2006.09.18

修善寺旅行記2日目

2006年8月27日(日曜日)


 確か、朝食は8時からと言われていたと思う。
 7時に3人とも起き出し、24時に入れ替わっている筈の、もう一つのお風呂を体験しに出かけた。昨日に引き続き他のお客さんの姿はない。
 朝に入ったお風呂の方が狭く、眺めもあまり良くなくてちょっと寂しい。入れ替え制にしているのも納得だ。


朝食 そして、「少し早いですが。」と始まった朝食が凄かった。
 もちろん、豪華さでは昨夜の夕食の方が勝る。しかし、インパクトはこの朝食の方が圧倒的だったと思う。間違いなく、私の生涯で一番大量で一番豪華な朝食だった。
 最初につみれ鍋がセットされたときにはどうしようかと思った。
 その後、揚げ餅やシュウマイ、お芋の煮物、茶そば、鰺に塩辛や明太子、茶碗蒸しまで出てきた。
 朝食が3回に分けて出されたことに驚く。


 宿をチェックアウトしたのが10時くらいだったと思う。
 いったん修善寺駅までバスで戻り、使わない荷物をコインロッカーに預けて身軽になる。再びバスに乗って浄蓮の滝を目指した。
 バスで30分くらい走り、浄蓮の滝のバス停に到着した。ここから遊歩道が滝壺まで続いている。結構深い。しかも、雨がポツポツ降り出してきた。


浄蓮の滝 たどり着いた浄蓮の滝は、思ったより大きくて迫力があり、マイナスイオンが出ている! という感じだった。
 滝壺も青緑色をしていてとても綺麗だ。滝壺から流れる川と並行してわさび田があったから、水の綺麗さは折り紙付きなんだろう。
 また、滝壺手前の売店で釣り具の貸出をしており、滝壺から流れる川では家族連れが鮎釣りに興じていた。捌いてもらっている人もいて、結構大きな鮎が釣れていたようだ。
 もちろん、「天城越え」の歌碑もある。


わさび田 しばらく3人で代わる代わる写真を撮ったり、滝を眺めたり、わさび田に沿って行き止まりまで歩いてみたり、売店でわさび漬けを買ったり、のんびりと浄蓮の滝を堪能した。
 戻りの階段の上りがちょっときつい。


 階段を上がりきったところにも売店があり、わさびソフトが売られていた。これは試さねばと、3人揃ってわさびソフトに挑戦した。私ともう一人は甘口にしておいたけれど、一人は果敢に辛口に挑戦していた。
 もっと違和感があるのかと思ったら、ソフトクリームはソフトクリームで、最後にわさびがピリっと利いているという感じで美味しい。辛口を味見させてもらい、こちらでも大丈夫だったなぁと思った。


 ソフトクリームを食べている間に雨が本降りになってきた。
 昨日は、浄蓮の滝に行った後でイノシシ村か湯ヶ島温泉に行って少し歩き(遊び)、お昼ごはんにイノシシを食べようかと相談していた。けれど、朝ごはんをたくさん食べ過ぎて、とてもじゃないけれどイノシシが入る余地はない。
 何だかまったりとした雰囲気になり、それじゃあ早めに帰ることにしようと、まっすぐ修善寺駅に戻った。
 流石に13時くらいでは渋滞は始まっておらず、行きよりは多少時間がかかったくらいで駅まで戻ることができた。


 始発だから自由席でも大丈夫だろうと踊り子の切符を買い、駅に併設されているお土産物屋さんでお土産を物色する。
 職場で「修善寺に行くんだ!」と触れ回ったのでお土産にわさびせんべいを買い、モンゴル旅行から帰ってきて妹に「お土産が何もないの?!」と言われてしまったので家にもお菓子やお漬け物を買い込む。
 14時台に修善寺を出発する踊り子は、始発ということもあってそれほど混んではいない。早めに電車に乗って席を確保し、半分眠りつつ、半分お菓子を食べつつ、帰って来た。
 ごはんとお湯を贅沢した旅行だった。


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修善寺旅行記の入口を作る

 ここは、友人たちと1泊2日で出かけた修善寺旅行記への入口である。
 (入口をわざわざ作るほどのことはない、気もする。)
 以下の日程をクリックすると、その日の旅行記に飛べるようになっている。
 
1日目 2006年8月26日(土曜日)

2日目 2006年8月27日(日曜日)

 修善寺の「鶺鴒荘」は至れり尽くせりで何でも揃っており、持って行くべき物は着替えくらいだった。なので、「持ち物リスト」は省略する。

 持参したガイドブックはこの2冊である。

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修善寺旅行記1日目

2006年8月26日(土曜日)

 先週はモンゴルに行き、今週は修善寺に行くというハードスケジュールな夏を過ごした。
 とはいっても、修善寺旅行は、「温泉に浸かってのんびりしよう」と、友人と3人で出かけた緩めの旅だ。
 東京駅10時発の踊り子号の指定席が満席で驚いた。途中で切り離しをした、修善寺行きも下田行きも満席だったと思う。

揚げそばとカレー 12時半過ぎに修善寺駅に到着した。
 修善寺温泉は駅からバスで10分くらいのところにある。温泉街の少し手前でバスを降り、お昼ごはんを食べに「薬膳の館」というお店に入った。
 伊豆のこの辺りの特産だという黒米を使った薬膳料理を食べさせてくれるお店である。もう13時を回っているし、お昼からコースをいただいたら夕ごはんが入らなくなってしまうので、3人とも揚げそばとカレーのセットを頼んだ。

