「旅の絵本 Ⅱ」を読む
2021年6月、安野光雅さんの「旅の絵本 Ⅱ」を読んだ。
こちらは、イタリアが舞台である。
読んだというか、眺めた。眺めたというより、じーっと見たというのが近いと思う。
表紙をパッと見たときの第一印象は「明るいわ!」だった。
流石、イタリアである。全体として明るい。色のトーンが「旅の絵本」よりも3段階くらい明るい気がする。
イタリア編には、もちろんローマのトレヴィの泉や、フィレンツェのドゥーモや、ヴェネツィアのゴンドラや、花祭りやなどが描かれている。
同時に「キリスト教」がテーマのようで、聖書のエピソードがあちこちに散りばめてあった。
どちらも馴染みが薄くて、なかなか見つけられないのがもどかしい。
しかし、楽しい。
アダムとイブがいたり、三賢人がいたり、マリアが受胎告知されていたり、最後の晩餐をしていたり、十字架にかけられたイエス・キリストがいたりする。
「旅の絵本」に引き続いて絵画も隠されてもいるらしい。残念ながら私にはほとんど分からなかった。
「この人はミレーかな」という画家を見つけたのと、花まつりの中にモナ・リザがいるなぁと思ったくらいだ。
キリスト教をテーマに持ってきたからか、特にこの絵本の前半はお墓やお葬式っぽいシーンが多いように感じられた。
そして、旅人は「旅の絵本」よりもさらにひっそりと存在していて、少しずつ探してしまった。
また、じっくりゆっくり色々な何かを探したいと思う。
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