーから、ピンクの夕焼けをゆっくり楽しんだ。

 船内新聞に載っていた「キッチンツアー」を予約すべく、デッキ10にあるアクティビティセンターに行った。船内新聞には「有料」としか書いてなくて「いくらなんだ!」と思っていたら、50香港ドルだった。思っていたよりもお安い。
 デッキ7のツアーレセプションで明日のハロン湾のエクスカーションの状況を確認したら、第1希望のサンパンボートのツアーは催行されないと言われた。残念である。1000人以上の人が乗っているのに35人が集まらないなんて! とショックを受けた。船内は、別に「お年寄りばっかり」という感じでもないから尚更である。
 第2希望の鍾乳洞見学とハロン湾クルーズを組み合わせたツアーに参加することが決まった。このエクスカーションは380香港ドルである。

 予約した中華レストラン・ノーブルハウスに行くと、時間より少し早かったけどテーブルに案内してもらえた。
 ビールをまずお勧めされるのは日本人向けか? と思いつつ、お勧めの銘柄を聞いたら「カールスバーグ」だった。やっぱり、香港ではカールスバーグが流行っているのかも知れない。

車エビフカヒレスープ

 ビールとおつまみのナッツがまず運ばれ、次に供されたのが、車エビの山葵マヨネーズ炒めだった。1cm角くらいに切ったマンゴーのソースが絡めてあって、ピリッとして美味しい。
 フカヒレスープももちろん絶品である。こんなにしっかりたっぷりしているフカヒレスープはなかなかいただけるものではない。
 周りにはアラカルトで楽しんでいるグループがいくつかあって、そういう意味では昨日よりも気楽だ。

鮑炒飯とロブスター

 さらに鮑のお料理が来て、乾燥ホタテと蟹肉入りXOソースの炒飯と、ロブスターのチーズソース焼きが続く。
 鮑は柔らかく、炒飯もパラパラ、ロブスターもこんがり焼けていて美味しい。
 やはりお昼を控えめにしておいて正解である。

ツバメの巣 デザートはツバメの巣とパオサムと書かれていて、ウエイトレスのお姉さんに「温かいのと冷たいのとどちらにしますか?」と聞かれた。よく判らなかったので「お勧めは?」と聞き、「女性には温かいものがお勧めです。」という答えに従った。
 その温かいデザートをいただいていたら、昨日のパラッツォ・イタリアの二人組が現れた。「また助っ人?」と聞いたら、店の奥を指さして「あそこで繋がっているんだよ。」というお答えだ。頭の中に船内図を描いてみて納得した。

 ゆっくりいただいたつもりが、1時間ちょっとしかたっていなかった。
 ザ・リドでのショーが始まるまで時間があったので、明日のハロン湾でのエクスカーションの案内で判らなかったところを聞こうとレセプションに行った。日本人説明会を開催していたお姉さんがいてくれて助かった。「船内ではベトナムドンは扱っていません。」という説明は判ったけれど、「それならどうすればいいのか」が私の英語力では読み取れない。
 お姉さんに聞いたところ、私が読み取れなかったというよりも、本当にそれしか書いてなかったらしい。
 米ドルも香港ドルも使えますよ、という回答だった。

クルーショー 本日のショーは、クルーズスタッフによる、「アラジンと魔法のランプ」っぽいショーだ。
 アラジンと魔法のランプと、シンデレラと、白雪姫と、西遊記をごった煮にした感じのストーリーである。
 歌あり、ダンスあり、小芝居ありで、これがなかなか楽しい。
 この人歌が上手いなぁと思ったら、昨日のマジックショーの前説のお兄さんで、しかも彼はこのクルーズ船のエンタテイメント系のディレクターらしい。多才な人である。
 21時45分から22時30分までの45分、かなり笑わせてもらった。

 お部屋に戻ってシャワーを浴びたら、私の日焼けはかなり凄いことになっていた。
 真っ赤っかで、お猿さん状態である。やっぱり、船内のエステに行くべきだったかも知れない。
 気休めに、香港で買ったツバメの巣パックをして、就寝した。

 本日の歩数計 7368歩

 香港&クルーズ旅行記2日目その2 <- -> 香港&クルーズ旅行記4日目その1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年1月 | トップページ | 2015年3月 »