2023.02.27

山中温泉旅行記の入口を作る

宿 ここは、2023年1月初旬に母と山中温泉に行った旅行記の入口である。

 母の「蟹を食べたい!」リクエストに応えるべく、日本海側に行って来た。
 1日目は山中温泉の「吉祥やまなか」に直行して宿を満喫し、2日目は金沢に立ち寄って金沢21世紀美術館を訪れた。
 実は母は「雪の兼六園」も楽しみにしていたらしいのだけれど、山中温泉も含めて雪はほとんど見ることがなかった。

 以下の日程をクリックすると、旅行記に飛べるようになっている。

 2023年1月6日(金曜日)

 2023年1月7日(土曜日)

 

 持ち物リスト(山中温泉編)

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2023.02.26

山中温泉旅行記2日目

2023年1月7日(土曜日)

 貸切風呂を朝7時で予約していたので、6時半に起床した。
 昨夜あれだけ食べてあとは寝ただけなのにうっすらお腹が空いているのが謎である。お部屋に用意されていた栗ようかんをまだ食べていなかったので、緑茶を入れていただいた。血糖値も上がったところで、温泉である。

貸切温泉 吉祥やまなか には貸切風呂が三つあり、宿泊すると1回50分を無料で使うことができる。
 我々が選んだのは「一笑」と名付けられた、檜の露天風呂である。洗い場も一つちゃんと付いていて、タオル類やアメニティも用意されていて有り難い。
 眺望はなくともやはり露天は気持ちいいし、寒い時期は長湯をし放題である。ゆっくり温まった。

 大浴場は23時に男女が入れ替わり、今朝はもう一つの大浴場に入ることができる。
 時間と気持ちと体力が叶えば貸切風呂の前後にちょっとだけでも行こうかと思っていただけれど、こちらの貸切のお湯がかなり温まったし、脱衣場等も快適だったので満足してしまった。
 昨日の大浴場とはかなり趣が違うようだったので、ちょっと残念である。

 8時半に予約していたけれど、温泉に入ったら栗ようかんもどこかに行ってしまいお腹が空いたので、少し早めに朝食をいただきに行った。
 昨日パンケーキをいただいたレストランの「TEPPAN ブレックファスト」と名付けられた洋朝食を予約している。
 今回、ちょっといいお部屋を予約したのは、こちらの朝食を食べてみたかったからというのが一番大きな理由だ。

ジュースとサラダパンとスープ ジュースは、野菜ジュース、トマトジュース、オレンジジュース、牛乳から選ぶことができ、母は牛乳、私は野菜ジュースを選んだ。
 金時草ドレッシングがかかった野菜サラダは量も十分だし、瑞々しくて美味しい。
 ミルクパンと一緒に供された生姜ともずくのスープで身体も温まった。

フレンチトースト-2オムレツ 鉄板焼きたる所以はこの後である。
 まずはオムレツだ。
 「チーズオムレツ」だったので中にチーズを巻き込むのかと思っていたら、ピカピカに磨き上げられた鉄板でオムレツが焼かれ、その上からたっぷりとチーズが削られた。
 朝から贅沢である。

 さらに、鉄板で焼かれたフレンチトーストも供される。
 粉糖をたっぷりまとわされたフレンチトーストに別添えで出されたはちみつとクリームを載せていただく。
 ほとんどプリンのようなフレンチトーストで、用意してくださったシェフの方に(昨日、パンケーキを焼いてくださった方とは別の方だった)「こんなに美味しく役には何か特別な工夫があるんですよね?」とお聞きしたところ、「卵液に牛乳を加える」「一晩くらいじっくり漬ける」「焼くときは蓋をする」と教えてくださった。
 うーん、やっているんだけどなぁ。
 ついうっかり口に出してしまったら、コーヒーを持ってきてくださった方に笑われてしまった。

