有馬温泉旅行記2日目その1
2023年11月1日(水曜日)
特に目覚ましもかけていなかったけれど、6時少し前に目が覚めた。
外は雲一つないいいお天気である。
ささっと支度をして、朝風呂に温泉大浴場に行く。
やっぱり、「銀湯」の表示がある内湯も、茶色がかった「金湯」のように見える。謎だ。
若干寝不足だったのか、6時半くらいにお部屋に戻り、7時過ぎまで二度寝してしまった。
7時半前に起き、浴衣から服に着替えて朝食に行った。
7時開始の朝食は開始直後が一番混むらしい。タイミングよく窓際の先に案内してもらい、ビュフェのテーブルも待つことなく巡ることができた。
旅先では選べるならほぼ洋朝食にするけれど、今回は鮪丼の誘惑に勝てず、和食メニューにした。
それなのに、フレンチトーストの誘惑にも勝てず、2巡目でフレンチトースト、コーヒー、フルーツをいただいてしまう。
毎回のことながら食べ過ぎである。
鮪丼とフレンチトーストはもちろん、ザクロ酢もだし巻き卵も蒸し野菜も美味しかった。
朝食後、ホテルのショップに立ち寄りお土産を色々と買い込む。
このとき購入した佃煮元祖 川上商店実山椒が本当に美味しくて、後日、友人への贈り物にもしたくらいだ。我ながら素晴らしい選択だった。
お部屋で一休みして荷造りし、お部屋にあった粉末茶でペットボトルにお茶を作り、9時過ぎにチェックアウトして荷物を預かってもらった。
ついでにお聞きすると、六甲有馬ロープウエーの有馬温泉駅まで徒歩7〜8分だという。地図を見て付けていた見当よりも意外と近いらしい。
昨日は車で連れてきてもらって気がつかなかったホテル入口のもみじの木に「おぉ! 紅葉はこれで十分じゃん!」などと言い合いながら、歩き始める。
実際、10分くらいでロープウエー駅に到着し、「あと2分ありますから大丈夫です」と言われながらチケットを購入して、ちょうど出発を待っていたロープウエーに乗ることができた。
ロープウエーは20分ごとに出発するとはいえ、このタイミングの良さは有り難い。
スタッフの方が2名乗り込み、出発である。案内は録音ではなく、乗り込んだスタッフの方がお話してくれるらしい。贅沢だ。
ロープウエーには10人前後が乗っていたと思う。
紅葉には早かったものの、お陰で混雑とは無縁で、ゆっくり楽しめる。
いいお天気で、途中、ビル40階分の高さだという谷を見下ろしたりしつつ、12分の空の旅を楽しんだ。
六甲山に来てどうするか、母に聞いてみたら「牧場は前に行ったことがある」と言う。「行ったことがある」といっても、50年くらい前の話の筈で、その頃とは様変わりしているのではないかと思いつつ、そういうことであれば「行ったことがない」ところが良かろうと、バスで六甲高山植物園に向かった。
バス停二つ目か三つ目くらいですぐ到着する。10時の開園を待ってチケットを購入し、入場した。
私たちが入ったのが東入口で、11時から西入口出発でガイドツアーがあるとお勧めいただく。まずはゆっくり歩いて西入口に向かうことにした。
また、園内では現代アート展(正式な名称を忘れてしまった)が開催されているそうで、そちらも園内マップで「こことここに作品があります」という感じで教えていただいた。
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