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2018.10.27

タスマニア旅行記4日目その1

2018年5月1日(火曜日)


 3時くらいに1回目が覚めたものの、6時にセットした目覚まし時計を5分くらい鳴らしっぱなしにしてやっと起き出すことができた。
 体中がバキバキいっていて、歩くのにも我ながらギクシャクしている気がする。
 お部屋にあったレモングリーンティを試しに淹れてみたら、悪くないお味だった。熱いお茶が美味しい。お部屋にお茶セットがあるっていいなぁと思う。


 昨日、風に吹かれ続けて歩いたせいか目が痛かったので、サングラスを荷物から取り出した。今日は山に登るし、多分、写真を撮っている体力的な余裕はないだろうから、サングラスをしていてもいいだろうと思う。
 窓から外を覗いてみると、今日は朝焼けはしていないようだ。ちょっと残念である。


パンケーキフルーツ 7時に朝食をいただいた。
 この景色が見える窓際の席を選ぶ。我ながら優雅である。
 その優雅な気分に合わせ、今日の朝食は、バナナとチアシードのスムージー、パンケーキ(レザーウッドのハチミツやジャム添え)、フルーツにヨーグルトと蜂蜜をかけ、カフェオレといただいた。
 一応、これで控えめにしたつもりである。


 朝食後、身支度をして出発である。
 自分の体力のなさは判っているので、極力荷物を減らす。
 長袖のスポーツシャツにスコーロン素材のシャツを重ね、ダウンをリュックに入れてレインウエアを着込む。スポーツタイツの上に薄く綿の入ったパンツを履いてゲイターを付け、レインパンツはリュックにしまう。
 我ながら、装備は完全だ。


オーバーランドトラック出発点 Kさんの車で8時半に出発し、9時過ぎにロニークリークに到着した。
 ここは全長80kmのオーバーランドトラックの出発点でもあって、大きな荷物を背負ったお兄さん達が何人か歩き出して行った。私たちは、トラックの途中にあるマリオン展望台を目指す。
 スタートポイントで記念撮影をし、特に私はストレッチをして、9時15分、出発である。
 今日はこんなに青空が広がっているのに、明日以降、雪の予報が出ているらしい。驚きである。そして、ラッキーだ。


橋を渡る ゆっくりゆっくり歩き始める。
 どう考えてもこのメンバーの中で私が一番体力がないので許されるだろう&そうすべきだろうと、先頭を歩くKさんのすぐ後ろに付いて歩く。集団で歩くときは、この位置が一番、体力を消耗しない。
 最初に歩くのは平らな場所だ。
 ほとんど水は見えないながら川が流れていて、川沿いにはパンダニの木が育っている。昨日も思ったとおり、ナウシカの世界みたいだ。


 ロニークリークの駐車場の標高が819m(私のカメラ調べ)で、マリオン展望台の標高が1142m(同じく、私のカメラ調べ)で、300mくらいの標高差だ。それでも、とにかく階段部分がきつかったのを覚えている。
 階段を超えてしまえば、確かに鎖のある岩場っぽいところもそれほど大変だとは思わなかった。
 いずれにしても、体力のない私には「登り」というだけで結構きつくて、ほとんど写真もメモも残していない。


滝山道 左が歩き始めて25分くらいたった辺りの山道である。まだKさんのすぐ後ろの位置をキープしている。
 右は、歩き始めて30分くらいのところにあった滝である。確か、この滝を眺めるためのちょっとしたデッキがあって、マイナスイオンを浴びつつ少し涼んだような気がする。
 歩き始めると暑いし、ちょっと風に吹かれるとすぐに寒くなるし、なかなか服装の調節が難しい。


ナンキョクブナの黄葉ナンキョクブナの黄葉


 さらに10分くらい歩いた辺りから、ナンキョクブナの黄葉が見え始めた。
 少し元気になる。
 Kさんが嬉しそうに写真を撮りまくっているのが何だか可笑しい。そして「在住の方がこんなに撮ってるなら!」と自分も写真を撮りまくる。


クレーター湖とボート小屋クレーター湖とボート小屋 歩き始めて50分、10時過ぎにボート小屋に到着した。
 このボート小屋もウェインドルファーさんが建てたものである。この山道をボート遊びのために、ボートを運び、ボート小屋の材料を運ぶなんて、私にはとてもじゃないけれど考えられない。
 ここで小休止し、青空トイレも済ませた。マリオン展望台往復のコースにはトイレはない。
 ナンキョクブナの黄葉は終盤を迎えているようで、クレーター湖には枯れ葉が落ちている。水が澄んでいるから、それだけでも絵になる光景だ。


