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2019.06.30

出雲旅行記1日目

2019年6月1日(土曜日)

 7時過ぎに家を出発した。今回は移動が多い見込みだったので、いつものミラコロは使わず、レスポのボストンバックを肩に掛けた。
 自分で持ち歩かなくてはならないので、その分、荷物も厳選している。
 仕事が立て込んでいるところ、無理矢理3日(月曜日)に休暇を取得したので、前日の帰宅は遅かった。頭が痛い。

 予定通り、羽田空港に到着した。
 今回はマイレージの特典航空券を利用する。Webチェックインをしていたので、そのままセキュリティ検査に向かう。
 いつの間にか、「全部機械」になっているんだなぁと思う。

 ラウンジに立ち寄ると、かなり混雑している。
 林檎ジュースを飲んで落ち着き、一休みして69番ゲートに向かった。
 アナウンスによると、私の乗るANA383便は満席である。

眼下の景色  ほぼ予定通り9時35分過ぎに出発した。
 お天気も悪くなく、富士山は見られなかったけれど(席の位置のためか、お天気のためかは不明)順調に飛行し、11時に米子鬼太郎空港に到着した。
 荷物はすべて機内に持ち込んでいる。さっさとロビーに出て、縁結びパーフェクトチケットを購入した。

 飛行機の離発着に合わせ、空港から松江駅までバスが運行している。
 11時15分発の松江駅行きバスに乗り込んだ。満席に近かったと思う。
 海が綺麗だなぁと最初のうちは思っていたものの、知らないうちに眠り込んでいて、駅到着の直前まで爆睡した。
 このバスも「出雲パーフェクトチケット」で乗車できるのが有難い。

ぐるっと松江レイクラインバス 正午少し前に松江駅に到着し、ちょうど目の前に停まっていたぐるっと松江レイクラインバスに飛び乗った。こちらは、縁結びパーフェクトチケットを見せると1日乗車券をいただける。「明日も使いますか?」と聞かれたので、「使う。」と答えたら2日分の1日乗車券がいただけるのだと思う。
 観光用のバスらしく、デザインも可愛らしいし、車内では観光案内のビデオが流されている。
 松江駅からほど近い、京橋のバス停で降車した。

 バス停近くにカラコロ工房もあったし、バス停から少し歩くと松江城が遠くに望める。
 京橋周辺はお買い物も楽しそうで目移りしつつ、私がここに来た目的はランチである。
 お腹も空いたことだし、まっすぐ西洋軒に向かった。バス停から、川を挟んで真向かいくらいである。

 入ると1階はフロア一杯にカウンターが設えられている。待つことなく案内していただけた。
 どうやら、テーブル席は2階にあって、そちらは予約優先のようである。
 ランチのセットメニューもあって、そちらをオーダーしている方も多い。気になったものの、ここは初志貫徹で、ぜひ食べたいと思っていたタンシチューと海老フライのセットをお願いした。

コーンスープ 海老フライとタンシチュー

 まずコーンスープが出てくる。あっさり味で、ちょっと塩気が強いかなという感じだ。
 開いた海老フライを食べたのは初めてかも知れない。ぷりぷりして美味しい。
 タンシチューはもちろんホロホロである。
 美味しくいただいた。

 ここからぐるっと松江堀川めぐり」の船に乗れちゃうと便利だなと思い、乗船場に行ってみる。始発に当たるふれあい広場や松江城の大手門に行かなくても、乗れそうである。
 ちょうど船が来たところで、係のおじさん達に「早くチケット買ってきな!」と言われて慌ててチケット売り場に行き、パーフェクトチケットを見せて団体料金でチケットを購入した。
 このチケットも一日乗車券になっていて何回でも乗り降り自由だ。太っ腹である。

堀川めぐり出発 乗船するときに「どこまで?」と聞かれ「一周回って、大手門まで。」と答えたら、「ふれあい広場で乗り換えて。」と言われた。
 途中乗船させてもらったこの船は、ふれあい広場始発着の船だったようだ。
 一番前に陣取ったのでこの写真に屋根はないけれど、もちろん日よけ雨よけの屋根がついている。
 靴を脱いで上がるので、かなり寛げる。

