「ぼっち旅~人見知りマンガ家のときめき絶景スケッチ~ 」を読む
2022年9月、鳶田ハジメ著「ぼっち旅~人見知りマンガ家のときめき絶景スケッチ~ 」を読んだ。
一言でまとめると、一人旅の旅行記コミックである。
行き先は、西表島、東尋坊、伊豆大島、網走と、謎と言えば謎、分かりやすいといえば分かりやすいラインアップだ。
要するに、行きたいところに行ったんだな、だから楽しそうだし興味津々なんだな、と思う。
ただ、タイトルは若干の偽りありで、「ぼっち旅」というほどの孤独感はない。
西表島では同宿の一人旅女性と馴染んでいたし、北海道は先輩漫画家との「現地集合現地解散」と言いつつ羽田から同じ便、でも宿は違つ、という旅程である。
あと「ときめき」もないような気がする。
絶景に対してときめいているのかも知れないし、登場するご本人のテンションがアップしたりエネルギーが満タンになったりしているように見受けられるけれど、「ときめいて」はいないような気がする。
従って、このコミックの白眉は「絶景スケッチ」で決まりである。
精緻な描写!
できればもっと大きな版で見たかった! と熱望したい精緻さ。
背景はとにかく劇画で、細かく黒く熱い。
そして、オマケページも楽しい。
楽しいので、もっと大きな絵と文字で読ませてください! と思う。
好みで言うと、最後のご自身のことを描いた章はない方が良かったかなと思う。
単純に、ただの(という言い方も語弊があるかもしれませんが)旅行記で終わって欲しかった。
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