« スリランカ旅行記2日目その1 | トップページ | 「京の絶景と名所旧跡めぐり 「京都一周トレイル」で、東山・北山・西山を歩く (京都を愉しむ)」を読む »

2016.09.23

スリランカ旅行記2日目その2

2016年8月7日(日曜日)


ランチのサラダ 30分くらいプールで泳いで、デッキチェアでのんびりし、12時半ジャストにレストランに行った。
 スリランカではランチがメインの食事になるようで、スープ、サラダ、メインディッシュ(カレーと、あと鉄板で必ず何かが焼かれていた)、フルーツに、ランチだけはデザートが並んでいる。
 この日のランチでは、かじきまぐろっぽいお魚が鉄板で焼かれていた。
 カレーは三食とも常に用意され、中でも豆のカレーは毎食用意されていた。
 ドクターのコンサルで注意されたとおり、ピッタとヴァータに印が付いているものだけを選ぶ。もっとも、私が「食べてはいけない」ものは意外と少ない。hotと表示のついたいかにも辛そうなカレー、バナナ以外はほぼ大丈夫という感じだ。


ランチのデザート 14時からトリートメントだから控えめにしておこうと思った筈がとんでもない。
 デザートまで目一杯いただいた。
 グラスに入っているのは、バナナとカスタードクリームで、英語で何と書いてあったか忘れたけれど、「太るもとよ!」という感じの札が立っていたのが可笑しい。ダイエット目的で来ている人も結構いるらしいから、それでわざわざ表示してあるのだろう。
 私は甘い物を食べることを推奨されていた(?)こともあったし、もちろん気にせずにたっぷりといただいた。


 10分前集合を指示されていたので、ガウンに着替え、アーユルヴェーダセンターに行く。
 ギトミさんから「下着の上にガウンを着てください。」と言われ、迷ったのが(少し恥ずかしい話だけれど)ブラジャーである。着けてて行くべきか否か。
 結局、行き帰りが落ち着かないかなと着けて行くことにする。セラピストのお姉さん達に指示されてトリートメントの時は常に外すことになった。


 トリートメントの際にもショーツは常に着けているので、必ずオイルまみれになる。
 私はアーユルヴェーダ専用で2枚のショーツを使い回して捨ててきた。スパなどで使うような紙のショーツを用意してきた方などもいたようだ。
 ブラジャーも、オイルは洗い流さずに着けることになるので、結局、盛大にオイルまみれになった。


 ホテルに備え付けのオレンジのガウンが厚い。だから、重い。そして暑い。
 食事のときにガウンを着ていた人がたくさんいて、みなさんよく平気で着ているなぁと思う。ガウンだけという非常に無防備な格好になるから、ある程度厚手になるのは理解できるし、薄手だったらそれはそれで落ち着かないだろうとは思う。
 朝にヨガに行くときと同じく、ホテルの中ではずっと持参したビーチサンダルで過ごす。アーユルヴェーダに行くときももちろんである。


ウエイティングエリア アーユルヴェーダセンターに着くと、奥のウエイティングエリアで待つように言われた。
 3人ほどが椅子に座って寛いでいる。
 すぐに名前を呼ばれ、「プランを見せて。」と言われた。昨日もらったトリートメントの予定の紙を何となく布バッグに入れて持参していたのは正解だった。
 女性には女性の、男性には男性のセラピストが付く。彼女たちは、最終日まで基本的にずっと同じ人が付いてくれたと思う。


 30分が1単位でいくつかのトリートメントが組み合わされている。
 14時からは、Welcome Treatment だ。これは恐らく全員共通だと思われる。
 広めのお部屋に通され、ガウンとブラを取って、ベッドにうつぶせに寝てと言われる。髪も結ぶように言われたと思う。
 足のオイルマッサージと、恐らくはハーブを布で包んで丸くしたもので叩くようなトリートメントが行われる。このボールを見た記憶がないから、多分、ずっとうつぶせの状態でマッサージしてもらっていたと思う。
 リンパマッサージっぽいなぁと思ったことを覚えている。


 足にオイルマッサージをしてもらっているだけなのに、何故かもの凄くトイレに行きたくなった。
 マッサージが終わって、このまま部屋で待つようにと言ってセラピストのお姉さんが部屋を出て行った隙に室内にあるお手洗いに行く。個室のマッサージルームには、シャワーブースとトイレが付いていて助かった。