 出発してすぐに橋の下をくぐった。
 これは序の口で、場合によっては、屋根をかなり低いところまで下ろし、私たち乗船客はほとんど寝そべるようにして頭を下げなければならない橋もある。
 このアトラクション性が、堀川めぐりの売りだ。

橋の下をくぐる

橋の下をくぐる 本当にギリギリのところを通って行くことになる。右側の写真は、多分「一番低くしないといけない」橋である。
 これが意外と楽しい。
 定員13名のところ、半分くらいの乗車率だったので、窮屈さもない。
 川沿いに人家が迫っていたり病院の横を通ったりするときは、船頭さんはマイクを使わずに案内してくれる。

堀川越しの松江城

 大手門に向けて曲がると、松江城が遠くに見えた。
 なかなかの景色だ。
 この眺めは、船に乗ったからこそ見られる景色である。
 そして、地上は暑いけれど、川面に吹く風は涼しくて心地よい。
 大手門で下船した方もいて、ますます船は貸切状態に近づいている。

カルガモの親子 大手門を出て、今来た堀を戻る。
 石垣の近くにカルガモの親子がいて、船頭さんがわざわざ船を止めて見せてくれる。なかなか可愛い。
 大手門を過ぎると、船は松江城の北側に回り、お城は見えなくなる。
 代わりに、まず見えてくるのが塩見縄手と呼ばれる武家屋敷が残る一角である。

塩見縄手

 塩見縄手は、武家屋敷などが軒を連ね、松江で一番城下町らしい風情の残る場所だ。
  観光客らしき人がたくさん歩いているのが見える。
 小泉八雲旧居などもこちらにある。
 そういえば、堀川めぐりの川沿いにも、小泉八雲にちなんでか、怪談をモチーフにした碑(とは言わないかも)が飾られていた。

緑豊かな堀川めぐり 緑豊かな堀川めぐり

 塩見縄手を過ぎ、ふれあい広場ではいったん下船して、チケット売り場で乗り継ぎの手続きをする必要がある。
 10分ほど待って、次のふれあい広場始発の船に乗り、緑の中を進む。
 県庁や図書館などの脇を進んで行ったように思う。こういった公共の建物は、元々「**屋敷」があった場所に建てられているようだ。

暗渠? カラコロ広場到着の手前で、高さもギリギリなら幅もギリギリの橋の下をくぐった。
 これがまた長い。その長く細い隘路を見事に船は進んで行く。
 最後に、広く太い橋の下で「天然(?)のカラオケだ。」と船頭さんが歌を披露してくださり、カラコロ広場に戻った。
 これで1周である。

 私はここからもう1/3周乗って、大手門に行き、松江城をちょっとだけ見学しようという心づもりである。
 船頭さんによって説明の内容は変わるのね〜、などとさらにのんびりと船旅を楽しんだ。

 大手門に14時くらいに到着した。
 15時12分の電車で出雲に向かいたい。あまり時間がない。
 観光案内所で「松江しんじ湖温泉駅」までの道順と所要時間を確かめ、何とか外観だけでも拝もうと松江城に向かった。

ハート型の石垣 松江城

 ボランティアガイドさんの説明が聞こえてきて戻ってみると、確かに石垣にハート型の石が紛れ込んでいた。 
 大手門を入ってすぐ、階段を上るとその左手にある。
 「だからどうした」と思いつつ、階段を上った左手にある松江神社も縁結びの神様だし、何というか「何も典拠がない」訳ではない感じがする。

 松江城は、江戸時代以前に建てられたお城のうち天守閣が現存している12城のうちの一つである。
 その12城のうち、国宝に指定されているお城は五つのみで、松江城はその一つである。しかも、安土城から大阪城まで続く「正統派」のお城の中では唯一現存している天守閣だというから、何というか、小さい割に歴史と風格がありすぎるお城と言えよう。
 内部の見学をしている時間がなかったのが残念である。

松江城の櫓 その代わりといっては何だけれど、松江神社にお参りして御朱印をいただき、松江しんじ湖温泉駅に向けて歩き始める。
 途中、振り返ると明治時代に取り壊され、平成13年に復元されたという櫓が並んでいるところを見ることができる。
 松江城から伸びる道は広く、日陰がなく、暑い。へろへろになりながら歩いて、何とか15時前に駅に到着することができた。