階段鎖場 10分ほど休憩して、10時15分くらいに再スタートを切った。
 この後、階段がとにかくきつかった記憶である。写真で見るとどうってことのない階段のように見えるのに、とにかく息が切れた。
 階段の部分は多分、5分とか長くても10分くらいで歩ききっていると思う。それでも、とにかく辛かったという記憶が残っている。
 階段よりも、鎖を使って岩場を登る方が断然楽しかったし楽だった。


クレイドルマウンテン ボート小屋から45分、11時にマリオン展望台に到着した。
 ダブ湖やリラ湖の眺めが絶景である。
 風がちょっと冷たく、それが却って気持ちいい。しかし、タンクトップ姿の女の子を見かけたときには、「それは寒いでしょう!」とツッコミたくなった。
 Kさん曰く「今日はおだやかな日和」で、確かに青空が広がり、クレイドルマウンテンもばっちり見えている。それでも、稜線を歩いているときは風で飛ばされそうになった。


 少し休憩して、「オマケ」として、バーンブラフを見に行くことになった。
 マリオン展望台から5分とか10分とか、それくらいオーバーランドトラックに沿って歩いて行くと、クレイドル山とバーンブラフ山を見渡せる場所がある。


 Kさん始め、ツアーメンバーの方々が口々に「登りたくなったでしょ。」とおっしゃり、もちろん私は「とんでもない!」「全く思いません!」とすげなく回答した。
 山登りをする方々ってどうしてみなさんこんなにタフなんでしょうと心の底から思う。
 私は、ちょっと立ち止まってはストレッチを繰り返していたにもかかわらず、すでに体中がバキバキいっているという体たらくだ。


クレイドル山とバーンブラフ山


 マリオン展望台に戻り、11時45分くらいに持ってきたランチバックでお昼ごはんにした。
 疲れ果てていたようでゴハンの写真も撮っていない。メニューは昨日と同じで、サンドイッチとりんごとチョコバーとお水である。
 これで風が強い日になると、とてもではないけれどマリオン展望台でお昼を食べるなんてことはできないらしい。 


 年配のご夫婦が写真を撮っていらして、Kさんがお話を伺ったところでは、ン十年前に新婚旅行でマリオン展望台まで登っていらっしゃり、記念に再び訪れたらしい。
 お元気かつ仲の良いご夫婦で何よりだ。
 そして、新婚旅行で撮った写真と同じ場所、同じポーズで再び写真を撮っているという。
 何故かみなさんに唆され、私まで同じポーズで写真を撮ってもらうことになった。
 (何のか、という疑問はあるものの)記念である。


下り階段赤い実 12時15分くらいに下山を開始した。
 下り坂は得意(?)なので、今度は最後尾をのんびりとろとろと歩く。登りであんなにきつかった階段も、下りなら楽々である。写真も撮りまくる。
 多分、教えてもらったと思われるけれどすっかり忘れている、お花が咲いていたり、赤い実がなっていたりする。


 この辺りには、ウォンバットも出没するそうで、糞があちこちに転がっている。
 ついでに、ハリモグラの出没する地域でもあるらしい。
 そう言われて、さらにキョロキョロと歩いたけれど、残念ながら、どちらとも出会うことはできなかった。


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2018.10.26

行きの足を確保する(赤倉温泉)

 今日(2018年10月26日)、東京ー長野間の新幹線指定席を確保した。

 赤倉温泉ってどうやって行くんだろうと思って調べたら、長野からしなの鉄道で妙高高原に行き、そこからホテルの送迎があるようだ。

 1日目に小布施に行って北斎展を見たいので、出発がどうしても早くなる。
 それなら少しでも家を出る時間が遅くてもいいようにと最初は「かがやき」を利用しようと思って確認したら、残念ながらえきねっと割引の設定がない。
 しかし、ここは経費節減を優先し、長野到着が少し早くなるけれど、えきねっとの10%割引を利用して「あさま」の指定席を確保した。

 帰りは何時になるかよく判らないので、当日に指定席を押さえればいいかしらと思っている。

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2018.10.14

箱根旅行記(2018)の入口を作る

宿のロビー ここは、2018年9月、一人で2泊3日の湯治の旅をした箱根旅行記の入口である。


 以下の日程をクリックすると、その日の旅行記に飛べるようになっている。


1日目 2018年9月28日(金曜日)