 14時半からは、Vaktra Abyanga だ。
 これは何? と思っていたら、要するにフェイシャルマッサージだった。
 薄緑色の化粧品っぽい香りのするクリームをつけて、ひたすら顔のマッサージが続く。頭皮部分のマッサージはなしで、首くらいまでが範囲のようだ。
 フェイシャルを担当してくれたお姉さんは愛嬌のある子で、彼女に「綺麗な髪ね。」と言って貰ってご満悦だった私である。
 よく考えると、フェイシャルマッサージを受けたのは生まれて初めてだったような気がする。


 15時からのMrudu Sharira Abyanga は、二人一組のマッサージだった。
 左右から二人のセラピストのお姉さんが息を合わせ、左右対称のマッサージをしてくれる。これも、オイルマッサージだ。
 ごま油のような香りのするオイルをひたすらすり込まれてゆく。
 左右対称で同じにやろうとしてくれているせいか、少しのズレが気になって困ってしまう。それから、二人の手のひらの温度が余りにも違っていてそれも気になった。
 難しいものだなぁと思う。


 この二人一組のマッサージは、頭皮と脇の下、ショーツの中以外の全身に対して施術された。見事にオイルまみれである。
 やっぱりこちらもリンパに沿ってマッサージをしてもらったような気がする。
 足の指をつまんで引っ張られたりもして、気持ちいい。
 不思議と眠くはならなかった。


 15時半からは、本日最後のトリートメントであるハーバルバスだ。
 トリートメントのお部屋の外にバスタブが設置され、蛇口が3つあって、お湯とハーブエキスと水が出るようになっているらしい。
 ホテルのお部屋にバスタブはなくシャワーのみで、ここでお風呂に入れるのは嬉しい。
 お姉さんがハーブティを持ってきてくれ。優雅に楽しみたいところ、喉が渇いていたのでほとんど一気飲みした。
 10分も浸かっていたら汗が噴き出てきた。凄い威力のハーブだ。ハーバルバスは15分くらいで上がり、本日のトリートメントはこれで全て終了である。


ガウンテラス シャワーは2時間くらいしてからねと言われ、お部屋に戻り、ガウンのままテラスでハーブティをいただきながらのんびりする。テラスには私一人では到底使い切れない数の椅子が用意されている。
 午前中に、1日に水を2リットル飲むようにと言われている。律儀に守ろうとすると、これが結構大変である。昨夜沸かした1リットルのお湯もまだ全然飲みきっていない。
 ガウンを着てハーブティを外で飲んでいるとますます暑くて汗が噴き出てくる。
 2時間は待てずに1時間半くらいでシャワーを浴びて着替えたら、お部屋の係のおじさんが来て、ガウンを交換してくれた。


シェフとギトミさん材料 18時からのクッキングのデモに行った。レストランでシェフがフィッシュカレーを作ってくれるイベントだ。
 これまた参加者はほぼ日本人女性だけで、そこを読み切っているらしいギトミさんがスタンバイしてくれていた。
 見慣れない材料もあって、特に「Gamboge」というのがよく判らない。黒っぽい、キクラゲみたいな見かけの材料で、スリランカではよく使う香辛料らしい。
 ココナツミルクが2種類用意され、それを両方使うところがポイントである。
 カレーリーフを囓らせてもらったところ、カレーの味ではなくどこか香ばしい味がした。
 後で聞いたところでは、Gambogeもカレーリーフも日本ではほとんど売られていないそうだ。


 油を温めたフライパンに玉葱25g、ニンニク、グリーンチリ、カレーリーフを入れてよく炒め、そこに、カレー粉、チリペッパー、ターメリック、シナモン、塩こしょうを加える。さらに、お魚(白身のお魚だった)200gを入れ、しばらく鍋を動かさないようにしてお魚を焼き付ける。
 その後、濃いココナツミルクを加えてお魚に火を通し、最後に薄いココナツミルクを加えて沸騰させ、コリアンダーを加えて完成である。
 お魚に火が通った後は崩れやすいので、鍋をゆするだけにするのがポイントだ。


フィッシュカレー あっという間にフィッシュカレーが出来上がり、シェフがお皿に取り分けてバゲットと一緒に渡してくれる。
 多分、20分もかからずに完成したと思う。
 まだお薬を飲んでいないぞとか、このフィッシュカレーはどのドーシャ(体質)の人も食べられるのかしらとか思いつつ、もちろんいただく。
 美味しい。
 出来上がる頃にはヨーロピアンのみなさまも集まって来て、お鍋いっぱいのカレーはあっという間にはけた。