足湯 電車の時間まで少しあったので、駅前にある足湯に入った。
 駅まで思ったより距離があったし、ちょっと急いで歩いたので、足だけとはいえ温泉に浸れて嬉しい。
 足下の石の感触も気持ち良く、5分と短いながらも意外な和みの時間となった。
 喉が渇いて駅の売店で水を買い込み(どこかのカフェで、とか、せっかく松江に来たのだからお抹茶を、とならないところが少しばかり情けない)、電車に乗り込む。

 15時12分発出雲大社駅行きの一畑電車に乗車した。
 一畑電車も縁結びパーフェクトチケットで乗車できる。縁結びパーフェクトチケット様々である。
 最初はガラガラだった一畑電車には、どこかの駅で部活帰りらしい高校生がたくさん乗り込んできた。通学の足になっているらしい。

しまねっこ号車内 しまねっこ号外観

 たまたま、私が乗った電車は「しまねっこ号」だった。
 ピンクの外装と内装で、「しまねっこ」が外装や窓に描かれていたり、床にあみだくじの描かれた絨毯が敷かれていたり、座席シートがピンク地に白いハートが散らされている模様だったり、何というか「女子仕様」である。
 6月6日には、新しい内装のしまねっこ号が走り出している。歴史ある内装のしまねっこ号に最後の機会に乗れて良かった、ということにしておこうと思う。

 松江しんじ湖温泉駅を出発してしばらく、しまねっこ号は宍道湖をすぐ南に見ながら走る。
 そのうち、田園地帯に入り、宍道湖は見えなくなり、高校生が乗ったり降りたり降りたりしているうちに1時間が過ぎ、出雲大社駅に到着した。

出雲大社前駅 出雲大社前駅

 出雲大社前駅はなかなか可愛らしい駅だった。
 漆喰(だと思う)の壁にステンドグラスの内装、外観もなかなか可愛らしい。
 カフェも併設されていて、居心地良さそうである。
 一休みしたいところだけれども、早めにチェックインしようと、ちょうど来たバスに乗って参道を上り、出雲大社の勢溜の大鳥居まで行った。

 本日の宿であるお宿 月夜のうさぎは大鳥居から歩いて10分弱だった。下り坂なのが有難い。
 16時半過ぎにチェックインした。
 夕食の時間は18時か20時が選べるという。お天気も良かったし、これから稲佐の浜まで歩いて夕日を見に行こうか、見に行くなら20時だなと迷っていたら、フロントの方が「お勧めは18時です。早めに夕食を食べていただいて、美味しく夜鳴きそばを召し上がってください。」と言う。
 その言葉というよりも、夜鳴きそばの誘惑に負け、宿を楽しむことに決めた。

 また、宿を予約した際に、明日の八足門内のツアーを併せてお願いしていた。そちらの精算は先にお願いしますとのことで、チェックインの際にお支払いした。
 こちらの宿は、フロントでチェックインしたら「あとはご自由に」という姿勢である。

お部屋 お茶セット

 お部屋に入り、早速、用意されているコーヒーセット(ミルまで付いて、ハンドドリップできるようになっている)でコーヒーを淹れ、休憩である。
 お部屋は清楚で、欲しいものは何でも揃っているという感じだ。
 有料で色浴衣が用意されている。もっとも、私は普通に用意されている作務衣の方が楽だし有難い。
 お部屋の外、廊下も含めて畳敷きなのも嬉しい。

いにしえの宿 佳雲の大浴場 こちらのお宿は、お隣の「いにしえの宿 佳雲」と繋がっていて、温泉も両方とも入ることができる。
 佳雲には貸切のお風呂が五つあり、「空いていたらご自由にどうぞ」という方式だ。
 17時過ぎに行ってみたところ、貸切のお風呂はすべて埋まっていた。そのまま「いにしえの宿 佳雲」の大浴場に行く。
 大浴場には誰もいなくて、貸切状態だった。貸切風呂よりも贅沢な貸切風呂である。
 露天風呂もあり、明るい中で温泉に入る贅沢を満喫した。