2日目 2018年9月29日(土曜日)


3日目 2018年9月30日(日曜日)


 


持ち物リスト(箱根編)

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2018.10.12

箱根旅行記(2018)3日目

2018年8月9日(木曜日)


部屋の窓から 夜中にかなり雨が降ったようで、結構大きな音がしていた気がする。4時頃に一度、目が覚めた。
 もう1回、6時に目が覚めたけれどやけに眠く、しばし「朝風呂にいくべきかどうか」で迷い、朝寝を決め込むことにした。
 お部屋にはエアコンはもちろん加湿器や空気清浄機もあって、なかなか快適なこともある。


 7時半に起き出し、たくさん持ってきていたティーバッグでお茶を淹れて飲んだ。美味しい。
 朝食の前にあらかた荷造りを済ませてしまう。
 テレビを付けて台風情報を見たところ、かなり切迫した状況らしい。ぼんやりした記憶では、朝の時点でJRが20時以降の運休を決めたというニュースが流れていたと思う。
 箱根は雨も止み空も明るくなってきているものの、全般的に「関東地方に大型台風が接近、厳重な警戒を」という状況のようだ。


 8時半から朝食をいただいた。
 この頃には、日が射してきていた。昨日、天山湯治郷に行くときにロビーでタクシーを呼んでもらっている方がいらっしゃって、雨だったら私もそうしようかしらと思っていたけれど、大丈夫そうである。


朝食 朝食の献立はこんな感じだった。


雑穀ご飯
温物 湯豆腐
小鉢 養生館のぬか漬け
小鉢 小松菜のお浸し
小鉢 温泉玉子
焼き物 鰺の開き
椀物 野菜のお味噌汁


 そういえばそんなにもの凄く納豆が好きな訳じゃなかったと思い出して納豆はパスし、ごま塩をごはんにかける。
 こちらも説明書きがあって、多分、黒胡麻を塩水に浸けて、胡麻の表面に塩分をまぶすような感じで作っているのだと思う。「みをつくし料理帳」にもそんな記載があったなぁと思う。
 食後のハーブティーは、レモングラス、ペパーミント、ラベンダー、あと一つがシナモン***と説明いただいたと思う。この***のところが思い出せない。シナモンバジル、だったような気もする。


 お部屋に戻って歯磨きをしたり荷造りをしたりする。
 本と雑誌を合わせて4冊持ってきたのに、2冊しか読まなかった。2冊は運んだだけである。
 9時25分にチェックアウトした。2泊以上の場合はカードでお支払いできる。
 いつかどこかに忘れていたらしいペンダントをフロントで預かっていただいていたらしい。有難い。


 昨日書いた友人への手紙をポストに投函し、日差しも出てちょっと蒸し暑い中、9時41分発の路線バスで箱根湯本駅に戻った。
 養生館はるのひかりは駅に近いので、旅館送迎バスはここに車での間に満員になって通過してしまうことが多い。チェックインのときに、100円の乗車券をフロントで購入できるので、路線バスの利用をお勧めしますと言っていただいていた。


 10分もかからずに駅に到着した。
 昨日、バスの時間をあまりちゃんと確認せずにロマンスカーの指定券を購入してしまったので、1時間弱の余裕がある。
 お昼ごはんをロマンスカー車内で食べようと駅弁売り場を覗いてみたところ、どうにも量が多くて重そうである。
 駅構内の箱根カフェで、お昼ごはん用王道のにカレーパンとクリームパンを購入した。


 また、駅構内の「箱根の市」というお土産物屋さんで湘南ゴールドのジャムを発見し、そういえば我が家では柑橘系のジャムを切らしていたなぁと思い購入する。
 駅改札の前には、東海道新幹線が止まっているという情報が書かれた看板が立っていて、焦っている感じのお客さんもいれば、今から観光に行くのか登山鉄道に乗り込むお客さんも結構たくさんいらっしゃる。


 誰かに旅行に出てリラックスできるのは3日目からだと教わった記憶があって、確かに3日目の今日、写真を撮ろうという気持ちがだいぶなくなっているなぁと思いつつロマンスカーに乗り込み、ぐっすり熟睡する。
 何とか雨に降られることもなく、無事、帰宅した。


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2018.10.09

宿を予約する(赤倉温泉)