 ゆっくりいただいていたら我々が最後になったらしく、フルーツをいただいていると、シェフの方はすぐさま鉄板の手入れに入っていた。
 「やっぱりすぐお掃除しないとこんなにピカピカには保てないですよね」「ずっとピカピカだったらこの鉄板が欲しい」と勝手なことを言っていたら、「私だって仕事じゃなかったらやらないですよ」と苦笑されていた。
 納得である。
 今日はこの後、金沢21世紀美術館に行くと言ったら、周辺の見どころや歩き方を教えてくださった。ひがし茶屋街が有名だけど、主計茶屋街がお勧めというお話だった。

ホテル入口 先にチェックアウトの手続きをすませ、9時過ぎにお部屋に戻った。
 お部屋にあった加賀棒茶を作って水筒に入れる。
 「もう入らないよ。でもちょっと気になる。」とお部屋に用意されたコーヒー豆の缶を開けたらあまりにも香りが良かったので、1回分の豆をいただく。アンケートを書き、荷造りをして、9時55分発の駅までの送迎バスに乗るべく、5分前にロビーに降りた。

 通常はかがり吉祥亭にも立ち寄る宿の送迎バスが、この日は利用者が多かったためか加賀温泉駅に直行してくれた。
 おかげで、10時34分発の特急サンダーバードに乗るつもりだったけれど、1本前の22分発特急しらさぎに乗ることができた。
 昨日、指定席ではなく自由席特急券を購入したのは正しかった! と思う。
 自由席は結構混雑していたけれど、通路を挟んで近い席に母と座ることができた。仮に立ったままだとしても金沢駅まで20分くらいだし、途中の小松駅(空港最寄り駅)で降りる人もいたので、何とかなるのではないかと思う。

 理由は忘れたけれど特急が少し遅れ、10時50分に金沢駅に到着した。
 3連休の初日のためかコインロッカーが結構埋まっていて少し探したけれど無事に預けることができ、11時10分のバスで金沢21世紀美術館に向かった。

金沢21世紀美術館金沢21世紀美術館

 特別展の予約は12:00-12:30で取っていてまだ時間に余裕があったので、先に「交流ゾーン」と呼ばれている建物外のエリアから見学を始めた。
 芝生が植えてあり、作品が点在している。
 入場券がなくても入れるため、地元の方とおぼしき家族連れも結構いて、子供達が元気に走り回っている。
 正直なところよく分からない訳だけれども、結構、楽しい。

レアンドロのプールレアンドロのプール 建物の中に入り、レアンドロのプールを見学する。
 レアンドロのプールは、特別展や常設展などのチケットを持っていれば見学することができる。
 今は、新型コロナウイルス感染症対策のため、水の中というか地下に入るには時間制限と人数制限があって事前予約が必要である。流石にそちらの予約は取れなかった。
 当日券もあるようだけれど、お昼前に到着するのではとても確保はできなさそうである。

 係員の方がおっしゃるには、事前予約をしても1回(なのか一組なのか)5分という時間制限があり、みなさんその5分で「映える」写真を撮るため、あまり上を見てくれる人はいないらしい。
 このときは、何組かの方と目が合って、手を振ることができた。
 それだけのことが異様に楽しい。

 レアンドロのプールの水は、概ね推進15cmくらいだと思う。
 ガラスなのか強化プラスチックなのか透明な床というか板があって、下から見ればそれが天井、上から見ればそれが底である。
 多分、その透明な板が青く着色されているのだと思う。
 その上に実際に水が張られていることで、水の揺らぎを実装している。
 思いついた人(多分、レアンドロさん)偉いよなぁ、何だかバワのインフィニティ・プールみたいだなと思った。

「時を超えるイヴ・クラインの想像力―不確かさと非物質的なるもの」「時を超えるイヴ・クラインの想像力―不確かさと非物質的なるもの」 そうこうしているうちに予約時間となり、特別展時を超えるイヴ・クラインの想像力―不確かさと非物質的なるものに入場した。
 一部を除いて写真撮影が許されており、何枚か写真を撮った。
 うーん。
 母と二人、けっこう丁寧に見たつもりだけれど、見終わったときの感想は二人とも同じで「何だかよく分からなかったね」「疲れたね」というものだった。
 本当に申し訳ない。