 夕食は、18時からの人が多かったからだろう、正確には18時15分と指定されていた。
 入ったときから90分のビュフェである。
 一人客はカウンター席に案内してもらえるようだ。窓際のカウンター席で、落ち着く。
 少し迷いつつも、あとは寝るだけだし、日本酒も何種類か用意されていると聞いて、アルコールの飲み放題をお願いした。

夕食(前菜のつもり) 日本酒も何本か用意されていた。メモしそびれてしまったので銘柄を覚えていないのが悔しい。
 確か、3種類は飲み比べをした記憶である。
 お刺身が用意され、いただいているうちにサーモンの炙りの実演が行われたり、焼きたてのアップルパイが供されたり、なかなか凝っている。

 このお皿でもう1回お刺身を中心にいただいた。鯛のお刺身が甘くてとても美味しい。
 ワインに併せてスペアリブやステーキなどお肉を中心に洋食をいただく。
 お酒を飲みすぎだと自覚があり、本当は苦手だけれど二日酔い防止に銘産であるところのしじみ汁も飲んでおく。
 もちろん、デザートまでがっつりいただいた。

 お部屋に戻り、テレビを見ながらお腹が落ち着くのを待つ。
 22時前、今度は月夜のうさぎの大浴場に行った。この時間帯でも貸切風呂は満室で、順番待ちの方までいる。
 大浴場もかなりの混雑で、常に湯船に4〜5人の人がいる、という感じだった。

夜鳴きそば こちらにお宿では、お風呂上がりに夕方から夜の時間帯はアイスが用意されている。
 じっくり温まって暑く、バニラアイスをいただく。
 お腹がいっぱいだよと思いつつ、「用意されている」と聞けば食べたくなるのが人情というものだ。坪庭を見ながら、夜鳴きそばもペロリと平らげた。

 本日の歩数計を見たら1万歩をちょっと超えたくらいだった。
 意外と歩いていないなぁと思う。
 シートパックをし、明日に備えて23時30分ころに就寝した。

 -> 出雲旅行記2日目その1

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2019.06.17

ツアーを予約する(奥入瀬)

 2019年6月半ば、母から「夏に旅行に行こう」と言われた。
 ここ数年、恒例になっていたところ、今年は私が職場と仕事でへろへろになっていたこともあり、すっかり準備を怠っていた。

 クラブツーリズムのパンフレットで、奥入瀬か千畳敷カールか上高地で探し、日程やお値段などなどと照らし合わせ、目的地は奥入瀬に決定した。
 今回は、個人旅行であれこれ手配する根性がないので、「ゆったり」を標榜するツアー参加がいいところだと思う。

 催行されるように祈っているところである。

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2019.06.16

大山 山歩き旅行記の入口を作る

大山まいり  ここは、2019年5月、山歩き講習会で大山に(お参りではなく)行った旅行記の入口である。

 以下の日付をクリックすると、旅行記に飛べるようになっている。

 2019年5月25日(土曜日)

 持ち物リスト(大山編)

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2019.06.15

「出雲大社ゆるり旅」を読む

 2019年6月、出雲旅行に行く前に読めば良かったなぁと思いつつ、「出雲大社ゆるり旅」という本を読んでいる、というよりも眺めている。

 「ヴィジュアルガイド」と銘打っているだけあって、写真が大きく載せられている。
 その写真が、過度に綺麗な感じではなく、日々の感じであるところがいいと思う。

 そして、神職の(といっても、出雲大社で務めていらっしゃるのではない)方が、出雲大社で行われているお祭りのこと、出雲大社をめぐる神々のこと、出雲大社の建物や摂社のこと、出雲大社の歴史のこと等々を説明している。
 若干、送り仮名がうるさいけれど、実際、送り仮名がなかったら読めない固有名詞なども多く、これは必要な「説明」の一つだと思う。

 写真を見て記憶を呼び覚まし、説明を読んで復習している。
 それも、なかなか楽しい「旅の始末」である。

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2019.06.09

大山 山歩き旅行記

2019年5月25日(土曜日)

