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2020.02.09

カンボジア旅行記1日目

2019年12月30日(月曜日)

 成田空港集合は8時10分集合だった。5時に起き、6時過ぎには家を出た。キャリーケースは送ってあるし身軽だ。
 もちろん電車は空いていてずっと座ることができ、爆睡しているうちに7時半過ぎ、成田空港に到着した。
 送ってあった荷物を受け取り、着てきたダウンのコートと防寒着代わりのレインパンツを脱いで入れる。迷った末に持ってきた水筒もキャリーケースに入れてしまう。

 ツアーカウンターには集合時刻ちょうどに到着し、eチケットをもらった。チェックインは各自で行う。
 荷物の自動預け機を使ったのは初めてかも知れない。タグを預け荷物につける際にうっかり手を切ってしまう。これで厄は落とした、ということにしようと思う。
 昨日から変更しようかどうかずっと迷っていた座席は、結局、指定されていたEXITシートのままにした。
 キャリーケースの半分は空っぽなのに、それでも13.8kgだった。何が入っているのか、我ながら謎である。

 ツアーカウンターに戻り、燃料サーチャージの差額180円を返金してもらう。
 電話の声でそうじゃないかなと思っていたとおり、添乗員さんは若者だった。男性の添乗員さんの海外ツアーは、ベネズエラ以来かも知れない。旅行社作成のものとは別に自作の「旅のしおり」を配ってくれるなど、細やかな方のようだ。
 「この後は、プノンペンの空港まで特に集合はなし、各自セキュリティチェックを抜け、出国し、時間になったら搭乗しちゃってください。」と案内があった。

空港ラウンジ 特に買い物もなく、8時40分にはセキュリティチェックを抜けた。入国審査も並ばずに通過できる。この年末年始は9連休になった人も多いだろうし、そういう人は目一杯9日間の休暇を楽しむべくすでに出かけているんだろうなぁと思う。
 空港内は暑くて、着てきたヒートテックも脱いでしまう。
 家で軽く朝食を食べて来ていたのに、「2回目の朝食」としてKALラウンジでチョコデニッシュとカプチーノをいただいた。

 10時10分に搭乗開始となった。席に着くと客室乗務員さんがやってきて「ご協力ください。」とおっしゃって、「いざというときにやること」を書いた紙を見せてくれた。一通り読んだけれど、もう内容は忘れてしまった。概ね「不時着したときなどに非常口はこっちですと案内し、非常口から出る人をサポートし、最後に降りてください」ということだったと思う。

 ANA0817便は定刻どおり10時40分に離陸した。
 機内を見回すと満席のようだ。どうして私にEXITシートが指定されたのか、ますます謎である。
 手元に荷物が置けないのは不便だろうなぁと思っていたけれど、シートベルト着用サインが消えた後は最低限必要な荷物(パスポートとかマスクとかノイズキャンセリングイヤホンとかハンカチとかメモ帳とかカメラとか)を入れたバッグを座席の自分と肘掛けの間に置けたので、特に問題はなかった。
 そうなると、足下が広いというのは本当に有難い。

***** ここからカンボジア時間で表記*****

機内食 ANA便は日本映画がたくさんあって嬉しい。
 その数多ある選択肢から「引っ越し大名!」を選んで見る。
 見ているうちに時間がたち、10時45分(日本時間:12時45分)、機内食が出た。鰻玉丼にも惹かれつつ、根菜入りチキンハンバーグをお願いする。
 飲み物は白ワインにした。
 食後にハーゲンダッツのアイスが出てきて嬉しい。

 昼便でかつ飛行時間は6時間半くらいなのに機内を暗くするのねと思いながらガイドブックを眺めているうちにさらに時間がたち、15時40分、プノンペンに到着した。
 いったん、飛行機を降りたところで集合である。今回のツアーメンバーは19名で、半分くらいはビジネスクラス利用らしい。一人参加は私を含めて3人、珍しいことにあとのお二方は男性だ。

 入国し、荷物をピックアップしてターミナルビルを出て、お迎えのバスに乗ったのは16時15分くらいだった。
 プノンペンは蒸し暑い。機内では長袖Tシャツに長袖シャツを重ね、寒いなぁと思ったらフリースを羽織っていた。外に出たらフリースなんてとんでもない、暑くて長袖シャツも脱いでしまった。

 今日のうちにシェリムアップに行き、シェリムアップ3泊5日のツアーだが、今日の夕食はプノンペンでいただくことになっている。今日のガイドさんはこのお食事のためだけに来てくれたらしい。
 市内まで行くと渋滞で国内線の時間までに戻ってこれないリスクがあるというお話で、空港からバスで15分くらいのところにあるジャスミン・レストランでクメール料理の夕食となった。

レストラン内装クメール料理

 半端な時間だし、レストランはガラガラである。むしろ、ファミリーが一組いたことに驚く。
 アンコールビール(3ドル)をお願いし、ぱくぱくといただく。
 クメール料理ってこんな感じらしい。

 マンゴーと魚の燻製のサラダ
 レモングラスのサワースープ
 フォー
 ごはん、空心菜の炒め物、春巻き
 アモック(チキンのココナツミルク蒸し)
 フルーツ(スイカとパイナップル)
 紅茶

