ニュージーランド旅行記7日目その2
2019年2月1日(金曜日)
クルーズ船がターミナルに到着してすぐ、10時50分にバスはクィーンズタウンに向けて出発した。
快適なドライブだ。何しろ、私はほとんどの時間熟睡していたくらいだ。
宿泊したロッジで一人ピックアップし、ミルフォード・サウンドの空港で昨日の太っ腹なアメリカ人紳士二人連れを降ろす。
ランチはバス車内で食べてくださいって言われたなぁと12時過ぎに自作のランチボックスを開けた。
飲み物は、常温のカモミールティを作ってある。
食べ終えた頃、バスは4日前にミルフォード・トラックを歩くために船に乗った出発点であるテ・アナウ ダウンズに停まった。
そのときはどうしてバスが停まったのかよく分かっていなかった。何だかよく分からないけどバスが停まって、しばらく駐まっているらしい雰囲気なことは分かる
せっかくなのでバスを降りる。
いいお天気である。朝の「何となく食欲がない」という感じからだいぶ回復した気がする。お天気がいいからかも知れない。
おやつにと思って持ってきていたマフィンを外の階段に座っていただいた。
何だかんだ言って、我ながらよく食べる。
ミルフォード・トラックの出発点から戻って来た船に乗っていたお一人をピックアップし、バスは出発した。
13時15分、行きにランチをいただいたテ・アナウのKIWI COUNTRYというお店でトイレ休憩になった。
休憩というより、お土産物屋さんでどうぞ買い物をしてくださいという感じだ。
ここで、この後ルートバーン・トラックを歩くという元気なお二人が降り、13時45分に出発した。
道中、結構、草原に羊が大量にいる風景を何度も見かけた割に、何故か写真を撮りそびれてしまった。
余りにも「普通の」風景だったので、「そういえば、ニュージーランドらしい景色を撮ってないじゃん!」と気がつくのが遅れたのだ。
爆睡していたからという理由も大きい。
テ・アナウの町を出発してから1時間半くらいで、ワカティプ湖に戻ってきた。この湖はかなり大きくて、しばらく湖畔を走る。
16時半になる前に、クィーンズタウンのTHE STATIONに帰り着いた。こちらは暑い。
バスに預けた荷物を受け取り、一緒に歩いた方々と別れを惜しみ、かなさん達ガイドさんとも別れを惜しむ。
ザックを受け取り、ザックとバス車内に持ち込んでいたレスポのリュック、両方いっぺんには背負えないので、無理矢理ザックの雨蓋兼ポケットの下にリュックを突っ込んだ。
ザックを借りた方は、ビニルの袋を抱えるようにして持ち運ぶことになり、もっと大変そうである。
THE STATIONからホテルまでの上り坂を3分くらいかけてひいひい言いながら歩き、17時過ぎには、数日前に一泊したSCENIC SUITES QUEENSTOWNのお部屋に入ることができた。
「18時50分にワカティプ湖に面した広場に立っているウィリアム・リース氏の像のところに集合、添乗員さんは18時にホテルを出発してクッキータイム・バーに寄ってから集合場所に向かうのでご希望の方はご一緒に。」という案内がある。
早めにホテルを出てお散歩するつもりが、余りの暑さに半袖Tシャツと長袖シャツという格好から、長袖1枚に着替えたりしていたらあっという間に1時間がたってしまった。
ニュージーランド国内線に乗ったときにも「おやつ」に出たクッキータイムの本店はクィーンズタウンにある。
お店は小さくて、我々ツアーメンバーがお店に入ったらもう満員という感じだ。
店頭で試食のクッキーを配ってくれる。食べ歩き用にテイクアウトもできるようだ。
ショーケースに入っているものは別として、大きさの違うクッキーと、あと牛乳に差して飲むとチョコドリンクになるストローっぽいものといったラインアップで、それほど種類が多いわけではない。
その代わり、色々と可愛い缶が用意されている。
缶で迷った割に購入には至らず、職場土産としてお徳用の大きな袋に入った一番ベーシックなクッキーを購入した。
集合時刻まであと20分、クッキータイム・バーからは三々五々散って行った。
歩行者天国になっている通りの両脇にはお土産物屋さんが並んでいる。そのうちの一軒でキウイ模様と羊模様のトランプを見つけ、一つずつ購入した。甥っ子たちへのお土産である。
妹にお土産のリクエストを聞いたら「雑貨」という答えでだった。もうちょっと絞って欲しい、でも絞ってもらっても見つけられないかもと思いながらウィンドウショッピングに励む。残念ながら、流石に20分ではめぼしい「雑貨」には巡り会えなかった。
ウィリアム・リース像の目の前はワカティプ湖である。
地元の方なのか観光客なのか、カモメに餌をあげている人がいて、随分たくさんのカモメが集まって来ていた。
湖畔沿いに遊歩道が設けられていて、のんびりお散歩するのも楽しそうである。
我々ツアーメンバーは、ここからすぐのところにある、マンダリンという中華レストランで夕食だ。
暑いし、中華にはワインよりビールでしょ! とビールを頼んだ。
大皿が次々とテーブルに並ぶ。
コーンスープに始まり、レタス炒めやチャーハン、酢豚の他、インゲンと牛肉の炒め物、カリフラワーと蛸の炒め物、白身魚のフライなどが続いた。
久々の醤油味が嬉しい。そして、美味しい。
みなさんがそう思っていらしたようで、1時間弱であっという間に完食した。
添乗員さんのお勧めで、そのままほぼ全員でウィリアム・リース像の前にある、Patagonia Chocolatesにデザートを食べに行った。
20時過ぎでもまだ外は十分に明るく、お店も大混雑である。
店名からしてチョコレートのお店なのは間違いないと思い、「パタゴニア ダンク チョコレート ウィズ マカデミアナッツ」を選んだ。このサイズで「キッズ カップ」なのが驚きである。
濃厚なチョコレートアイスだ。美味しい。
添乗員さんは、ニュージーランドのアイスの定番という「ホーキーポーキー」を買っていて、味見させてくれた(ありがとう!)。
蜂蜜っぽい? このポリポリした食感のものは何? という感じで美味しい。
と思っていたら、ホーキーポーキーはこの「ポリポリした食感の食べ物」の名前だそうだ。びっくりである。
アイスは定番のバニラアイスだったらしい。我ながら当てにならない舌である。
そのままスーパーマーケットに移動して解散となった。
スーパーマーケットは楽しい。
2018年に行ったタスマニア島でマヌカハニーを含めてたくさん蜂蜜を買っていたし、この後、オークランドに1泊するからチーズなどを購入するならオークランドで買いたいし、ワインは重いからパスしようと思うと、意外と買う物がない。
散々うろうろして、トワイニングの「ニュージーランド ブレックファスト」のティーバッグを購入した。
21時15分くらいにホテルまで戻ったら、ワカティプ湖の方に夕焼けの空が見えた。
随分と日が長い。
そしてピンクに染まった雲が綺麗で、しばらく夕焼けを眺めていた。
お部屋に戻って久々にバスタブに浸かる。サンドフライに刺されたところが異様に痒くなった。
どうやら、温めるとかゆさが増すらしい。思わずかきむしってしまう。
スリランカで買ったアーユルヴェーダの軟膏を塗るとかゆさが少し収まった。アーユルヴェーダの万能さをニュージーランドで再認識する。
お洗濯をしたり、明日のオークランドへの移動に備えて荷造りをしたり、久々の「一人部屋」を満喫し、0時過ぎに就寝した。
7日目の歩数 11357歩
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