 ここのところ仕事があまりにもストレスフルなので、その進行等々はすべて無視して、2018年の自分の誕生日は休んでやろうと思っていた。
 休んだらやっぱり旅行でしょうと思って行き先を探し、母が珍しく「故宮博物院に行きたい」と言うので、母と二人の初海外を目論んだところ、実際に提案してみると「やっぱり国内でいいわ」と言う。

 11月の行き先として、赤倉温泉が浮かんだ。
 こちらも前々から母が「行きたい」と言っていた場所である。雲海が見たいらしい。

 雲海のベストシーズンについて色々な情報があって結局よく判らなかったので、運を天に任せることにする。
 「誕生日」というよりは「誕生日近く」の旅行になったけれど、2018年10月5日、宿を予約した。
 簡単に予約が取れたから、逆に、雲海の時期ではないのかも、と若干不安に思ったりしている。

 調べてみたら、小布施で北斎の企画展がやっているので、そちらにも立ち寄ろうかと母に尋ねたところ、「北斎展にぜひ行きたい」と言う。
 合わせて、事前予約が必要なホテルの夕食について、フレンチと和食とグリルだったら何が食べたいかと聞くと、「夕食はフレンチがいい」と言う。
 70代なのに、和食ではなくてフレンチを選ぶとは、健康な胃袋で何よりだ。私の胃袋よりもよっぽど健康である。

 10月9日、もう一度旅行会社に行って夕食の予約を19時からフレンチでお願いした。
 JRとのセットプランにすると若干のお得を享受できるそうだけれど、その代わり指定の変更はできないということだったので、行き帰りの足は別に確保することに決め、宿代の支払いを済ませた。

 往路に小布施に行こうとするとほぼ電車は確定されるので、早めに予約をしようと思う。

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2018.10.08

箱根旅行記(2018)2日目

2018年9月29日(土曜日)

 一応、iPadで目覚ましをかけておいたけれど、自然に6時に目が覚めた。
 旅先で、夜に一度も目が覚めず朝まで熟睡できるのは珍しい。お酒と温泉の効果、かも知れない。
 6時45分くらいから、朝風呂に行った。
 朝は1階の大浴場で、浴槽は二つ、写真は撮らなかった。
 二つに仕切られた浴槽の奥が熱いお湯、手前が温いお湯なのは同じだ。

 私が入ったところで入れ替わりに出られた方がいて、どなたかがいらっしゃったのを潮に私もあがった。湯船には常に誰か一人、という感じが贅沢だ。
 部屋に戻ると、雨が降っていた。もしかしたら、もっと前から降り出していたのかもしれない。
 雨だなぁと思いつつ、朝食までの時間を利用して、すっきりした頭(?)で友人に手紙を書いた。

朝食 朝食は8時半でお願いしている。
 朝食にもお品書きがあるのは珍しい、ような気がする。
 この献立でカロリーは370kcal未満だそうだ。

雑穀ご飯
温物 湯豆腐
小鉢 養生館のたまり漬け
小鉢 法蓮草のお浸し
小鉢 こんにゃくの黒煮
焼き物 えぼ鯛の開き
椀物 野菜のお味噌汁

 朝食のときのお茶はほうじ茶だった。
 この他に、お願いすると納豆とハーブティがいただける。
 納豆は黒いお豆の納豆で、豆が大きい分、納豆の匂いや味は薄い。ごはんと一緒ではなく単独で食べてくださいね、という注意書きがあった。
 食後にハーブティをお願いしたところ、レモングラス、アップルミント、ラベンダー、ローズマリーが入っているという説明があった。恐らくシーズン的にぎりぎりで、フレッシュハーブが使われていたと思う。

 30分くらいかけて朝食をいただき、友人への手紙を仕上げ、9時半過ぎに出かける用意をしてフロントに降りた。
 フロントで天山湯治郷のチケットを購入する。お安く購入できて、しかもバスタオルとタオルを貸していただけるのが有難い。天山湯治郷ではタオルの貸し出しは行っていないため、買うか持参するかする必要がある。

 フロントで教えていただいてデイリーヤマザキ前にあるポストに手紙を投函し、宿最寄りのバス停「曽我堂上」9時49分発の箱根登山バスで天山湯治郷に向かった。
 帰りは下り坂だし歩いちゃってもいいかしらと思って窓の外をじーっと見る。バス停二つ分とはいえ結構な距離を走ったので「帰りは歩き」というプランは諦めた。意外と遠い。
 天山湯治郷最寄りのバス亭は「奥湯本入口」である。