「時を超えるイヴ・クラインの想像力―不確かさと非物質的なるもの」 美術館のチケット売り場は結構な行列になっていて、この美術展を見たいという人が当日券を求めて行列になっているのは、それだけ「現代アート」が身近で気軽なものになっているということだろう。
 金沢市民って凄いし、金沢21世紀美術館って凄いよと思った。
 変な言い方かも知れないけれど、現代アートに親しむにはそれなりの「素養」と「慣れ」が必要な気がする。
 母と私は、このどちらもが欠けていて、ついつい緊張して見てしまい、それで疲れたのだと思う。

 金沢21世紀美術館のミュージアムショップは意外とこじんまりしていて、美術館の外観写真の絵はがきはあっても、開催中の特別展の作品絵はがきなどはなかったように思う。
 金沢金魚と名付けられた香皿とお香のセットを購入した。

 朝食をいただいたときは「これならお昼ごはんも食べられるかも!」と思ったけれど、もう13時を過ぎているのにお腹が空いていない。
 どうしようかととりあえず香林坊方面に歩き出す。
 途中、金沢能楽美術館に併設された金沢・クラフト広坂に立ち寄って、水引や手まりなどの伝統工芸を活かしたアクセサリなどなどを見たりした。
 旅先で気になるものがあったとき、スパッと買うのが母で、迷った挙げ句に買わないのが私である。

抹茶クリームぜんざい お腹にお昼ごはんが入る余地はないけれどお茶くらいは行けそうだよねと、道筋にある甘味処 漆の実に立ち寄った。
 漆器の「能作」のビルの4階にある和風喫茶である。能作の漆器でお茶をいただくことができる。
 私は抹茶クリームぜんざいを、母は和菓子とお抹茶のセットをいただいた。
 お抹茶のセットに付いてくる和菓子は、ひがし茶屋街で予約販売のみ行っている「吉はし菓子店」の上生菓子だという。母が絶賛していた。
 もちろん、抹茶クリームぜんざいも美味しい。

 お店の方にお聞きしたところ、母が見たがっていた「雪景色の兼六園」が出現するのは1月末から2月にかけてのことらしい。
 年々、降雪が少なくなっていて、年内(12月まで)に雪が降ることはあっても、概ね溶けてしまい、あっという間に「雪景色」は消えてしまうそうだ。
 「それなら雪吊りは必要ないのでは・・・。」と思わず言ったら、「でも観光名所ですからね〜」と笑っていらした。おっしゃるとおりである。

 ゆっくり休憩させていただき、1階の店舗で漆塗りのスプーンを購入してお店の外に出たらいきなり寒くなっていた。まだ14時過ぎで夕方という時間ではないのに驚きである。
 冷たい風が吹き、香林坊のバス停に到着した頃には雨も降り出した。いきなりの天候変化である。
 「弁当忘れても傘忘れるな」の面目躍如(?)だ。

 近江町市場にも立ち寄ろうかと思っていたけれど、雨が降ってきたとなれば話は別である。
 真っ直ぐ金沢駅に戻り、丸八製茶場の加賀棒茶や、野村右園堂の九谷焼のごはん茶碗や、父に福光屋の「加賀鳶百万石乃白」という日本酒や、その他にもお土産を色々と購入し、「何だかちょっと疲れたね。」とぶどうの森というカフェで自家製(だったと思う)のレモンスカッシュを飲んで一休みする。
 最後に、新幹線車内でいただく夕食を購入して新幹線ホームに上がった。
 帰りは、金沢駅16時48分発のかがやき512号に乗る。

牛しぐれの笹寿司炙り鰤の笹寿司 散々迷い、夕食に芝寿しの「金沢笹寿しプレミアム」を購入している。
 「何で?」と聞くと、大概「食べやすいから」という返事があるのだけれど、母は旅先の車内で食べるごはんとしてかなりの高確率で笹寿司を選ぶ。確かに食べやすいけれど、要するに大好きなのだと思う。
 この「金沢笹寿しプレミアム」は、国産真鯛、炙り鰤、国産穴子、能登牛しぐれ、天然紅鮭の5種類が入り、その名に恥じないプレミアムっぷりで美味しかった。

