「昨日も世界のどこかでひとりっぷ3 弾丸無茶旅編」を読む
2020年11月、久しぶりに「昨日も世界のどこかでひとりっぷ3 弾丸無茶旅編」を再読した。
シリーズの3冊目である。
タイトルのとおり、週末プラス1日か2日で、台湾や香港はもとより、ラスベガスやロンドンまで「無茶旅に行ってきた」の報告がずらりと並んでいる。
流石に、アフリカ大陸や中南米は含まれていない。
旅先では「泊まって食べて買って」というのが著者である「ひとりっP」のスタイルで、観光やいわゆる「体験」ものの割合は非常に低い。
著者にとって「女子ひとり旅」のメインはホテルと食事と買い物なんだなと思う。
そこにポイントを絞れば、「土日プラス2日、現地73時間滞在」の弾丸ニュージーランド旅も可能だし、オークランドからウエリントンまで11時間かけて走るノーザン・エクスプローラー号(電車)に乗るなんてこともできちゃうんだなと納得する。
旅の服装や持ち物を細かく紹介し、モノによっては熱くお勧めを語っているのは過去2冊と共通である。
これまた「私には必要ない」「これは便利かも」と読む側で取捨選択することを前提にすれば、参考になることこの上ない。
この通りの旅をしてみようというのは危険だと思うけれど、こんな旅を組み立ててみようという気持ちを起こさせてくれるシリーズだと思う。