湯河原旅行記2日目
2021年11月29日(月曜日)
酔っ払っていたためか意外と眠りが浅く、2時半、4時45分と目が覚め、そのまま眠れなくなってしまい、朝から辻村深月著「ハケンアニメ」を2時間かけて読んだ。
我ながら謎の行動である。
そして、夜にお手洗いに起きるときに、部屋の外に行くのは結構面倒かつ寒いということが分かった。
7時に起き出して窓の外を見ると、若干雲が多めではあるけれど晴れていた。
エアコンを24度でかけっぱなしにしておいても、なんとなく寒い。朝は冷えているようだ。
お茶をいれて飲みつつ、昨日行った町立湯河原美術館で購入した絵葉書を書いた。紅葉の絵葉書に「紅葉を見た」と書けるのが嬉しい。
7時半頃、朝風呂に行った。
夜中に男女の入れ替えがあり、朝の女風呂は檜風呂である。
浴槽が二つあってかつ妙な作りになっており、恐らく、元々は二つに分かれていた温泉を繋げて一つにしたのではないかと思う。
内風呂で眺望はないものの、檜の香りがして落ち着く。
朝食を8時ではなく8時半にし、遅めの時間に行けば人が少ないのではないかという作戦が当たり、このときも一人で温泉を満喫することができた。
しかも、掛け流しになっているので、私が湯船に浸かるとその分ざばー〜っとお湯が溢れる。これは嬉しい。
15分くらいでさっと上がり、8時半に昨夜も夕食を食べたピノ・クラーレに朝食を食べに行った。
最初にメロンとマンダリンオレンジのジュースが供され、次にお重が運ばれる。
朝ごはんにもお品書きをいただけるのが嬉しい。
今朝の朝食メニューは以下のとおりである。
季節野菜 鳳凰卵の温玉サラダ
ごはん、魚のあら出汁のお味噌汁、鯵の干物
カステラ風卵焼き イタリア産生ハム添え
富士山サーモン塩麹焼き 帆立のしぐれ煮、えのき、芹
薩摩芋クリームチーズ 地鶏山椒焼き ほうれん草と桜海老のお浸し
十二庵さん寄せ豆腐 和牛しぐれ煮
ごはんのおとも(梅干、塩辛黒造り、釜揚げしらす、ひじき煮、蕪菜漬け、もずく酢)
パンナコッタ(フルーツ添え) コーヒー
「ごはんのおとも」だけでごはんの一杯や2杯はいただけそうである。美味しい。
鯵の干物も大きくてふっくらしていて美味しい。
そうやっていつも食べ過ぎてしまうので、今回は「ごはんはお茶碗いっぱいだけ」と自分に言い聞かせつついただいた。
ゆっくり食休みをしてから、10時過ぎにチェックアウトした。
オーベルジュ湯楽のチェックアウトは11時なので、まだみなさんお部屋や温泉でまったりされているのだと思う。すぐに精算していただけた。
メンバーズカードや次回宿泊時に使える割引券などをいただき、つい「次は母を連れてきます」と宣言してしまった。母と泊まるときには、階段の上り下りはちょっと厳しいので、泊まるお部屋をちゃんと吟味しなくてはと思う。
公園入口のバス停から10時24分発のバスに乗り、奥湯河原入口まで行った。
ここから池峰ハイキングコースの入口はすぐである。10人以上の人がこの停留所で降り、みなさん池峰ハイキングコースを目指したようだ。
みなさん健脚で(単純に私の体力がなさすぎるのかも知れない)、あっという間に周りから人がいなくなり、一人で歩く感じになった。
コースタイム1時間20分、湯河原温泉公式観光サイトのもみじの郷ハイキングコース紹介ページから辿って入手したのルート紹介ではものすごく気軽なコースのように書かれていたのに、これがきつい。
そういえば標高グラフもあって、もみじの郷までは標高差約200mをひたすら上り、その後は標高差300mをひたすら下るというコースである。
エアマックスを履いてはいるものの、ワンピースなどで歩く場所ではなさそうだ。
あっという間に汗だくになり、コートを脱ぎ、カーディガンも脱ぐ。
ひたすら歩くこと40分、ほぼコースタイムどおり、11時20分にもみじの郷に到着した。