 2日間の美味しいもの食べまくりの温泉旅行から、無事、帰宅した。
 帰宅してすぐ、もちろん加賀棒茶をいただいた。

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2023.02.25

プロフィール写真を変える(山中温泉)

 2023年1月6日から1泊2日で母と石川県の山中温泉に行って来た。
 1日目は宿(吉祥やまなか)に直行して宿の様々なサービスを堪能し、2日目は金沢21世紀美術館に行って来た。
 のんびりしたのかできたのか、忙しく歩き回ったのか、我ながらよく分からない旅だった。

 しかし、母の「蟹を食べたい!」というリクエストに応えられて良かったと思う。

 プロフィール写真は、金沢21世紀美術館の帰りに立ち寄った喫茶で母がオーダーした抹茶セットの上生菓子である。
 私は抹茶クリームぜんざいをいただいて、そちらも美味しかったから、次の機会には抹茶セットをオーダーしてこちらのお菓子もいただいてみたいと思っている。

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2023.02.05

山中温泉旅行記1日目

2023年1月6日(金曜日)

 2023年最初の旅行は、母との山中温泉行きである。
 昨年の年始に行く計画を立てていて、新型コロナウイルス感染症の流行が拡大しつつあって旅行を取り止めたため(申し込んでいたプラン自体が中止になってしまった記憶である)、リベンジというつもりもあって同じ行き先を選んだ。
 母からずっと「蟹が食べたい」と言われていたということもある。

北陸新幹線かがやき 1日目は、新幹線で金沢まで行き、お昼ごはんを食べてから宿に向かう。二人分の荷物をミラコロに詰めて出発である。
 10時前に上野駅を出る北陸新幹線「かがやき」に乗車した。
 これまで新幹線乗車駅までSUICAで行き、切符で新幹線の改札を通る際の精算が若干面倒だったので、えきねっとで初めて購入した新幹線eチケットは精算の手間が要らずに便利である。

 平日だし、全国旅行割が再開される直前ということもあってか、車内はガラガラだった。
 「おしゃべりは控えめに」というアナウンスが繰り返され、車内はシンとしている。
 母に「すぐ寝るわね」と毎回呆れられるけれど、眠いものは眠い。そして寝るための環境が整いまくっている。長野辺りまでまたも爆睡した。

 母は「景色が見たい」という気持ちもあるらしく、また、天気予報がずっとお天気が崩れると言っていたこともあって、景色というよりは天候を気にしてずっと車窓を見ていたらしい。
 飯山辺りで「やっと雪が見られたね」と言い合い、富山まで来て「晴れてるわね! 雪がないのね・・・」となり、正午前に金沢に到着して「青空が見えているよ!」ということになった。

海鮮丼 次の電車まで1時間半くらいである。
 母に尋ねると「せっかく北陸に来たんだからお魚でしょう!」とおっしゃる。それならばと、金沢駅構内にある百番街魚菜屋 あんと店で昼食をいただいた。
 母はお刺身三昧定食、私は本日の10種の海鮮丼をお願いした。
 10種が何だったかすでに記憶の彼方だけれど、新鮮で美味しかったことは確かである。
 贅沢を言うと、お水ではなくお茶をいただけると嬉しかった。

門門 母が「明日は雨かも知れないし、写真を撮るなら今よ!」と珍しく写真が撮りたいと言い、もてなしドーム方面の出口を出た。
 確かに青空である。
 もてなしドームと鼓門、そして今の時期の雪吊りが並んでいて、なかなかフォトジェニックだ。
 写真を撮ったら、私のカメラで撮るより、母のスマホで撮る方が青空に写っていたのが少々悔しい。最近のスマホの進化と来たら、本当に侮れない。

