昨日、新大久保の伝統韓国料理 伝統茶 韓サランで行われた、2006年のGWに行った熊野古道旅行のミニ同窓会その2に行って来た。
女性3人のミニ同窓会である。
私以外のお二人は、歌舞伎座の昼公演を一幕見して、シフォンケーキでお茶してからの参戦だったそうだ。私は、パルコ劇場でお芝居を見てから直行した。
そういうわけで、このメンバーが揃うのは3回目なのだけれど、概ね、旅行の話よりもお芝居の話がメインになってくる。
お昼に見たそれぞれのお芝居の話、狂言界の話、テレビでやっていたという紀伊國屋ホールがあめくみちこさんの「ほっとする場所」だという話、熱海のMOA美術館で行われた能(野外でかがり火をたいて行うらしい)の話、勘三郎の娘役が本当に可愛らしいという話などなど、日本伝統芸能に疎い私は聞いていてとても楽しい。
お一人がこの夏に東北旅行をされていて、その写真を持ってきてくださっていた。4泊5日で東北一周という感じの旅行だ。毛越寺(これで「もうつうじ」と読むそうだ)の宿院をお勧めしていただいた。中尊寺から3kmのところにあるそうだ。国内旅行行きたい場所に追加しておこうと思う。
朝5時に起きて蓮の花を見に中尊寺に行き、7時からのお勤めに間に合うように全力疾走で戻って汗だくで住職のお話をお聞きした話から、時刻表で**駅でバスを乗り換えると書いてあったのでそこでバスを降りて待っていたら、そこまで乗ってきたバスがこの駅で行き先を変えて乗り換えるのだと思っていたバスに変身していたなどの東北地方の公共交通機関がヤクザな話まで、場数が違うという感じである。
香港でタクシーに乗っていたらメーターがもの凄い勢いで上がっていって、後部座席で「おかしいよね」と言い合っていてもドライバーは知らない振り、助手席にいた関西出身のお姉さんが「これ、高いんちゃう」と凄んだらメーターは上がらなくなったけど、途中で降ろされてしまった話、それは実は香港のタクシーの中にはペダルを踏むとメーターが上がるようになっている車もあるという話、中華料理レストランで日本語メニューと広東語メニューでは同じものでも値段が違っている話、などなど、やっぱり場数が違うという感じである。
お土産もたくさんいただいてしまった。いつもいただくばかりで申し訳ないことである。
それにしても、お二人とも、相変わらず多趣味で多芸だ。食べることが好きなだけとおっしゃるが、お二人ともお料理の腕も相当なものと見た。
私ができるのは「**ができない話」ばかりなのが情けない。日頃の自分の怠惰な生活振りを思い返してしみじみと反省してしまった。
でも、とても楽しかった。