 ニュージーランドから帰ってきて、そういえば全く歩いていないし山にも行っていないし階段も使わなくなったし、何より4月に職場が変わってからストレスフルな毎日で残業ばかり、元々ない体力がさらに低下していたにも関わらず、うっかり「山歩き講習会<楽になる山歩き編>丹沢大山」に申し込んでいた。
 キャンセルするという発想も浮かばず、前日も残業して帰り、それから荷造り、だいぶ寝不足のままで出かけた。

伊勢原駅前 9時30分に大山ケーブルバス停に集合である。
 伊勢原駅に8時22分に到着し、45分発のバスに乗るまでにお手洗いも済ませられるだろうと思っていたら、間に合いはしたものの、駅のお手洗いがだいぶ混雑していて驚いた。
 大山行きのバスもすでに列ができている。

 バスを待っている間にも、ピーカンのお天気で日差しも強く、暑くなってきて驚いた。
 駅前に阿夫利神社の鳥居が立っていて、どれくらい手前から鳥居が立っているんだろうと思う。
 次々と並んでいた人がバスに乗り込み、ぎりぎり座れたときにはほっとした。25分の山道だ。バスで座れるか座れないかはかなり重要である。

 9時10分くらいに大山ケーブルバス停に到着した。
 スタッフの方がすでに2名待機されていて、受付をしてもらう。
 集合は9時30分だ。「お手洗いもありますし身支度を済ませてまた集まってください。」と案内があった。
 今持っている水分が500mlと300mlのペットボトル1本ずつで、30度近くまで気温が上がるという天気予報だし、もう1本買い足すかどうか迷う。とりあえず見送った。

 9時半に再集合した。本日の参加者は11名だ。
 簡単な自己紹介をする。本当の初心者は私くらいなもので、みなさん、日常的に山登りをされている方ばかりのようだ。
 まずは、「湿度は低いものの今日は暑くなるので水分補給はこまめに多めにしましょう。」「山頂にも売店がありますが開いていないときもあるので当てにしないように。」「ヒルが出ることもあるので藪の中には入らないようにしましょう。」「後は追々ご案内します。」という説明があり、ケーブルカー駅に向けて歩き始める。

 この、ケーブルカー駅までの道のりがまず辛い。
 10分くらいとはいえ、階段、平らな道、階段、ちょっと上っている道、階段、という感じになる。
 暑いし、階段ばっかりだし、果てしない心持ちがしてきて、ケーブルカー駅までの道のりですでにバテてしまった。
 大汗もかいたし、サングラスを持ってくれば良かったなぁと思う。

大山ケーブルカー  各自でケーブルカーの片道切符を購入して列に並ぶ。結構な列が出来ていて、10時発のケーブルカーは満員で乗れず、10分発の臨時便にも乗りきれず、ツアーメンバーのうち3人は10時20分発のケーブルカーでの移動となったらしい。
 眺めを楽しむも良し、神社にお参りするも良し、売店で飲み物等を買い足すのも良し、お手洗いもありますという案内があって、10時30分に阿夫利神社境内に集合になった。
 あら、御朱印帳を持ってくれば良かったかしらと思う。忘れ物の多い山歩きである。

阿夫利神社  神社の境内にある木陰で講習開始となった。
 まずは服装(レイヤリング)からである。
 登山では身体のコンディションを整えることが重要であり、かつそれをなるべく少ない装備で達成することが望ましい。
 つまりは「組み合わせ」で工夫することになる。

 ベースレイヤーとは「肌に一番近い場所」に着るもののことだから、速乾性がポイントである。
 夏でも、汗をかいた後で休んでいるときに風が吹けば冷えてしまい、低体温症になることがある。
 常にさらっとしている必要があるので、吸水性たっぷりで速乾性のない綿は全く不向きである。化繊のTシャツがいい。

 ミドルレイヤーは「ちょっと肌寒いときに羽織るもの」というイメージのようだ。
 風を通さず、かつ裏地が付いていると「寒さと風から身体を守る」という役目を果たせる。
 こまめに脱ぎ着して体温調節ができるよう、ジャケットタイプのものが便利である。

