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2024.03.17

伊東温泉旅行記1日目その2

2024年3月1日(金曜日)

貸切風呂 貸切風呂の予約は、チェックインして直行しなければ間に合わないくらいの時間である。「着替えるのが面倒だから行かない」という母を部屋に置き去りにして、御影石を使った貸切風呂に行った。
 洗い場は一つで、窓を全開にすれば露天風呂のように楽しめる。
 ちょうど窓の外の河津桜が満開になっていて、お湯に映って綺麗だ。
 お湯は湯口からというよりも、湯船の底から投入されていたと思う。無色透明ほぼ無臭の温泉で、このときは何かの加減でかなり湯温が低めだったけれど、それでも上がった後はぽかぽかしていた。
 自家源泉掛け流しの温泉は贅沢だ。

 部屋に戻ると母がお部屋にあったほうじ茶を入れて寛いでいた。私もローズヒップティを入れていただく。
 温泉から上がって、18時から夕食である。
 準備ができるとお部屋に電話でお知らせがある。
 行ってみると、この日の宿泊客は我々を含めて5組だった。ヴィラが二棟あってそちらに2組、本館にあと2組という感じだったらしい。

 お酒を飲む気満々で、最初は食前酒っぽくやまももスパークリングをお願いした。
 ソフトドリンクのメニューにやまももジュースがあったから、そちらをスパークリングワインで割ってあったと思う。
 甘めでありつつすっきり飲みやすい。
 母は珍しくビールではなく白ワインを頼んでいた。

 前菜として、まず、サザエのガーリックバター焼きとシュー生地の**が供された。メニューはなく、サーブのときに説明いただいたけれど、全く覚えられなかったところが情けない。
 子供の頃は毎年夏になると、伯父が勤めていた会社が館山に持っていた寮に泊まり、海水浴に行っていた。その寮では夕食に必ずサザエが供されて、身を取り出すのに四苦八苦していたねー、などと母と話す。懐かしい。
 そして、こちらは食べやすい大きさに切ってあって、ガーリックバターとサザエの相性が抜群だった。

やまももスパークリングサザエのガーリックバター焼き

 スープはオマール海老のビスクだった。
 「オマール海老のビスク」と聞くとトマトベースをイメージするのだけれど、こちらはトマトではなくキノコのお出汁を相棒にしていた。
 温泉卵が入っていて、黄身を崩しながらいただく。濃厚だ。
 パンも温かく、もちっとしていて美味しい。

オマール海老のビスク

 ここでロゼワインをグラスでお願いした。
 金目鯛のウロコ焼きは、その名のとおり、ウロコがパリパリに焼かれて立っている。皮はサクサクと香ばしく、身はほろっと柔らかい。
 このソースはキャベツのソースと教えていただいたような気がするけれども定かでない。我ながら立派な記憶力である。

金目鯛のウロコ焼き

 メインディッシュはブイヤベースである。こちらをいただきたくてこのお宿に泊まったと言っても過言ではない。
 カセットコンロが置かれ、お鍋ごとブイヤベースがやってくる。
 かなり濃厚なお味で、オマール海老の他、アサリや白身のお魚もたっぷり入っている。
 美味しい。
 オプションでリゾットにすることもでき、全てのテーブルでオーダーしていたと思う。
 こちらも魚介の出汁をしっかり吸い込んだ美味しいリゾットだった。

ブイヤベースリゾット

 デザートはイチゴとマスカルポーネチーズ、白ワインのジュレにいよかんピールが美しく盛られ、そこにいよかんのジュースを炭酸で泡にしたもの(多分名前があると思うけど知らない)で、飲み物はコーヒー・紅茶・ハーブティからコーヒーをお願いした。
 いよかんピールは庭でなっているいよかんから作った自家製だそうだ。
 さっぱりと美味しいデザートで、コーヒーも美味しかった。

デザートコーヒー

 2時間かけてゆっくり美味しいディナーをいただいた。大満足である。
 明日の予定など考えつつ、お部屋で休憩する。お天気は良さそうだけれど、ぽかぽか陽気だったこの日よりも5度くらいは最高気温が下がる予報だ。

貸切の岩風呂 予約時間になったので、パジャマっぽい部屋着に着替え、温泉に行った。
 今度は岩風呂の湯である。洗い場が一つなのも一緒、湯船の広さもほぼ同じだ。母と「二人で浸かってちょうどいいサイズだね」と言い合う。
 窓の外に見える河津桜は、こちらからの方がよりたくさん見ることができる。
 昼間よりも湯温が上がっていて、窓を開けると結構な冷え込みだったから有り難い。全開になっていた窓を細めに開けるくらいに閉じて、ゆっくり温まった。

露天風呂 露天風呂は本当に浸かるだけで洗い場がないので、内湯に入ってすぐに行くのがいいなと思い、内湯は21時から、露天風呂は22時から予約していた。
 母に確認したらやっぱり行かないと言うので、一人で向かう。
 玄関を出ると沈丁花の香りを濃く感じた。夜の方が香りが強く感じる。

 行ってみたらかなり暗くて、私でも湯船に入るときには恐る恐るという感じになったので、母が夜に行くのはちょっと難しかったかなと思う。
 露天風呂の周りには季節のお花も植えられているそうなので、明るいうちに行くのが楽しそうだ。
 露天風呂は内湯よりも湯船が大きい。こちらも内湯と同じくらいの湯温になっていて、冷たい風が気持ち良く、のんびり楽しんだ。

 部屋に戻ると母はもはや寝る態勢に入っている。
 23時前に就寝した。

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