« 伊東温泉旅行記の入口を作る | トップページ | 「日本全国オトナのごほうびビジホ旅」を読む »

2024.04.21

オマーン旅行記4日目その2

2023年12月31日(日曜日)

キャニオニング ワディ・バニ・ハリッドで小さな滝までキャニオニングし、14時過ぎにガイドさんが持って行ってくれたサンドイッチとジュースのお昼をいただいた。
 さすがに峡谷だけあって、もう日が陰ってきている。水から上がってラッシュガードも濡れているとかなり寒い。
 「寒い寒い」と言いながら、14時半前に帰途についた。

 来るときに水の中を歩いたり泳いだりしたところは、当然、帰り道でも水に入らなければならない。
 繰り返し書くと、寒い。
 水に入りたくないし、水から上がりたくない。日向を歩いているときは、太陽の光って何て有り難いんでしょう、と思う。

キャニオニング 最初は先頭を歩いていたけれど、途中途中で写真を撮っていたらあっという間に最後尾になった。
 それでも、はしゃいで遊び回った割りに体力は残っていたと思う。付いて行くのが辛いというほどではない。
 結構、のんびり楽しく歩けたと思う。
 出発して1時間弱、村の入口に戻って来たときにはほっとした。

 1時間弱歩いたけれど、途中で水に入る箇所がいくつかあったこともあり、「歩いているうちにラッシュガードは乾いて着替えなくても大丈夫」という感じではない。
 途中で、長袖のラッシュガードを脱いで、半袖になった。この方が、腕が濡れていない分、若干、寒さがマシだったような気がする。

 ツアーバスに戻り、運転手さんやガイドさん、添乗員さんを追い出す。バスが臨時更衣室に早変わりである。
 着替えは手持ちのバッグに入れたのは正解、履き替える靴を用意していなかったのは失敗だった。濡れたウォーターシューズが気持ち悪い。そして、若干サイズが合っていなかったようで痛い。
 ただ、サンダルを履いていた方によると、小石が入ってきて水の中を歩いているときに痛かったそうなので、サンダルか靴かでいうと、靴の方が適していたようだ。

 寒そうにしていたからか、いつものおもてなしか、運転手さんが、朝ガイドさんのお宅で用意してくれたポットでコーヒーを入れてくれた。
 温かい飲み物が美味しい。
 このポットがデザインもちょっとアラブ風で可愛く、「このポット優秀!」「5〜6時間は経っているのにこんなに温かい!」と絶賛されていた。

 そこからは、本日の宿泊地であるスールまでひたすらドライブである。
 ほぼほぼ寝ていたけれど、たまに目が覚めて周りを見ると、砂漠っぽくない景色が広がっている。

車窓車窓

 17時半くらいに、スールの街から少し外れたところにある、アル アイジャ プラザ ホテルに到着した。
 カードキーが配られ、19時にレストランで夕食と案内があって、いったん解散する。
 指定された部屋でドアを開けようとしても、カードキーが反応しない。ちょうどそこにいたポーターさんに訴えると「壊れてるから後で代わりのキーを持ってくる」と言われ、マスターキーでドアを開けてくれた。

ホテルの部屋 ずっと干潟沿いの道を走ってきていたので、もしかして、と思いバルコニーに出てみたら、運良く海に向いたお部屋で、夕焼けが始まるところだった。
 暗くなるまで、「2023年最後の夕日」を鑑賞する。

 アル アイジャ プラザ ホテルでは、バスタオルだけでなく浴用タオルサイズのタオルも用意されていたのが嬉しかった。ドライヤーとポットもある。
 もっとも、部屋に備え付けのドライヤーを使おうとした方によると、スイッチを入れてすぐ熱くなって、とても使い続けられなかったらしい。
 部屋もかなり広い。
 何故かカードキーの代わりに普通の鍵を渡されたのが謎だったけれど、とにかく鍵の開け閉めができれば問題ない。

 夕食前にシャワーを浴び、洗濯する。
 シャワーを浴びようとしたら、膝の周辺を中心にいくつも赤くあざができていた。
 キャニオニングの際、膝をついて歩いたりぶつけたりしていたけれど、痛みもなかったし、こんなに凄いことになっているとは思わなかった。
 添乗員さんの話によると、今日よりも明日の方が道が整っていて楽に歩けるという話だったので、これ以上のあざはできないだろう、と思いたい。