 アウターは、夏はもうレインウエア兼用で決まりだ。
 何故「夏限定」なのかといえば、レインウエアは「風は通さないけれど裏地はついていないので保温性はない」からだ。
 夏でとんでもなく寒いと思ったら、この3枚を全部着込んで、ミドルレイヤーの保温性をアウターで守る、ということになる。
 冬山でも基本的に選び方は同じだ。ただ体感温度などは人によって違うので、組み合わせはそれこそ千差万別だ。

 荷物についても「効率のいいパッキング」の方法があるという。
 基本的に下の方と外側(身体から遠いところ)に軽いもの、上の方と背中側に重い物を入れる。けれども、すぐ使うものは上の方に入れておきたいので、なかなか理想通りには行かない。
 かつ、重い物を入れるときも左右のバランスを考え、一番重い物は真ん中に入れると良い。

 ザックは「大は小を兼ねない」そうだ。
 あまりにもパンパンになっていると出し入れが大変になるので、8割くらいがちょうどいい。
 逆に余裕がありすぎると、ザックの中で荷物が動いてしまい、背負いにくく疲れやすくなる。なかなか難しいものである。

 ザックの背負い方にも順番があって、まず最初に締めるのは腰のベルトである。
 容量の小さいリュックの場合は細い紐であることも多いので、この場合は「横揺れ防止」の機能だと考えれば良い。一方、パットがあるような太いベルトの場合は腰骨を覆う位置にベルトを締めると、そこにザックの重量がかかるので肩への負担を減らせる。
 肩紐は、背中とザックが付くようにひたすらぎゅっと締める。
 チェストベルトは「好みです。」と突然にアバウトになるのが可笑しい。

 靴の履き方もあって、つま先に余裕が必要なので、靴紐で締める前にまず靴と足を踵で合わせるのが重要である。
 その上で、靴紐に指が入れられないくらいの加減で上まで靴紐を順番に締める。
 靴が足にフィットしていれば靴擦れしないし、軽く感じるし、いいことずくめである。
 紐の結び方は、以前に山ツアーでおじさんに教わった方法と同じだった。

階段  準備体操をし、身支度をし(ここで羽織っていた長袖シャツを脱いで半袖Tシャツ1枚になった)、再度、水分補給の注意があって、10時50分くらいに神社(下社)の奥にある登山口をスタートした。
 今日は富士見台を経由して山頂にある神社の本社まで行ってそこでお昼、ヤビツ峠に下りてバス停で解散という行程である。
 スタッフの方も「まず急登」とおっしゃっていたとおり、いきなり階段である。
 この辺りで、早くも「ストックを持ってくるべきだった!」と後悔する。迷った末、置いて来たのが恨めしい。

登山道  石段が終わっても、ずーっとこんな感じの上り坂か、岩の階段が続いた。
 暑いし、ずっと登りだし、とにかくバテる。
 チョコやドライフルーツを口にして、エネルギー補給をする。ついでに水分も摂る。

 登り坂の途中で「歩き方講座」も入る。
 トレッキングシューズの底は固い。それは足場の悪さを靴で吸収して足に影響させないためである。
 しかし、固いということは屈曲しないということなので、トレッキングシューズではつま先で蹴り出して歩くことができない。
 つまり「足を平らに置いて歩く」のが望ましい。

 足を平らに置くことにより、接地面が広くなるので摩擦も大きくなり滑りにくいという効果もあるし、何より疲れにくい。
 疲れにくいように歩くには、さらに歩幅が小さい方が良い。
 段差などで足を大きく上げると疲れるので、段差も刻みながら、なるべく小さく身体を持ち上げながら歩くと疲れない。
 ペースとしては日常で階段を上る際の半分くらいの気持ちで、できるだけゆっくり、息が切れないくらいのペースを維持する。
 ついつい足下を見て歩きがちだけれど、たまに上を向くと肺が広がって空気が入りやすくなる。

天狗の鼻突き岩  11時半くらいに夫婦杉に到着した。
 もうとにかく登るのが大変で、辛いし、前を歩くツアーメンバーの方々も見えなくなるし、写真を撮るどころではなかった。
 夫婦杉は全体で休憩が入ったので、「あった」ということを覚えている。