夕陽 18時半からディナータイムだ。
 その前に夕陽を見ようと海岸に出た。
 海風がなかなか気持ちいい。そして、海岸沿いを散歩している人も多い。その多くの人は裸足なのが印象的だった。
 残念ながら、「海に沈む夕陽」という感じではない。そして、この日は雲も多かったので、完全に沈みきるのを待たずにホテルに戻った。
 まずはお薬の棚を確認する。部屋番号と名前の書かれた札と共に、夕食時&就寝前に飲むべきお薬と、明日のトリートメントのメニューが書かれた紙が入っていた。


食後のお薬食前のお薬 お薬を持ってレストランに行き、テーブルに付く。
 薬の棚の横にカップとお湯が用意されていて、ここで飲んでしまう人も多いようだ。
 左が食前に飲むお薬、右が食後に飲むお薬だ。食後に飲むお薬のうち、紙に包まれたものは就寝前に飲むように指定されている。
 美味しくはない。
 丸薬はお湯で飲み込んでしまうからいいとして、シロップはかなり独特の味である。昼間のお医者様も「鼻をつまんで飲め。」みたいに言っていた。


メインディッシュ クッキングのデモでフィッシュカレーとバゲットをいただいたことでもあるし、今度こそ控えめにしようと、夕食のカレーはパスし、クリームパスタと鉄板のコーナーでサーブされていたチキンをメインディッシュにした。
 もちろんサラダとスープの前菜はいただいているし、デザートのフルーツもたっぷりいただいているので、「控えめ」かどうかは微妙なところだ。


 ディナータイムにはお医者様が何人か待機し、質問に答えてくれたりしている。
 ギトミさんもドクターと一緒に待機してくれており、お料理の選び方について質問したら、ピッタとヴァータの両方に+が2個以上付いているもの「だけ」食べるようにという指示だった。
 つまりは、「良くないものを避ける」のではなく、「良いものをいただく」ことを推奨しているのだと理解した。


 就寝前に飲むお薬は、カップ半分のお湯に溶いて飲むようにという指示で、ウエイターさんにお願いしてティースプーンを借りる。
 今日はフルート奏者が来ていて、ずっと演奏してくれている。ただ、昨日とは違ってスポットライトで照らしている訳でもなく、ひっそりと一人で演奏しているので、生演奏だと気がついた人はもしかしたら少なかったんじゃないかしらと思う。
 もの悲しいイメージの曲が多く、落ち着く。少しだけ淋しい雰囲気にもなっていた。


 1時間くらいかけて夕食をいただき、お部屋に戻る。
 「できればデジタルデトックス」と思っても、これがなかなか難しい。もっとも、ロビーでは結構さくさくと繋がるwi-fiも私の部屋まで来ると繋がったり切れたりという感じだから、せいぜい、メールチェックをするくらいだ。
 今朝、ギトミさんにパスワードなしでホテルのwi-fiが使えてしまったと言ったら「それは問題ですね。」と言っていたけれど、相変わらずパスワードを求められることなく繋げることができる。大丈夫なのかしらと思う。


就寝前のお薬 眠くてたまらず、21時前に就寝前に飲むお薬を用意する。
 用意したものの、これがマズイ。そして、なかなかお湯に溶けてくれない。
 スプーンでかき回しつつ飲んでも、カップの底に薬が沈んでしまう。ちびちび飲んで、飲みきるまで30分もかかった。
 私って、ヨガのときもトリートメントのときも、普通にしているときも歯を食いしばっていることが多いなぁ、顎と緩めるように意識しよう、そのことに気がついたことだけでも成果があったわと思いつつ、ついうっかりエアコンを付けたまま22時前に眠ってしまった。


 スリランカ旅行記2日目その1 <- -> スリランカ旅行記3日目

|

« スリランカ旅行記2日目その1 | トップページ | 「京の絶景と名所旧跡めぐり 「京都一周トレイル」で、東山・北山・西山を歩く (京都を愉しむ)」を読む »

旅行・地域」カテゴリの記事

*201608スリランカの始末」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: スリランカ旅行記2日目その2:

« スリランカ旅行記2日目その1 | トップページ | 「京の絶景と名所旧跡めぐり 「京都一周トレイル」で、東山・北山・西山を歩く (京都を愉しむ)」を読む »