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2021.02.23

「世界はもっと!ほしいモノにあふれてる ~バイヤーが教える極上の旅~」を読む

 2021年2月、少し前に購入した「世界はもっと!ほしいモノにあふれてる ~バイヤーが教える極上の旅~」を読んだ。
 NHK総合で毎週木曜日に22時30分から放映されている世界は欲しいモノにあふれてるの制作班が監修している書籍である。

 ここに書くまでずっと「世界は欲しいモノ”で”あふれてる」だと思っていた。
 この一文字の差は結構大きいと思う。

 番組で拝見した記憶があったのは、ローカルチョコレートを求め歩く木野内さんという方の回で、他の四方は書籍で初めてお目にかかった。

 旅の本というよりは、バイヤーという仕事の本、という感じだ。
 しかし、「**を探し求める旅」というのは究極のテーマ旅でもある。
 ストイック過ぎて、あるいは情熱的過ぎて、とてもとても真似をしようとか参考にしようとか思うことはない。
 その分、自分が決して経験しそうにない旅を追体験できるのは嬉しい。

 バイヤーさんの旅は、「買い付けをする旅」というよりは「人と会う旅」なんだなと改めて思った。

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2021.02.13

「サンティアゴ巡礼の道」を読む

 2021年2月、檀ふみ(女優)、池田宗弘(彫刻家)、五十嵐見鳥(西洋美術史家)の三人が、それぞれの視点からサンティアゴ巡礼の道を語った本である。

 檀ふみは、テレビ番組の企画で「星の巡礼」を書いたパウロ・コエーリョ氏とともに、サンティアゴ・デ・コンポステーラから巡礼の道を逆に辿った際のあれこれをエッセイに綴っている。

 他のお二人の職業からしても分かるとおり、この本の主眼は「歩く」ところにもないし「巡礼路」自体にもない。
 サンティアゴ巡礼の道沿いにある、数々のロマネスク美術・建築の逸品たちを紹介するところにあると思う。
 巡礼の道だから、そこに宗教色が色濃く出るのは当然のことながら、やはり感心の中心は「美術」「造形」というところにあるように読める。
 写真も、道中の景色等々よりは、教会などの建築物に力を入れているように感じられる。

 そうと最初から割り切って読むと、「サンティアゴ巡礼の道」のある一つの楽しみ方、視点の持ち方という意味で参考になり楽しめる本だと思う。
 色々な人が色々な楽しみ方をする。それを受け止めて有り余る大きさが巡礼の道にはある。それでいいじゃないかと思う。

 歩く参考になるかと言われると多分ならないのだけれど、歩いている途中、この本で取り上げられていた教会等々にふと立ち寄ってこの本の写真や記述を思い出せたら、それは豊かな時間になるのじゃないかと思った。

 とりあえず、買ったまま読んでいない「星の巡礼」を読んでみようと思う。

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