 12時ジャストくらいに「天狗の鼻突き岩」に到着した。
 暑いせいもあるし、スタートが遅れたこともあって、予定よりもだいぶ遅れていたようだ。先頭を歩くスタッフの方が時計を見る姿を結構見かけたように思う。
 ここではザックを下ろし、ちょっと本格的な休憩になった。
 まだ半分は来ていないと言われて、心が折れる。

富士山  12時半前に、(多分)富士見台に到着した。
 (多分)その名のとおり、富士山が見える。
 今の時期は湿度で霞んでしまうことが多く、これだけはっきり見られるのはラッキーだ。
 「一気に疲れが吹き飛ぶ」とは言わないまでも、嬉しい。
 みなさん、パシャパシャと写真を撮っていた。

なだらかになった道  富士見台でスタッフの方に「ここからはなだらかになりますから。」と言われて期待した割にはなだらかにならず、気分は黙々と足を運ぶ。
 息も切れるし、思ったよりも足が上がっていないらしく、時々つまずいてヒヤっとする。

 下りてきた方から「あと少しだよ。」と声をかけていただき、鳥居が見えたときにはかなりほっとした。
 鳥居をくぐった後は石段が続き、山頂までさらに15分くらいかかったと思う。
 よろよろになりながら、13時15分に山頂に到着した。

山頂の神社  山頂で45分休憩かつお昼ごはんになった。
 お社は工事中でカバーがかかっていたけれど、今日は売店が開いている。
 スタッフの方がお二人とも、モンベルで販売しているガーリックリゾッタを持参されていた。リゾッタ・シリーズには他の味もいくつかあるらしく「それなのにお揃い」というところをお二人とも気にしているのが可笑しい。

 そのリゾッタ・シリーズは、フリーズドライでお湯を入れれば3分で温かいものが食べられるというスグレものだ。
 「軽くていいんです」とおっしゃっていたけれど、お一人はバーナー持参だったし、お一人はお湯を魔法瓶に入れて持参されていたし、その分の重さを考えたら「軽い」とは一概に言えないんじゃないかなぁと思う。
 とはいうものの、「傷まない」というのはポイントが高い。
 私自身の昼ごはんは、昨日の帰りにスーパーで買った菓子パンだ。

 もそもそとパンを食べ、水筒の麦茶を飲み、カラになっていた小さいペットボトルに水筒から麦茶を移し替える。
 小さいペットボトルに入れて、ウエストバッグに入れておくと、ザックを下ろさなくても水分補給ができる。背負って来たチャチャパックの外ポケットは、ペットボトルやお水を背負ったまま取り出しやすいようになっているものの、私にはまだ上手く使いこなせない。

下山開始 山頂には綺麗なお手洗いがあって有難い。
 大山のコースは「売店とトイレが整っている」ところがポイントが高いと思う。
 そのお手洗いが混んでいて、山頂出発は、予定より15分遅れの14時15分になっていたと思う。
 今度は、ひたすら下りだ。
 しかも、結構な急勾配である。

 そもそも下りは怪我のリスクが高い。
 下る場合には、特に太ももの前の筋肉を「伸ばす」必要がある。筋肉にとって「伸ばす」ことは本来の機能ではなく、「無理をしている」状態である。
 また、登ってから下りている訳で、その足の持ち主である人間も体力を使い切っている。とっさの反応も鈍くなろうというものだ。

最後の一がんばり

 14時45分くらいにヤビツ峠への分岐に到着した。
 そこから少し下りたところで「下り方講座」の開始である。
 足裏全体で歩くのは、上りのときと同様である。下りの方がよりコケやすい訳だから、足裏全体で摩擦を利用しようということだと思う。

 さらに、下りの場合は「一歩」ではなく「半歩ずつ」歩くくらいの気持ちでちょうど良い。
 つま先から足を下ろし、そのまま平らに下ろす。足を下ろすときには膝をできるだけ柔らかく使うと良い。
 上に残した方の軸足の太ももで踏ん張って身体を支え、両足の膝を緩めて「ドン」とならないように着地する。
 ストックがあれば筋力不足をある程度カバーできるので、ストックが活躍するのは登りよりもむしろ下りらしい。

