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2019.05.02

帰りの足を確保する(出雲)

 2019年6月1日から1泊2日で出雲旅行を計画し、サンライズ出雲で帰って来ようと思っていた。

 サンライズ瀬戸・出雲は、現在、毎日運行されている唯一の寝台列車(正確には電車)であり、特に出雲は「縁結びの神がいらっしゃる出雲大社」に行けるため若い女性に人気があるそうだ。
 これは、発売初日の10時に予約を入れてもらうしかないだろうと、乗車1ヵ月前の5月2日、寝台特急券を購入しに出かけた。

 さらに、北斗星のときもそうだったけれど、寝台列車は概ね下りの方が人気が高いので、上りは意外と予約しやすいのではないかという思惑もあった。

 ところが、昨今、「みどりの窓口」は減る一方である。
 私が定期券で行ける範囲で(ちなみに、ドアツードアで1時間40分かかっている)、みどりの窓口がある駅は6駅しかない。
 このうち、どの駅のみどりの窓口に並ぶか考えた末、結局、家を出られた時間で行ける範囲の駅ということになった。

 9時50分くらいにみどりの窓口に到着して唖然とした。
 並んでいる人は5〜6組である。
 しかし、二つしかない窓口の片方は外国人観光客らしき4人組に占拠され、一向に進む気配がない。
 今どき、指定席券売機で買えてしまう訳だから、窓口に来るのは「面倒な手続き」が必要な人だけということだろう。自分だってそうである。

 結局、イライラしながら待つこと30分弱、私の順番が来たときには10時15分を回っていた。

 ところが、もうダメだろうなぁと思いつつ窓口のお兄さんにチャレンジしていただいたところ、あっさり「シングルデラックスが取れましたよ」と言われて驚いた。
 思わず「うそ!」と叫んで笑われてしまう。
 かく言う窓口のお兄さんも「私も、シングルデラックスが取れたのは初めてです」とおっしゃる。
 ラッキーだ。

 これで、行き帰りの足と宿が確保できた。

 あとは、己の体調管理と健全な心身の確保が最大の問題である。

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