天山湯治郷 バス道路から結構な急坂を少し降りたところに天山湯治郷があった。
 昨日、チェックインのときに「雨の日は日帰り温泉は混みます。」と教えていただき、まだそれほど混雑していないだろう午前中にさくっと楽しもうという作戦である。
 チケットを売る券売機があり、そこから階段を上がったところが入口だ。
 折りたたみ傘だったからだと思う。フロントのおじさんにビニル袋を渡され、傘は靴箱に入れるよう案内があった。

 まずは温泉である。
 内湯がひとつ、露天に洞窟風呂(子宝の湯)や、「最初に沸いた温泉」、白濁したお湯など、いくつもの湯船がある。
 しかし、雨である。
 洞窟風呂は熱気が籠もっていて暑い。
 一通りすべてのお風呂に浸かった後は、露天で数少ない屋根のある浴槽でぼんやりした。

 天山湯治郷はお一人なら入れ墨を入れた方も利用いただけますと言っていて、そのためか、入れ墨を入れている方を何人かお見かけした。
 それほど「大混雑」という感じもなく、湯船を独占できた時間も長い。雨と空気が冷たくてのぼせないのもちょうどいい。
 1時間くらい、お風呂を渡り歩いていたと思う。

須雲川 11時過ぎに一度あがって、館内にある「ボディケア 瀬音」に行ってみた。
 11時オープンで、流石に予約をしていないと今すぐというのは無理だった。一番早くて11時50分からですと案内いただき、その時間で60分のボディケアを予約する。
 「ざしきぼっこ」と名付けられた仮眠できるスペースは男性が多くて何となく気後れし、時間までその奥にある読書室で持参した大草原の小さな家を読んでいた。

 時間少し前に「瀬音」に戻るとすぐに案内いただけた。
 着替えますかと聞かれ、スポーツウエアの上下だったのでそのままでお願いする。
 「特に疲れているところがおありますか?」と聞かれ、「それはもう、肩と背中と腰です!」と答えて担当のお姉さんに苦笑された。そりゃそうだろうと思う。
 それから60分、「もう、がんがんやっちゃってください。」とお願いしたら、結構強めにマッサージしてくれた。有難い。

 あちこち強ばりすぎていて痛いところは痛く、流石に寝入るところまでは行かなかった。
 終わったとき、お姉さんに開口一番「いつもこんな感じなんですか?」と聞かれたから、相当にカタかったんだろうと思う。「すみません、鉄板が入っているみたいだと言われます。」と答える。
 下半身はまだマシだったけれど、上半身がもうどうにもならないくらいガチガチでした、というお話だった。
 出していただいたハーブティが美味しい。

 温泉に浸かって、マッサージをしてもらって、流石にお腹が空いた。
 館内のお食事処の一つ「楽天」に行く。2階にある渡り廊下を渡って店内に入ると、「山法師」のメニューと両方を示されて「どちらがいいですか?」と聞かれる。入口は一緒だったらしい。
 せっかく養生の旅をしているところではあるけれど、お肉が食べたい。
 「楽天」でお願いする。

豚しゃぶ 猪と若干迷い、「山麓豚の湯くぐり」をお願いした。ラーメンかうどん(だったと思う)を選ぶことができ、うどんをお願いする。
 「ニンニクを入れていいですか?」と聞かれ、この後の予定も特にないことだし、もちろん入れていただく。
 温泉でしゃぶしゃぶを食べるなんて滅多にできることではない。
 お肉とお野菜のお皿が出てきたときには「こんなにたくさん?」とびっくりしたものの、もちろん、ごはんもおうどんもすべて完食した。
 大満足である。

 もう一度お風呂に戻るのも面倒くさくなってしまい、13時50分発、昨日もお世話になった箱根湯本温泉旅館送迎シャトルバスで、箱根湯本駅に行った。
 天山湯治郷最寄りのバス停まで急坂を登る。それにしても、屋根と壁のある待合所があるのが有難い。
 明日は台風が来る予報で、チェックアウトしたらそのまままっすぐ帰るつもりである。
 友人にお土産を送りたかったので、荷物の少ない今日のうちに手配をすることに決めた。

 駅前で一番賑わっていた、グランリヴィエール箱根のラスクに即決する。プレーンとキャラメルアマンドとガーリックの3種類を選んだ。
 店内でははちみつチーズタルトが飛ぶように売れている。もの凄く気になったものの、お昼を食べたばかりでお腹いっぱい、しかも昨日購入したゆもちもいただけていない。
 次の機会に譲ることにした。