持参したペットボトルのお茶を飲み、休憩する。
もみじの郷は、人工的に作った現在育成中のもみじの名所というイメージの場所である。
もう葉を落とした木々もありつつ、まだ真っ赤に紅葉した姿を見せてくれる木々もある。
20分ばかり休憩し、持っていた手ぬぐいを首に巻くヘンテコなスタイルで再び歩き始める。
途中で「池峯」という池を通過する。この池は、「湧水湿地帯」で森林から滲み出る雨水によってできた池だという。
すごく綺麗な池という訳ではないけれど、水があるというのはいいものだ。
もみじの郷から池峯経由、ハイキングコースの終点まではひたすら下り道だ。
汗が引いてくるのが有難い。
ときどき現れる標識を確認しつつ。こちらはコースタイムを若干オーバーして35分かけてハイキングコース終点に到着した。
このハイキングコース終点から公園入口バス停までの道がさらにきつかった。
まず、ハイキングコースではないので、「もみじの郷」の幟は道々に立っているものの標識は僅かしかない。
そして、アスファルトの急坂を下らなければならない。途中には階段もある。
道に迷っているのではないかと心配になり、歩いていた方に「こごめの湯ってこっちですか?」と聞いてしまったくらいだ。「そうだけど、今日はお休みだよ」と教えてくださる。
日帰り温泉施設のこごめの湯は月曜休館で、もし開いているなら絶対に立ち寄りたいところだ。
ハイキングコース終点からバス停まで、20分かかった。後半は、ハイキングコース終点からがむしろ本番である。
公園入口のバス停の目の前にある「小梅堂」に立ち寄り、きび餅を購入する。
小分けになった10個入りと、小分けになっていない16個入りとがあり、お値段は一緒だったような気がする。
1個売りのお菓子もあるそうだけれど、13時前の時点ですでに売り切れてしまっていた。
きび餅の日持ちは4日というお話で、10個入りを購入した。
このきび餅が本当に美味しくて、16個でも全く問題なく食べられたと思う。
公園入口から12時45分発のバスに乗り、湯河原駅に戻った。
湯河原駅前のペシュというフランス洋菓子のお店に行ってみたら、噂どおりキッシュなどが美味しそうだ。スティックチーズケーキなら冷凍で送っていただけるということで、友人に送ってもらうよう手配する。
小梅堂もペシュも、それぞれ可愛い店構えのお店だった。写真を撮り忘れてしまって残念だ。
13時20分発の東海道線で熱海に向かう。
帰りは熱海からサフィールに乗車するため、だったらお昼ごはんも遅めに熱海でいただこうという計画だ。
熱海駅前にあるkichi+で生しらす丼をいただく。
ビールを飲んでいるお嬢さんたちや年配の女性がいらして激しく迷ったけれど、ごはんにビールは変でしょう、という方が勝り、ビールは自粛である。
生しらすが本当に美味しかった。
ビールは飲まなかったものの、やはりもみじの郷ハイキングコースの疲れが激しい。
カフェを探すのも面倒になって、駅に直結したラスカ熱海に入っていたベックスコーヒーショップでコーヒーを飲みつつ旅メモを書く。
同じフロアに何店もお土産物屋さんが入っていてかなりそそられるものの、荷物をこれ以上重くしたくないというのもある。
散々迷って、寿太郎みかんジャムだけ購入した。
さて、後は帰るだけである。
15時31分発のサフィール踊り子に乗車する。
贅沢設計の車内が嬉しい。リクライニングもフットレストも存分に活用する。
熱海から小田原辺りまでは、右側の車窓から海が見えることが分かっていたので、右側が2席、左側が1席という配列だったけれど、右側かつ窓側の席を予約している。
海を満喫し、その後は爆睡し、サフィール踊り子を堪能して湯河原旅行を締めくくった。
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