 「もの凄く美味しいとか、日本に帰ったらぜひクメール料理のお店を探して行ってみようという感じではない」というのが私の(失礼な)感想である。
 「クメール料理って、ベトナム料理に近いのかしら」「最初のサラダはちょっとぴりっとしたけど暑い国なのに意外と辛いものが少ないのね」という印象だ。

 17時半解散、17時50分再集合・出発と言われたものの、特に行く場所もない。
 レストランのお隣にあったコンビニに入ってみる。レストランで3ドルだったビールが、コンビニでは2ドルで売っていた。それほど暴利という訳ではない、のかも知れない。
 滞在中のおやつとしてバナナチップ(2.1ドル)を購入した。ドルで払うと、1ドル未満のおつりはリエルでくれる。1ドル=4000リエルで固定のようだ。

プノンペン市街 シェリムアップに向かう国内線に乗るべく、17時50分に出発した。
 プノンペンでは、呼び出しから料金計算までアプリで行う三輪バイクタクシーが普及し、シェリムアップでも始まっているらしい。
 確かに、三輪バイクの姿は多い。
 そしてあちこちに出ている屋台に並んでいるお料理が美味しそうだ。

 プノンペンでは、17時を過ぎると渋滞が激しくなる。
 以前は日本車が多く走っていたけれど、事故の多発により右ハンドル車は輸入禁止になっており、街中を走っているTOYOTAの車は米国から輸入された車だという。
 ハイブリッドのプリウスは、燃料代が節約できて人気らしい。

 行きが15分だったところを30分かけて戻り、ガイドさんとはターミナルビル入り口でお別れである。
 シェリムアップまではすぐなので、機内用の荷物を入れていたレスポのミディアムウィークエンダーをキャリーケースに入れてさらに身軽になる。
 チェックインは各自で行い、「通路側の席で!」とお願いしたら「OK」と答えたのに、渡された搭乗券には「A」と書いてあり、案の定窓側の席だった。2×2のプロペラ機だし、飛行時間も短いし、窓の外も見られるから良しとする。

国内線飛行機 アンコール航空6119便は定刻より10分早い19時50分にプノンペンを離陸し、定刻より20分早い20時35分にシェリムアップに到着した。
 シェリムアップの空港では、タラップで降り、歩いてターミナルビルに入る。
 この前、プロペラ機に乗ったのはいつだろうと思う。ベネズエラ国内線以来かも知れない。

 ガイドさんが迎えに来てくれていた。荷物をピックアップした後、バスに乗り込む。
 座席が3列のバスの使用はこのツアーの売りの一つで、確かに楽である。
 バス車内で明日の予定の説明があり、ホテルの案内があり、注意事項が伝えられる。
 例えば、「ホテルのテレビはチャンネル6,7,9,10,11のどれかでNHKを見ることができる」「明日の午前中は3時間ずっと歩きでアンコール・トムを見学するので水分を忘れずに」「朝食の際には朝食チケット必携」「遺跡見学の際には短パン・ノースリーブ禁止(ガイドさん曰く「日本人は日焼けや虫を気にしてセクシーな格好をしないので大丈夫」とのこと)」「水道水は飲んではいけない」「お腹が弱い人は歯磨きも水道水の湯冷ましを使った方がよい」などなどである。

ホテル室内ホテル室内

 空港からホテルは近く、21時には、本日から3泊お世話になるエンプレス レジデンス リゾートアンドスパに到着し、お部屋に入ることができた。
 「ポーターを待っていたら時間がかかるから」というガイドさんの勧めで、荷物は自分で持って部屋に行く。
 別館の7階のお部屋だ。しかし眺望は全くない。翌朝、無駄にお部屋が広い一方で、窓が1箇所、それも80cmくらいの幅しかないことに気がついた。
 ベッドのコーナーとライティングデスクのコーナーとは別に、入口を入ったすぐ横にソファも置いてある。やっぱり無駄に広い。

水回り水回り バスルームのお湯の出もいいし、シャワーブースとバスタブが別になっているのも便利そうである。
 添乗員さんが回って来てくれて問題ない旨をお伝えする。
 湯沸かしポットと無料のお水が2本あったので早速お茶を淹れていただいた。冷房が効いていて温かいお茶が美味しい。
 お洗濯をし、カメラの充電をし、明日出かける用意をする。
 ガイドさんには、部屋を空けるときはスーツケースに鍵をかけるよう言われている。ある程度、片付けておかなければならない。

お土産の胡椒 ベッドの上に、「ホテルからのお土産」の胡椒が置いてあった。
 もちろん、有難くいただく。
 このケースはバナナの皮で作られていて、これからあちこちで「お土産物のパッケージ」的な感じで使われているのを目にすることになった。

 wi-fiをチェックして試しに母宛てにメールを送ってみたところ、どうやら届いていないらしい。
 こちら側というより、最近、メールアドレスを変更した母のスマホに問題があるようだ。仕方がないので、妹に「母に連絡しておいて!」とメールする。
 意外とバタバタしつつ、多分24時になる前に就寝したと思う。

 1日目の歩数 7902歩

 -> カンボジア旅行記2日目その1

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