 ついでに、明日のロマンスカーの指定券も確保し、14時45分発の旅館送迎バスに乗って宿に戻った。土曜のこの時間、しかも雨だと流石に混んでいて、10分前くらいに乗り場に行ったらほぼ満員、何とか通路に立って乗ることができた。
 フロントでタオルをお返しし、雨の中をうろうろして冷えてしまったのでお部屋で一休みすることもなく、そのままお風呂に向かった。

 チェックインが15時からだし、温泉には誰もいなかった。
 またしても独り占めである。嬉しい。
 今回も一番温い浴槽で半身浴をしつつ、ぼーっと雨を眺めていた。明るい時間に入る温泉っていいものだ。
 1時間以上も浸かっていたと思う。

 お風呂上がりに、先ほどお土産を送った友人に手紙を書き、天山湯治郷で読んでいた本の続きを揺り椅子に揺られつつ読み、ぼんやりしていたらもう夕食の時間である。
 お部屋に時計がないのは「時間を気にせずゆっくりのんびり」というコンセプトからだと思いつつ、お食事の時間が決まっているのでやっぱり小さなものでいいので時計があるといいなぁと思う。

黒胡麻豆腐 18時からの夕食は、昨日と同じ席を選んだ。
 お献立はこんな感じである。
生菜 畑のごちそうサラダ 自家製胡麻ドレッシング
椀物 赤出汁
小鉢 養生館の黒胡麻豆腐
温物 畑のおでん
強肴 揚げ出し豆腐
なめ茸向付 養生館のなめ茸
食事 微発芽玄米ごはん(新米)
甘味 豆乳寒天

 いちご酒をロックでお願いした。
 思ったよりも甘くなく、いちごの香りがして美味しい。
 それにしても、昨日も今日も、夕食をいただいているとどんどん身体が温まってくるのが不思議だ。両日とも食べ終わる頃には何故か大汗になっていた。
 明日の朝食も8時半でお願いする。

 土曜日のこの日は、昨日の倍くらいのお客様がいらっしゃったようだ。
 昨日は使っていなかった、大テーブルがあるスペースとは別の、個室にも出来るようなスペースも使われていたし、大テーブルにいた私とは背中合わせになるような形のカウンターにもお食事が用意されていた。
 男性お一人の方もいらしたのがちょっと珍しかった。

 お部屋で、ちょうど放映されていた世界バレー2018の女子の試合など見ながらお腹が落ち着くのを待ち、21時過ぎからもう1回お風呂に行って軽く汗を流し、22時半には就寝した。

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2018.10.07

箱根旅行記(2018)1日目

2018年9月28日(金曜日)


 今回の箱根旅行は、とにかくゆっくりのんびりと決めていた。
 というよりも、準備や下調べをしている余裕がなく、ゆっくりのんびりとしかしようがなかったと言える。
 そんな訳で、出発のこの日も朝は寝たいだけ寝て、起き出して、荷造りをして、お昼近くになってからミラコロを引きずって家を出た。
 2泊3日の箱根一人旅がそんな大荷物になったのは、「ゆっくりのんびり」のために本を3冊と雑誌を1冊持参したためだ。


 新宿に到着後、ミラコロが少しばかり邪魔だったのでコインロッカーに預け、まず、新宿郵便局に向かった。
 旅先からずっとご無沙汰している友人に手紙を書こうと便せん、ペン、ハサミに糊まで持参したのに、肝心の切手を忘れてしまった。コンビニでも買えるけれど、折角なら記念切手を貼りたい。
 吟味し、秋らしい絵柄の切手を購入した。


お寿司 駅に戻り、お昼ごはんを食べるべく小田急百貨店新宿店で開催されている北海道展に行った。
 イートインができそうならお昼をいただき、大混雑していたらお弁当を買ってロマンスカーで食べようという心づもりである。
 平日ということもあり、会場全体が少しゆったりしているようだ。
 お店の名前はうっかりメモし忘れたけれど、小樽のお寿司屋さんに入り、お寿司をいただいた。
 美味しい。


 おやつを購入するにはお腹がいっぱい過ぎる。
 箱根到着後に探すことにして、駅に戻った。ロマンスカーの運行状況を見ると、10分後の次は40分後である。
 40分も待っていられないと、10分後のロマンスカーの指定券を購入し、コインロッカーからミラコロを取り出して、慌ててロマンスカーに乗り込んだ。
 危機三髪くらいのタイミングだったと思う。