 写真撮影を満喫し、明日の自由席特急券を購入した後、13時過ぎに加賀温泉駅方面に向かう電車のホームに行ったら、ちょうど始発の電車が入線してきたところだった。
 いいタイミングである。
 2両編成で、13時29分の出発時には満席どころか、満員電車並みの混雑具合になっていた。

 1時間弱で加賀温泉駅に到着し、14時半過ぎには、昨日電話で予約していた宿の送迎バスに乗車することができた。
 バスの運転手さんによると、北陸新幹線の延伸により、来年には加賀温泉駅に新幹線が停まるようになり、それに伴って今は駅と駅前広場の拡張工事中であるそうだ。
 駅前にどどーんと存在感を放っている加賀市美術館もその一環で建てられたのか、言われてみれば真新しい。

 バスが向かったのとは反対の日本海側に、デカイ観音様が建っているのが車窓から見えた。
 これまた運転手さんのお話によると、今は観音様があるだけだけれど、以前は観音寺ホテルというホテルがあり、観音様もホテルの一部というか持ち物だったらしい。今後どうするか、今、検討されているというお話だった。新幹線開業と同時に復活するのかも知れない。
 観音様は高さ73mというから、維持も大変だけれど、壊すのも大変ということなんだろう。

宿のお部屋 15時過ぎに本日のお宿吉祥やまなかに到着した。
 山中温泉の温泉街「ゆげ街道」からは少し奥まったところにある宿である。玄関にはお正月飾りが整えられていて華やかだ。
 チェックインし、夕食の時間、朝食の場所と時間、貸切風呂の予約時間などなどを決める。
 夕食に「ズワイ蟹会席 紅」をお願いしていたところ、「2時間くらいかかります」というお話で、いつもより早めの18時15分からでお願いする。
 貸切のお風呂はすでに予約が埋まりつつあったようで、お勧めの檜のお風呂を選んだところ翌朝ということになった。

 お部屋は広々とした和室である。
 窓から大聖寺川を見下ろすことができる。鶴仙渓は観光スポットにもなっていて、川にかかる橋からの眺めも良いし、季節には川床が設えられたりもするらしい。
 今回は完全に「おこもり」で、温泉街にも渓谷にも出かけなかったのは少し心残りである。

パンケーキパンケーキ

 宿を満喫してやろうじゃないかという気概に満ち、チェックインを担当してくださった方のお勧めもあり、館内の鉄板焼きのレストラン「青竹」に行った。
 こちらで16時までパンケーキを目の前で焼いていただくことができる。
 もちろんカウンター席をお願いする。

 供されたのは、プレーンのパンケーキと加賀棒茶のパンケーキである。
 フルーツがあしらわれ、粉糖がかけられ、バター、餡、お芋のホイップ、金箔入りのはちみつとメープルシロップが添えられる。
 飲み物は、コーヒー・紅茶・加賀棒茶から選ぶことができ、母はコーヒーを、私は加賀棒茶をお願いした。
 ミニサイズのパンケーキはふわふわで、ぺろっとあっという間にいただけた。

 お部屋に入ってから少し慌ただしくパンケーキに突撃してしまったので、お部屋に戻って食休みを兼ねてのんびりする。
 テレビをつけ、館内の案内を読んだり、お茶セットを出してお茶を煎れたりしているとあっという間に時間が経つ。
 浴衣に着替え、16時半くらいに温泉に向かった。
 この時間帯の女湯は「白鷺の湯」で、露天風呂が川に向かって開放的な造りになっていますということで、湯浴み着が用意されている。
 若干、内湯で塩素の匂いを感じたものの、それほど混雑することなく、柔らかいお湯を楽しむことができた。
 アメニティやタオルも完備されていて嬉しい。

20230106_173641 母はとっとと上がってしまったけれど、お部屋の鍵が2本あるので問題ない。
 私は延々と露天風呂を楽しみ、お風呂上がりに、これまた宿の「おもてなし」であるビールをロビーでいただく。風呂上がりのビールほど喉と胃に沁みるものはない気がする。

