「イースター島不可思議大全」を読む
2022年5月5日、芝崎みゆき著「イースター島不可思議大全」を読んだ。
といっても、古代インカ・アンデス不可思議大全と同様に、こちらも書き込みに書き込まれた分厚い本なので、まだ1回通読できただけである。
ただ、「読んだ!」と思えるまで待っていると、「読んだ」と書ける日がしばらく来ないような気がするので、通読しかできていないのにここに「読んだ」と書くことにした。
イースター島不可思議大全は、イースター島の誕生神話から始まって、イースター島に住む人々のルーツの話、モアイ「前」と、モアイ全盛期、モアイ「後」の歴史、ヨーロッパ人から何度も「発見」されては(逆に幸いな気もするけれど)うち捨てられる話、チリの領土とされてからの話まで、まず歴史と文化がたっぷり語られる。
そして、イースター島の孤島っぷりも大いに語られる。イースター島の特徴の多くはその立地条件が生んだものではないかと感じられてくる。
そして、最後にこの本の1/5〜1/4くらいを占める、ご本人言うところの「遠足記」がある。
何故に「遠足記」なのか?
4泊5日でイースター島を歩き回り車で訪ね回っているのに! と言いたい。
魅力溢れる旅の友「なっちゃん」についての記述が多く、著者ご本人言うところの「旅の供」エキさんのエピソードが少なめなのが少し寂しい。そちらは、アンデス・マチュピチュへっぽこ紀行で堪能することになる。
イースター島といえば、ずらっとモアイが並んだアフ・トンガリキというイメージが強かったけれど、遠足記を読んでラノ・ララクと呼ばれている場所に立ってみたいと思った。
その日のため、遠足記部分はもちろんのこと、1冊丸ごと繰り返し再読して万全の準備を整えたいと思う。