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2020.06.28

「いやよいやよも旅のうち」を読む

 2020年6月、北大路公子著「いやよいやよも旅のうち」を読んだ。

 何というか本当にタイトル通りの本で、著者は、本当に旅なんて好きでも何でもないらしい。
 むしろ「嫌いだ」とはっきり何度も書いてある。

 その旅嫌いの著者が、編集者のお嬢さんに引っ張り回され、
 札幌市在住(らしい)で札幌市内を旅して何故か犬ぞりに乗るところから始まり、
 山梨県でお化け屋敷は回避するもFUJIYAMAに乗って絶叫し、
 岩手県で激しく嫌がっていた自転車に乗って何度か「死んだ」と思う体験をし、
 三重県でお伊勢参りしたときは(恐らく)比較的その難易度は低めで、
 香川県では「死ぬまでに絶対したくない10のことをする旅だ」という編集者同士の引継ぎを耳にし、
 沖縄県で意外とシュノーケリングを楽しんでしまった、

 という記録である。

 可笑しい。
 電車の中で読んでいたのに、ついつい、何度も吹き出しかけてしまった。

 そして、つい最近に生産中止が決まったセグウェイ体験が書かれているのが感慨深い。
 「いやよいやよ」の著者もこれは割と楽しんでおり、私も一ぺん、どこかの観光地で乗ってみたかったなぁと思った。

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2020.06.22

「k.m.p.の、香港・マカオぐるぐる」を読む

 2020年6月、「k.m.p.の、香港・マカオぐるぐる」を読んだ。

 香港とマカオを1ヵ月かけてぐるぐるというよりはうろうろしたコミックエッセイである、と思う。
 とりあえず、彼女たちが行く香港には、ディズニーランドも香港トレイルもない。
 夜景はあったみたいだけれど、団地はあっても高層ビルはほぼ視界に入っていない。
 店頭には「雑貨」と「食べ物」しかない。
 ジャッキー・チェンを香港で発見するのはかなり難しいらしい。

 「人」が好きなんだな、ということがよく伝わってくる蟻の視点での旅行記である。

 多分、私が香港に行ってもこういう旅はしないしできない。
 自分ができない分、自分だったらしないだろうことを追体験できるのが醍醐味だと思う。

 不思議と全体の印象がほんわりとして定まらないのはどうしてなんだろう。
 予定調和な旅ではないから、かも知れない。

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2020.06.20

宿の予約を変更する(草津温泉2020)

 2020年6月20日、草津温泉のホテルに入れていた予約を、7月から8月に変更した。

 今回の変更には新型コロナウイルス感染症対策は全く関係がなくて、7月にどうしても外したくない予定が入ってしまい、そちらを優先したためだ。
 変更後の予約も、マクロビ(が何か、実はあまりよく分かっていない)のお食事が3食付く1泊のプランである。
 夏の間に予約を取り直すことができて嬉しい。

 今度こそ、実現させようと思う。

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2020.06.14

「お遍路ズッコケ一人旅 うっかりスペイン、七年半の記録」を読む

 2020年6月、波環(なみ たまき)著「お遍路ズッコケ一人旅 うっかりスペイン、七年半の記録」を読んだ。

 ご本人は「普通のおばちゃん」と名乗っているけれど、テレビ局勤務と履歴を読んだだけで「普通ではありません」と思ってしまうのはこちらの偏見というものだろう。
 会社勤めを続けながら、四国八十八ヶ所霊場を何回にも分けて歩き、さらに歩きたいという気持ちになって、スペインのサンティアゴ巡礼も歩いてしまった記録である。
 どちらかというとサンティアゴ巡礼の方により興味を持っていたので、ほんの1章しか割かれていないのがちょっと残念だった。

 読み始めは、とにかく「だ・である」身体と「です・ます」体が混ざっているのが読みにくくて読みにくくて仕方がなかった。
 それが、読み進むにつれて、やっぱり入り交じっているにも関わらずあまり気にせずに読めるようになったのが不思議である。

 特に信仰心がある訳ではない、特に歩く理由がある訳ではないと書いているけれど、やはりお遍路をしようという理由が何もない筈がない。
 その理由が何かをはっきり指摘することはできずとも、理由があって歩き始めたことは伝わってくるように思う。

 持ち物や、宿の予約方法、お遍路を始めるに当たって読むと良い本、持参すると良い本等々が書かれているのも楽しい。
 具体的な日誌風の記述ではなく、振り返って総括した、という感じの書かれ方だ。

 文句を言いつつ、なんだかんだ楽しく読んだ。

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2020.06.13

「完全解剖!大ピラミッド七つの謎」を見る

 2020年6月13日(土曜日)NHK-BSプレミアムで20時30分から2時間にわたって放映された「完全解剖!大ピラミッド七つの謎」を見た。

 最近発見された、エジプト最古のパピルスに、クフ王のピラミッド工事を司ったメレルという人物が書いた日誌が含まれており、その解読でピラミッドの様々な謎に答えが出つつある、という趣旨の構成である。
 エジプト考古学者の河江肖剰氏が出演し、(恐らく)監修も務めていたのだと思う。

 私が注意力散漫なためか、このキーとなるパピルスがいつ発見されたのか番組内で聞かなかったような気がして今検索してみたところ、2013年に発見され、2016年からカイロの国立考古学博物館で展示されているそうだ。
 考古学の研究に膨大な時間が必要であることは想像できるのに、「そんなに最近の発見じゃないじゃん」と思ってしまった。

 ただ、この情報を確認して、テレビを見ながら「聞いたことがある知識が多いな」とか「前からそういう風に言われていなかったっけ?」と思ったことに納得した。
 現時点での最新情報が、3年前の最新情報と同じ可能性は十分にある。

 七つの謎が何だったのか、思い出せないところがなかなか情けない。
 ギザのピラミッドは、傾斜路を使って建造したこと、クフ王のピラミッドの建造期間は26〜27年(ほぼ在位期間)であること、建造に携わった人々には結構いい食事が提供されていたこと、クフ王のピラミッドに携わったメレルという中級役人は建造に必要な銅をシナイ半島から輸入する業務を行っていたこと、ピラミッドが今の形で作られるにはクフ王の父王の試行錯誤があったこと、クフ王の父王は太陽神信仰篤くそのため墓所も地下から天空に近いところに移そうとしたこと、ピラミッド建造により国のインフラ整備や国の行政機関の整備が進んだ結果として権力が王から官僚に移ったこと、官僚が権力を持つようになってピラミッドは建造されなくなったがエジプト文明の影響を受けたスーダンなど諸外国でピラミッド型の墓所が作られるに至ったこと、などなど。

 その説明は全く意味が分かりません、というところもありつつ、河合氏以外の出演者のリアクションがわざとらしいようにも見えつつ、「今の最新情報のおさらい」として割とまとまっていたと思う。
 ギザの三大ピラミッドや屈折ミラミッドなどが見事な青空の下で映っていて、私が行ったときにはこんなに鮮やかな青空なんて全く拝めなかったよ、とそこが一番悔しかった。

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