 ゆっくり歩いて、割とすぐ温泉街に到着した。
 まずは「修禅寺」に向かう。思ったよりも立派だといえばいいのか、想像していたよりも狭いといえばいいのか迷う。小さくて風情のあるお寺だった。
 普通は水が流れている手水場に、修禅寺ではお湯が流れていた。硫黄の匂いはしなかったけれど、恐らく温泉だったと思う。

 もの凄く美味しそうなおまんじゅうやさんがあった。店名は覚えていない。独鈷の湯から道路の反対側斜め前にあるお店だ。
 3人で通りかかったときは黒ごまのおまんじゅうを丸ごと1個試食させてくれていた。これが蒸かしたてで、上品な甘さでとても美味しい。皮も餡もごまがたっぷり入っていて真っ黒だ。
 3人で随分悩んだけれど、一番小さい箱が15個入りである。とても食べきれないと諦めた。もっと小さい箱でも売ってくれることを希望する。

修善寺温泉街 独鈷の湯を眺め(足湯になっていて浸かっている人が何人かいた)、そのまま竹林の小径に進んだ。
 今夜の宿である鶺鴒荘は修善寺温泉街のほぼ一番奥にある。指月殿にも立ち寄らなかったし、源氏ゆかりのお寺やお墓などにも詣でなかったものの、宿にたどり着くまでに修善寺温泉の見どころを全て見たような気持ちになる。

 鶺鴒荘に到着すると、お部屋でチェックイン手続きをしてくださった。
 お風呂が24時で男女入れ替えになることなどを教えていただき、夕食は18時からでお願いする。少し休んでから、早速、温泉に行った。
 お風呂は別棟になっている。変則的な形で、内湯もガラス張りでお庭が眺められるし、露天風呂もある。どちらかというと熱めのお湯だ。
 アメニティが充実していて、シャンプーだけでも3種類くらいあったと思う。

 内湯は熱かったので、少し温度が低めの露天風呂に移動し、のんびりと半身浴のようにして浸かった。夏も終わりのせいか、時間が早いせいか、他のお客さんの姿はほとんど見ない。
 硫黄の匂いはやはりあまりしない。無色無臭透明のお湯だ。

洋皿八寸 鶺鴒荘の白眉はお料理だと思う。
 こんなに凝った盛りつけでこんなにたくさんの美味しいお料理を食べたのは生まれて初めてかも知れないと本気で思った。
 この写真は洋皿八寸で、真ん中に立っているのは大根をかつらむきにしたもので、その中にロウソクが入っている。お部屋の電気を消すと、大根の模様が浮き上がってとても綺麗だ。
 また、お刺身は雪状の氷でできたくす玉に入って木槌と一緒に出され、その木槌でくす玉を割って食べる趣向である。
 お献立をいただいて来たので、そのまま書き写してみる。

 食前酒
  女将手造りの梅酒
 先付
  鰻ざく:針生姜 独活 かげん酢
 冷し椀
  吸とろ椀:鱧くず打ち じゅん菜 小メロン
 刺身
  薬玉氷鉢盛り:伊豆の幸色々
 洋皿八寸
  まて貝オランダ揚 無花果田楽 づんだ餅 蟹の棒鮨
  もろこししん薯 夏鴨アスパラ巻 烏賊のチーズ焼き
 鉢皿
  狩野川鮎塩焼 葉唐がらし 酢取生姜
 揚物
  巻海老二色揚 椎茸 鮑茸 青唐 楓くず
 冷し鉢
  青竹盛り:若布素麺 有頭海老 葉生姜 鱸吉野打ち 姫トマト
 蒸鉢
  甘鯛紫陽花蒸 黒米 銀餡
 煮物
  揚げ南京饅頭 海老 はすの実 伊豆蛸桜煮 楓麩 オクラ
 食事
  釜炊浅蜊御飯
 止椀
  赤だし仕立て:なめこ 三ツ葉
 香の物
  三種盛り
 水菓子
  林檎ゼリー寄せ
 アイスクリーム
  煎茶アイスクリーム

 これだけ食べて、ビールなどいただいたら、もうお腹はいっぱいだし眠いし、お風呂に行く気力もない。
 恒例になっているトランプ(もちろん、大富豪)をすることもなく、お布団に寝転がって3人して24時間テレビのドラマに見入り、見終わったところでとっとと寝てしまった。

 ->修善寺旅行記2日目

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2006.08.27

修善寺旅行から帰る

 修善寺旅行から帰ってきた。
 2005年に初島旅行に行ったときも同じように書いたけれど、「旅行に行ってきた」というよりも「美味しいものを食べて、温泉に入ってきた」という感じだ。

 1日目は修善寺温泉の宿(鶺鴒荘に泊まった)でゆっくりし、何故か24時間テレビのドラマなど3人揃って見てしまい、翌日は浄蓮の滝まで行ってその後歩くつもりだったのだけれど雨に降られ、早めに修善寺駅に戻って午後2時台の踊り子で帰ってくるという、ゆっくりスケジュールで、のんびりした温泉旅行だった。

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修善寺旅行記2日目(引っ越しました)

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 修善寺旅行記は引っ越しました。
 以下のリンクからご覧ください。

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1日目 2006年8月26日(土曜日)

2日目 2006年8月27日(日曜日)

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2006.08.26

修善寺旅行記1日目(引っ越しました)

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 修善寺旅行記は引っ越しました。
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1日目 2006年8月26日(土曜日)

2日目 2006年8月27日(日曜日)

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