夕食 特にレストランに飾り付けがあった訳ではないけれど、「ガラ・ディナー」っぽく魚介がたくさん用意されているビュフェで味付けも美味しい。
 蟹や海老、貝や白身のお魚などのグリルが豊富に用意されている。
 「日本はもう2024年になりましたね〜」などと言い合いつつ、この後バスに乗るんだよなぁと思いつつたくさんいただいてしまう。
 スイカジュースを頼んだら「砂糖入れる?」と聞かれたのが謎だったけれど「もちろんなしで!」と頼む。さっぱりと甘く美味しかった。

ウミガメセンター 20時にホテルを出発し、45分くらいでウミガメの保護区(多分、Ras Al Jinz turtle Reserve)に到着した。
 添乗員さんが手続きをしてくれる。どうやら到着順に受け付け、20人くらいのグループになって順次バスで出発し、ウミガメに会いに行くらしい。
 その順番待ちが結構長くて、1時間以上待ったと思う。
 特にやることもなく、少しある展示を眺めたり、スーベニアショップを覗いたりした他は、ベンチに座ってぼーっとしていた。

 22時過ぎに本日最後のグループの一員として出発した。マイクロバスで数分、海岸に着いたら、赤いライトを持ったスタッフの方に付いて歩いて行く。
 それほど寒くはなかったけれど、持っていたウルトラライトダウンジャケットを羽織る。
 砂浜はとても歩きにくい。
 あちこちに赤だったり青だったりの懐中電灯が光っている。

月の道 ちょうど、1頭(と数えるんだろうか)のウミガメが産卵をしているところだった。
 ピンポン球より少し大きいくらいの、白い(だろう)光ったタマゴが見える。
 スタッフの方に「彼女が気が散るから、彼女の前方にはいないように」という注意がある。なるほど、繊細だ。
 5分くらい観察したところで、スタッフから「彼女の産卵は終了だよ」と声がかかった。一体どれくらいの時間、そこで産卵に挑んでいたのだろうと思う。

 そのまま、海岸を歩いてより海に近いところまで移動する。
 満月から少し欠けたくらいの月が出ていて、月の道が光っている。

海に帰るウミガメ スタッフが赤い懐中電灯を向けると、そこには海に帰ろうとしているウミガメがいた。
 ゆっくりゆっくり歩いて行く。
 波打ち際に達すると、波が寄せてきて水を被っている。
 少し後退を余儀なくされているようにも見える。
 それでも少しずつ少しずつ進んで行き、彼女が海に入った辺りで、我々も戻ろう、と促された。

 オマーンはウミガメの産卵地として有名だそうで、世界に存在する7種のウミガメのうち4種が産卵にやってくるそうだ。
 今回見学したアル・ジンのウミガメ保護区では、アオウミガメを観察することができる。
 1年を通じて観察が可能とはいってもオンシーズンは夏だそうで、今回は産卵の様子と海に帰る様子と、両方が見られてラッキーだった。
 もの凄く情緒に欠けると自認している私でも、何だか神聖なものを見た、という感じがした。

 23時半過ぎにホテルに戻ってきた。
 明日のモーニングコールは6時半だ。すぐにも眠り込みたいところだけれど、何だかもの凄く日焼けしたような感覚があり、寝る前になんとかシートマスクを使い、家にメールを入れる。
 このホテルにもwi-fiがあり、問題なく使える。wi-fiを借りてくる必要はなかったかなぁと思う。
 0時過ぎに就寝した。

 12月31日(日本時間)の歩数:1896歩(キャニオニングの際は万歩計を持ち歩いていない)

 オマーン旅行記4日目その1 <-  -> オマーン旅行記5日目その1

|

« 伊東温泉旅行記の入口を作る | トップページ | 「日本全国オトナのごほうびビジホ旅」を読む »

旅行・地域」カテゴリの記事

*202312オマーンの始末」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 伊東温泉旅行記の入口を作る | トップページ | 「日本全国オトナのごほうびビジホ旅」を読む »