鬼怒川温泉旅行記2日目
2017年3月12日(日曜日)
iPadで目覚ましをかけておいたものの、うっかり「消音」を解除しておくのを忘れ、あやうく寝坊するところだった。
6時に起き出し、大浴場に行く。3時に入れ替えが行われているので、昨夜とは違う「きぬの湯」に入ることができる。
昨夜の「渓谷の湯」よりこちらの方が露天風呂の数は少ない。その代わり、露天風呂を囲う塀の一部が木の柵になっていて、その隙間から鬼怒川を見下ろすことができた。鬼怒川を見ていなかったのでちょっと嬉しい。
「きぬの湯」の方が、内湯が広い。「金の湯」は開運の効能がある一方で、「きぬの湯」にある銀の湯にはそういった御利益はないらしく、ちょっと残念である。
お部屋の前で妹一家と何となく合流し、7時半になる前に、朝食を食べにレストランに行った。
甥っ子(兄)と一緒に一通り見て回ると、フレッシュジュース、クロワッサン、ポテトフライ、目玉焼き等々をリクエストされた。洋食が好みのようである。さらにフルーツもたくさん食べると言う。
甥っ子(兄)の朝食が整うと、私も自分用にもう1周した。和食メニューの方が充実している印象だ。それでもやはり、いつもと同じく、パンにスクランブルエッグ、ソーセージ、ヨーグルトなどの洋食メニューにした。
ゆっくり1時間くらいかけて朝食を終えてレストランを出ると、空席待ちの行列が出来ていて驚いた。
8時くらいに朝食を食べようと思い立つ人が多いらしい。
部屋に戻る前にロビーにあるお土産物屋さんを覗いた。かなり広く、品揃えも豊富だ。母がご近所や木彫り教室のお仲間方へのお土産を購入していた。
この日は東武ワールドスクエアに行く予定である。
以前に鬼怒川温泉旅行を企画した際に、妹が「かなりお得に買える!」と前売り券を購入しており、その使用期限が2017年3月末であったことが今回の旅行の一番大きな理由だ。
あまり早くから行ってもねと9時半くらいにチェックアウトし、妹の家の車にミラコロを押し込んで乗せてもらい、東武ワールドスクエアに向かった。
鬼怒川温泉から東武ワールドスクエアはすぐである。
駐車場も広い。春休み前だからか、それほど混んでない。妹が持っていた前売り券はチケット売場で入場券に交換する必要があり、その際、子供用のチケットは「入場券とプレイカード」に変えてもらえた。
これは嬉しい。
スタンプラリーが用意されており、甥っ子達はこちらもコンプリートする気満々である。
ちょうど10時に出発するガイドツアーにつかず離れずで進み始めた。
甥っ子たちがガイドツアーと同じペースで進める筈もない。
甥っ子たちは、最近、車だけでなく電車にも興味を持ち始めているらしい。特に甥っ子(兄)は、中央線と新幹線が走る東京駅のジオラマに釘付けである。しばらくじーっと電車が走る様子を眺めていた。あの集中力は一体どこから出てくるのだろうと思う。
ガイドツアーに付いていくと、プレイカードを使って動かせる展示物を動かして見せてくれる。
パナマ運河の、水門を利用して海面の高さの違う海を行き来する方法も再現されている。なかなか大がかりで楽しい。
甥っ子たちのどちらがプレイカードを挿入するかで一悶着あった後、もう1回動かして眺める。甥っ子たちにこの仕組みが伝わったかどうかは謎だけれど、「スタンプを押す」のと「プレイカードと使える展示物を探して動かす」という二つの興味のおかげで、甥っ子(特にお兄ちゃん)は俄然楽しくなったようだ。
プレイカードは15ポイント付いていて、プレイカードが使える動く展示物も15ヶ所だ。各1ポイントで動かすことができ、プレイカードを1枚持っていれば全ての展示物を動かすことができる。
「行進する」とか、「くるくる舞踊る」というパターンが多い中、プレイカードで大がかりに動かせる展示物は、アメリカゾーンにある「パナマ運河」と、ヨーロッパゾーンにある「ゲートブリッジ」だ。
どちらも水運関係の施設であるところが面白い。
ゲートが上がって、大型船がその間を航行するこの仕組みには、甥っ子たちも釘付けになっていた。けれど、もしかすると、甥っ子たちよりも大人たちの方が食いつきが良かったかも知れない。
現代日本ゾーンで始まり、日本ゾーンで終わる園内一周の旅で、最後に甥っ子(兄)が食いついたのは、やはり電車が動くジオラマだった。
こちらは「昭和の日本」的な田園風景の中、SLとスペーシア、東武電車が走っている。甥っ子(兄)は踏切が楽しいらしく、こっち側の踏切前に陣どってしばらく見た後は、反対側の踏切前に陣どってまたしてもしばらく見る、というのを何度も繰り返していた。
やっぱり子供の好きなものに対する集中力って凄いと思う。
母も妹も東武ワールドスクエアに来たのは初めてで、二人とも「結構、楽しいね。」と言う。「だからそう言ったじゃん!」と何故か私が胸を張って威張っているうちに、2時間かけた世界一周の旅が終了した。
甥っ子(兄)はラーメンブームらしく、ゲートを出てすぐのところにあるラーメンハウス「カーニバル」を見つけて、そこに入ろうと主張する。昨日のお昼もラーメンを食べたと言っていたけどいいのかなと思いつつ、甥っ子が言っているのだからいいでしょうと、お昼はラーメンに決定である。
甥っ子(弟)も一人前にラーメンを一人分頼む。全員が違うラーメンを頼んだところが可笑しい。
私は、ちょうど開催されていた台湾のランタンフェスティバルにちなんでメニューに加わっていた台湾ラーメンを頼んだ。母の「チャーシュー麺」というチョイスが意外だ。
昼食後、鬼怒川温泉駅まで送ってもらい、そこで妹一家と別れた。
拡大家族旅行はここで終了である。
14時15分のスペーシアの指定券を取ってあり、1時間ほど余裕がある。昨日、妹がバウムクーヘンを買ってきてくれたはちやに行った。
店頭でバウムクーヘンを焼いている様子を見ることができ、さらに店内に入ると試食することもできる。2階はカフェになっているようで、若い女の子達が階段に行列を作っている。
全種類を試食した母のリクエストでいちごのバウムクーヘンを購入する。
さらに店の奥でソフトクリームを販売しているのを見つけ、カップにバウムクーヘンを入れてその上にとちおとめのソフトクリームを乗せた「はちやバウムソフト」を一つ購入した。
店先のベンチをお借りし、ぽかぽかと日射しが暖かい中で、母と半分ずつ食べた。とても濃い味のソフトクリームで美味しい。
駅のベンチに場所を移し、売店で日光東照宮御鎮座400年記念ビール缶や、油源の駅弁から、母は日光鶏めし弁当、私は元祖栃木牛めし弁当を今日の夕食用に購入する。ますます、ミラコロで来て正解だ。
帰りのスペーシアはどれもまだ席に余裕があったようだ。
14時15分発のスペーシアにゆったり乗ることができ、17時過ぎに無事、帰宅した。
甥っ子が二人になり、上の甥っ子が大きくなってかつ私に懐いてくれているので、家族旅行の際は写真を撮ったりメモを取ったりするのはなかなか難しい。
甥っ子たちの成長を見る機会、というのが正しい楽しみ方だと思う。
何回も企画しては流れていた鬼怒川温泉旅行を遂に決行でき、甥っ子たちが「楽しかった」と言ってくれて良かったなぁと思っている。
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