早川 平日昼下がりのロマンスカーはガラガラで、リクライニングを倒し、ぼーっと外を眺めていた筈が、気がついたら小田原だった。
 新宿から1時間以上眠りっぱなしだ。我ながら疲れている。
 15時前に箱根湯本に到着した。
 ミラコロをコロコロと引きずって少し駅周辺を歩いてみる。早川の流れも綺麗だし、湯本富士屋ホテルにも一度は泊まってみたいものだと思う。


 箱根滞在中のおやつを確保すべく、ちもとに行った。店舗の2階にカフェをオープンさせていて、そちらに若い女の子たちが並んでいた。こちらも行ってみたいものだと思う。
 店舗の方は比較的ゆったりしていて、迷った末に定番の「ゆもち」を購入した。「10月1日まで日持ちします。」「冷蔵庫には入れないでください。」という案内で、食べきれなかった分はお土産にもできる。


ソフトクリーム 明日明後日は雨の予報だしそんなに暑くはなるまいと、箱根焙煎珈琲で、珈琲牛乳ソフトをいただいた。
 「柔らかいので、持ち方に気をつけてくださいね。」と渡される。
 甘さ控えめの珈琲の香りがするソフトクリームだ。美味しい。
 一緒に、コーヒー豆も購入する。「しまった、挽かずに豆のままが欲しいって言えば良かった!」と思ったら、元々が豆での販売だったらしく、袋に触ってみたら豆の手触りだった。嬉しい。


 ソフトクリームを食べ終えて駅に戻る途中、路地を少し入ったところにひよりというお店を見つけた。
 ロマンスカーの車内にあった雑誌に、こちらの「しゃぼん」が載っていたなぁと思い出し、ミラコロが邪魔ですみませんと思いつつ店内にお邪魔した。
 しゃぼんよりもむしろ「洗顔用 こんにゃくスポンジ」が気になりつつも、手入れがなかなかに大変そうだったので諦めた。美容のためには、こういうところで面倒くさがってはいけないのである。


 店内にはあぶらとり紙が並べられていて、主力商品はこちらのように見える。
 香りをつけたもの、お肌に良い成分が入っているものなどなど、種類も豊富である。
 しばし迷った末、「箱根らしさ」をポイントに、富士山の絵が描かれたパッケージの一番オーソドックスなあぶらとり紙をお土産に購入した。


ロビー 30分おきに湯本駅前から湯本温泉の宿を回っている、宿泊客用の乗合バス(Bコース 早雲通り)に乗り、10分もかからずに今回2泊お世話になる養生館はるのひかりに到着した。
 同じバスに、同じく女性一人旅らしい方が乗っていらした。
 チェックインは一人ずつ(というか一組ずつ)行われるようで、宿帳を書き、生姜湯をいただきつつ順番待ちだ。


 待つことしばし、テーブルと椅子のあるスペースで説明をいただいた。
 宿のこと(フロントの開いている時間や、駅までの交通、お支払い方法、お食事の場所や浴衣とスリッパでOKなこと等)、温泉のこと(1階と2階にあり夜中の0時に交換になること)、私は2泊お世話になるのでその中日のこと(予約制で昼食を用意いただけることや、天山湯治郷について)、お部屋のこと(館内案内図、タオルと浴衣は2泊分用意されていてお布団はセルフで敷くこと、滞在中に宿の方はお部屋に入らないこと)等々、盛りだくさんである。


 和室10畳のお部屋をお願いしていたところ、一室だけ4階にある「桜」というお部屋をご用意いただいた。
 「菊」というお部屋の真上にあるそうで、「以前にお泊まりになった方がお部屋でラジオ体操をされて・・・。」と注意があったときには、思わず吹き出してしまった。
 それは確かにジャンプしたら階下の部屋の方にはもの凄い振動だったろうと思う。


窓からの眺め 読書室の場所(100円でコーヒー・紅茶をセルフでいただける)、温泉の場所、水屋の場所(コップやお茶パック、氷等が用意されている)を教えていただき、お部屋に到着した。
 4階にある「桜」のお部屋は、敷地内の木よりも高く、窓からの眺めが良い。
 2面に窓があり、冬は寒くてこのお部屋だけこたつが用意されるという。それもあって和室では一番人気のお部屋だというお話だった。
 何だか嬉しい。