 大浴場からロビーに行く間に色浴衣を選べるスペースが用意されており、自分用に白と黒の猫の模様の浴衣を、母用に臙脂の地に花火の柄の浴衣を選んで持ち帰る。
 しかし、この猫の浴衣が、LLサイズで丈はちょうど良かったけれど身幅が異様に狭くて、全然重ならないところが謎だった。この浴衣で裾をはだけずに立ったり座ったり歩いたりするのは至難の業である。タンクトップとレギンスを持ってきて正解だ。

 そして、夕食をいただきに館内のレストラン「べにばな」に行った。
 テーブルごとに簾(よりおしゃれで豪華)で仕切られており、他のお客さんがいらっしゃることは分かりつつ、お顔やお料理などは分からないという絶妙な設えである。
 席に案内していただき、「蟹を食べまくるぞ!」夕食のスタートだ。

八寸食前酒
天狗舞梅酒

八寸
加賀・能登の幸五種盛り合わせ

 「五種」が何だったかもはや覚えていない。
 松前漬があり、干し柿でクリームチーズを巻いたものがあり、あと何だったか。
 お店の方はきちんと一つ一つを説明してくださったのに申し訳ない。食べて飲むのに忙しく、メモも取っていなかったらしい。

 蟹をいただくのだからお酒は日本酒でしょうと思い、数馬酒造の「竹葉 しぼりたて生原酒」をお願いした。
 母は旅先では大抵ビールを頼んでいるけれど、今回はお酒でいいと言う。そこは、お酒「が」いいと言ってくださいと思いつつ、お猪口を二つお願いする。
 こちらではお酒をお願いすると、銘柄を書いた紙をいただけて、もの凄く有り難い。

お造りお造り
ズワイ蟹と日本海の幸盛り合わせ

 ここからズワイ蟹の登場である。
 とろけるような蟹あしのお刺身で滅茶滅茶美味しかった。
 できればこの状態でお腹いっぱい、飽きるまでいただきたいくらいである。
 他の海老やイカ、白身のお魚のお刺身も美味しかったけれど、蟹の前では霞んでしまう。
 そして、日本酒が進んで困る。

ズワイ蟹ズワイ蟹

台物
姿ズワイ蟹

 一人一匹ずつ、ズワイ蟹が姿のままやってきた。
 迫力である。
 テーブルの上には「蟹のさばき方」みたいな手順書が置かれていて、かなり親切丁寧である。
 なおかつ、テーブルの係のお姉さんに時々助力いただきつつ、甲羅に蟹の身を盛り付けるところまでがんばった。
 ちなみに写真の甲羅に盛った蟹の身は2回目分である。
 「もう蟹はしばらく食べなくて良いです」という贅沢なことを言いたくなるくらい、蟹の身を取り出し、ほぐしまくった。
 必死になりすぎて、頭がオーバーヒートした。
 そして、もちろん、たっぷりの蟹の身は美味しかった。

黒毛和牛朴葉焼き焼物
黒毛和牛朴葉焼き

 さらに贅沢なことを言うと、お刺身やズワイ蟹三昧をした後のお肉は、もの凄く美味しく感じた。
 お肉って本当に美味しいんだわ、としみじみした。
 淡泊といえば淡泊なお刺身や蟹の身の後の肉の脂は強烈かつ強力である。凄い。

 蟹と牛肉パワーにあおられてお酒も進み、ここで次のお酒をお願いした。
 こちらでは「ちょこっと飲み」だったか、45ml(お猪口一杯)で日本酒をお願いできるのだ。
 酒蔵加越の「加賀の月 月光 純米大吟醸」をお願いした。

ズワイ蟹蒸籠蒸し蒸し物
ズワイ蟹蒸籠蒸し

 そして再び蟹とまみえた。
 先ほどの姿の蟹は茹でており、今回出てきた蟹はその場で蒸籠蒸しで仕上げられた。
 もはや日本酒と蟹とにノックアウトされ、オーバーヒートした頭では、茹で蟹と蒸し蟹の違いが判別できない。
 とにかく蟹であることと美味しいことは確かである。