 段差が小さいときはそれでいいけれど、ある程度以上の段差の場合は、後ろを向いて下りると足腰への負担が軽くなるし、怖くない。
 段差に座って下りようとすると、ザックが引っかかって前につんのめるような格好になることもあるので危ない。ここでつんのめったら顔面から突っ込むしかなくなってしまう。
 流石にそれは避けたい。

 途中、短い「鎖場」もあって、なかなか変化に富んだコースである。歩いていて楽しい。
 しかし、ヤビツ峠まで1.1kmの地点に到達したときには15時15分になっていた。15時30分到着予定を守るのは難しそうである。
 スタッフの方に「30分には着きませんが、51分のバスには間に合います。」と言われ、大分緩やかになった坂道を下る。
 確かに、15時48分、ヤビツ峠バス停に到着した。

 バスの時間も迫っていたし、お話や挨拶もそこそこに解散となった。
 バス停にもお手洗いがあるのが有難い。
 まだお一人が到着していない。またバスは結構な乗車率で16時11分の次のバスを待って座って行こうかと迷いつつ、結局は「早く帰りたい」という誘惑に負けてバスに乗り込んだ。

 16時半過ぎに秦野駅に到着した。
 ちょうど41分発の快速急行があった。ペットボトルのお茶だけ買って乗り込む。涼しい。
 買ったお茶をごくごく飲む。歩き始めた時点で800mlというのはちょっと足りなかった、大汗もかいたし、水分補給に失敗したかも、と思う。
 お水は多すぎて余るくらいでちょうどいいようだ。

 丁寧に「歩き方」を教えてもらい、ペースも作ってもらい、体力の落ちている私にはかなりキツめのコースではあったけれど、楽しかったしためになった。
 少しずつまた歩けたらいいなぁと思っている。

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2019.06.03

無事、帰宅する(出雲)

 2019年6月3日、朝の9時過ぎ、無事、出雲一人旅から帰宅した。

 1日目は、米子空港に飛んで松江までバスで出て、昼食後、堀川めぐりを楽しんだ後、ちょっとだけ松江城を見学した。そのまま一畑電車で出雲に移動し、温泉に1泊してお湯を満喫した。

 2日目は、宿泊したホテルの「八足門内参拝」のツアーに参加し、そのまま出雲大社でお参りした。出雲そばのランチ後、旧大社駅を見学したり、参道をぶらぶらしたり、稲佐の浜まで歩いたり、出雲ぜんざいを食べたり、出雲を満喫した。
 サンライズ出雲に乗車、宍道湖の夕日を眺め、日本酒を飲みつつ焼き鯖寿司の夕食を食べたらとんでもなく眠くなって、シャワーを先に浴びておいて良かったと思いつつ21時前に就寝。

 3日目の7時過ぎに東京駅に到着、駅でモーニングをいただき、母に電話したら「昼食用に駅弁を買ってきて!」とリクエストがあり、9時前に帰宅した。

 2泊3日(うち寝台電車1泊)にかかった旅行代金は、約67000円だった。
 ここには、交通費(片道は特典航空券)、宿代、ツアー代、食事代、おやつ代、御朱印に納めたお金等が含まれているけれども、お土産代と、東京駅で購入したお弁当代は含まれていない。

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2019.06.01

出雲旅行に出発する

 2019年6月1日から2泊3日で出雲に行ってくる。
 といっても、1泊は帰りの電車内(サンライズ出雲)で、実質1泊2日の旅程である。

 特典航空券で米子空港に飛び、松江で昼食、ちょっと観光、そのまま一畑電車で出雲に移動して1泊。
 2日目は、八足門内で参拝できるツアーに参加し、出雲大社参拝。その後の予定はお天気を見て決めようと思っている。

 6月3日は、そのまま出勤も可能なつもりで旅程を決めたけれど、「ここで出勤しちゃだめだ」と自分に言い聞かせ、昨日まで残業三昧で何とか休める体制に持ってきた(つもりだけれど、どうだろう)。

 何はともあれ、楽しんで来ようと思う。

 とりあえず作成した持ち物リストは以下に。

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