館内館内 お天気がいいのは今日だけだという思いもあり、お茶菓子も用意されていたのに頂きもせず、荷物を置いてすぐ館内探検に向かった。
 民芸調というのか、濃い色の柱に白壁が落ち着く。懐かしい感じがする。
 ついでに、宿の周辺の様子も見ておこう、外観の写真も撮らなくっちゃと靴に履き替える。
 我ながら阿呆である。全くゆっくりのんびりではない。


外観 バスが走っている道路に面してこの入口がある。
 道路に出て、真正面に箱根湯本駅方面行きの路線バスの停留所がある。元箱根に行くバスのバス停は、宿を出て右に少し下ったところにある。逆に左に少し上がるとデイリーヤマザキがある。
 何というか、もっと奥まった感じを想像していたので、ちょっと意外な立地だった。


お部屋 16時半くらいにお部屋に戻った。
 お茶を淹れ、お部屋に用意されていた「箱根坂の詩」というお菓子と一緒にいただく。
 和室は畳にごろんとできるのがいいなぁと思う。窓際の揺り椅子も気に入って、「ずり落ちる〜」などと思いながら座って本を読んだりしていた。


温泉 夕食は18時にお願いしている。さっぱりするくらいの時間はあるだろうと、17時少し前に温泉に行った。
 昼の12時から夜の12時まで、2階にある広い方の温泉が女湯になる。
 ちょうどどなたもいらっしゃらない瞬間があり、写真を撮らせてもらった。
 奥から手前にかけて、順番に温くなって行く。窓が大きく開かれて、露天ではなくとも開放感がある。その窓際にハッカオイルを使った虫除けスプレーが置かれていた。
 奥から順番に仕切られている下にお湯が通る握りこぶしくらいのトンネルがあって、手前の湯船からは常にお湯が溢れている。
 贅沢だ。


 18時から夕食をいただいた。
 カウンターか大テーブルのどちらかでと案内され、大テーブルの一番奥まった席を選んだ。窓際の席に着いた方々の向こうにお庭も見ることができるし、誰かの視界に入るということもないのが落ち着く。
 総じて、女性一人の方が多いようだ。
 「養生」の宿ではありつつ、お酒も用意されている。自家製の果実酒が何種類もあって、その中から柑橘酒のソーダ割りをお願いした。


 お夕食の献立には、動物性タンパク質が使われていない。500kcal未満だそうだ(私はお酒をいただいてしまったので、間違いなく500kcalを超えたと思う)。
 大根おろし餅は席に着いてから揚げたてが運ばれてきた。
 お酒を頼むと、御飯とお椀をどうするか聞いてくださり、後で持ってきてもらうようにお願いする。


野菜の味噌煮込み畑のごちそうサラダ生菜 畑のごちそうサラダ、活醤油仕立ての豆乳ソース


椀物 きのこ汁


小鉢 白胡麻豆腐


温物 野菜の味噌煮込み


強肴 大根おろし餅のあられ揚げ


向付 牛房の胡麻酢和え


御飯とお味噌汁食事 微発芽玄米ごはん(新米)


甘味 さつま芋の葛羹


 食卓には、辛味噌(ちゃんと説明があったけれど忘れてしまった)とごま塩が置いてあって、サラダをいただいている途中でソースに辛味噌を混ぜたら、目先が変わってなかなか楽しかった。
 ごはんをお願いすると、黒豆茶を出してくださる。急須でいただけるのが有難い。
 柔らかい味のお茶である。
 食事中に、明日の朝食の時間の確認があり、同じお席に着いてくださいという案内があった。


 少ないかなという最初の印象に反して、不思議と苦しいくらいにお腹がいっぱいになった。
 ごはんをお代わりするまでもない。
 45分かけていただいた後、お部屋に戻って1時間弱、そのままお布団も敷かずに畳の上でうたた寝をしてしまった。
 温泉が効いたのか、お酒が効いたのか、その両方か、あるいはお食事効果なのかも知れない。
 お腹が落ち着くのを待って、お布団を敷いた。温泉に行って帰ってきたらすぐに眠りたくなるに違いない。


 21時過ぎに温泉に行ったら、入れ替わりにお一人があがられた。独り占めである。
 食事前に入ったときには慌ただしくてそんなことも考えなかったけれど、無色透明で香りもほとんどない。
 泉質は「ナトリウム.カルシウム‐塩化物.硫酸塩 温泉」である。
 一番温い浴槽は、半分くらいが一段高くなっていて、半身浴にちょうどいい。そこに陣取って、1時間くらいぼんやりお湯に浸かっていた。


 お部屋に戻って23時前に就寝した。


 -> 箱根旅行記(2018)2日目

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