天ぷら揚げ物
ズワイ蟹と海老と加賀野菜の天婦羅

 5種類のお塩が用意されていて、梅塩、抹茶塩、カレー塩、プレーン(?)のお塩と、あと1種類は何だったろうか。
 楽しい。

 さらに、天ぷらの追加注文をすることができる。
 天ぷら食べ放題だ。しかし、この食べ放題を満喫できる人がどれくらいいるのだろう。
 鰤や水蛸、卵だったか半熟卵だったかの天ぷらがもの凄く気になったけれど、お腹はすでに一杯で、泣く泣く諦める。

ごはん食事
ズワイ蟹ご飯 赤出汁 香の物

 ここまで徹底されると天晴れである。ごはんもズワイ蟹の混ぜごはんだった(多分、炊き込みごはんではないと思う)。
 赤出汁のお味噌汁と、お新香が嬉しい。
 ごはんを軽めによそっていただき、完食した。

20230106_201856デザート
季節の果実を含む三種盛り合わせ

 もう1回、お茶も替えていただき、ラズベリーのムース、アップルタルト、メロンのデザートをいただいた。
 あんなにお腹いっぱいだったのにデザートはぺろっといただけてしまう。毎度のことながら謎である。

 2時間15分かけてゆっくりじっくりたっぷり美味しくいただいた。

プリンとコーヒー その後、ショップなどを見ていたらあっという間に時間が経ち、20時45分からの「山中節の夕べ」を楽しむべく、ロビーのソファに陣取った。
 併せて、サービスの「KAGAプリン」とコーヒーもいただくことにする。
 温泉街の山中座に出演していらっしゃる芸妓さんの三味線と歌は哀愁が漂っていた。
 マイクの性能が今ひとつで、色々と説明してくださった内容がちゃんと聞き取れなかったのが残念である。

 お部屋に戻って一休みし、母が「私はいいわ」と言うので、22時過ぎに一人で再び温泉に行った。
 今日の夜中までは、白鷺の湯が女湯である。
 独泉だ。嬉しい。
 夕方に入ったときよりもすぐに温まる感じがあって、内湯と露天風呂と15分くらいでさっくりと楽しみ、むしろ置いてあったやたらと高機能のマッサージチェアも空いていたので堪能させてもらった。
 ついでに、湯上がりのアイスキャンデーもいただく。やっぱり甘い物は別腹である。

 お部屋に用意されていたアロマポットでオイルを香らせ、浴衣とは別に用意されていたナイトウエアに着替えて、23時頃に就寝した。
 夕方に温泉に入っていたときに、小学生くらいの女の子がお母さんらしき女性に「このホテル、気が利きすぎてるね」と言っていて思わず苦笑してしまったけれど、本当に気が利いているお宿である。

 -> 山中温泉旅行記2日目

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2023.01.07

無事、帰宅する(山中温泉)

 2023年1月6日から1泊2日で石川県の山中温泉に母と二人旅をしてきた。

 行きは宿に直行し、帰りに金沢に寄り道して金沢21世紀美術館に行った。
 母の「蟹を食べたい」「温泉に入りたい」「金沢21世紀美術館に行きたい」という希望を叶えられて、娘としても満足である。
 事前の天気予報で2日間とも雪を覚悟し、もの凄く寒いだろうと予測していたところ、実際はほとんど雨に降られることもなく、雪が積もっていることもなく、室内などでは大汗をかいてしまうくらいだった。

 唯一、「雪景色の中、雪吊りのある兼六園の景色を堪能する」という希望は次回に持ち越しとなった。
 途中で甘味をいただいたお店の方によると、クリスマスは雪景色だったそうである。年末に降る雪は根雪となることはなく、1月下旬以降に降った雪が積もり、雪景色になるというお話だった。

 今回の旅行費用は一人分約72000円だった。
 ここには、交通費、宿代、飲食費、美術館のチケット代が含まれるが、お土産代は含まれていない。
 1泊2日でこれだけのいいお値段になったのは、ほぼ「蟹」に由来する。

 また、1日目の歩数は5612歩、2日目の歩数は9052歩だった。

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